平成23年3月8日
第4回
果樹研フルーツセミナー開催要領
「 色素たっぷり飲むカンキツ 」
(独) 農研機構果樹研究所
1.趣旨
果樹研究所では、静岡県三ヶ日町(現浜松市)において栄養疫学調査を行い、ウン
シュウミカンに特徴的に含まれる成分であるβ-クリプトキサンチンの血中濃度と様々
な病気との関連を解析し、β-クリプトキサンチンの摂取が肝機能、インスリン抵抗性、
動脈硬化、メタボリックシンドローム等のリスクを下げることを明らかにしてきまし
た。また、今までにカンキツ遺伝資源の中からβ-クリプトキサンチンやノビレチン等
の機能性成分を高含有している系統を見つけています。
カンキツの健康機能性を啓蒙しカンキツ消費の増進に資するため、カンキツの機能
性や加工に関する講演を行うとともに、各地で取り組まれている高機能性カンキツ品
種の試食・試飲等を通じて、意見交換を行うことを目的に本セミナーを開催します。
2.日程:平成23年3月8日(火) 13:15~16:00
3.場所:南青山会館(東京都港区南青山5-7-10, Tel.03-3406-1365)
4.主催:(独)農研機構果樹研究所
共催:果樹試験研究推進協議会
後援:(社)日本果汁協会、(財)中央果実生産出荷安定基金協会、
日本園芸農業協同組合連合会
5.日程
開会
13:15-13:20
あいさつ
果樹研究所 所長
長谷川 美典
1)講演
「カンキツ食べてメタボ予防」
果樹研 究所 小川 一紀 13:20-13:35
「カンキツ加工と専用品種の可能性」
果樹研 究所 尾崎 嘉彦 13:35-13:50
2)品種等紹介
13:50-14:25
①かんきつ中間母本農6号
山口県 農林総合技術センター 、日本果
実工業(株)、 農6号勉強会
②たまみ
愛媛県 今治支局しまなみ農業指導班 、
(株)いわぎ物産センター
③オーラスター
果樹研究所
④ブラッドオレンジ
JAえひめ南、愛媛県
⑤新姫
熊野市、三重県 農業研究所
⑥クレメンティン
田島柑橘園(佐賀県太良町)
⑦エクリーク65
全農愛媛県本部、(株)えひめ飲料
⑧みかん加工品
(株)アグリサポートみっかび
⑨ジューサー
(株)マクビス
3)試食・試飲およびアンケート記入
14:25-15:00
4)加工専用品種に関する意見交換
15:00-15:30
5)展示品種等に関する個別相談
15:30-16:00
6.事務局
(独)農研機構果樹研究所フルーツセミナー担当(研究調整役 別所)
〒305-8605 茨城県つくば市藤本2-1
Tel: 029-838-6451, Fax: 029-838-6440, E-mail: [email protected]
色素たっぷり飲むかんきつ
かんきつ中間母本農6号
来歴
●農研機構果樹研究所が、キング
マンダリンに無核紀州を交配して育
成しました。
●2004年に品種登録されました。
特徴
●果実は扁球形で約120gで、果皮は橙色でやや厚く、浮皮の発生
は無く 剥皮性は中程度 す
は無く、剥皮性は中程度です。
●果肉は橙色で多汁であり、糖度は12%程度、酸は1.1g/100ml前
後で、食味は良好です。収穫期は1月下旬~2月中旬です。
●ノビレチン、 β-クリプトキサンチン等の機能性成分を多く含み、
ジュース原料として期待されます。
収穫期
1月
2月
かんきつ中間母本
農6号
しらぬい(デコポン)
果実特性
●果形
扁球形
●大きさ 約120g
●果皮
橙色 厚さ3 5mm程度 浮皮の
橙色、厚さ3.5mm程度、浮皮の
発生無し、皮のむきやすさは中程度
●果肉
橙色、多汁、種なし、じょうのう
膜はやや軟
●食味
糖度は12%程度、酸度(クエン
酸含量)は1.1g/100ml、食味は良好
●収穫期 1月下旬~2月中旬
●機能性 シネフリン、 β-クリプトキサン
チン、ポリメトキシフラボノイド(ノビレチン、
タンゲレチン)、フェニールプロパノイドを高
含有
機能性成分の含量
機
β-クリプトキサンチン
(果汁)
*
ノビレチン(果汁)
3.1
**
ノビレチン(果皮)
5.5
***
mg
mg
*:果汁100gあたり **:果汁100
mlあたり ***:乾物1gあたり
注) 果汁は果皮をむかずに搾汁
栽培特性
●樹性
●耐病性
病 強
病に強い
●結実性
●省力性
mg
0.58
直立性、樹勢は中庸
かいよう病には比較的強く、そうか
隔年結果性が低く、結実性良好
加工用品種として省力栽培可能
加工特性
●ジュ スやマ マレ ドなど色素と機能性を
●ジュースやマーマレードなど色素と機能性を
生かした加工品の作製が可能です。
●種子が全く無いので加工しやすいです。
栽培上の留意点
栽培普及状況
●山口県及び熊本県のカンキツ産地で試作され
ています。
問い合わせ先
(独)農研機構 果樹研究所情報広報課
029-838-6447
山口県農林総合技術センター柑きつ振興センター 0820-77-1019
オーラプテンたっぷり加工用文旦
オーラスター
来歴
●農研機構果樹研究所が、H・FD-1
(ハッサク×ヒリュウ)に晩白柚を交
配して育成しました。
●2010年に出願公表されました。
特徴
●果実は扁球形で約400gで、果皮は黄橙色で厚さは約13mmで皮
はむきにく
はむきにくいです。
す
●果肉は黄色で果汁の量は中程度で、糖度は11%程度、酸は
2.2g/100ml前後で、酸味が強く、苦みがあり、生食には向きません。
収穫期は3月上中旬です。
●果皮、果肉ともにオーラプテンを高含有し、加工原料や育種素材と
して期待されます。
して期待されます
収穫期
2月
3月
オーラスター
清見
果実特性
●果形
扁球形、大きさ約400g
●果皮
黄橙色、厚さ13mm程度、皮はむきにくい
●果肉
黄色でやや軟らかい 果汁量は中程度 種子数は約50粒
黄色でやや軟らかい、果汁量は中程度、種子数は約50粒
●食味
糖度は11%程度、酸度(クエン酸含量)は2.2g/100ml、苦
み、カラタチ特有の臭気無し
●収穫期 3月上中旬
●機能性 オーラプテンを果肉、果皮ともに高含有
乾物重あたりのオーラプテン含有量(mg/g)
品種
果肉
果皮
オーラスター
1.2
1.2
晩白柚
0.0
0.1
ウンシュウミカン
0.0
0.0
カラタチ
5.4
4.1
栽培特性
●樹性
●耐病性
耐病性
直立性、樹勢は強、枝梢はトゲが多
く発生
CTV免疫性、かいよう病にはやや
免疫性、
う病
罹病性、そうか病に強い
加工特性
●ジュ ス、マ マレ ド、皮の砂糖菓子など幅
●ジュース、マーマレード、皮の砂糖菓子など幅
広い加工品の利用が可能。
●果皮が厚く、果肉部分の割合は低い。
栽培上の留意点
苗木の販売予定
●2011年の秋または冬から、主要なカンキツ苗木
業者から販売される予定です。
問い合わせ先
(独)農研機構 果樹研究所情報広報課
029-838-6447
アントシアニン
が注目の
赤いポンカン
エクリーク65
●生果でもジュースでも美味しい
ブドウの香りとポンカンの甘さ
●機能性成分を含む
アントシアニン-ポリフェノール
β-クリプトキサンチン
●果肉の色のグラデーションが特長
ワインレッドの果汁が魅力的
――-― JA全農えひめ ―― (株)えひめ飲料 ――――
問い合わせ先 JA全農えひめ営農販売部営農振興課 TEL:089-948-5757
アントシアニンが注目の
赤いポンカン
エクリーク65
●
マンダリンタイプでは初めての赤い果実です.
●
皮が剥きやすく、ほぼ種なしです.
●
ブドウのような香りとポンカンのような味の濃さが楽しめます.
●
機能性成分アントシアニン-ポリフェノールが含まれています.
●
手頃な大きさで食べきりサイズです.
ブラッド
オレンジ
エクリーク
65
ポンカン
β-クリプトキサ
ンチン
●
●
●
アントシアニンポリフェノール
●
●
-
機能性成分
栽培:露地年内収穫、または雨よけ栽培1月収穫となりま
す(松山市)。
利用:生食だけではなく、アントシアニンを活かした濃赤
色ジュース飲料をはじめ、 色のグラデーションを活かし
た食材としても期待されます。
モロ
エクリーク65
太田ポンカン
エクリーク65:
エクリーク65: モロ
モロ +
+ 太田ポンカン
太田ポンカン の合成周縁キメラ
の合成周縁キメラ
1998年開発開始(使用特許技術:3542555号
1998年開発開始(使用特許技術:3542555号 (株)愛媛柑橘資源開発研究所)
(株)愛媛柑橘資源開発研究所)
品種登録
品種登録 :
: 2008年品種登録(17062号,
2008年品種登録(17062号, (株)愛媛柑橘資源開発研究所,JA全農)
(株)愛媛柑橘資源開発研究所,JA全農)
問い合わせ先: JA全農えひめ 営農振興課 089-948-5757
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第4回 果樹研フルーツセミナー開催要領 「色素たっぷり飲むカンキツ」