試験機を安全にお使いいただくために
サーボパルサ
(株)島津製作所
分析計測事業部
1/23
サーボパルサは、素材や製品の強度特性や信頼性を試験・評価するための試験装置です。
試験には、常に危険が伴うことを強く意識し、安全に対する心構えを身につける必要があります。
操作者は必ず取扱説明書を熟読し、正しくお使いください。
また、操作方法について教育を受けた方だけがお使いいただくようにしてください。
使用前に、緊急時(停電時)の装置の停止操作を確認すること
設定の誤りなどによって、試験中にクロスヘッドやピストンが誤動作したとき、または
異常な動作をしたときは、迷わず非常停止スイッチを押してください。
2/23
試 験 準 備
●センサと取り付け
試験中にセンサが外れないように確実に固定してください。
人身事故や装置が破損するおそれがあります。
試験片の破断などでセンサが外れるおそれがある場合は、センサで制御させないでください。
センサが外れ、ピストンが急激に動いてケガをしたり、装置が破損したりするおそれがあります。
3/23
●クロスヘッドの下降
クロスヘッドを昇降させるときは、装置の危険領域の安全を確かめてください。
長時間使用しなかった場合、クロスヘッドのクランプを解除したときに、クロスヘッドが急に
下降することがあります。 また、長期間クランプしないとクロスヘッドが少しずつ下降する
おそれがあります。
4/23
●つかみ具
つかみ具を取り付けるときは、ネジ棒および環くさびを確実に締め付けてください。
環くさびがゆるんだまま試験を行なうと、ネジ棒が折れてつかみ具が外れ、ケガをしたり
試験片とつかみ具が損傷するおそれがあります。
5/23
試 験 中
●装置周辺
装置に不慣れな人がいるときは、装置に触れさせてり近寄ったりしないように注意してください。
ケガをするおそれがあります。
6/23
●ピストンの移動
油圧源駆動時は、ピストンの移動範囲には不用意に手などを入れないでください。
また、油圧源停止時には、ピストンが自重で下がることがあります。
ピストンが動いて、ケガをするおそれがあります。
7/23
●センサ
試験中にセンサに触れないでください。
制御中のセンサケーブルを抜くと、ピストンが急激に動いて、ケガをするおそれがあります。
8/23
●センサケーブル
試験中にセンサケーブルのコネクタを脱着しないでください。
ピストンが急激に動いて、ケガをするおそれがあります。
9/23
異 常 発 生
●油の噴出
・油圧装置の油もれに注意してください。油もれが発生したときは、非常停止スイッチを
押して、油圧を止めてください。
・油の噴出を絶対に手で止めないでください。
高温の油で、やけどやケガをするおそれがあります。
10/23
保
守
●改造禁止
装置を勝手に改造しないでください。
ケガや装置の故障の原因になります。
11/23
●床面の清掃
装置周辺の床は、きれいに清掃してください。
床に作動油などがこぼれていると、滑ってケガをするおそれがあります。
12/23
●電源制御盤の感電
電源制御盤の扉を開けて、ブレーカなどを操作するときは、露出端子に触れないように
してください。
感電するおそれがあります。
13/23
●分解禁止
・制御装置や無停電装置などを分解し、装置内の部品にさわらないでください。
・装置を分解して、電源端子や制御盤内部の露出端子など感電のおそれのある部分に
触れないでください。
装置の故障や、感電によるケガをするおそれがあります。
14/23
確認テスト
問題) 下記の記述で、正しいものを全て選びなさい。
1.センサを使って試験を行なっている途中、センサケーブルが抜けそうになったので
コネクタをさし直した。
2.油圧装置から油が漏れていたので、非常停止スイッチを押して油圧を止めた。
3.疲労試験が終了したので、引き続き次の試験を行なうため、油圧源を起動したまま
別のつかみ具に取り替えた。
15/23
正解は
2.です。
【解 説】
1.試験中にセンサケーブルのコネクタを脱着しないでください。
ピストンが急激に動いて、ケガをしたり装置が破損するおそれがあります。
センサを取り付ける場合は、試験中にセンサが外れないように、確実に固定してください。
また、試験中はセンサに触れないでください。
3.つかみ具の取り付け・取り外しは、油圧源を停止して行なってください。
ピストンが動いて、ケガをするおそれがあります。
16/23
こんな事例がありました
①髪の巻き込まれ
疲労試験中に、ポンプモータ軸付近にペンを落としたため、ペンを拾おうとして前かがみに
なったとき、髪が垂れてポンプモータとカップリングのすき間に髪が巻き込まれた。
ポンプモータ軸が金属カバーで確実に覆われているか確認
ポンプモータ軸の金属カバーは外さないでください。
ポンプモータ付近で作業を行なうときは電源をOFFにしてください。
17/23
②つかみ具落下による手の挟みこみ
つかみ具などの治具は、ネジ棒で連結されている。つかみ具を取り外すために、つかみ具
全体を回したとき、ネジ棒から外れて落下し手を挟みそうになった。
つかみ具の下に手を入れない。つかみ具の側面を回す。
重いつかみ具を取り外すときは、つかみ具が
落下してもよいように台をつかみ具の真下に
置き、つかみ具の側面を回しながら取り外して
ください。
18/23
③ボルト締め付け時の転倒
ボルトをスパナなどの工具で締め付けようとしたとき、足が滑って転倒した。
作業するときは、足元を確認
大きなボルトを締め付けるときは、油など
で床が滑りやすくなっていないか確認して
ください。
滑ってケガをするおそれがあります。
19/23
④治具取外し時に工具の破片飛散
負荷用治具の接続部品(環くさびと呼ぶ)を取外し中に、使用していた工具の先端が
疲労破損し、金属破片が作業者の右目にあたりケガをした。
環くさびの締付・開放を行なう場合は、必ず負荷を与える
環くさびなどの接続部品の締付および開放方法に
環くさび
ロードセル
ついては、取扱説明書をよく読んでから行なって
ください。
締付・開放を行なう場合、締付時は静的90%の負荷、
開放時は静的100%の負荷を与えてください。
その際、負荷がかかった状態ですので、作業には
十分注意してください。
20/23
確認テスト
問題)下記の記述で、正しいものを全て選びなさい。
1.試験を行なうときは、安全に作業を行なうために帽子・安全靴の着用を徹底するほか、
服装にも細心の注意をはらう。
2.15kgの治具を使って試験をするために、1人で治具を持ち上げて取り付けた。
3.装置周辺に作動油がこぼれていたので、滑らないように注意しながら作業した。
4.つかみ具を取り替えるため、試験機に負荷を与えた状態で環くさびを外した。
21/23
正解は
1.と
4.です。
【解 説】
2.重量物の治具を取り扱う場合は、取付補助具などを使用してください。
手元がすべったり転倒した場合、治具が落下し、重大な事故を引き起こすおそれが
あります。(2kg以上の部品を取り扱う場合は、安全面での配慮が必要です。)
3.床に作動油などがこぼれていると、滑ってケガをするおそれがあります。
気づいた時は、すぐにきれいに清掃してください。
作業する前は、油などで床が滑りやすくなっていないか必ず確認してください。
22/23
試験機を安全にお使いいただくために
装置のご使用前には取扱説明書をよく読んでいただき、内容に従って正しくご使用ください。
装置の正しい知識と使用方法により、事故は防ぐことができます。
「サーボパルサ 安全にお使いいただくために」
は装置のそばに置いて、いつでも参照できる
ようにしてください。
23/23
ダウンロード

サーボパルサ - 島津製作所