2005年8月19日
保育士養成の現状と課題
瀧川 光治(樟蔭東女子短期大学)
●
本学の概要
昭和41(1964)年に家政科系の女子短大として発足。平成5年、生活学科に改組。平成16年
3月に厚労省より指定保育士養成施設として認可を受け、4月より保育士養成クラスを設け、40名定
員の保育士養成を行っている。現在その第1期生が、実習、就職活動に励んでいる。
1.
少子化と大学全入時代の到来
2.数年前に『分数のできない大学生』という本が流行ったが、本当に大学生・短大生
の学力は全国的に低下しているのか。
3.問題解決能力、人とのかかわりの力、人が人として生きる基本的な力
4.本学が取り組んでいること
・講義、演習科目
・個々の学生の個性の把握―少人数の良さ
・保育所・施設へのボランティアの積極的参加
・学生が参加できる地域貢献―東大阪市キキョウフェスタなど
5.今後の課題と展望
1) 少子化・ニーズの多様化の時代
→ 5年後・10年後の合計特殊出生率の見込みは?
( 現在、1.29 → 5年後
→ 10年後 )
2) 保育の質が問われる時代
園側・・・・・園の方針・方向性、保育士の質、保育内容の質 etc.
養成する側・・送り出す保育士の質、学生時代に身につける保育内容の質 etc.
3) 短大ができること(小規模で小回りが利くからできるかもしれないこと)
① 保育士として送り出した学生のアフター・フォロー(リカレント教育)
② 東大阪・八尾地域を中心とした現職保育士のためのリカレント教育や、
研修会・研究会など(学習会などのサークル活動も含めて)
。
③ 人的資源としての学生、教員
~保育ボランティア、講師派遣など
④ そのほか
● 本日の話題提供者(=私)について
1970 年大阪生まれ。関西学院大学理学部物理学科、大阪教育大学大学院理科教育学専攻を経て、聖和大
学大学院幼児教育学専攻博士後期課程を修了。博士(教育学)
。
担当科目:
「保育内容総論」
「保育内容・環境」
「保育内容・人間関係」等のほか、非常勤講師として聖和
大学で「保育内容総論」
「保育内容・環境Ⅱ」
、大阪教育大学で「幼児教育実験実習」
、大阪キリスト教短大
専攻科で「保育内容総合研究」を担当。
専門分野は、幼児期の探究心・好奇心を育む保育に関する研究を中心に保育内容・カリキュラム・子ども
理解の方法についての研究を行っている。
○ 現在の研究テーマ(日本学術振興会・科学研究費補助金による研究)
1.
「保育の質の向上のための「保育内容」の再構造化」の研究代表者
研究分担者:無藤隆(白梅学園大学・学長)
、岡本拡子(高崎健康福祉大学短期大学部・助教授)
、
砂上史子(千葉大学教育学部・講師)
2.
「幼・小の「接続」の幼児教育課程論的研究 ―幼小の「段差」の視点から―」の研究分担者
研究代表者:玉置哲淳(大阪教育大学・教授)
、他の研究分担者:戸田有一(大阪教育大学・助教授)
○ 最近の社会的活動
6月 4日 人権と仲間関係研究会第10分科会講師「子ども理解のための観察の方法」
6月11日 東大阪市公開講座「おさなごと楽しむ遊び~子育て・孫育てに生かす知恵~」
7月29日 柏原市子育て講習会「子どもと楽しむ絵本とおもちゃ」
4月~3月 常盤会短期大学付属幼稚園・園内研修講師「科学する心を育てる保育」など
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