中央農業高校が学校の特色を生かして育む3つの力
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未来の健康を支える食・農・環境を考え、実現しようとする力
身近な食・農・環境の問題を理解する
③ 遺伝子組み換え作物の危険性
農業教育
② 食物アレルギーの増加の要因
食農教育
① 化学肥料や除草剤による環境汚染
→ 持続可能な農業の在り方等を知る
④ 外観重視の野菜栽培の持つ危険性
⑤ 富山県の有機認定農家戸数の少なさ
⑥ 輸入飼料の危険性
⑦ 環境の変化、個体の老化による希少な
遺伝資源の減少・絶滅の恐れ
⑧ 福祉施設等での園芸の普及に伴わない
栽培の知識と技術
⑨ スギ花粉アレルギー疾患者の増加
など
① 環境保全型農業
・米ぬか施用による抑草技術
・棚田の保全活動 ・ヤギを活用した除草
・耕作放棄地の再生農業
② 新しい野菜「エンツァイ」の栽培と普及
・無農薬栽培可能、高栄養価機能性野菜
・エンツァイ栽培による耕作放棄地の再生
③ 生き物調査
・田んぼの生き物を調べ命の繋がりを学ぶ
④ エネルギー低投入循環型農場の確立
廃食油の再利用 寮の廃食油の EMF 燃料化
生ゴミの堆肥化、牛糞の堆肥利用
⑤ 安全な飼料の活用
地元農家との連携・飼料イネ等の活用
校内生産した飼料(ロール・サイレージ)の活用
⑥ バイオ技術による希少な遺伝資源の保護・増殖
⑦ 県産・本校産の減農薬栽培食材の加工品開発
⑧ 特定外来生物の駆除活動
⑨ 福祉と園芸の両面の知識の習得
⑩ 無花粉スギの定植と挿し木による増殖活動
自然への理解者・共感者
賢い消費者
2
未来の健康と環境を
創造していく農業の担い手
生かされている命を大切に、力強く生きようという自覚
畜産の実習が教えてくれる。
「肉牛は、生まれてから一生懸命に成長し、やがて30ヶ
月で出荷され、屠殺され食肉とされる運命にある。そうした動物の命をいただいて生き
ている人間は、牛と違って何でもできる。失敗しても何度でもチャレンジできる。だか
ら決してあきらめてはいけない」と。
動物や植物の命をいただいて生かされていることを直に体験しながら、命の大
切さや感謝の気持ち、決してあきらめずに力強く生きていくことの大切さを学ぶ。
3
経験を通して得られた自己肯定感と自己有用感の上に築かれる
自信をもって生きる力
本校の教育活動が無数に与える「出番」の中で、生徒は主役を経験し、自信を
もって堂々と振る舞えるようになる。
(詳細は次ページ参照)
これらの力を育てることで、農業経営者や、
「みどり」と「ふるさと」を
守り支える人材を社会に送り出しています。
生徒指導の機能を生かした本校の教育活動(積極的な生徒指導の推進)
本校の教育活動には、①自己決定の場を与える、②自己存在感を与える、③共感的人間関係を育成する
ように工夫した活動がたくさんあります。
つまり、全ての生徒に出番をつくり、その中で主役になってもらうような活動で、そうした「出番」は
本校の教育活動の中に溢れています。
中央農業高校の教育活動
学校設定教科「学びの基礎」、学校設定科目「中農チャレンジ」
全学科1~3年 各学年週1単位(50 分) 2人の TT(数・国教員が巡回指導)
国語、数学の義務教育段階の学習からの学び直し(基礎学力の定着と向上)
生徒個々の理解度に応じた学習をサポート
キャリア教育
基礎基本の徹底
「中農チャレンジ」など
普通教育
くくり募集
基礎的農業学習
農場当番
農業クラブ活動(意見発表会、農業鑑定競技等)
総合実習
共学農園
課題研究
自己有用感を高める教育活動
農 業 教 育
寄宿舎教育
進路希望に添って、農
業の担い手の精神や
就業の心構えが
醸成されます。
「就農啓発交流会」「農業自営者と語
る会」「就農青年育成懇談会」
生徒が経営者から農業経営を学ぶ。
「緑の学園」
農家で実地に農業を学ぶ、農業版
インターンシップ
「インターンシップ」
寮生活には、自分で考え判断する場面が
たくさんあります。また、一人一人が輝
く場面も多く、成就感を味わえるため、
生徒の自己有用感や自己存在感は高ま
っていきます。
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学習のつまず
きが解消さ
れ、学習の喜
びに目覚める
生徒も少なく
ありません。
全国大会で最優
秀賞受賞するな
ど、輝かしい実績
を誇っています。
当番で責任ある農
業の担い手の精神
が、実習で自己有
用感や命に感謝す
る気持ちが高まり
ます。中農祭はそ
の成果の最大の見
せ場です。
農場当番(平日当番と休日当番)
全生徒が責任をもって実施し、農業に従事することの本質を学ぶ。
総合実習(1年次は基礎的農業学習、2,3年次は学科・コースの実習)
動物や植物へのその日、その場の適切な対応を学ぶ。
中農祭
栽培したり、加工製造した食品を広く県民に販売する学校最大のイベント
自信作を、専門の知識とおもてなしの心で届けられる最高の舞台
など
生物生産科
園芸デザイン科
バイオ技術科
作物科学コース 棚田を守り隊・
「万願寺スイカ」復活プロジェクト
『環境保全型農業』の学習
動物科学コース ヤギを活用した除草効果の研究・ミニ動物園
園芸福祉コース 保育実習・保育所との交流・福祉施設訪問
環境緑化コース 桜千本計画・福祉施設等での庭木の刈り込み作業
生物工学コース 『浄教寺てまり桜』の遺伝資源の保護
食品加工コース アキグミを用いた食品開発・河川環境を守り隊
1年間義務入寮、2,3年生は希望入寮
寮生活の目標
(
「寮生の誓い」
:
「正しい生活習慣を身につける、友情を深め、人のために尽くす、学習
に打ち込み寮風を高める」 など)
日課時間の工夫 (洗濯を自分でする、各種当番の務めを果たす、朝夕の集いの自主運営、学習時間での集中)
自主活動の工夫 (寮生会組織によるリーダーシップの育成
各種当番による個々の生徒の責任感の醸成:農場当番、食事当番、清掃当番、週番)
行事の工夫
(生徒自身がつくる役員研修会、寮祭、卒寮式、保護者寮研修会 など)
ルールの工夫
(規範意識高揚のための「ポイント制度」
、不適応傾向の生徒への特別指導 など)
各学科のコース
それぞれに、生徒
が輝く活動があ
ります。マスコミ
等でも盛んに取
り上げられてお
り、生徒の意欲
は、ますます高ま
ります。
手に入れるのは大きな自信
生徒は、上記のような多様な教育活動の中で、主役として輝き、自己有用感を高め、人前でも堂々と振
舞えるようになるなど、自信あふれる行動ができるようになります。
このように、皆さんが中央農業高校で手に入れるのは、
「大きな自信」です。
・こうして培われた自信と積み重ねた豊富な学習内容は、進学・就職における面接試験、作文など
において、生徒の大きな強みとなって発揮されている。
・卒業生は、就職先で、社会性、協調性、コミュニケーション能力、忍耐心などについて、「他校出身者とは
全くと言っていいほど異なっている」などと、極めて高く評価されている。
・就職希望者の就職率は 100%(就職者約6割)
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本校が育む3つの力 - 富山県立中央農業高等学校