CIP4 2008(Tokyo)
JDFチュートリアルへ
ようこそ
Interoperability テスト および 会議
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2007/3
2007/10
2008/Spring
2008/10
サンノゼ、カリフォルニア、米国(小森不参加)
ダルムシュタット、ドイツ
オーランド、フロリダ、米国
ゾーフィンゲン、スイス
バンクーバー、カナダ
京都、日本
ハイデルベルグ、ドイツ
ピッツバーグ、ペンシルベニア、米国
ストラスブール、フランス
東京、日本
ケベックシティ、カナダ
ドレスデン、ドイツ
フォスターシティ、カリフォルニア、米国
スパ、ベルギー
東京、日本
取り巻く環境の変化
• 生産者主導から顧客主導へ
• 印刷物からマルチメディアへ
• 大量生産から多品種少量生産へ
• 紙ベースからデジタルデータの情報伝達や保存へ
• 独自のインターフェースからオープンなインターフェースへ
• 個別のサービスから互いの強みを生かしたアライアンス(提携
)へ
• インターネットやコンピュータなどIT(情報技術)の飛躍的な発
展
現状(1)
• 現在の厳しい経済状況の中、印刷に関連する産業においても
更なるコスト削減と生産性の向上、迅速なリソースの調達と処
理時間の短縮が求められている。
• そのためには、印刷工程全体のワークフローの統合管理とオ
ートメーション化が重要であり、その実現が生産効率や収益
に大きく関係してくる。
現状( 2 )
• これまで印刷業界では、完全に統合化されたワークフローの
管理やプロセスのオートメーション化がなされてこなかった。
• 特に、重要な構成要素である経営情報システム:MIS(
Management Information System)と生産システムの間におい
ては、首尾一貫した、オートメーション化された効果的なコミュ
ニケーションの手段がなかった。
• 上流のMISで作成されるプランニングなどのデータと、下流の
生産プロセスで作成されるジョブの状態、ジョブの追跡データ
、プロセスの結果を、互いにそのまま使用できずに再入力さ
れている。
JDFの目指すもの
• JDF (Job Definition Format) は印刷工程全体のワークフロ
ーの統合管理とオートメーションを目的としており、様々なワ
ークフローに対応可能である。
• JDFはオープンな標準であり、様々なアプリケーションやシス
テム間で、シンプルに情報交換ができるよう設計されている。
• JDFは最終的には、コンセプト(構想)からデリバリー(出荷)ま
での間の、印刷とクロスメディアに関連するジョブの全ライフサ
イクルを対象としている。
JMFについて
• JDFには、MISと各生産システムとコミュニケーションをするた
めの手段が用意されている。それがJMF(Job Messaging
Format )である。JMFは、生産システムへの指示/命令、およ
びリアルタイムにジョブの状態をモニターするメカニズムであ
る。
CIP4/JDFのキーワード
• インテグレーション
生産システムと経営情報システムの統合化
• マネージメント
プロセスとリソースの管理
(ボトルネックや在庫の削減)
• オートメーション
→ 経営の効率化
JDF/JMFのネットワーク
経営企画室
経営情報
システム
管理部門
システム部門
営業部門
顧客
サプライヤー
JDF/JMF
ジョブの発生
プリプレス
プレス
ポストプレス
配送
JDF/JMFのフロー
生産システム
MIS
ジョブ開始前:ジョブ指示(JDF)
ジョブ実行中:メッセージ
(JMF)
ジョブ終了後:ジョブ結果(JDF)
JDFとは(1)
• JDFはグラフィックアート業界のジョブチケット
データ交換フォーマット仕様
- JDFはアプリケーションやシステムではない
• JDFは XMLベース
• コンテンツは埋め込み型ではなく、参照型
• JDFは拡張可能
• JDFは下記をベースとした:
– Adobe PJTF
– CIP3 PPF
• JDFフレームワーク
= JDFジョブ定義+JMFメッセージ+JDF機能+ICSドキュメント
JDF とは(2)
- 目的と必要条件 • なぜJDF?
– 工程自動化により効率アップ
– デジタル情報によりミスを低減(紙ベースでの作業と比較)
– 情報に基づく決定が可能
– 紙ベースの管理ワークフローとデジタルコンテンツのワーク
フローを併用
– 改善の余地有り
JDF とは(3)
- 目的と必要条件 • JDFでできること
– 下記の点からグラフィックアート業界のジョブを確立:
• テクニカルアプリケーション
• 情報管理システム
• 顧客
– 「川上」から「川下」までのジョブに関するデータを収集
• ビジネスデータ
• テクニカルデータ
• リアルタイムでジョブを追跡
• グラフィックアーツの広範な分野を包括的に記述
CIP4 リファレンスモデル
販売担当者
各工程へ
カスタマー
サービス担当者
顧客
プリント
バイヤー
値段交渉
& 見積
JDF
インテント
作成
ドキュメント
作成
専門家
生産
スケジュール
顧客
プリプレス
プリプレス
作業者
製品内容詳細
プリプレス
各工程へ
製品内容
詳細
(概算)
製品内容詳細
(実値)
プレス
責任者
見積
受注入力
プレス
各工程へ
プレス
作業者
プレス
基本MIS
応用MIS
ポストプレス
責任者
印刷会社
責任者
仕事の発生
プリプレス
責任者
ポストプレス
ポストプレス
作業者
印刷会社の管理
印刷会社
ポストプレス
JDF
ワークフロー
コンテンツ作成
JDFジョブチケット作成ツール
PDF作成
管理納品
各種ポストプレス
製本
埋め込みJDFジョブチケット作成
仕事の発生
Eコマースフロントエンド方式
断裁
丁合
Postpress
ポストプレス
梱包
&
Delivery
&納品
アセット・
トランスファー
管理、見積
報告、トラッキング
プレス
グラビア印刷
枚葉印刷
フレキソ印刷
輪転ト印刷
デジタル印刷
JDFジョブチケット作成
アセット・トランスファー
プリプレスワークフローソフトウェア
プリプレス装備ソフトウェア
ポストプレス
プリプレス
ワークフ
ロー
RIP
CTP(ダイレクト刷版)
校正
プロジェクト管理
部門コントローラ
ジョブトラッキング/プリフライト
PDF作成
レイアウト/面付け/トラッピング
MISにおけるJDF
• 管理
– 全ワークフロー工程に指示を伝達
• ジョブトラッキング
– ジョブの追跡 (複数デバイスに配信可能)
– デバイスの追跡 (複数ジョブを処理可能)
• 原価計算
– 作業実績ベースの原価計算
• JMF
• Audits (JDFファイル内の実績データを記録する要素)
• 見積
– 前回のジョブの原価計算フィードバックをベースに見積
• レポート
– 複数ジョブとデバイスの統計データレポートを作成
Postpress
&
Delivery
ジョブ発生時におけるJDF
Postpress
&
Delivery
• ページ内容決定
– 表紙
– PDFデータ3ページ目が冊子本体の17ページにあたる
• 製品仕様決定
– 使用媒体(用紙)
– 製本方法
–色
• 制作作業の所要時間を算出
• 納期決定
アセット・トランスファーにおけるJDF
(データ送信)
Postpress
&
Delivery
• 受信コンテンツファイルをユーザジョブへリンク
– ファイル名規則の変更
– PDFデータ3ページ目が冊子本体の17ページ
– 雑誌Yの広告X
• プリフライト情報の維持
– プリフライト概要 (確認事項)
– プリフライト報告 (結果)
– プリフライト概要と文書ドキュメントの変更
プリプレスワークフローにおけるJDF
• ジョブ進捗状況の追跡
– 全ページの承認
– 全版の用意
– …
• 色指定
• 校正
• スケジューリング
• (請求用)作業時間記録
• 紙面レイアウト決定 – 面付け
Postpress
&
Delivery
プレスにおけるJDF
• ジョブ進捗状況の追跡
– 全用紙の印刷
• 使用色の決定
• コーティング方法決定
• 媒体(用紙)決定
– 印刷会社が用意するか、または出版会社が用意するか
• 生産量、または消費量の追跡と決定
– 損紙枚数
– 過剰生産枚数
• スケジューリング
Postpress
&
Delivery
ポストプレスにおけるJDF
• ジョブ進捗状況の追跡
– 折丁
– 綴じ完了
• 折り方法の決定
• 綴じ方法の決定
• 生産量、または消費量の追跡と決定
– 不良品量
– 過剰生産量
• スケジューリング
Postpress
&
Delivery
納品におけるJDF
Postpress
&
Delivery
• ジョブ進捗状況の追跡
– 納入製品
• 梱包の決定
– パレット
– ダンボール
– 箱
• 生産量、または消費量の追跡と決定
– 複数の製品を異なる組み合わせで複数の納品場所に納める場合にも
対応できる
– 各納品物の把握
• スケジューリング
MISとは?
ソフトウェア関連略語:
– MIS: 管理情報システム(Management Information System)
– ERP: 企業資源計画(Enterprise Resource Planning)
– MES: 製造遂行システム(Manufacturing Execution System)
– PPS: 生産計画システム(Production Planning System)
– …
• 印刷MISシステムは上記を網羅
– 印刷業務に特化
– 経営者に情報を提供
MISとは?
• 「MIS」とは(おそらく)誤った表現
– MISとは1つの役割であって、必ずしも1つのシステムとは限らない
– 主要業務:
• 顧客への見積書提示
• 顧客からの受注の処理
• 生産ジョブとジョブチケットの作成
• 生産計画を立てる
• マテリアル(材料)・ロジスティクス(在庫、購買)の処理
• 進捗追跡および原価計算の実行
• 請求書の作成・発送、会計
MIS導入前
• すべて手作業
• 紙ベースの作業指示
• 生産情報の提供は紙ベース
• 作業完了時に書類を保管
JDF導入前
• MISがジョブに関する情報を管理、追跡
• 従来と同様、紙ベースのジョブチケットが主流
• 生産情報の提供は紙ベース
• リアルタイムに原価計算情報を把握するためには、専用のデータ収集
端末が必要
• 作業完了時に書類を保管
• 作業現場のデータ収集システムによって得られたデータは、MISによっ
て保管/管理される
• MISが保管、管理する印刷会社データ収集によりデータ掌握
• MISは、生産システムが管理、追跡した情報を把握できないことも多い
MIS中心のJDFワークフロー
• MISは既知のデータをJDF対応生産システムへ送信
• JDF対応生産システムはJDFチケットに更に多くの情報を追加
– 生産パラメータ
– 原価計算データ
– 一般情報
• JDFチケットがMISへ戻る
• スムーズな情報伝達を確立
JDFのデータ表現
• XMLを利用
• URI/URLを使用した外部参照
• データ型定義にXMLスキーマを利用
• XML名前空間を使用した拡張性
<JDF ID=“N1" Type="Product" Status=”Waiting" Version=“1.3">
<ResourcePool>
<NodeInfo Class="Parameter" Status=”Available“ ID="Link0001" />
<SomeInputResource ID="Link0002" Class="Parameter"
Status=”Available"/>
</ResourcePool>
<ResourceLinkPool>
<NodeInfoLink rRef="Link0001" Usage=”Input"/>
<SomeInputResourceLink rRef="Link0002" Usage=”Input"/>
JDFフレームワークの構築
• JDFノード
– 工程(Process)、工程グループ(Process Group)、グレイボックス(Gray
Box)、製品仕様の記述
• JDFリソース
– パラメータセット、物理エンティティ(実態)記述
• JDFリソースリンク
– JDFノードとJDFリソース間のリンク
• JDF機能記述
– JDFインターフェース制限
• JMFメッセージ
– リアルタイムデータ交換フォーマット
• ICSドキュメント
– 各目的に合わせたJDF制限仕様
ジョブ/顧客情報
• CustomerInfo 要素
– 受注先の顧客情報を詳細に記述。あらゆるJDFノードに記
述できる
– 顧客ID
– 住所(納品先、請求書送付先など)
• NodeInfo 要素
– スケジュール
– 納期
– 作業時間見積
JMFメッセージング
• 準リアルタイムのデータ交換フォーマット
– 小さなXML構造
– 通信プロトコルとしてHTTPを使用
– 使用目的:
• ジョブ/デバイスの状態をスナップショット
• 動的にジョブの情報を更新 (オーダーの変更)
• ジョブの提出とキュー/キューエントリー (リスト)の操作
• プラグ&プレイによる立ち上げ(将来)
– 一般的にイントラネットで使用される
JMFメッセージグループ
• 6種類のJMFメッセージ
– 指令(command)
• レシーバは実行あるいは変更の指示を受ける
– 照会(query)
• レシーバは情報の返信指示を受ける。実行や変更は行わない
– 応答(response)
• 指令や照会の結果を即時返信。
• メッセージの同時送信 – 指令/照会や応答を同時にオープン接続
で交換
JMFメッセージグループ
• JMFメッセージ(続き)
– 確認(acknowledge)
• 指令からの指示後、しばらくしてコマンド結果を返信する
• メッセージ非同期送信 –コマンドの指令を受けた同じコネクション
で空の応答を即時返信。確認応答を後に送信する。
– 信号(signal)
• イベント通知の送信やステイタスの変更を行う
• 一般に信号内のサブスクリプションによる照会結果
• サブスクリプションが継続的な経路を設定
– 登録(registration)
• 指令を要求する
• 三角関係となるワークフローの設定に使用される
• (例) MISがプリプレスに、プレスへの指令を送信するよう指示を
出す
SubmitQueueEntryメッセージの例
<JMF DeviceID="SP013" SenderID="MIS1“
TimeStamp="2006-05-05T12:32:48-06:00">
<Command ID="m3829" Type="SubmitQueueEntry">
<QueueSubmissionParams
URL="http://jobserver/getJob?job=10047"
ReturnJMF="http://jobserver/jmfservice"
Priority="50"/>
</Command>
</JMF>
相互運用性(Interoperability)とは?
機能を知らなければ
「相互運用」は不可能
相互運用性(Interoperability)とは?
しかし、機能を知っていれば
正しいツールを使うことが可能
相互運用性適合仕様
• 相互運用性適合仕様(Interoperability
Conformance Specifications)の定義 – ICS
– 「JDF適合」とは、任意の2つのアプリケーションが情報を交
換していることを直接に示すものではない
• RIP指示を折り機に送信することは有用ではない
– 任意のICSに適合している2つのアプリケーションが有用な
方法で情報交換する
– 製品認証はICSコンプライアンスをベースとしている
• 互換性がなく重複するJDF専門用語は使用しない
なぜICSが必要か?
JDF A
製品 A
ICS
製品 B
JDF B
相互運用性適合仕様
CIP4の製品認証
•特定のICSを認証
•製品のJDFインターフェー
スの性能詳細
•認証済アプリケーションの
相互運用性を保証
•CIP4の代理として
PIA/GATFが認証を担当
JDFの沿革
アドビ社、アグファ社、マンローランド社、ハイデルベルグ社がGATを設立。グラフィック
アート業界のジョブチケットの定義およびMISの統合を目指す。
2000: CIP3が規格の所有権を獲得
2001: JDF 1.0を発行
2002: JDF 1.1を発行
– 導入時の不明瞭な点や誤りを削除
– 新工程を追加
– 矛盾箇所を訂正し、一貫性を追及
2004: JDF 1.2を発行
– 新工程を追加を追加
2005: ICS仕様書の初版を発行
JDF 1.3を発行
– 新工程を追加を追加
2006: ICS仕様書に作業を集中
– 最初の製品が認定される (レイアウト作成/インポジション)
2007: 最初の JDF 1.3 ICS 仕様書を発行、
– JDF 1.4 、および 製品認証に作業を集中
2008: JDF 1.4, ICS, 認証
JDFチュートリアル
ご静聴ありがとうございました
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JDF - CIP4