キッズコーチング
偶然に任せて待つことをしない
「楽しさ」を保障しつつ、「もっと楽しい」を
提供し、将来に向けてよりよい準備
「質の高い=
年代に即した、個別性に対応した」指導
左右のボールフィーリング
自由自在なコーディネーション
ゲーム感覚、理解
ゲームの有効活用
キッズコーチでの
大切な考え
“Guided Discovery”
発見を導く、引き出す
発見を導く
「意味のある問いかけ」
考え方(コンセプト)の理解を促進する
「誘導尋問的発問」ではなく、
やらせっぱなしでもなく、 見つけられるよう仕向ける
問いかけだけでなく、場の設定により導き出すことも
ストリートサッカー (異年齢交流の奨励)
大人のプレーの体感、マネ
大人のプレーへの信頼 → 引き出される
子ども達は互いの力を評価する
⇒ 子ども同士のときとプレーを変える
同じ年齢の子ども同士のときとプレーが変化する
互いへのよい影響あり
機会を積極的に創出
ルールを工夫して拮抗をつくる
拮抗をつくった上で真剣にプレー
“No Line, No Laps, No Lecture”
No Line
列になって並んで待つことなし。
全員が常に動く
最後まで全員が参加する
No Laps
ボールなしで素走りをしない
No Lecture
長々と説明しない
まずは動かし、やらせながら
「スランティライン(斜線)理論」
個に応じた目標設定
はじめに排除される子は一番練習が必要な子
個人差に応じて伸びていけるように
排除しないゲーム
アウトになったものがはずれ、勝ちぬきを決めるタイプのゲーム
何らかのルールを設け、なるべく早く復活させ参加させる
(特にU-6)
キッズサッカーはゲーム、ゲームは楽しいもの
「ゲームが最良の先生」
サッカーのイメージ、戦術の気づき
キッズコーチングの留意点
1. ゲームの有効活用
2. グルーピング
3. プレーの観察(分析)
4. テクニックの指導
5. 大人の関わり
6. ゲームでのコーチング
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1.ゲームの有効活用
オーガナイズの変化 ⇒
様相の変化
広さ・形
人数
ゴールの設定
大人の関わり
その他
⇒ 目的にしたがって、目の前の子どもを観て
使い分ける・調整する
1.ゲームの有効活用
「ゲーム理解」を促す
多人数複数ボールは、キッズプログラム(普及)目的中心
エリートではサッカー理解に向け、サッカーのゲームへの
準備を
2.グルーピング
個が活きる組み合わせ、グルーピング
優劣ではない
伸ばすためのやらせ方
よいものを持っているのにゲームで生かされない
(例:小さな子で相手の逆をとれる子が対戦相手によって発揮できない)
3.プレーの観察(分析)
個人を見て、個人が生きる働きかけ、組み合わせ
⇒ 最適に学習ができるように
例えば
利き足に頼る
スピード・パワーで解決
必要な力をつけずにすましてしまう
よいものを持っているのにゲームで生かされない
(例:小さな子で相手の逆をとれる子が、対戦相手によってその力を
全く発揮できない)
【オンザボール】
ボールフィーリングは
キッズ年代で高めておく!
ゲームを適切にプレーできる前提条件
ボールフィーリング ← ボールをとらえる
ヘディング含む(ボール、方法、量に注意)
・左右差異なく ⇒ どこかでしっかり取り組まないと、なかなか
両方をストレスなく使える選手は増えない
U-12で既に片側に強い依存が身についている
⇒ 「この年代だからまだ」ではなく、「この年代だからこそ」
ストレスなく身につけられる年代に、より積極的に取り組む必要
【オンザボール】
ボールフィーリングは
キッズ年代で高めておく!
チャレンジゲームの活用
・左右差異なく
・バランス さまざまな動き
・個人練習の導入、習慣づけ
⇒ ボールに触る量を増やす
サッカーのゲームに向けての「準備」として
さまざまなボールフィーリングを左右差異なく身につけておく
4.テクニック指導の考え方
戦術的要素(状況に応じた適切な発揮)を含めて「テクニック」
「テクニック」=ゲームに生きるための武器として
サッカーの目的に即した実践的なプレー(状況に応じた発揮)
ができる選手
評価
運ぶ・飛ばす・受ける・奪う
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4.テクニック指導の考え方
やらせておくだけではない
キッズであっても、よりよくやらせるという発想を持つ
子どもにストレスにならないように、さりげなく仕向ける
教え込み、ストレスにしない
みんなで楽しくやる中で、能力の開発
そのプレーが出たら気づける、フィードバック
5.大人の関わり
一緒にプレー → 見せる、感じさせる
しっかりとサッカーをする、させる (引き出す、生かす)
子どもから引き出す
目的とする状況・現象をさりげなく引き出す
デモンストレーションの重要性
6.ゲームでのコーチング
U-6/8
3対3、4対4を活用し、シンプルにたくさんプレーさせる
U-6 ⇒ コントロール、運ぶ、キック
U-8 ⇒ 味方に渡す、受ける パス
6.ゲームでのコーチング
U-10 ⇒ グループで有利になる
4対4を活用し、
サッカーのイメージ、戦術の気づき
ボールや自分が動くことで状況が変わることの気づき
考える楽しさ
自分達でおもしろさがわかる
1つ先のことを考えたプレー
予測、選択肢、認知力
関わる、ゲームに参加
シュートドリル
シュート:なるべくネットのあるゴールで
ネットをゆさぶる喜び
反復を多く
オーガナイズ、ローテーションの工夫
スタートのコントロール
⇒ アラートさに働きかけ
各年代のイメージ
U-6
ボール1人に1個
全員一斉参加
U-8
ボール2人に1個
2人の関係の中で協力して解決
U-10
ボール4~8人に1個
グループで協力して解決、有利になる
各年代のイメージ
U-8 2人
コントロール
キック
コントロール
運ぶ
キック
U-6 個
運ぶ
コントロール
キック
運ぶ
U-10 グループ
U-6
1人ボール1個
楽しさ、活動量、多様性
4つの系(おにごっこ、動きづくり、ボールフィーリング、ゲーム)
の組み込み
キーファクター ⇒ 観点、声かけのポイントを持つ
さまざまな動きづくり
ゲーム性
全員参加型
U-6
活動量
ボールフィーリング
みんなで楽しい
⇒ 全員がそうなっているかを見る
⇒ 個別性 → フィードバック
⇒ 質を上げる
U-6
おにごっこ ⇒ 多様な動きづくり
こおりおに系 動きづくり+知恵・協力(味方を助ける)
コーンたおし系
大人対子ども
ボールフィーリング
はこぶ
ける → 的当て系
ゲームは3対3で各自のプレー、時間を確保
ラインは目安
U-8
2人ボール1個
楽しさ、運動量
2人の関係 ⇒ 協力・工夫をして何かをする、解決する
サッカーらしさ
2人の課題
2人で協力
2人で運ぶ
対面、列よりは、ランダムな中で。
列だとしてもランダムな列
動きながら
協力して移動、協力して通す等
U-8
おにごっこ ⇒ 多様な動き、知恵、協力、運動量
・しっぽとりおに → 背後のケア
動かずにはっているような子には大人が関わり
・手つなぎおに → 2人の協力という観点で
運動量あり
・動きの制限がある中でのおにごっこ 例.たまごおとし
ゲームは4対4で各自のプレーを確保
ラインは目安
U-10
4~8人ボール1個
グループで有利になる
個がグループで活躍
個へのフィードバック
目的から入る
刺激
原則からコーチング法をスタートせず、経験から
(複雑、全体から)
部分の積み上げでなく
将来的に原則で整理
U-10
おにごっこ
運動量の出るもの
3色、ヘルプタグ等、知恵に働きかけるもの
グループで協力する種目
ボール集め
※ファンタジスタの活用
(ボールフィーリング、コーディネーション)
U-10
どうしたらよいかを考えさせる働きかけ
(分解せず全体像、目的でアプローチ)
取られないことの発想を尊重
工夫・解決
発見させるように仕向ける
U-10
ゲーム さまざまな4対4
さまざまな4対4でさまざまな状況の経験
その中でテクニックの発揮
工夫・知恵・協力
偶然に任せて待つことをしない
今までよりももっと「よい準備」に挑戦
「質の高い=
年代に即した、個別性に対応した」指導
ゲームによって多面的な経験
●運動経験(サッカー、ハンドボール、バスケットボール、バレーボール等)
●用具経験(さまざまなボール等)
●社会経験(味方や相手との関わり、フェアプレー)
指導上のアドバイス
○ポジティブな雰囲気を作る
子どもが満足や歓びを感じることのできる雰囲気つくり
○子どもたちは公平に扱われたい
子どもたちは、コーチが全員を公平に扱わないことに敏感
○子どもたちは認められたい
子どもたちは一人の人として受け入れられたいと思っている
○子どもたちは個人として言葉をかけてほしい
コーチが自分のことを個人として話してくれることを望んでいる
○子どもたちはフィードバックを期待している
今のでよかったのだろうか?アイコンタクトや肩をたたくといったことのほうが
意味がある時がある
UEFAワーキンググループ1992
指導上のアドバイス
○子どもたちは、トレーニング場の外でも、皆で何かを経験している
子どものスポーツ以外の関心や心配事に対しても受け入れる
スポーツ以外のことを知っている一人の人として子どもの目には映る
○子どもたちは要求されたいと思っている
価値の高い課題を与えられたいと思っている。「要求し、支援する」
○子どもたちは誉められるのが好き
うまくいったことを強調することにより、自信を持たせます
○子どもたちは失敗してもいい
失敗は、さらに成長していくためのチャンス
○スポーツのパフォーマンスの成長には、時間と忍耐が必要である
難しい段階の時に十分な時間とケア
UEFAワーキンググループ1992
「もっともっとサッカーに取り組む
裾野を増やしたい」
「トップレベルの素質を持つ
子ども達をサッカーの魅力
に引きつける」
岡田武史前代表監督
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