2007.9.19
国立天文台研究会
『高精度アストロメトリ観測の時代を迎えた21世紀の天文学』
はじめに
世話人代表 郷田直輝
VERA
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★研究会の趣旨説明
背景:
アストロメトリ(位置天文)=>星の年周視差や固有運
動等の測定
天文学、宇宙物理学等の研究にとって重要な基本情報と
なる星の3次元的位置(特に距離情報)と横断速度等を提
供。
様々な天文学、宇宙物理学分野の研究が進展すると期
待。さらに、位置天文観測は、地球物理学や月の物理学
の発展にも寄与できる。
ヒッパルコス衛星:絶対年周視差が1ミリ秒角の精度
(100pc以内の天体の年周視差の誤差が10%以内)
いよいよ高精度アストロメトリ観測の時代へ:10kpc先への挑戦
(10マイクロ秒角程度の精度)
*距離を“正しく”求めるためには、年周視差の誤差が10%以内であることが必要。
10kpcの距離=>年周視差は100μ秒角=>年周視差の誤差は10μ秒角以内であることが
必要
日本の状況:相対VLBIの手法を用いる電波位置天文観測望遠鏡のVERAが稼働を開始し
成果が出始めている。
将来のスペース計画: 検討、開発が進んでいる。
○高精度赤外線位置天文観測の計画(JASMINE、Nano-JASMINE)
○月面天測望遠鏡(ILOM)計画:月面での高精度位置天文観測を用いた
月内部の研究計画
海外の状況:スペース計画
GAIA(欧),SIM(米), OBSS(米), MAPS(米)
地上:VLBAなど
本研究会の目的:
○この時期にあたり、アストロメトリ観測で今まで何が分かっ
てきているか?
○今後の観測によって、近未来にどういう成果が期待される
のか?
○さらにどのようなサイエンスがどのように拓けていくと考え
られるか、そのために今なすべきことは何か?
以上の議論を深めることが本研究会の目的。
==>今後得られるであろう質、量ともに画期的なアストロメ
トリ観測のデータを用いて、日本のコミュニティが一流
のサイエンスを展開することができるような戦略を考
え、国際的な競争力を高めることも目的とする。
具体的な内容はプログラムを参照:
最後に“議論”の時間もあり、意見交換や今後の戦略の
議論をお願いしたい。
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