〔シンポジウム〕
:
:
(中小規模大気擾乱;熱帯気象;台風)
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する
国際会議(ICMCS-Ⅸ)
」参加報告
加
藤
輝
之 ・上
田
博 ・竹
見
哲 也 ・佐
纐
纈
晴 ・山
田
広 幸
野 哲
也
1.はじめに
日本からは本報告者をはじめ9名の参加(発表10件)
第9回東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関す
があった.また,東アジア気象研究会の組織委員に
る国際会議(ICM CS-Ⅸ)が,2013年3 月26-29日 に
は,日本からは名古屋大学の上田 博と気象研究所の
中国北京市の CMA で行われた.ICMCS(メソ対流
加藤輝之が就いている.
系に関する国際会議)は今までに,2000年にソウル
年度末ということもあり,日本からの参加者が少な
(吉崎ほか 2000),2001年に台北(加藤ほか 2002)
,
く残念であった一方,開催地ということで中国からの
2002年に東京(吉崎ほか 2003)
,2004年に北京(吉崎
参加者が全体の約3
ほか 2005),2006年に米国ボルダー(吉崎ほか 2007)
,
からの参加者が多いということだけではなく,中国で
の2を占めていた.ただ,中国
2007年に台北(加藤ほか 2008)
,2009年にソウル(加
は CAM S や南京大学に重点研究拠点が設けられてお
藤ほか 2010),2011年に名古屋(篠田ほか 2011)で
り,人事 流も含めて積極的に米国との研究協力を進
行われ,東アジア域のメソ気象に関わる研究者の連
めており,このことが本会議でもっとも印象深かっ
携 を 図 る た め に 設 立 さ れ た East Asia Weather
た.また,台湾と米国とは,台湾南部での特別観測
Research Association(東アジア気象研究会)が主体
(SoWM EX/TiMREX)の実施な ど,台 湾 出 身 の 米
となって開催してきたものである.今回は CAM S の
国在住研究者が主体となり強力な協力体制で研究が行
R. Zhang 教授がホストを務め,中国北京で開催され
われている.このような研究上の関係の深化に中国語
る二度目の会議となり,日本,中国,韓国,台湾,米
を母国語とする親近感も加わり,日本と韓国からの参
国,そしてパキスタンから約90名の参加者(第1図)
加者には多少なりの疎外感があった.その中にどのよ
があり,口頭のみ86件の発表が行われた.このうち,
うに加わるかが,今後の課題であると思われる.
会議の2日目以降は,当初のプログラムでは2つの
Report on“Conference on Meso-Scale Convective
Systems and High-Impact Weather in East Asia
セッションが並行して行われる予定であったが,キャ
ンセルが多数出たために3日目のプログラムは変 さ
(ICMCS-Ⅸ)”.
(連絡責任著者)Teruyuki KATO,気象研究所.
れ,1つのセッションとして実施された.本稿では,
tkato@mri-jma.go.jp
Hiroshi UYEDA,名古屋大学地球水循環研究セン
て興味深かったものを主体に報告する.なお,次回の
プログラム順に各セッションで発表された内容につい
会議は2014年秋に米国で開催される予定である.
ター.
Tetsuya TAKEM I,京都大学防災研究所.
Tetsuya SANO,山梨大学国際流域環境研究セン
ター.
Takeharu KOUKETSU,名古屋大学地球水循環研
究センター.
Hiroyuki YAM ADA,琉球大学.
Ⓒ 2013 日本気象学会
2013年7月
(加藤輝之)
2.基調講演と初日招待講演
初日の会議では,深い対流・竜巻・アンサンブル
データ同化についての3件の基調講演と7件の招待講
演が行われた.J. Zipser(ユタ大学)は,ここ50年間
の特別観測からの深い対流についてのレビューを行い
37
540
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
第1図
ICM CS-Ⅸの参加者.
ながら,熱帯域での“Hot tower”の概念に着目し,
されたスコールラインのボウエコーの渦度解析結果
ゾンデ観測結果を用いた解析からその妥当性を検討し
(竜巻と同様に,水平渦が立ち上げられ,引き伸ばさ
た結果を紹介した.またレーダー観測結果を用いて,
れる過程)を示した.上田
CAPE の量だけでは
M P レーダー観測による各種パラメータとゾンデの気
直速度を決めることはできず,
博(名 古 屋 大 学)は,
そ の プ ロ ファイ ル が 重 要 で あ る こ と を 示 し た.P.
温プロファイルを利用することで水物質が
Markowski(ペンシルバニア大学)は,ヘルムホル
ことを説明し,HYVIS を用いて名古屋大学と国土
ツの定理から水平渦が
通省3台の M P レーダーから
直渦に立ち上がりスーパーセ
類できる
類した結果を検証し
ルが発生するという基本的な概念から,竜巻の発生に
た.D. Jorgensen(NOAA)は,DYNAMO(2011-
は下降流が必要であり,地表付近で 直渦が生成する
2012年)の M JO 期間中に観測した航空機搭載ドップ
には傾圧性が必要であることを説明した.この説明は
ラーレーダーデータを用いて,海上でみられた降雨バ
スコールラインのボウエコーにも適応できることも示
ンドの構造を解析した結果を紹介した.今まで指摘さ
した.また,低温すぎると竜巻は発生しないが,負の
れていたように,中層に乾燥域があった場合では,積
浮力を打ち消すだけの
直シアに起因する動圧の降
乱雲の発達(5-7km)は抑えられていること,それ
下(気圧低下)が重要であると主張した.F. Zhang
にともなって,冷気プールが強化され(厚くなり)
,
(ペンシルバニア大学)は,WRF を用いた EnKF で
冷気プールが解消される時間も長くなることを示し
は 3DVAR と比較して,12時間予報において全ての
た.加藤輝之(気象研究所)は,平成23年7月新潟・
要素で誤差が小さいことを示し,ハリケーンのケース
福島豪雨の発生メカニズムについて,1998年と2004年
に地上レーダーデータや航空機搭載のドップラーレー
の同地域で発生した豪雨と比較し,豪雨が継続したの
ダーデータを同化した結果を紹介した.また,EnKF
は不安定な大気状態が持続したためで,特に上空の寒
と 3DVAR または 4DVAR とのハイブリッドによる
気の維持には断熱冷却が効いていたことを主張した.
解析を用いた予報精度に,それぞれを単独に利用する
L. Wu(南京大学)は,熱帯低気圧の進路の急変につ
よりも改善が見られたことを示した.
いて,12時間に40度という転向角度を閾値に抽出して
初日の午後に行われた招待講演では,B. Jou(国立
調査し,モンスーンの螺旋運動がキーとなることを示
台湾大学)が,台湾で行われた SoWMEX/TiM REX
した.Y. Luo(CAM S)は,2013年 と2014年 暖 候 期
特別観測の概要を簡単に紹介した後,二重偏波ドップ
に計画されている SCMRE の概要を説明した.
ラー(M P)レーダーによる観測結果から深い対流の
(加藤輝之)
発達を議論した.M. Xue(オクラホマ大学)は,水
平スケール100m のモデルを用いて VORTEX2期間
3.メソ対流系とハイインパクトな気象1
中に観測された竜巻のシミュレーション結果(地表面
H.-C. Kuo(国立台湾大学)は,SSM /I と TMI 衛
の摩擦が竜巻渦の生成に重要),2009年に中国で観測
星の輝度温度から同心円状の目(Concentric Eye:
38
〝天気" 60.7.
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
CE)を持つ台風を客観的に抽出し,その構造変化を
541
いての OSE を行った結果を紹介した. (上田
博)
統計的に3つ(CE が入れ替わるもの:37事例,CE
の入れ替わりがないもの:16事例,1つの CE が長期
間持続するもの:17事例)に
類し,持続時間や大き
4.メソ対流系とハイインパクトな気象2
U.-Y. Byun(
世大学・韓国)は,2010年9月11
さ, 直シアの違いから議論した.Z. M eng(北京大
日の韓国ソウル付近で発生した豪雨を対象に,水平
学)は,2008-2009年を対象に10-20 間隔の水平
解
解能3km の WRF で,雲物理過程と境界層スキーム
能4km の レーダーデータ を 用 い て,40dBZ の 反 射
それぞれ5種類用いて,その感度を調査し,予想降水
強度が3時間持続することを条件に中国でのスコール
量に対する標準偏差は境界層スキームによるアンサン
ラインを抽出し,季節(7月が多い)
,時間(夕方が
ブルの方が大きくなることを示した.Y. Zhao(北京
多い)
,発生過程(破線型形成タイプが96事例中31事
大学)は,NCEP の2.5度格子の再解析データを用い
例)などを統計的に調査した.また,環境場の特徴を
て循環場を9種類に
類し,その中で2012年7月21日
近傍の高層観測データで比較したところ,CAPE は
に 北 京 周 辺 で 観 測 さ れ た 大 雨 が 含 ま れ る パ ターン
1500J/kg 程度と米国のものと同等であったが,可降
(10.9%,その中で大雨が発生した割合4.51%)につ
水量が56mm とかなり大きく,
直シアが小さかっ
いて,その雨が引き起こされたケースが発生する確率
たことを示した.H.-W. Lai(国立台湾大学)は,台
を客観的 に 評 価 す る 手 法 を 議 論 し た.M .-J. Yang
湾海峡で梅雨前線にともなって発生したメソ渦につい
(台湾中央大学)は,SoWMEX の強化期間中に観測
て WRF を用いて調査し,最初に VHT が形成し,そ
された大雨に対して,水平 解能1.67km の WRF で
の後メソ渦に変化したことを示した.X. Chen(南京
4 つ の 雲 物 理 過 程 の 感 度 を 調 査 し た.H. Wang
大学)は,2012年7月12日に北京周辺で発生した大雨
(CAM S)は,TRM M の降水データを用いて,モン
に つ い て, ECM W F, UKM O, CM A, NCEP,
スーン期とその前後での揚子江域と華南域での降水シ
CMC(JM A は っていない)のアンサンブル予報の
ステムを 類し,メソ降水系の大きさを決める要因を
結果を用いて,325K と700hPa の渦位に着目して関
議論し,モンスーン期までは大規模なシステム,モン
係を調査した.X. Shen(南京大学)は,台風発生時
スーン後では局所的な短波放射の寄与が大きいことを
の大規模場の循環を5つのパターンに 類し,そのう
示した.X. Bao(CAM S)は,暖候期の華北での降
ち3つのパターンでは順圧によるエネルギー変換の効
水の日変化を作り出す山岳から平野部への降水の移動
果が大きいことを示した.J.-H. Jeong(釜慶国立大
を,水平
学・韓国)は,2009年7月7日梅雨前線上の韓国で発
実験から非断熱加熱と冷気プールの形成の重要性を述
生した大雨を引き起こした線状降水システムについ
べた.T.-Y. Lee(
て,水平
21日に朝鮮半島中部で発生した大雨について,水平
解能2km の CReSS を用いて調査し,下
解能3km の WRF を用いて調査し,感度
世大学・韓国)は,2010年9月
層のジェットにともなう水蒸気供給がキーであったこ
解能3km の WRF で解析し た 結 果 を 報 告 し た.シ
とを示した.D.T.Chen(CMA)は,2011年6月3-
ミュレートされた降水系は最初広がりを持っていた
5日に揚子江領域で発生した大雨を対象に,水平
解
が,その後線状になったことが示され,その2つの代
能16km の WRF の予想結果から渦位の概念を用いて
表的な期間の降水系の構造が議論された.Y. Chen
察 し た.R. Zhang(CAMS)は,2009年 5 月14日
(CM A)は,気 象 局 で の 現 業 利 用 を 念 頭 に,2005-
に L バ ン ド の ウィン ド プ ロ ファイ ラ で 観 測 さ れ た
2011年に中国で観測されたメソ対流系(61ケース,そ
ドップラー速度スペクトルから層雲内の雨滴サイズ
の内メソ αスケール24ケース)の特徴を統計的に調
布を推定し,その時空間の特徴を調査した.J. Sun
べ,上空の寒冷渦との関係について示した.G. Rasul
(CAM S)は,2007-2010年の暖候期のメソ対流系を
(パキスタン気象局)は,2010年7月26-29日にパキス
レーダーデータ を 用 い て,30 km 四 方 平
で30
タン北部で発生した大雨について, 観場の解析から
dBZ,少なくとも1時間は45dBZ になることを条件
その発生要因(西進波と東進波の相互作用およびアラ
に抽出し,その形状を
ビア海とベンガル湾からの水蒸気供給)を議論した.
類し,約55%が線状の形態を
していたことを示した.S.-M. Lee(韓国気象研 究
Y. Shan(CM A)は,水平
所)は,ゾンデの強化観測が行われた2012年の冬季に
いて,混合比,数密度を予想する2つの雲物理過程
観測された大雨・大雪事例に対して,そのデータにつ
(Morrison et al.(2009)スキームと WRF 用に開発
2013年7月
解能3km の WRF を用
39
542
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
された2モーメントスキーム)の感度を調査した.
風の北進バイアスが生じるということである.
X. Gu(CMA)は,WRF を用いて2010年6月に華南
竹見哲也(京都大学)は,台風の経路と地形性の豪
で大雨が持続した事例の数値シミュレーションを行
雨との関係について領域モデルを用いて調べた結果を
い,凝結量と水蒸気フラックス収束量から推定される
発表した.関東地方に豪雨をもたらした近年の台風4
降水率などからその要因を診断的に解釈した.L.Zhu
事例を対象とし,各事例で10通り程度に経路を操作
(南京大学)は,ドップラーレーダーの動径風を30
し,関東山地での降水 布を調べ,台風による水害リ
ごとに11時間60メンバーの WRF-EnKF で同化した
スク評価のためのアプローチとして提案した.佐野哲
場合,2012年台風第8号(Vicente)の予報が改善さ
也(山梨大学)は,2011年台風第15号(Roke)の通
れ た こ と を 示 し た.X.-D. Tang(南 京 大 学)は,
過に伴い甲府
2001年台風第16号(Nari)の台湾上陸時の山岳斜面
ド二重偏波ドップラーレーダーで観測した結果を発表
で発生した湿潤対流が山頂付近の山岳波に与える影響
した.台風に伴う層状性の雲域において背の低い降水
について議論した.X. Chen(南京大学)は,華南の
セルが活発に生成されたことで豪雨が発生したことを
チュー川(珠江)河口域での対流活動の特徴をドップ
示した.J. Guan(南京大学)は,M TSAT の赤外と
ラーレーダーデータから統計的に調査し,下層ジェッ
水蒸気チャネルによる計測値から台風の強度を推定す
トが存在しているときのみに海岸線付近を中心に降水
る新しい指標を提案し,実際の台風に適用した結果に
が現れることを示した.J.-W. Roh(韓国気象研究
ついて発表した.圏界面を貫入する活発な積乱雲に着
所)は,2009年7月14日に韓国で梅雨前線にともなっ
目して両チャンネルの輝度温度差に基づく指標であ
て発生した局地的大雨時のメソスケールの特徴を,
り,ベストトラックによる中心気圧との相関性を調べ
WRF ベースの水平
た.C.-C. Wang(国立台湾師範大学)は,CReSS を
解能5km の再解析データ(1
時間ごと)を用いて調査し,その有用性を示した.
(加藤輝之)
地南部の山地で生じた豪雨を X バン
用いた数値シミュレーションから,台湾に上陸して大
雨をもたらした2010年の台風第11号(Fanapi)の移
動速度が急に遅くなった理由として,環境風の影響で
5.データ同化・数値モデル・特別観測1
はなく非軸対称の非断熱加熱 布を 慮すべきである
本セッションでは,観測・モデル・データ同化によ
ことを指摘した.環境の相対湿度を減らすことで非断
る台風や雨についての発表があった.最初の2件は招
熱加熱の影響を調べ,非軸対称の加熱効果の重要性を
待 講 演 で あった.K. Zhao(南 京 大 学)は,ドップ
示した.B.-J. Kim(韓国気象研究所)は,韓国での
ラー速度から熱帯低気圧の速度場を算出するアルゴリ
台風による大雨の影響を災害ではなく水資源という視
ズム開発と中国 岸地域に上陸する台風に適用した事
点からその正の側面を評価するため,水文モデルと経
例解析について講演した.台風のような強風時には
済モデルとを用いて大雨の経済影響を調べ,水資源確
ドップラー速度のエイリアシングが生じる場合がある
保の上で台風による大雨は価値が高いことを示した.
ので,それを除去する Gradient Velocity Track Dis-
災害という負の側面が甚大であれば水資源という正の
play(GrVTD)という手法(Wang et al. 2012)を
側面は打ち消されてしまうが,災害を軽減できれば台
開発した.その手法では台風の1次循環のみならず非
風は正の経済効果をもたらす事象であると主張した.
軸対称構造も抽出できる.講演では,本手法を強い台
(竹見哲也)
風の事例に適用し,眼の壁雲の多角形型構造について
解析した結果が紹介された.山田広幸(琉球大学)
6.データ同化・数値モデル・特別観測2
は,台風の進路予報でしばしば見られる北進バイアス
本セッションでは,観測データの解析技術,事例解
の 原 因 に つ い て 発 表 し た.全 球 非 静 力 学 モ デ ル
析や数値実験による豪雨形成過程の解明,数値予報の
NICAM を用いて2008年台風第6号(Fengshen)の
精度向上に向けたデータ同化による初期値の改善の効
3.5km 格子シミュレーションを行い,台風の現実的
果など,14件の報告があった.S.-A. Jung(釜慶国立
な進路(北西進)と詳細な非軸対称構造が表現された
大学・韓国)は,ドップラー速度からシアを抽出する
ことを確認し,渦度収支解析から対流活動に伴う渦の
アルゴリズムを用いて,強雨域に伴うダウンバースト
引き伸ばし効果が台風の西向き移動に寄与していたこ
の抽出事例を示した.X.-Y. Zhuge(南京大学)は,
とを示した.この効果がモデルで表現できなければ台
TRMM の 降 雨 レーダー観 測 データ か ら 熱 帯 で オー
40
〝天気" 60.7.
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
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バーシュートする対流雲の抽出とその雲頂を推定する
play)法ベースの方法によりリトリーブされた水平風
手法を提案し,エコー頂の高低と強度の強弱から4つ
を3次元同化することの効果を議論した.
の発達段階のタイプを示した.G.-W. Lee(慶北国立
高度な観測技術や数値モデルを利用した研究が,国
大学・韓国)は,レーダー観測から雷を伴う,あるい
によらず多数報告されたことが印象的であった.観測
は伴わない降水の
直構造の違いを示し,このことが
技術や数値モデルの発展とともに,それらを誰にでも
雷予測システムの構築において重要な要素になり得る
容易に扱えるように整備された結果でもあろう.この
ことを議論した.C.-H. You(名古屋大学)は,韓国
ような高度な観測技術や数値モデルをどのようにして
国土海洋部で運用されている S バンド二重偏波ドッ
活用すれば現象理解の深化や予報精度の向上に寄与で
プラーレーダーを紹介し,降雨量推定の精度について
きるかが,今後の東アジアでのメソ気象研究の発展の
議論した.纐纈 晴(名古屋大学)は,沖縄県粟国島
カギとなるだろう.
(佐野哲也)
で行われた X バンド二重偏波レーダーと HYVIS に
よる層状性降水システムの観測から,レーダーによる
降水粒子判別の妥当性と問題点を議論した.
7.合同セッション1
前述の通り,3日目のセッションは2つのセッショ
X. Peng(CAMS)は,華南で発達したボウエコー
ンを1つにまとめて行われ,本節で取り上げる午前の
の運動学的特徴を,1台のドップラーレーダー観測の
セッションでは最初の4件の招待講演を含む10件の発
データから解 析 し た.X. Zhang(CMA)は,2010-
表があった.その中でも特にレーダーや飛行機による
2011年までの5-7月に,中国東部でレーダーにより
集中観測の発表が興味深かった.
観測された117の短時間豪雨と47の長寿命の対流シス
W.-C. Lee(NCAR)は,VAD 法ではドップラー
テムの事例から,豪雨の特徴と対流システムの発達形
速度(V r)から水平風を推定しているが,V r に距
態を 類して統計的に解析した.W.Xu(北京市気象
離(R )を掛けることで,より簡単に水平風が推定で
局)は,大都市での豪雨形成の解明を目的として,
き,一般風が加わっても V rR の 布の形状はあまり
2012年7月21日に北京で発生した豪雨事例の現業で行
変わらないことを示した.Y. Wang(南京大学/ハ
われている観測のデータのとりまとめについて報告し
ワイ大学)は,水平
た.S. Yang(CAM S)は,四川
地西側の山岳域で
風の構造を再現し,2010年台風第13号(Megi)の発
の豪雨の形成に伴う循環場について,数値シミュレー
達メカニズムについて,海水温が高いこと(海洋上層
ションから解析した.K.-O. Lee(名古屋大学)は,
の貯熱量が大きいこと)
,
済州島を例とした CReSS による理想実験から,山を
直速度
回り込む下層風の収束の形成と山岳を越える気流に伴
したこと)などに着目して議論した.D.-I. Lee(釜
う乾燥空気の沈降が生じないことが,高湿潤場におけ
慶国立大学・韓国)は,2012年梅雨期強化観測中の7
る孤立峰の風下側での降雨の強化に寄与することを議
月13日に済州島で発生した山岳性降水について,降水
論した.
システムが山岳を通過する際にディスドロメータで観
解能2km の WRF を用いて台
直シアが小さいこと,
布(発達期に高高度で強化し,暖気核を強化
X. Liang(CMA)は,WRF において様々な観測
測された雨滴の粒径・数密度やドップラーレーダー解
データを4次元データ同化することで,初期値に含ま
析による 直流(山岳波の影響を指摘)の変化を議論
れる高周波数の振動を抑制できることを示した.W.
し,山岳通過前と通過後で,それぞれ異なる雲物理過
Yao(CAMS)は,2012年 7 月21日 に 北 京 で 発 生 し
程が起こっていた可能性を指摘した.Q. Zhang(北
た豪雨の数値予報について,衛星観測データを導入し
京大学)は,2008-2009年の上海のウィンドプロファ
て北京の風上にあたるチベット高原の気温や湿度を再
イラデータから下層ジェット(高度3km 以下)の発
解析した初期値を用いることで,予報が改善すること
生ピークが高度1km 以下(境界層ジェット)と2-
を示した.L. Huang(北京大学)は,低気圧に伴う
3km(
豪雨を例に,初期値に適応させるターゲット観測の違
変化することを示し,水平
いによる数値予報の不確実性を議論した.X. Li (南
いて境界層ジェットの日変化の要因(海陸間の温度
京大学)は,WRF を用いた台風の短時間予測の精度
差)について議論した.
向上において,1つのドップラーレーダーからの水平
風の推定法である VAD(Velocity Azimuthal Dis2013年7月
観規模擾乱ジェット)の2つに
かれ,日
解能9km の WRF を用
H.Cai(NCAR)は,IHOP 期間中の2002年6月9
日に観測されたドライラインについて,ドップラー
41
544
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
レーダーやドロップゾンデ等の航空機観測データを用
京大学)は,2012年7月21日北京で観測された竜巻
いて,その構造を詳細に解析した.J. Luo(上海台風
(F1)の概要について紹介した.U. Jung(国立台湾
研究所)は,WRF をベースとした 3DVAR と EnKF
大学)は,レーダーデータを用いて,暖候期の台湾で
のハイブリットシステムを開発し,2011年台風第9号
観測された降水を統計的に調査し,層状性の方が対流
(Muifa)についての予報実験を行い,そのインパク
性のものよりも頻繁にみられたが,対流性の降水は山
ト を 調 べ た.L. Duc(海 洋 研 究 開 発 機 構)は,
岳域での強雨をもたらしていたことを示した.H. Hu
NHM -LETKF(水平
解能10km,50メンバー)を
(北京大学)は,40メンバーのアンサンブル予想から
2011年7月新潟・福島豪雨に適用し,1km モデルで
水平
ダウンスケールした結果を示し,予報が改善した要因
で,華北地方での移流霧の予測可能性を初期場の誤差
解能3km の WRF でダウンスケールすること
について議論した.草川敬之(京都大学)は,夏季濃
に着目して議論した.S.-H.Jung(慶北国立大学・韓
尾平野の大規模擾乱によらない大雨時の環境場の特徴
国)は,対地雷を引き起こす対流セルとそうでないセ
を解析雨量,アメダス,気象庁メソ解析を用いて統計
ルの特徴をレーダーデータから示し,レーダーデータ
的に調査し,濃尾平野とその北側の山岳部では降水の
から対地雷を予測できそうな観測要素を検討した.R.
ピークの時間帯や降水強度が異なること示し,循環場
Xing(南京大学)は,NCEP の再解析データ(1度
を降雨時と晴天時に
けてその違いを議論した.L.
格子)から計算した200hPa と850hPa の発散場を統
Qie(北京気象局)は,自動地上降水量観測データの
計的に調査し,台風の遠隔での降水を4つのパターン
品質管理について,そのネットワークの他のデータや
に 類して議論した.
気象レーダーデータ(近傍9格子点)を用いた手法を
S. Gao(CAM S)は,飽和した大気での渦の保存
紹介し,さらなる精度向上のためには事例解析を重ね
性を
る必要があることを主張した.J.Cao(CAMS)は,
変数とその応用について述べた.降雨域と良く対応す
静力学平衡流を主要循環と二次循環に け,渦度方程
るとの主張だったが,正直なところ内容を正確には理
式から二次循環の渦度移流と立ち上がり・引き伸ばし
解 で き な かった.U. Shin(
項を除去した準平衡方程式に地形の効果を組み込ん
2001-2010年に朝鮮半島で発生したクラウ ド ク ラ ス
だ.
ター(55ケース)の発生・発達について調査した結果
(纐纈
晴)
慮した Second Order Potential Vorticityなる
世 大 学・韓 国)は,
を報告した.D. Yao(北京大学)は,2012年7月21
8.合同セッション2
日北京で観測された竜巻を対象に,水平
どの会議でもそうだが,最終日の午後にもなると帰
の数値モデル(NCAR の Bryan 氏が開発したもの)
解能100m
国の途につく人や次の出張先に向けて旅立つ人が増
を用いて06UTC のゾンデデータを初期値に理想化実
え,徐々に参加者の数が減る.この会議も例外ではな
験を行い,3km 以下の風がスーパーセルの形状を再
く,臨機応変に2つのセッションを統合して参加者を
現するのに最重要であったことを示した.質疑では,
まとめ,聴衆をそれなりに確保できたのは正解だった
理想化した環境場において現実に近い構造のスーパー
と思う.
セルが再現された点について議論が
わされた.S.
加藤輝之(気象研究所)は,水平 解能20km およ
Xiang(CM A)は,NCEP の再解析データ(1度格
び60km の全球大気モデルの将来予測結果を用いて,
子)
,地上降水量,TRMM データを用いて,チベッ
米国と日本域での藤田スケール(F)2以上の強い竜
ト高原上での渦の回帰と2010年7月21-25日に観測さ
巻が発生しやすい環境場の変化を調べた.その結果,
れた大雨との関係を調べた.C. Guo(CAMS)は,
21世紀末には現在よりも,米国の竜巻多発地帯である
2012年 7 月21日 の 北 京 周 辺 で の 大 雨(最 大98mm/
中央平原で約30%,日本域では春季の西日本や夏季の
h)に つ い て,衛 星 データ と 水 平
日 本 海 側 で 倍 増 す る こ と を 示 し た.Y. Zheng
WRF を 用 い て 調 査 し た 結 果 を 報 告 し た.H. Liu
(CM A)は,2011年7月北京での時 間 降 水 量76mm
(CAM S)は,2003年夏季にほぼ隔週で発生した大雨
を観測した大雨について,その発生環境場および発生
を 引 き 起 こ し た 擾 乱 を 対 象 に,ERA-interim と
要因を議論した.H. Shi(南京大学)は,ゾンデ,
APHRODITE の日降水量を用いたスペクトル解析か
ウィンドプロファイラ,ライダーデータから見積も
ら
られる境界層トップ高度を比較した.Z. Meng(北
乱が長江流域の大雨に,3-8日周期の擾乱が淮河流
42
解 能 2km の
観場の役割について調査した.10-20日周期の擾
〝天気" 60.7.
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
域の大雨に関係していることを述べ,それらから1020日周期を持つ南西風の形成要因について議論した.
Z. Hu(CAM S)は,ウェーブレット解析を用いて,
二重偏波ドップラーレーダーの偏波間位相差に見ら
れ る ノ イ ズ を 除 去 す る 方 法 を 紹 介 し た.D.Deng
(CAM S)は,非 地 衡 風 成
部
とそれ以外に
を 移 流,非 断 熱 加 熱 の
け る 方 法 を2006年 台 風 第 4 号
(Bilis)の上陸時に観測された大雨事例に適応し,そ
の発生要因を 察した.
北京の町並みはここ10年で大きな変貌を見せている
が,CM A の構内は以前とさほど変わらず,懐かしさ
を感じた.ただしビルの新設計画があるそうで,基礎
工事が始まっていた.数年後には CMA 構内の
囲気
も大きく変わるのかもしれない.なお,この冬は深刻
な大気汚染に見舞われた北京だが,出張期間中は北風
が吹き,青空が広がる日が多かったのは幸いだった.
北京の北は山岳地帯で工業都市が少なく,北京で排出
される汚染物質は北風により南に移動したのだろう.
移流の重要性を改めて感じた次第である.
(山田広幸)
略語一覧
APHRODITE:Asian Precipitation - Highly-Resolved
Observational Data Integration Towards Evaluation
アジア地域における高空間 解能の日降水量グリッド
データ
CAMS:Chinese Academy of M eteorological Sciences
中国気象科学研究院
CAPE:Convective Available Potential Energy 対流有
効位置エネルギー
CMA:China M eteorological Administration 中国気象
局
CMC:Canadian M eteorological Center カナダ気象セ
ンター
CReSS:Cloud Resolving Storm Simulator
DYNAMO:Dynamics of the Madden-Julian Oscillation マッデン・ジュリアン振動解明のための特別観測
ECM WF:European Centre for M edium-Range
Weather Forecasts ヨーロッパ中期予報センター
EnKF:Ensemble Kalman Filter
ERA-interim:the latest ECMWF global atmospheric
reanalysis ECM WF の最新の全球再解析データ
4DVAR:Four-Dimensional Variational M ethod 4次
元変 法
HYVIS:HYdrometeor VIdeoSonde 雲粒子ゾンデ
ICM CS:International Conference on M esoscale
2013年7月
545
Convective Systems メソ対流系に関する国際会議
IHOP:International H2O Project 国際水プロジェクト
JM A:Japan M eteorological Agency 気象庁
M JO:M adden-Julian Oscillation マッデン・ジュリア
ン振動
M TSAT:M ulti-functional Transport Satellite 運輸
多目的衛星
NCAR:National Center for Atmospheric Research
米国大気研究センター
NCEP:National Centers for Environmental Prediction
米国環境予測センター
NHM -LETKF:NonHydrostatic M odel Local Ensemble Transform Kalman Filter 気象庁非静力学モデル
を用いた局所アンサンブル変換カルマンフィルタ
NICAM :Nonhydrostatic ICosahedral Atmospheric
Model 非静力学正二十面体格子大気モデル
NOAA:National Oceanic and Atmospheric Administration 米国海洋大気庁
OSE:Observing System Experiment 観測システム実
験
SCMRE:Southern China M onsoon Rainfall Experiment 中国南部モンスーン降雨実験
SoWM EX:SouthWest M onsoon Experiment 南 西 モ
ンスーン実験
SSM /I:Special Sensor M icrowave Imager 機械走査
型マイクロ波放射映像センサ
3DVAR:Three-Dimensional Variational M ethod 3
次元変 法
TiMREX:Terrain influenced M onsoon Rainfall Experiment 山岳性モンスーン降水実験
TM I:TRM M Microwave Imager TRMM マイクロ波
観測装置
TRM M :Tropical Rainfall M easuring M ission 熱帯降
雨観測衛星
UKM O:United Kingdom Meteorological Office 英国
気象局
VHT:Vertical Hot Tower
VORTEX2:Second Verification of the Origins of Rotation in Tornadoes Experiment
WRF:Weather Research and Forecasting model
NCAR により維持管理されている米国の次世代天気研
究・予測モデル
参
文
献
加藤輝之,清水慎吾,金田幸恵,柳瀬
亘,北畠尚子,筆
保弘徳,前坂 剛,吉崎正憲,茂木耕作,永戸久喜,
2002:「東アジアにおけるメソ気象と台風に関する国際
会議」参加報告.天気,49,227-231.
加藤輝之,坪木和久,別所康太郎,吉崎正憲,沢田雅洋,
43
546
第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する国際会議(ICM CS-Ⅸ)
」参加報告
村 田 昭 彦,楠
研 一,橋 本 明 弘,尾 上 万 里 子,榎 本
剛,山田広幸,上田
博,2008:第6回「メソスケール
気象と台風に関する国際会議(ICM CS-Ⅵ)」参加報告.
天気,55,173-179.
加藤輝之,山田広幸,上田
耿
博,篠田太郎,尾上万里子,
,津口裕茂,吉崎正憲,纐纈
晴,中井専人,猪
上華子,2010:第7回「東アジア域でのメソ対流系とハ
イインパクトな気象・気候に関する国際会議(ICMCSⅦ)
」参加報告.天気,57,143-149.
circulation from aliased velocities measured by single-Doppler radar. J. Atmos. Oceanic Technol., 29,
1026-1041.
吉崎正憲,上田
博,藤吉康志,渡邊
明,坪木和久,小
司禎教,加藤輝之,二宮洸三,大野裕一,茂木耕作,前
坂 剛,瀬古
弘,2000:「東アジアにおけるメソ対流
系と豪雨に関する国際会議」の出席報告.天気,47,
569-574.
吉崎正憲,藤吉康志,村上正隆,耿
Morrison, H., G. Thompson and V. Tatarskii, 2009:
,中村晃三,加藤
内藏進,斉藤和雄,中井専人,川島正行,中村
治,新
Impact of cloud microphysics on the development of
野 宏,上田
trailing stratiform precipitation in a simulated squall
line:Comparison of one- and two-moment schemes.
ジアにおけるメソ対流系と豪雨・豪雪に関する国際会
M on. Wea. Rev., 137, 991-1007.
篠田太郎,加藤輝之,勝俣昌己,山田広幸,津口裕茂,竹
見哲也,出世ゆかり,耿
,2011:第8回「東アジア
域でのメソ対流系とハイインパクトな気象に関する国際
会議(ICMCS-Ⅷ)」参加報告.天気,58,785-792.
Wang,M.,K.Zhao,W.-C.Lee,B.J.-D.Jou and M .Xue,
2012:The gradient velocity track display (GrVTD)
technique for retrieving tropical cyclone primary
博,小林文明,加藤輝之,2003:「東ア
議」の報告.天気,50,189-196.
吉崎正憲,上田
博,山田広幸,坪木和久,クリシュナ・
レディー,耿
,大淵
済,加藤輝之,2005:「東ア
ジアにおけるメソ対流系と豪雨の国際会議(ICM CSⅣ)」報告.天気,52,363-368.
吉崎正憲,加藤輝之,柳瀬
亘,楠
研一,林
所康太郎,沢田雅洋,茂木耕作,上田
益子
修吾,別
博,山田広幸,
渉,2007:第5回「メソスケール気象と台風に関
する国際会議」参加報告.天気,54,705-710.
2013年度「朝日賞」の候補者推薦募集
標記の賞について,(
財)朝日新聞文化財団から
発展,向上に多大な貢献をされた個人または団
受賞候補者推薦の募集がありました.学会以外からの
体.
推薦も可能です.詳しい資料と推薦用紙は気象学会事
2.推薦締切:2013年8月31日(土)
務局にありますのでお問い合わせ下さい.
3.問い合わせ先:
〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2
1.対象:人文や自然科学など,わが国のさまざまな
野において傑出した業績をあげ,文化,社会の
朝日新聞社 CSR 推進部「朝日賞」事務局
Tel:03-5540-7453,Fax:03-3541-8999
日本気象学会および関連学会行事予定
行事名
開催年月日
主催団体等
場所
備
九州支部「第13回気象教室」2013年8月3日 日本気象学会九州支部
天神クリスタルビル「天気」60巻7号
3階 A ホール(福岡
市中央区天神4-6-7)
第18回 開気象講座
名古屋大学 ES 合
館 ES ホール(愛 知
県名古屋市千種区不
老町)
44
2013年8月23日 日本気象学会中部支部
〝天気" 60.7.
ダウンロード

第9回「東アジア域でのメソ対流系と顕著気象に関する 国際会議(ICMCS