2013 年 5 月 22 日飯島滋明講演「オスプレイと日本国憲法」
オスプレイと日本国憲法
【1】オスプレイと国民主権
・「事前協議の対象ではない」
「アメリカの基本方針に口を出せない」
(野田首相発言)
。
→主権国家である以上、オスプレイ配備が国民の生命や健康に危険であれば、日本政府は米
国の要求を拒否すべき憲法上の義務
「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、そ
の権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」(憲法前文)
・「サンフランシスコ平和条約」「日米安保条約」「地位協定」こそアメリカの押しつけ。
砂川事件の最高裁にアメリカが介入。米兵の犯罪は起訴しないといった「裁判権放棄密約」
まさに主権侵害行為。
【2】オスプレイと憲法上の権利
(1) 平和的生存権の侵害
・平和的生存権:色々な内容をもつが、
「戦争や軍隊によって自己の生命を奪われない権
利あるいは生命や健康が危険にさらされない権利」
。
・ただでさえ米軍関係の事故は多いのに、
「未亡人製造機」と言われるほど事故の多い「オ
スプレイ配備」により、平和的生存権はさらに危険にさらされる。
・沖縄だけではなく、飛行ルートに関わる自治体の住民も。
(2)環境権の侵害
環境権:良好な環境を享受し、これを支配する権利 憲法 13 条、25 条が根拠。
騒音の増大や、低周波により「環境権」も侵害。
【3】オスプレイと平和主義
(1)
「オスプレイ配備は抑止力」?
海兵隊は日本を守るために日本に駐留?
→米高官がたびたび「日本を守るために駐留しているわけではない」と発言。
→「海兵隊」は殴り込み部隊、海外派兵のための部隊。
「オスプレイ配備」と「ボノム・リシャール」の佐世保配備により、米軍の出撃基地・
後方支援基地としての役割がます。
(2)
「米軍基地」があることでかえって攻撃対象。
「平和的生存権」の侵害。
【4】オスプレイと「国際協調主義」
(1) 近隣諸国との友好関係構築に成功しているドイツ。
(2) 近隣諸国との友好関係構築に失敗している日本。
【5】結論
・オスプレイ配備」は「基本的人権の尊重」「国民主権」
「平和主義」の理念に一層反する。
・ 仮想敵を想定して「抑止力」をもつという発想を転換して、近隣諸国とは謝罪と信頼醸
成に向けた外交こそが「国際協調主義」の実践
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