子どもが喜んで登校し 生き生きと学ぶ学校めざして
足立区立北三谷小学校
校長 大森 隆雄
北三谷だより
喜んで登校し 生き生きと学ぶ学校
気高い志をもつこと
校長 大森 隆雄
□京都大学の山中伸弥教授のノーベル生理学・
医学賞受賞は、久しぶりの明るい話題となりま
した。これまで不治とされた病気やけがの治療
に、大きく道を開く万能細胞をつくり出し、世
界中の研究者に注目されてから6年で、科学界
最高の栄誉に輝いたのです。受賞を巡って、ノ
ーベル賞受賞者をはじめ、研究に関係した方た
ちから山中さんに温かいメッセージが寄せられ
ました。それらを読みながら、改めて山中さん
のお人柄と研究に対する真摯な姿勢、生き方に
感銘を覚えました。
山中さんは中学から柔道を続けていたそうで
す。じん帯の損傷、鼻や手首の骨折等、仲間か
ら「けがの宝庫」と言われるほど、何度も大き
なケガを繰り返したそうです。そのため、整形
外科として臨床医からの一歩を踏み出しました。
しかし、山中さんは難病のリウマチの患者に接
したときに、臨床医としての自分の力の限界を
感じ、基礎研究の分野に進んだのだそうです。
米国の留学時代で学んだ一番大切なこと、そ
れは、研究者として成功するためには「ビジョ
ンとハードワーク」つまり目標をはっきりもち、
一生懸命やることだったそうです。日本人は
元々勤勉なのでハードワークは得意です。でも、
ビジョンをもたなければそれも無駄な努力にな
ってしまいます。ハードワークでは誰にも負け
ない自信があった山中さんは、長期的なビジョ
ンをもつことの大切さを教えてもらい、今でも
5年、10年単位のビジョンをもつことを忘れ
ないようにしているそうです。
3年後に米国から帰国し、大学でマウスES
細胞の研究を続けた山中さん。アメリカ時代と
は違い研究費はなく議論の相手もいない。ネズ
ミの世話も専門の担当者がいた米国と違い、全
2012/11/1
NO9
http:///www.adachi.ne.jp/users/adkisa/
部自分でやるしかなく、実験用マウスを前に、
自分が研究者なのかネズミの世話をする人なの
か分からなくなったと述懐しています。周りは
すぐに薬につながる研究をしている人ばかり。
その中でネズミの細胞で基礎的な研究をしてい
る山中さんは、いろんな人に「もっと医学に関
係することをやったほうがいい」と言われ、自
信をなくし、半分うつ状態になって研究をやめ
る直前までいったと知って驚きました。ES細
胞、そして iPS 細胞との出会いは、こうした苦
労の末に行き着いた結果なのだそうです。
「一人の人が行う基礎研究で新しい治療薬が
できるのは簡単ではない。幸運にも iPS 細胞に
出会った今、これを役に立つところまでもって
いくのは、私たちの義務以外の何物でもない。
できるところまで必死にやろうというのが私た
ちの思いだ」
。山中さんは、忙しい研究の合間を
縫って、今も難病患者との交流を続けているそ
うです。治療法のない難病を抱えている患者の
母親から「iPS 細胞ができて、本当に頑張ったら
治る時代が来るんじゃないかと希望がもてた」
と聞いて、新たな研究意欲を燃やしていると語
っています。多くの挫折を乗り越え、新たな研
究のエポックを切り拓いた山中さんの生き様は、
私たちの想像以上に大変なものだったと思いま
す。そんな山中さんの人生を支えているのは、
患者のいのちを救うという崇高な使命感なので
はないでしょうか。
「自分のためだけに生きる」人生に、ほんの
尐し「人のためにも生きる」ことを加味したな
ら、この世の中ももっと素晴らしくなっていく
ことでしょう。そして、子どもたちにも夢をも
てる社会にすることができると思います。先に
生きる私たち大人に求められているのは、志を
もって、より気高く生きることなのではないか、
そんな思いがします。
読書目標達成者
主な項目
達成度
1
漢字・計算達成度 80%達成
○
2
家庭学習の習慣化 90%達成
○
3
「学習のきまり」を守る 90%
△
4
家読(低 10、中 15、高 20)
△
5
手洗い・うがい・薄着
○
6
むし歯0
△
7
進んで外遊び
○
□「年間読書 50 冊を達成しよう!」とのめあて
を前期で達成する子どもたちも多くいました。
なかでも、低学年、中学年のこどもたちのがん
ばりが光ります。前期の終業式では、達成した
子どもたち
学年
達成者
%
を表彰しま
1年
48
74
した。高学
年の子ども
2年
71
81
たちにとっ
3年
41
75
てはやや難
4年
11
18
しい目標で
5年
0
0
すが、後期
6年
3
3
も引き続き
達成の努力を続けていきたいものですね。年間
を通して「全員達成」を呼びかけていきます。
□話の聞き方はきちんとできていますが、授業
中の姿勢やえんぴつの持ち方等に課題がありま
す。家読は、宿題にしなくても自主的に取り組
むようになるとよいですね。後期は、次の学年
への進級・進学を準備する大切な時期です。勉
強や運動、そして学校生活での目標をしっかり
もち、がんばっていきたいものです。
むし歯0の取り組み
後期に向けてがんばりたいこと
□4 年生は、
歯の生え替
1年
1
1.5
りの時期に、
2年
2
2.3
歯磨きの習
3年
1
3.6
慣を身につ
4年
4
6.6
けようと
5年
3
4.6
「歯の学習」
6年
3
3.4
とともに給
全体
14
3.3
食後の歯磨
きを実施し
ています。本校では、可能な時期から全校の取
り組みに広げていきます。
10 月末現在、むし歯(う歯)のある子は全校で
14名です。乳歯のむし歯を放置しておくと、
永久歯に生え変わる時にむし歯になったり、歯
並びに影響が出たりします。早急に治し、「む
し歯0」の学校にしていきたいものです。
学年 う歯(人数)
%
前期の取り組みを振り返って
□前期の活動の取り組みを全校で振り返りまし
た。学年によって、達成状況は異なりますが、
学校全体のおおその様子をお知らせします。
主な項目の結果は次のとおりです。
□始業式の児童代表のことばを紹介します。
◆鈴木 雄大(4 年)
ぼくは、前期に漢字練習をがんばりました。
字があまり上手じゃないので、ゆっくり書くよ
うにしました。後期は、前期よりも字をきれい
に書こうと思います。ほかにがんばったのは、
運動会のダンスです。フリをおぼえるのはむず
かしかったけど、運動会ではメリハリをつけて
ダンスがうまくおどれました。お家の人からも
ほめられました。ぼくは、前期にあまり本が読
めなかったから、後期には目標の 50 冊を完読し
たいです。
◆えざき りほ(2 年)
今日からこうきがはじまります。わたしが前
きでにがてだったことは、きゅう食をへらさず
に食べることでした。だから、今日からきゅう
食をへらさずに ぜんぶ食べられるようにした
いです。そして、気もちのよい生活をしたいで
す。あいさつも元気にして、早ね早おきも心が
けたいです。べん強では、かけ算九九がありま
す。まず、かけ算九九をしっかりおぼえて、ま
ちがえずにとなえられるようにしたいです。こ
うきは、もっとべん強にはげみ、三年生になる
じゅんびをしっかりやりたいと思います。
北三ジュニアバンド 熱演・大活躍
□9 月 29 日(土)に青尐年対策綾瀬地区委員会
主催の「音楽の夕べ」が開催され、本校からは
北三ジュニアバンドが出演しました。30 名とい
う尐ない人数でしたが、一人一人がこれまで一
所懸命練習してきた成果を発揮し、秋空にすて
きな音楽を響かせました。曲目は、「パイレー
ツオブカリビアン」と「明日があるさ」の二曲
です。アンサンブルがとてもすてきでした。
□10 月 14 日(日)の第 31 回東和住区祭りにも
出演させていただきました。今年で 3 年連続の
出演ですが、地域の方からの大きな声援は、こ
れからのジュニアバンドの活動に励みとなった
ようです(今、新しい団員を募集中です)。
10 月 10 日(水)熱戦! 連合運動会
□運動会に引
き続き練習を
重ねてきた 6
年生が、自己
ベスト目指し
て他の6校の
選手と力を競い合
いました。当日は、
一人一人の自己記
録更新だけでなく、
男女ともリレーで
優勝するなど、すば
らしい成績でした。
また、忚援や見学
する態度も立派で
した。子どもたち
の精いっぱい競技
する姿に胸が熱く
なりました。主な結果は以下の通りです。
種目
記録
成績
氏 名
幅跳(女)
3m45cm
1
江崎桜也佳
同
3m32cm
2
森 美菜子
高跳(男)
1m26cm
1
岡本 太一
100m
15秒1
3
守山
ハードル走
9秒1
3
吉田 圭佑
黎
800m
3 分 4 秒7
3
枝吉 麻衣
1000m
3 分 23 秒4
1
伊藤
対抗リレー
1 分 53 秒8
第1位※大会新記録
(女子)
森 美菜子 江崎桜也佳 小林
颯
栞
土田 麻央 大宮 未裕 立澤穂乃花
対抗リレー
1 分 47 秒5
(男子)
岡本 太一 吉田 圭佑 手塚 晴也
守山
黎 伊藤
第1位
颯 花渕
輪
元気基金活用事業・狂言体験教室
□「狂言体験教室」を10月5日(金)に行い
ました。700 年前から続いている狂言と、それを
継承している「大蔵流」家元の大蔵千太郎さん
による解説で始まった狂言教室。狂言の歴史や
演目の説明等を聞いた後、
「柿山伏」の鑑賞をし
ました。日本の伝統芸能の「能楽」の一つであ
る狂言は、子どもたちにもわかりやすく、山伏
の滑稽な動作に大きな声で笑うなどしながら楽
しむことができました。演目終了後のワークシ
ョップでは、代表児童も含め、歩き方や立ち方、
座り方や声の出し方などを教えていただきまし
た。古典芸能を楽しむよい機会となりました。
■700 年も前から続いている狂言は、世界の中で
最も古い演劇だと知って驚きました。
「柿山伏」
では、山伏が鳥やサルの真似をするのがとても
面白かったです。今のショートコントのように、
とても新鮮な内容なのでびっくりしました。本
物の狂言を
見る機会は
めったにな
いので、とて
もよい体験
になりまし
た。
■今から 700 年も前の演劇が現代にも受け継が
れていることを知り、とても驚きました。狂言
の内容もよくわかりました。700 年前の人々もこ
のようにして今日の私たちと同じものを観て笑
っていたと思うと、狂言にとても興味をもちま
した。独特の動作や言葉、表情がとても面白か
ったです。能楽の中の「能」も観たいと思いま
した。
コスモスコンサート
□春のアジサイコンサートに引き続いてのコン
サートは、東京芸術大学連携事業による「弦楽
四重奏」の鑑賞会でした。本校を訪れてくださ
ったのは「Quartet Ariosa」の皆さん。ヴァイ
オリンとヴィオラ、チェロの 4 人による四重奏
を楽しみ
ました。
アイネ
クライネ
ナハトム
ジークや
G線上の
アリアな
どのクラシックだけでなく、となりのトトロや
ルパン三世のテーマなどのなじみのある曲に、
子どもたちも聴き入っていました。最後は、全
員合唱で「もみじ」を歌い、秋の音楽鑑賞会を
終えました。とてもすてきなひと時でした。
◆クラシックもポピュラーな曲もどっちもすば
らしかったです。小さな楽器なのに体育館いっ
ぱいにすてきな音色が響いて、驚きました。
青少年対策綾瀬地区委員会健生標語
□親子で考える健全育成の標語コンクール。本校か
らは次の 3 点が選ばれました。
◆最優秀作品
ありがとう すなおな気持ち 伝えよう
(井村 昴清 3年)
◆優秀作品
こんにちは 五文字の魔法で にっこにこ
(早川 直道 4年)
あさごはん いっぱい食べて 元気もりもり
(中田旭 1年)
青少年対策綾瀬地区委員会善行少年表彰
□綾瀬地区委員会で善行尐年として表彰されま
した。
◆代表委員会;募金活動や各種集会での活動
◆6 年生;一年を通しての「あいさつ運動」
◆その他に、各子供会からの推薦がありました。
<11 月の主な行事>
日
曜
主な行事内容
1
木
避難訓練
3
土
文化の日
5
月
研究授業
6
火
社会科見学(3年)
9
金
安全指導
12
月
鋸南自然教室(5 年)~14 日
14
水
区小研
17
土
子どもまつり
21
水
クラブ
23
金
勤労感謝の日
26
月
研究授業
28
水
委員会
<12 月の主な行事>
日
曜
主な行事内容
3
月
学年PTA(5 年)
4
火
社会科見学(6 年)
6
木
避難訓練
8
土
持久走大会
10
月
個人面談始
14
金
個人面談終
19
水
クラブ
23
日
天皇誕生日
24
月
振替休業日
25
火
午前授業(給食なし)
26
水
冬季休業日始
【今月の生活目標】
「ものを 大切にしましょう!」
・持ち物に名前をつける。
・後始末をしっかりしましょう。
◆「挨拶・返事・靴揃え・時間を守る」
多くの子が身についています。元気
に明るい挨拶ができる、名前を呼ばれ
たら返事をする、靴はきちんとそろえ
ることなどは、社会に出てからも大切
な「基本」です。
「礼儀正しい北三谷の子」になれる
よう、ご家庭でも「後始末」とともに
ご指導をよろしくお願いいたします。
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北三谷だより