平成20年度
設計演習
~鋼矢板護岸の設計~
平成20年6月27日
講義の構成
鋼矢板式護岸とは?鋼矢板護岸の設計の手順な
ど(第1回)
設計条件,外力の算定,根入れ長の検討(第2回)
部材の断面決定(第3回)
控え工の設計(第4回)
設計計算書の作成,図面の作成(第5回~)
本日の内容
設計の流れ
港湾施設とは何か?
護岸とは?
鋼矢板式護岸の設計手順
評価方法
などなど
構造物の設計のおおよその順序
発注者からの依頼(橋梁,トンネル,ダム,道路etc)をもとに,経験に基づい
ておおよその構造形式を選定
地質条件や環境,外力等の条件を踏まえながら断面の試行を行う.
さらには,施工中の安全性,近隣住民への配慮を踏まえつつ,経済的な構
造形式の決定
その他イロイロ・・・
発注者
設計(コンサルタント)
施工(ゼネコ
ン)
完成!
港湾施設とは何か?
港湾区域及び臨港地区内における第1号から第11号までに掲げる施設並びに港湾の利
(※港湾法第2条)
用又は管理に必要な第12号から第14号までに掲げる施設をいう.
1.水域施設:航路、泊地及び船だまり
2.外郭施設:防波堤、防砂堤、防潮堤、導流堤、水門、こう門、護岸、堤防、突堤及び胸壁
3.係留施設:岸壁、係船浮標、係船くい、さん橋、浮さん橋、物揚場及び船揚場
4.臨港交通施設:道路、駐車場、橋梁、鉄道、軌道、運河及びヘリポート
5.航行補助施設:航路標識並びに船舶の入出港のための信号施設、照明施設及び港務通信施設
6.荷さばき施設:固定式荷役機械、軌道走行式荷役機械、荷さばき地及び上屋
7.旅客施設:旅客乗降用固定施設、手荷物取扱所、待合所及び宿泊所
8.保管施設:倉庫、野積場、貯木場、貯炭場、危険物置場及び貯油施設
9.港湾公害防止施設:汚濁水の浄化のための導水施設、公害防止用緩衝地帯その他の港湾における公害の防止
のための施設
10.港湾厚生施設:船舶乗組員及び港湾労務者の休泊所、診療所その他の福利厚生施設
11.港湾施設用地:前各号の施設の敷地
12.移動式施設:移動式荷役機械及び移動式旅客乗降用施設
13.港湾役務提供用移動施設:船舶の離着岸を補助するための船舶、船舶のための給水、給油及び給炭の用に供
する船舶及び車両並びに廃棄物の処理の用に供する船舶及び車両
14.港湾管理用移動施設:清掃船、通船その他の港湾の管理のための移動施設
護岸とは?
護岸とは?
海岸に設けられ,波浪による浸食と土圧による崩壊を防ぎ,陸地を保護する構造物.
水域/航路
外郭施設/係留施設
宇部港
参照:http://www.pa.cgr.mlit.go.jp/ube/port/index.html
護岸の種類
重力式
矢板式
直立ケーソン護岸
控え矢板式護岸
消波ブロック被覆ケーソン護岸
二重矢板式護岸
ブロック式護岸
直立消波ブロック式護岸
新形式護岸
直立消波ケーソン護岸
曲面スリットケーソン護岸
傾斜提式護岸
重力式
ケーソン,L型ブロック,セルラーブロック等のプレキャス
トコンクリート部材を用いたものと,場所打ちコンクリート
によるものとがある.構造物の重さによって安定を図っ
ているもの.
矢板式
鋼矢板,コンクリート矢板などを用いるもので,矢板を自
立させるもの,控え工を有するもの及び二重矢板がある.
皆さんには,矢板式護岸の設計を行ってもら
います!
矢板式護岸の種類
工事が簡単で,大掛かりな施工設備を必要としない
急速施工が可能で,工期が大幅に短縮される.
地盤の状況に応じて鋼矢板の断面,長さを変えられるので合理的,経済的
な設計が可能.
液体が軽量のため重力式構造物と異なって耐震設計が有利.
構造形式
自立式
控え版式
タイロッド式
控え鋼矢板式
セル式
控え直杭式
二重鋼矢板式
控え組杭指揮
切梁式
斜控え杭式
棚式
詳細は,配布資料p.17~参照
矢板壁の設計順序(港湾の施設の技術上の基準・同解説に準拠)
設計条件の決定
タイロッドの取り付け位置の決定
矢板に作用する土圧、残留水圧、およびそ
の他の外力の計算
矢板根入長の決定
円形滑りの検討
地盤改良の設計
矢板の支点反力および曲げモーメントの計算
矢板断面の決定
タイロッド間隔の決定
タイロッド断面の決定
腹起こしの設計
控え工の構造様式の決定
控え工の断面の仮定
控え工に作用する外力の計算
控え工の安定の検討
控え工に作用する応力の検討
控え工の断面の決定
細部設計
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講義資料No.1(PPT)