サウンドスケープ・デザイン
音を切り口としたデザイン活動
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導入音で環境(空間)を演出するデザイン
環境と共生する音
環境音を活かすデザイン
風景の一要素としての音への配慮を忘れない
「音への気づき」のデザイン
音名所、残したい音風景
導入音(音楽等の人工音)で
空間を演出するデザイン
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音だけをデザインするのではない
周囲の環境との調和を計る
対象空間,景観の特性を考慮
地域の文化、歴史等も
• 環境と共生するデザイン
• 地域のシンボルに
東京タワー展望台における
サウンドスケープ・デザイン
• 2002年4月のリニューア
ルを契機に施された
• 「展望」を際だたせるた
めに,環境演出音はすべ
て音量を小さく設定
• 演出音に気づかない人も
さりげない,めだたない
デザイン
特別展望室
大展望
室 2F
1F
快適な音環境創造
心地よい音を提供+いらない音を抑制
→2重の効果を生みだした音環境デザイン
• 空間演出音を施す効果を運営サイドが認め,
「音環境」に対する意識が高まった
• 音による空間演出を効果的にするため,有
線放送,場内アナウンスを停止
• 結果,リニューアル前に比べ,ずいぶん
「静か」になった(従業員の意見)
案内ディスプレー
アナウンスに代えて情報提供
光の祭典
神戸ルミナリエ
(電飾)1995~
鎮魂と都市の再興、
再生への夢と希望
光と音のコラボレー
ション(1996~)
前田耕造
安全面から見た「音」の効果?
• 事故等があったとき,BGMはそのまま流し
続けるように指示
• 客の心理を安定させる効果を期待(実証さ
れているわけではないが)
(花火大会での事故をうけて)
環境音を活かす(音への配慮を
忘れない)デザイン
• 新しい音を加えるだけが、サウンドスケー
プ・デザインではない
• 本来、音は風景の一部である
• そこにある音を活かすデザイン
• そこにある音を意識したデザイン
• 「きっかけ」「しかけ」のデザイン
• 思想としてのサウンドスケープ・デザイン
瀧廉太郎
が聞いた音
を再現
来館者が
通追体験
鳥越けい子
瀧廉太郎記念館(大分県竹田市)
-造園に音のデザインを盛り込む-
(故)木島安史:主人が作曲家なので音環境
で趣向をこらしたい
竹の葉音を出すために孟宗竹を植林
暗渠となっていた溝川を復元しその水の流れ
る音を再現
雀の鳴き声を響かせるために水のみ場を作成
下駄の音を響かせるために下駄を置く
再生音などに頼らない
ランドスケープ・デザイン
の中で音を活かす
竹の響き
雀の鳴き声
溝川の響き
下駄の音
↓
廉太郎の
感性を
育んだ
瀧廉太郎記念館(大分県竹田市)
-造園に音のデザインを盛り込む-
Wave Wave Wave
(小名浜,いわき市)
庄野泰子
波の音を聞く装置
海の上の大きな山
形の網:そこに横
たわると,波の音
が聞こえてくる。
波の音はすでに存
在している。
しかし,誰も気にと
めようとはしない。
この装置のおかげで,人は波の音を意識す
るようになる。音を通して,我々は環境と
つながることができる。
音は,財産であり,資源である。
それをデザイン
に活かす。
Wave Wave Wave
Umi-Tsukushi (小名浜)
振動エネルギーをキャッチして金属
片が触れあう音を発音する装置
西鶴屋橋でのサウンド・インスタレーション
音と
かおり
音と遊ぶ空
間
田中直子
聞き耳の椅子
ささやきの壁
周囲の音が聞こえや
すく
曲面の壁づたいに、音が遠方ま
で反射しながら届く
彩の国
音かおりの里(大宮:さいたま)
回音壁(天壇)
音名所・残したい音風景
•いい音、心地よい音、住民に愛される音、
地域を象徴する音を募集する
•地域の音文化を掘り起こす
「音への気づき」のデザイン
残したい福岡の音風景21選
博多祇園山笠、博多織の機織の音、博多どん
たくのしゃもじ、海の中道の波音、キャナルシ
ティの噴水・・・
音名所の募集,広報を通じて,
身近な音,音環境に興味を持つ
→各音の持つ意味が変容する
新たに音を導入したことと等価な効果
=「音をデザイン」
→気づきのデザイン
「音名所」「残したい音風景」事業は
デザイン活動と位置づけられる
様々なレベルにおける
サウンドスケープ・デザイン
• 都市デザイン:音から都市イメージの掘り下
げ、音名所、街の音さがし
• 都市計画:サウンドスケープの発想を生かし
た敷地計画、シンボル的な音
• 環境設計:ゾーン計画、ウォーター・フロント
計画に水辺のサウンドスケープを生かす
• 装置設計レベル:サウンド・オブジェ、サウン
ド・インスタレーション(からくり時計など)
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サウンドスケープ・デザイン