鑑真記念「逆渡航・日中青年交
流事業」の意義と若者への期待
2008年10月24日
@福岡・鑑真フォーラム
鑑真記念「逆渡航・日中青年交流事業」
実行委員長
木下俊彦
私は何を言いたいか
• 2000年の日中交流史、それは世界史でもほとんど
例を見ないほど長く、濃密で、意義深いこと。
• 鑑真は、自分を求める日本人のために、国禁を冒
し、身命を賭して渡日し、戒律、建築技術、医薬
などを伝授、日中交流につとめたこと。
• 日本人も鑑真の不撓不屈の精神と使命感に畏敬と
思慕で接し、その偉業を一時も忘れなかったこと
• われわれは、こうした日中交流の過去を忘れず、
未来を生きる若者に、明るい将来の日中関係実現
の夢を託そうとしていること。
• 鑑真記念訪中(9月9~17日):なぜ成功したか。
I.仏教は、インドから中国へ、
そして日本へ(東漸)。
それは、それぞれの文化と
融合しつつ、伝えられていく
仏
教
の
東
漸
文化・宗教などは、伝来し、
やがて現地化していく
• インド仏教は、中国に入って、在家信者が多
くなるなど「中国化」した。
• 朝鮮半島、中国から日本に入った仏教は、神
仏混淆するなど「日本化」していった。
II.鑑真の不撓不屈の精神と人間力
は、長く日中両国人に大きな影響
今なぜ鑑真なのか?
日中が過去を鑑として、未来に向かう
にも、潤滑剤としての共通のソフト・
インフラの存在が有効だろう。
鑑真は、損得を考えず、真理・自分を
求める人々のために身を投げうった。
われわれは、その精神をしっかり
学ぼうではないか。
それは、日中共通のソフトインフラだ。
芭蕉の句(1688年)
おんめ
しずく
若葉して御目の雫ぬぐはばや
(唐招提寺)
力鑑
は真
永の
遠不
に撓
人不
を屈
惹の
き精
つ神
けと
る人
間
「一件具勇深遠意義的盛事」(1978年、鄧小平氏、唐招提寺訪問):
「そこの鑑真像を見て深く打たれた。日本人がこの像を1200余年にわ
たり、真心込めて保存、現在に至る、『値得我們敬偑和感謝』」とある。
その後、趙紫陽氏、趙樸初居士夫妻、江沢民氏、胡錦涛氏も訪問。
揚州・大明寺鑑真学院
奈良・唐招提寺にて
鑑
真
の
墓
里帰りした鑑真像(複製):揚州・大明寺。
「千載一時的勝縁、一時千載的盛時」(趙樸初居士)
阿
育
王
寺
に
て
。
こ
こ
に
も
、
鑑
真
和
上
像
が
あ
る
。
III.高い志を掲げて、鑑真記念・
逆渡航日中青年交流事業を
企画、実施
青木麗子さん、中国塾で、鑑
真和上記念洋上研修旅行な
どを提案(07年10月)『日中
新聞』
奈良唐招提寺で、事前研修(8月26~27日)。石田執事と共に。
揚州大学での歓迎会でアメリカンダン
スを披露した同大学の女子学生
@南京大学での分科会
@復旦大学での4分科会の最終報告会
日中の明日は暗くない。
「未来へ」一歩を踏み出そう。
鑑真記念事業、成功の原因
• 鑑真を青年交流に結び付けた着眼点がよかっ
た。
• 多くの人、スポンサー、メディアの協力・支援。
• 大明寺、4大学など中国側からも強い協力あり。
これまでの交流実績・人脈がものをいった。
• 全国からの「志ある」学生を募集。さまざまな才
能の持ち主30人が集まった。
• 7人の中国人留学生を団に加えたこと。
• 学生・引率者など皆よく頑張った。
この成功を将来へどうつなぐか
• 学生が現地交流で強く感じたことを今後に生
かしたい。
• 今回限りにしないことが大事だ。ただ、なかな
か難しい事業である。再実施する場合は、マ
ンネリ化させぬ工夫が必要。
• 中国からも青年に日本に来てもらいたい。
• 皆さんのアイディア、アドバイスを得て、今後
のことを考えていきたい。
• 皆さま、ありがとうございました。
• 非常感謝、大家。
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