2014年度 人間福祉学部 公開市民講座
生殖医療福祉って何!?
人間福祉学部 准教授
宮嶋 淳
博士(ソーシャルワーク)

医療福祉学は、インター
フェイスだ。

ヒトは体が健康であるだけ
でなく心が満たされ、家族
や友人に愛され、地域など
の環境に適応して初めて
「人間」として幸福に生きら
れる。
医療福祉学とは
 広義には、保健医療と社会福祉を合わせてとらえた
総括的な概念。保健福祉学とも。
 保健は、医療を除く狭義の保健サービスの意味では
なく、保健医療の総称。

介護、リハビリテーション、医療ソーシャルワーク
 狭義には、リハビリテーションや医療ソーシャルワー
ク
山手茂の「医療福祉学」
 医療福祉専門職のチームワークを育てる共通基盤
 医療福祉=保健・医療・福祉の総合
 医療ソーシャルワーク=患者・家族を対象とする
ソーシャルワーク
医療ソーシャルワークとは
 患者とその家族がかかえる生活問題の解決を図る
ために専門的援助を行うこと
 通常は、医療ソーシャルワーカーが専門的業務とし
て行う。
健康の概念

健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的安寧
の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないこと
ではない。
(WHO)
スピリチャルな状態
↓
人間として生きる意味など存在意義に
かかわる状態。
医療福祉の概念
広 義
医 療
社会福祉
社会保障(制度・政策)
社会福祉(制度・政策)
狭 義
医療保険(制度・政策)
M S W
(医療ソーシャルワーク)
社会福祉サービス
医療サービス・医療費給付
医療福祉援助
(対人サービス)
患者・家族
(クライエント等)
医療福祉の目的

疾病の予防や治療、あるいは社会復帰を妨げられ
ている患者とその家族を対象として、日常生活にお
ける様々な社会的障害の除去、あるいは緩和を図
りながら、予防や治療、リハビリテーションを含めた
包括的医療を国民に権利として提供する。
再生医療・生殖医療の進展
iPS細胞の開発と実用化
 STAP細胞
 新不妊治療



卵子の老化



休眠卵子を育て、体外受精
卵子の凍結
凍結卵子の管理とコスト
出生前診断

生命の選別?!
生殖医療の社会的側面

遺伝上の親:開示すべきか

「不妊」男性も目を向けて

卵子の凍結保存

学会のガイドライン

卵子バンク

代理出産

遺伝カウンセリング
→
追いつけぬ法
第三者人工授精の子

性同一性障害(GID)

性変更の夫の名:戸籍上の父親に
 血縁のない子の認知取り消し:父の請求認める
出産事故

出生取り違え事件


苦渋の人生:「時間戻して」
親子関係という文化資本の喪失
 血縁めぐり「親子」認定 : 増えるDNA鑑定

産科医療補償制度
 リスクの十分な説明
世界を二分する代理出産

肯定派


インド、タイ、ロシア、アメリカ
否定派

イギリス、フランス、ドイツ、
(日本)
代理出産=海を越える生殖医療
不妊治療助成

年齢制限

高齢出産のリスク

うつろに響く「少子化対策」

不妊治療を職場で支援
未来を拓く

希望(しあわせ)学

幸せの循環
おわりに

ご静聴、ありがとうございました。

本講演は、平成23~25年度科学研究費助成事業
(学術研究助成基金)「基盤研究(c)」課題番号:
23530773 「第三者の関わる生殖技術とソーシャ
ルワーク」の研究成果の一部を活用し行ったもので
す。
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201402 hu