東北大学大学院理学研究科
地震・噴火予知研究観測センター
長谷川 昭
02.12.25
◎地震調査研究推進本部
■基本的な目標と役割
・基本的な目標
地震防災対策の強化、特に地震による
被害の軽減に資する地震調査研究の推進
・役割
(1)総合的かつ基本的な施策の立案
(2)関係行政機関の予算等の事務の調整
(3)総合的な調査観測計画の策定
(4)関係行政機関、大学等の調査結果等
の収集、整理、分析及び総合的な評価
(5)上記の評価に基づく広報
■地震調査研究推進本部の構成
地震調査研究推進本部は、本部長
(文部科学大臣)と本部員(関係の事務
次官クラス)から構成され、また、その下
に関係省庁の職員及び学識経験者から
構成される「政策委員会」と「地震調査委
員会」が設置されています。
※政策委員会は上記(1)~(3)及び(5)
を、地震調査委員会は(4)を担当してい
ます。
◎地震に関する基盤的調査観測
*報告書
○平成 8年
当面推進すべき地震に関する調査観測について
-基盤的調査観測の推進-
○平成 9年
地震に関する基盤的調査観測等の計画について
○平成13年
地震に関する基盤的調査観測計画の見直しと
重点的な調査観測体制の整備について
*目的
(1)長期的な地震発生の可能性の評価
(2)地殻活動の現状把握・評価
(3)強震動予測・津波予測の高度化
(4)地震情報の早期伝達
等のためのデータ提供
◎地震に関する基盤的調査観測
*基盤的調査観測として推進するもの
(1)地震観測
1)陸域における高感度地震計による地震観測(微小地震観測)
2)陸域における広帯域地震計による地震観測
(2)地震動(強震)観測
(3)GPS連続観測による地殻変動観測
(4)陸域及び沿岸域における活断層調査
*基盤的調査観測の実施状況を踏まえつつ、調査観測の実施に努めるもの
(5)ケーブル式海底地震計による地震観測
(6)海域における地形・活断層調査
(7)地殻構造調査
1)島弧地殻構造調査
2)堆積平野の地下構造調査
3)プレート境界付近の地殻構造調査
(8)海底地殻変動観測
(9)合成開口レーダーによる面的地殻変動観測
◎データの流通・公開
調査観測結果流通ワーキンググループで組織的に検討
*報告書
平成14年
地震に関する基盤的調査観測等の結果の流通・公開について
*データの利用主体
1)地震調査委員会
2)研究者
3)防災関係機関
4)国民
*流通・公開の体制
1)データ処理センター(データ収集・処理機能)
2)データ流通センター(データ提供機能)
調査観測項目ごとに分散型
◎高感度地震観測
◎今後30年
以内に
大地震が
起こる確率
(地震調査研究推進本部
による)
◎重点的調査観測(パイロット的に実施)
*地震発生可能性が高いと評価された地域で実施
*宮城県沖、糸魚川-静岡構造線地域でパイロット的に実施
*目的
(1)長期的な地震発生時期・規模の予測精度向上
(2)強震動の予測精度の向上
(3)地殻活動の現状把握の高度化等
地震発生前・後の状況把握
◎宮城県沖地震に関するパイロット的な重点的調査観測
■調査観測項目
1.宮城県沖の地震活動の履歴に関する調査
(1)観測データに基づく過去の宮城県沖地震の震源再調査
(2)津波波形解析による過去の宮城県沖地震の調査
(3)歴史資料に基づく過去の宮城県沖地震の調査
(4)波形インバージョンによるアスペリティの空間分布の調査
2.地震観測による地殻活動モニタリング
(1)海底地震観測
(2)陸上高感度地震観測網による観測
3.地殻変動観測による地殻活動モニタリング
(1)海底地殻変動観測
(2)陸上GPS連続観測
(3)PS-InSAR
(4)高精度水準測量
(5)海底重力観測
4.プレート境界およびその周辺域の地殻構造調査
(1)宮城県沖における地殻構造探査
(2)精密海底地形データを用いた海底構造の調査
◎東南海・南海地震に関する調査観測の強化
*地震調査委員会における検討
1)南海トラフの地震の長期評価について(平成13年9月)
2)南海トラフの地震を想定した強震動評価手法について
(中間報告)(平成13年12月)
◎想定南海地震・東南海地震の震源域
(地震調査研究推進本部によ
る)
◎プレート境界
における
すべり様式
アスペリティ
モデル
◎アスペリティ・モデル-①
◎ユニフォーム・カプリング・モデルー②
すべり量の大きい場所は変わらない.-①
前回の地震ですべり量の大きい場所は次の地震ですべり量が小さい.-②
◎アスペリティ
の位置は変化
しない
大地震による
すべり量の分布
◎余震域と破壊域
◎地震の大きさ
小地震:小さいアスペリティの破壊
大地震:複数のアスペリィが同時に破壊
◎岩手県釜石沖の固有地震的活動
◎岩手県釜石沖の固有地震的活動
◎岩手県釜石沖の固有地震的活動 ー2
◎岩手県釜石沖の固有地震的活動ー
1’
的中した長期予測
◎すべり量の
分布
すべり量の大きい場所
は変わらない.
◎今後の課題
(1)アスペリティ破壊の再現性:更なる検証
(2)短周期地震波の励起源との関係
(3)破壊開始点との関係
(4)アスペリティの連動性
(4)アスペリティの実体
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地震調査研究推進本部の構成