自治体財政の見かた
~目黒区を事例に勘所をつかむ~
行政・議会改革分科会の概要
目的
地方自治体の行政(特に財政問題)と議会改革
について学ぶ
活動概要
目黒区を題材にとって、財政について学んだ
メンバー間で情報共有しながら学習を進めた
西岡都議、つちや区議に自治体財政について
伺い、協力、アドバイスいただきました。
財政が議員の基本
「世の中、ゼニや」
財政がわからなければ行政
チェックはできない
目黒区の財政をチェックしました
提言
全ての地方自治体は
年次決算報告書
(行政版アニュアルレポート)
を作成・公開せよ
本日お話しする内容
目黒区の財政状況
決算カード
行政コスト計算書
歳入の特徴
支出の特徴
財政調整基金
将来の財政需要への備え
提言
自治体財政を見る勘所
決算カード
・・・・・・・・・経常収支比率
行政コスト計算書・・・コストと収入の差
決算カード
全国統一のフォーマット
歳入
歳出
経常収支
比率
経常的な歳入
の合計
経常的な歳出
の合計
100%を超
えると。。?
その比率
経常的歳出
経常的歳入
夕張市
大阪府
小金井市
「自治体も倒産する」 加藤良重 著
目黒区
23区での比較
目黒区
85.0
80%
80.0
75.0
70%
70.0
65.0
60%
60.0
港区
55.0
50%
50.0
港区
千代田区 渋谷区
品川区
葛飾区 江戸川区 江東区
杉並区
中央区
足立区
区平均
文京区
大田区
新宿区
練馬区
台東区
荒川区
豊島区 世田谷区
北区
板橋区
目黒区は23区ではワースト2位
中野区
目黒区
墨田区
行政コスト計算書
決算カード:
現金主義
「20年使えるハコモノを作った費用はその
年に全額計上」
行政コスト計算書: 発生主義
「20年使えるハコモノを作った費用は20
年に分けて計上」
企業会計の損益計算書(PL)にあたる
コスト(支出)
収入
帳尻
単位:千円
105億円の黒字
持続可能な財政状態である
目黒区歳入の特徴
歳入に占める特別区税、財調の割合(平成19年度)
45.4%
財政調整交付金
特別区税
22.4%
自主財源に恵まれている
最近の支出項目の傾向(決算カードより)
(10億円)
50
義務的経費
40
30
その他合計
20
投資的経費
10
繰り出し金
0
平成16年
平成17年
平成18年
投資的経費が伸びている
投資的経費の内訳を調べる
目的別歳出の状況
投資的経費の最近の傾向
平成16年
平成17年
平成18年
3年間で70億円増
※投資的経費のほとんどは普通建設事業費。その内訳
中でも土木費
ハコモノつくりすぎ?
GTプラザ
パーシモンホール
4 平成20年度予算
施策別分類
新規・臨時経費・施策体系
今年度予算をみると。。
4 都市整備関連予算
施策体系ごとの内訳
①地域・地区整備
36,890(千円)
(地区整備の推進・都市景観・住環境の保全)
②道路・河川
97,701(千円)
(放置自転車対策の推進)
③公園・緑化
4,787,943(千円)
(公園等の整備・緑化の推進)
④住宅対策
57,446(千円)
(公営住宅ストック総合改善事業による住宅改善)
⑤都市整備全般
181,028(千円)
(指定道路図及び指定道路調書の作成)
公園・緑化予算の増加
公園・緑化費用が多い
東山公園の用地購入費用でした。
建設予定地
200m
公務員宿舎跡地
世田谷公園
購入費用の72億円はかえってくる
公園は必要とされているか?
「目黒区のよいと思われるところ」(目黒区世論調査 平成19年)
公園・緑化は第2位
目黒区民は公園の現状に満足している
特別区 財政調整 交付金
市町村民税(法人分)
固定資産税
特別土地保有税
都と特別区とで協議の上、都条例で配分割合
を決める (Wikipedia)
無駄遣いの元になってしまうのではないか?
「72億円がかえってくる」ことはわか
りませんでした。。
決算カードや行政コスト計算書だけでは、
区議が説明してくれたような
「あとで財政調整制度で補填されるから
区の負担はない」というような
ことはわからない。
企業にならって、年次決算報告書で説明を
将来の財政需要に備えはあるか?
-目黒区
「人にかかるコスト」→ ex.職員構成
「物にかかるコスト」 →ex.施設状況
「移転支出的なコスト」 →ex.扶助費、公営事業会計
「その他のコスト」 →ex.特別区債償還
の状況はどうなっているか
人にかかるコスト
目黒区職員構成(年齢・男女別)
-平成18年10月1日現在500
450
400
350
300
男性
女性
250
200
150
100
50
0
20代
30代
40代
50代
60代
職員年齢構成を見ると、退職を目前とする50代職員が最
も多く、次いで多いのが40代職員となっている。
近い将来、退職金支出が増える
「物にかかるコスト」→ 施設状況
(小学校22、中学校10、幼稚園5、保育園21、公園児童遊園124)
平成18年度決算によると、
物にかかるコストは、228億円であり、行政コストの29%を占める。
委託料などの物件費135億円、維持補修費11億円、減価償却費62億円
学校などは、耐用年数50年となっている。
近い将来、学校の補修などに費用がかかる
目黒区バランスシート(平成17・18年度比較)
将来のための資産はバランスシート、特に基金をみるとわかる
将来の財政需要に備えはあるか?
-目黒区基金の状況
備えはあるか? -目黒区基金の状況
平成9年度に282億円あった基金残高は、
平成18年度末で162億円と約半分に。
備えはあるか? -目黒区基金の状況
基金規模は、23区内で下から2番目。
提言
全ての地方自治体は
年次決算報告書
(行政版アニュアルレポート)
を作成・公開せよ
予備スライド
年齢別所得割課税状況(一人当たり)
7570-74
65-69
60-64
55-59
50-54
45-49
40-44
35-39
30-34
25-29
20-24
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
350,000
高齢者の納税額が比較的高い
400,000
450,000
何が必要とされているか?
「目黒区の悪いと思われるところ」(目黒区世論調査 平成19年)
「放置自転車」 ダントツの一位
公園より自転車置き場を
目黒区の概要
区長:青木英二(民主党推薦無所属)
2004年に目黒区議から転じて、現在2期目
面積:14.70k㎡
総人口:253,043人
男118,839人、女134,204人
外国人登録者:7,974人
世帯数:140,151世帯
公共交通機関が充実した住居の多い地域
基本計画:目黒区基本計画 10か年計画
2001年度から2010年度
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目黒区に於ける財政状況 及び財政計画