三好甫先生記念計算科学シンポジウム
Symposium on Computational Sciences
in Memory of Mr. Hajime Miyoshi
講演集
2011年9月10日(土)
工学院大学新宿キャンパス
主 催:三好甫先生記念計算科学シンポジウム実行委員会
協 賛(順不同):
(独)宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
筑波大学 計算科学研究センター
(独)海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター
(独)日本原子力研究開発機構 システム計算科学センター
HPF推進協議会
日本電気株式会社
株式会社日立製作所
富士通株式会社
開催のごあいさつ
わが国のスーパーコンピュータは70年代アメリカに僅差で遅れて萌芽し,航空・宇宙、気象・地
球科学、エネルギー・計算物理などの分野において、科学技術から産業の幅広い研究開発分野
で不可欠の道具として定着してきました。その後のアプリケーションの多様化・高度化に伴い、今
日では金融や経済さらにはエンターテイメントの分野でも実用されるに至っています.当時、スー
パーコンピュータ向けに開発された高速処理技術・並列処理技術は、今日のパソコンやサーバの
ハードウェア技術、ソフトウェア技術にも取り入れられ、IT 市場を活性化し、多くの人々がその高機
能・高性能の恩恵を受けています.
一方、最初の商用スーパーコンピュータであるCRAY1が出現してから30数年が経過し、この間
に1億倍の処理速度向上を実現したことも事実であるが、しかし今日、地球環境に優しいエコ技術
への配慮、科学技術予算の縮減、新興国との競争、新しいアイデアによる計算機開発など今まで
にない課題も抱えており、スーパーコンピュータは、新たな変革の時を迎えていると言えましょう.
今年は、わが国スーパーコンピュータの萌芽期からのパイオニアであり、リーダーであり、わが国
スーパーコンピュータを世界ナンバーワンの実力にまで高める指導力を発揮した科学技術庁の三
好甫先生が没して 10 年という節目の年になります。関係者一同は、今改めてこのような時を記念
して相集い、記念シンポジウムにおいてわが国スーパーコンピュータの来し方をたずね、未来に思
いをめぐらせ、もって今後の発展の一助にできれば、誠に時宜にかなったことと考えるに至りまし
た.
ここに関係者一同は温故知新の言葉のごとく~わが国スーパーコンピュータの来し方・未来を語
る~一日として「三好甫先生記念計算科学シンポジウム」を開催する運びとなりました.本シンポ
ジウムにおいては次代を担う若人が多数参加され,かつての経験者達はじめ多くの方々との活発
な意見交換を通じて明日のスパコンのすがたが浮かび上がってくれば,望外の喜びであります.
「三好甫先生記念計算科学シンポジウム」実行委員会
● シンポジウム実行委員会
委員長 : 小柳 義夫
副委員長: 福田 正大
副委員長: 松岡 浩
神戸大学システム情報学研究科
(財)計算科学振興財団
(独)理化学研究所 計算科学研究機構
委員:(ア順)
稲上 泰弘
(株)日立製作所
大塚 清
(独)海洋研究開発機構
高原 浩志
日本電気(株)
高村 守幸
(株)富士通研究所
田中 輝雄
工学院大学情報学部
廣瀬 直喜
イーブルーリッジ(自営技術相談)
福井 義成
(独)海洋研究開発機構
松尾 裕一
(独)宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
峯尾 真一
(独)理化学研究所 計算科学研究機構
● 事務局:
廣瀬 直喜
イーブルーリッジ(自営技術相談)
秦 万美子
(独)海洋研究開発機構
吉田 正廣
(独)宇宙航空研究開発機構 航空プログラムグループ
城和 広之
富士通(株)
連絡先
イーブルーリッジ(自営技術相談)廣瀬 直喜 方
〒194-0013 東京都町田市原町田 5-13-28
電話
Mobile
問合せ先 E-mail: nahi_supercomp@ybb.ne.jp
三好甫先生 略歴
昭和 7 年 8 月 27 日
東京都中野区に生まれる
昭和 31 年 3 月
早稲田大学第一理工学部
数学科卒業
昭和 33 年 6 月 15 日
科学技術庁企画調整局
業務課採用
昭和 34 年 10 月 1 日
航空技術研究所
計測工務部計算研究室
昭和 41 年 8 月 16 日
航空宇宙技術研究所
計測部計算第二研究室長
昭和 47 年 5 月 1 日
航空宇宙技術研究所計測部計算研究室長
昭和 49 年 4 月 22 日
航空宇宙技術研究所計算センター計算研究室長
昭和 58 年 3 月 31 日
航空宇宙技術研究所計算センター長
昭和 62 年 5 月 21 日
航空宇宙技術研究所数理解析部長
平成 4 年 2 月 20 日
航空宇宙技術研究所科学研究官
平成 5 年 3 月 31 日
航空宇宙技術研究所定年退官
平成 5 年 4 月 1 日
財団法人材料科学技術振興財団参与
平成 7 年 4 月 1 日
財団法人高度情報科学技術研究機構副理事長
平成 9 年 4 月 1 日
動力炉・核燃料開発事業団客員研究員
宇宙開発事業団地球シミュレータ研究開発センター長
平成 10 年 4 月 1 日
日本原子力研究所地球シミュレータ開発特別チームリーダ
平成 13 年 7 月 10 日
海洋科学技術センター地球シミュレータセンター長
平成 13 年 11 月 17 日
御逝去(享年 69 歳)
受賞等
昭和 54 年 5 月 19 日
科学技術庁長官賞(20 年勤続精励賞)
平成元年 4 月!7 日
科学技術庁長官賞(科学技術功労者)
平成元年 5 月 19 日
科学技術庁長官賞(30 年勤続精励賞)
平成 6 年 11 月 17 日
米国電気電子学会計算機部門ゴードンベル賞(性能部門)
平成 13 年 1I 月 17 日
勲 3 等瑞宝章
三好甫先生の主な業績
(1) 航空宇宙分野の非線型現象の研究
(2) 日本初のスーパコンピュータの開発
(3) 数値シミュレータ I 「FACOM VP400」システムの導入
(4) 数値シミュレータ II 「数値風洞」システムの導入
(5) 地球シミュレータの開発
世界に輝いた三つのスパコン
数値風洞 NWT
性能
280GFlops
166PE+2CU
TOP500 #1
1993.11, 1994.11 ― 1995.11
ゴードンベル賞
1994,1995,1996
稼動期間
1993.2 - 2002.7
計算物理学計算機 CP-PACS
性能
614.6GFlops
2048PU+128IOU
TOP500 #1
1996.11
稼動期間
1996.3 - 2005.9
地球シミュレータ ES
性能
40,000GFlops
5120CPU
TOP500 #1
2002.6 - 2004.6
ゴードンベル賞
2002(3件), 2003(1件),
2004(1件)
稼動期間
2002.3 - 2009.3
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