全国初の
障害者差別禁止条例制定!
経緯等の報告
「条例」とは・・・
地方行政の「法律」とも言われる。
たとえば・・・、
 国連・・・・「条約」
 国家・・・・「憲法」
 法人・・・・「定款」
 都道府県や市町村の法律とは「条例」のこ
と。

内外の経緯と背景
国連から「障害者に対するいかなる差別も禁
止する法律」の採決を日本に勧告。(先月にや
っと署名したばかり)
 国際的には40数カ国が差別禁止法を制定
 平成16年6月に障害者基本法の改正
障害者に対する障害を理由とした差別を
禁止する旨の条項の追加。
しかし、抽象的で具体記述はない。
 現在、差別禁止法成立に向けて遅々と検討中
。

取り組みの経緯①
「行政が案を作るのではなく民間こそが
案を作る・・・」と、堂本県知事が提唱。
 第三次障害者計画において「障害者差別
禁止条例の制定を検討する」と提言。
 この条例の提案をしたのは野沢和弘さん。
 この障害者計画の報告を受けて、「障害
者差別禁止条例を作ろう!」と堂本県知
事が大号令。

<コラム>
千葉県第3次障害者計画とは
ろう者が初めて参加した県委員会
 カネをかけない、施設を作らない、施策で充
実させるという前提条件・・・。
 延べ24回にわたる会議。
 深夜10時過ぎの大激論も・・・。
 県庁各部各課の代表も義務として傍聴・・・
 堂本知事も随時に自ら参加。
 この副産物が・・・

(コマーシャル)
 野沢和弘さんは・・・
※全日本手をつなぐ育成会理事。
※毎日新聞記者
※「条例のある街」の著者
今回の条例ができるまでドキュ
メンタリーとして生々しく記録さ
れた本です。
ご一読をお勧めします・・・。
取り組みの経緯②

障害者差別に該当する事例を県が募集。

千葉県聴覚障害者連盟が先陣を切って、聴
覚障害を理由とする差別事例を140件
以上も集めて発表。
 これに触発されて、続々と事例が集まり、
トータルで約800件ものの膨大な量と
なる。
 一つひとつの事例の分析作業に実施。
取り組みの経緯③
千葉県において、平成17年1月26日に
「障害者差別をなくすための研究会」を設置
 委員は公募された29名で構成。
委員は弁護士、企業関係者、大学教授、福祉関
係者、当事者など多岐に渡る。委員選出もドラマ
が・・・。
 当連盟理事の塩野谷氏が委員として参加。
 1年に20回にわたって毎回18時~21時まで
議論。 障害者同士の激論もあった。
 各業界や障害団体等に対するヒアリングも実施。

取り組みの経緯④
タウンミーティングやミニタウンミーティ
ングの実施→延べ3000名以上が参加。
 千葉県のタウンミーティングは堂本県知事
独特のやり方で実施
→自由闊達な討論・議論・・・。
 当連盟が積極的にミニタウンミーティング
を実施(計2回実施)
→他のところへの盛上がりにも・・

取り組みの経緯⑤
平成17年12月26日に最終報告の公表。
 しかし、条例が採決されたのはずっと後とな
る
 自民党(7割)の強い反対にあい、2月県議
会や6月県議会などでも揉めに揉めた。
 複数の他県でも条例制定に試みたが失敗。
 当県が最後の砦であった。
 連日の傍聴に議会事務局が混乱。

<コラム>
県議会での激しい攻防
 自民党の激しい抵抗の背景は・・・
 傍聴席を気にし始めた県会議員たち
 県史上の新記録だと県議会事務局が大騒
ぎ。
 議案取り下げとなったとき・・・
 ある事件が・・・。
 承認されたその日は・・・。
条例策定までの争点
「障害」・・障害者の範囲や定義について議
論
 なくすべき差別と過重な負担の線引きの議論
 「罰則」導入の必要性についての議論
 民法等既存法との連結・連動性の議論
 既存法令との整合性の議論
 条例の名称についての議論(「差別」の抵
抗)
 「合理的配慮」の用語導入に対する議論
 企業等が納得し協力的になる方策の議論

「障害」・・障害者の範囲や定義につい
ての議論、名称についても議論・・・
当初の条例案では、法律で位置づけられ
た障害者の範囲を超えて、「社会モデ
ル」の障害定義を打ち出そうとした。
 しかし、押し切られて「障害者基本法」
の規定と同じものになってしまった。
 「障害者」の名称についても、障害者同
士の衝突や議論が・・・。
 最終的には「障害のある人」にと落ち着
く。

罰則の導入について
条例には罰則はなじまないとの法律専門
家の弁と、実際にある「煙草ポイ禁止条
例」の罰則制度との整合性について、議
論が・・・。
 全国初の条例を可決するためには、企業
関係者などにも広く理解を求める必要が
ある。
 ADA法も企業関係者がメリットありと
判断されて協力的となり、可決されたと
いう経緯があった。

これも差別か???との議論
いじめ・抑圧しての差別。
 嫌って(敬遠して)の差別。
 意識しての差別。
 多数的存在に対しての配慮からくる差別
VS
 知らなかった差別
 親切のつもりの一方的差別
 そのつもりはなかった差別

ようやく条例が制定された・・・。
国では動き出した・・・。
 影響がじわりと出てきて、様々な動きが
出てきているが、?となるような動きも
まだある。まだまだこれからであろう。
 ろう者は「我慢する」ことに強いられて
いる。相談支援システムの確立が課題。
 「手話は言語である」との理解を推し進
めていくことも重要な課題となっている
。

ご清聴を
どうもありがとうございました。
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資料2