XMLを用いた情報システム
データの互換、Webとの連携
概要
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XMLとは?
XMLの具体例:住所録の作成
XML誕生まで
様々なXML
XMLのこれから
まとめ
XMLとは?
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eXtensible Markup Language
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Extensible = 拡張可能な
Markup = マーク付け
Language = 言語
情報の構造と意味を記述できる言語
XMLとは?
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文書に「構造」を持たせる
文書に「意味」を持たせる
文書に「機能」を埋め込む
この抽象性がeXtensibleたる由縁
XMLの例:住所録
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住所録を作成する
含まれる情報
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氏名
フリガナ
年齢
電話番号
住所
氏名:於保 俊
フリガナ:オホ スグル
年齢:21
電話番号:090-0000
住所:愛知県名古屋市・・・
Excelによる住所録作成
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Excelを起動して各列
に情報を書き込む
出来上がった住所録
をExcel形式で保存
Excelによる住所録作成
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Excelで保存したデー
タをメモ帳(テキストエ
ディタ)で閲覧
全く読み取れない文
字列が出現
データを他のソフトな
どで活用できない、と
いうことを意味する
別の形式ではどうだろう?
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訳のわからない文字の羅列になったのは
特殊なExcel専用の保存形式のせい
データをバイナリ(数字の羅列)として記憶
するから
テキスト(文字だけの形式)で保存したらど
うか?
テキストとバイナリ
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テキストファイル
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文字データだけで構成されたファイル
数多くのコンピュータで共通して利用できる
バイナリファイル
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専用のアプリケーションで扱うことを前提とし
て作成されたファイル
それぞれ固有の制御コードを含む
CSVという保存形式
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Comma Separated Values
「,」で各データを区切って保存する
昔から使われてきたデータ保存の形式
テキスト形式である
CSVでの住所録保管
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CSV形式で保存する
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ExcelはCSVでの保存
機能を持っている
メモ帳で閲覧可能
CSVの欠点
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データを構造化できない
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データの意味付けが弱い
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電話番号を複数持つ人間がいたら?
幾つかの異なる意味付けの方法が存在
データ自体の情報を記述できない
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このデータの文字コード(言語)は?
XMLにしてみよう!
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XMLを使って、同様の住所録を作成します
含まれる情報は、
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名前
フリガナ
年齢
電話番号
住所
XMLのタグを定義する
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タグとは、XML文章の構造を記述するもの
タグは「<」と「>」で囲まれた文字列
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名前 → <名前>
フリガナ → <フリガナ>
年齢 → <年齢>
電話番号 → <電話番号>
住所 → <住所>
XMLにした住所録
<住所録>
<カード>
<名前>於保 俊</名前>
<フリガナ>オホ スグル</フリガナ>
<年齢>21</年齢>
<電話番号>090-0000-xxxx</電話番号>
<住所>愛知県名古屋市・・・</住所>
</カード>
</住所録>
XMLの利点
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階層化されたデータの保持ができる
データの互換性、汎用性が高い
データを処理するソフトがデータの持つ意
味を知ることができる
異なる定義のXMLや、異なる形式のファイ
ルへの変換が可能になる
XML誕生まで
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SGML
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HTML
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難解な言語仕様のため普及せず
Webの成長と共に普及
しかし、機能が限られている
そしてXML誕生
SGML
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1986年に国際規格として制定
XML/HTMLのもとになる
タグの定義機能
意味・構造の記述
SGML成功事例
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Oxford English Dictionary 第2版
マグロウヒル科学技術辞典
EC(ヨーロッパ共同体)出版局
SGMLはなぜ普及しなかった
か?
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タグの過剰な省略機能
過剰なカスタマイズ機能
意味のサポートの欠如
体系の中での位置付けの欠如
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仕様が複雑になり分かりにくい
複数組織間の連携がうまくいかない
HTML
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Hyper Text Markup Language
1989年、ヨーロッパ核物理学研究所CERN
でWWWプロジェクトの一部として開発
Webでの文書の記述用
HTMLを見るには
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ブラウザでWebペー
ジを表示し、「ソース
の表示」を選択
世界中のWebページ
はHTMLで記述されて
いる
HTMLの限界
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予め定められたタグしか使えない
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表現力に乏しい
Webに関わる企業がそれぞれ独自の拡張
曖昧な構造記述
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意味を持たせにくい
解釈系によって異なる解釈を行ってしまう
XML登場
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1998年2月にW3Cによって策定される
SGMLの無駄な機能を削ぎ落とす
HTMLと同等の感覚で扱えるように
他のマークアップ言語の骨組みとして使用
されるようになる
様々なXML
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XMLを骨組みとした様々な言語が誕生
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XHTML
MathML
SVG
MusicML
MML
XHTML
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HTMLをXMLに適合するように 再定義
Webページを記述
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文書構造の記述に特化
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HTMLで記述していた見栄え(ページの色や文字
のサイズ)に関する記述を除去
HTMLより厳格な記述法
HTMLと同様に扱うことも可能
MathML
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数式を記述するXML
数式の表記(見え方)と数式の意味を記述
するタグを備える
XHTMLとの連携を強く意識した設計
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Webページに数式を掲載できるようになる
検索エンジンから数式の検索が可能に
MathML
SVG
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2Dベクター画像を記述するXML
Scalable Vector Graphics
他のXML文書に埋め込んで使用
XHTMLとの連携を意識した設計
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Adobe社から提供されるSVGプラグインを使用
すれば、WebブラウザからSVGの閲覧が可能
SVG
MusicML
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楽譜を記述するXML
自動演奏
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ソフトウェアが楽譜の意味を知ることができる
楽譜データベース
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フレーズから曲名を検索可能
MML
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診療データを記述するXML
Medical Markup Language
1995年、日本医療情報学会電子カルテ
研究会年次総会で提唱されたSGMLによる
交換フォーマットが起源
異なる診療機関間のデータ交換が目的
MML
XMLのこれから
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MicrosoftOfficeがXML対応
WebブラウザのXML対応
XMLを用いた基幹システム開発
MicrosoftOfficeがXML対応
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Webやその他のアプリケーションとの連携
強化
WordやExcelのファイルから必要なデータ
を自動的に抽出、利用可能に
補記:2002年12月段階では、肝心のXML
スキーマが公開されていない。
WebブラウザのXML対応
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対応ブラウザ
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InternetExplorer
NetscapeNavigator
XMLを用いた基幹システム開発
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基幹システム開発ツールがXML対応
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J2EE
.net
ブラウザやアプリケーションとの連携強化
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あらゆる情報をXMLで一元的に管理
まとめ
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XMLとは?
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
eXtensible Markup Language
拡張可能なマーク付け言語
XMLの具体例:住所録の作成
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Excel、CSVでの保管例
XMLでの保管例(タグの定義)
まとめ
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XML誕生まで
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様々なXML
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SGML、HTML、そしてXMLへ
XHTML、MathML、SVG、MusicML、MML
XMLのこれから

MSOffice、Webブラウザ、等多様なソフト、シ
ステムの共通言語へ
ダウンロード

XMLを用いた情報システム