ながくて「市民・市役所 知り合い塾」レポート vol.1
塾レポート vol.1
~ながくて協働ルールブック 2010 を実践するために~
一般市民11名、市役所職員6名が参加して「市民・市役所 知
り合い塾」がスタートしました。
市民協働課長から、
「協働」がますます重要となる中で、市民と
市役所が対等な立場で、協働の実践的なルールづくりに向けて取
り組むという試みに期待している、と挨拶がありました。
参加の一般市民も、NPOの代表や理事、ボランティアセンタ
ー相談員、行政審議委員、大学ボランティアセンター職員、自治
会連合会役員、など多彩なメンバーが集まりました。市職員の部
署や経歴も様々です。まさに協働の現場のような多様な人々が集
いました。
まずは、事務局から開催の主旨や、塾の進め方や運営ルールについて説明がありました。
【市民・市役所 知りあい塾の主旨・開催テーマの概要】
ながくて協働ルールブック2010(理念編)の具体的なルール・仕組み作りに向けて、市民
と行政がお互いの立場を知り、理解しながら、協議する場です。
■自己紹介
参加者一人ひとりが、自己紹介と「この塾に期待すること」を話しました。
●協働ルールの仕組みを学び、行政と連携した
いい形で子どもたちの育成に取り組みたい。
●市民と話すことで協働を学んでき
た。今回も市民と対話して一緒にまち
をよくしたい。
●知り合い塾の名の通り、参加者とな
るべく深く知り合いたい。
●この塾がおもしろく、楽しくなった
らいいと思っている。
●この塾をきっかけに市民も市役
所も学び、変わること。
●約8年市民活動を続けてきた。住みよ
い長久手になってもらったらいい。
●いろいろな協議の場のカタ
チの勉強をしたい。
●魅力的な長久手をもっと魅
力的にしたい。
●塾をきっかけに市民の意見を
聞いて自分も変わり成長してい
きたい。
●まちづくりは、市民が主体と
なって何かをカタチにするのが
大事。もっと長久手の魅力を発
見していいまちをつくりたい。
●25 年続いた地元の子ども会が今年
解散するのが残念でなんとかしたい。
塾に期待すること
●いままで行政に全く関心がなかった
人も関心をもってもらえる結果を出し
たい。
●これまで市民は好きなことを言いっ放
し、行政は聞くだけで何もしない。両方に
責任がある。市民も行政も同じ仲間、役割
分担すればいい。分かりあって話し合うこ
とで長久手をよくしたい。
●たくさんの市民と仲良くなって、もっ
と長久手市を好きになり、長久手に貢献
する気持を高めていきたい。
●長久手がいい方に変わるための出
会いの場になることを期待。
●地域協働計画の策定にも参加、協働につ
いての自分の認識をさらに上げたい。
●長久手市が大好き。みんながハッピ
ーになれるまちづくりに関わりたい。
●もと公務員だから市民と公務員
の両方の気持が分かる。
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ながくて「市民・市役所 知り合い塾」レポート vol.1
■参加者からの話題提供
意見交換に先だって、参加者のおひとりから、今の日本社会における協働の必要性や、協働のルール
づくりについて話題提供がありました。
ただ、この話題提供を唐突に感じた参加者の方からは、進行に疑義のご意見があり、運営や進行説明
が不十分だったと進行係からお詫びする場面もありました。
■意見交換
「長久手の協働に期待すること、変えたいこと」をテーマに3人一組で話し合いをして、各グループ
の話題を共有した後に全体で意見交換しました。
Aグループ:市の半分が市街地で半分が農地が多い、西高東低の気圧配置のような状況。東と西で風景
も住民の考え方も違うので、東と西の協働、それぞれの良さを活かすことが大事だと思う。
Bグループ:「協働」は抽象的な言葉なので、それぞれに思い描いているものが違う。それぞれが課題
に思っていることを具体的に出し合った方がいいのではないか。
Cグループ:市役所でどれくらい残業しているかという話になり、市役所でも意外と時間外の業務をし
ていることを市民の方は知らないことに気がついた。
Dグループ:福祉の家や文化の家の運営について話題になった。施設をつくるのは簡単だが、運営が大
変で難しい。スタートした時の熱い思いが次に運営を担う世代につながっていかず、変節し
ていく部分に課題がある。具体的な現場で問題があらわれ、新しい協働のカタチはそこから
出口が見えてくるのではないか。
Eグループ:あらためて自己紹介からはじまって、なんと戦争の話になった。NPOと地縁団体は一緒
に活動したことがないのではないか。場を提供しただけではうまくいかないように思う。そ
もそも、行政として市民団体や地縁団体がどんな状況なのか知りたいという意見もでた。
Fグループ:協働まちづくり事業活動助成金制度の説明会に来たが、結局エントリーしなかった市民が
いて、今日の意見交換で理由をやっと理解できた。こうして実際に話し合う場で相手の課題
を聞くことが大切だと思った。
・この塾では具体的な協働のイメージや事例をあげ
て議論をした方がよい。協働の実態を共有するこ
とから始めて、知りながら、学びながらルールを
議論していくのがいい。
・地元では子ども会の崩壊が深刻で、何らかの協働
事業でなんとかしたいという思いがある。
・公平に意見を言う機会があるべきなのに、特定の
人に時間が割かれていたのは不満。意見を言いた
いことはたくさんあり、お互いにいっぱい聞きあ
うことが大切じゃないか。
・事前に資料を配っておくと、有意義になる。具体的な協働事業が何なのかを明確にしてから議論しな
いとうまくいかない。市民の言いっ放しで終わらず建設的な議論をすることが重要で、ある程度テー
マを決めて、事前に考えておいてもらうほうがいいと思う。
・これまでの協働がどうだったか、何故そうなったか、この知り合い塾で勉強して学び合う、知りあう
必要があるのではないか。行政の仕事は、時間や制度などしがらみが多い。今回の話し合いでその突
破口がみえ、具体的な協働の場で活かされるような雛型になればいい。
・市民だけで話し合った一方的な提言ではなくて、市役所職員の意見も取り入れた提言にすることで、
行政の現場でも有効な雛型になることが期待される。
・長久手が住みよい街と評価されたが実感がない。その実感が持てるために協力していきたい。
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ながくて「市民・市役所 知り合い塾」レポート vol.1
■参加者アンケートから
※紙面の都合で要約や整理をしています。
(人)
とても
良い
良い
あまり
良くない
悪い
①「開催のテーマ」
2
10
4
②塾の進め方、運営ルール
2
10
3
③本日お配りした資料
2
10
1
わからない
その他
1
3
①「開催のテーマ」について
●市民と行政が互いを知り合うことは今までにない取り組みで期待している。
・市民と行政がお互いの言い分を知り合うのはとても大事なこと。
・今回の協働が、市民と行政という対立軸を「2者が交わる交流軸」へと変化させる姿を見たい。
・市民との協働は今後ますます重要になる。よいモデルケースになるとよい。
・「市民・市役所 知りあい塾」という言葉は魅力的です。
・「知りあい」のネーミングからネガティブでなく建設的な対話が伝わってくる。
・テーマはよい、急がずゆっくりと話し合いたい。
・長久手を住みよくしようと思う心意気が感じられてうれしく思う。
・協力しあって計画を組みたてるための協議の場=「知りあい塾」の今後の展開が楽しみ。
●具体的な協働事例で話し合った方がいい。
・協働事業の具体的な進め方や助成金制度の問題が出ていたのでテーマにするといい。
・子どものこと、職場のこと、高齢者のこと、本当に困っている問題から進めてはどうか。
・「協働」の定義がはっきりせず、消化不良になった気がした。
・テーマについては一般論をこねるより、議論を深めていくべき。
・より実践に即したルールは必要だが難しいので、どんなルールになるか少し心配。
② 知りあい塾の進め方、運営ルールについて
●運営ルールは必要、運営委員会や事務局でリードしてほしい。
・運営ルールは必要だが、その根拠も併せて示すことで説得力が増す。ルールも運営委員会で議論。
・さまざまな意見や知恵を形にするにはそれなりのルールが必要になる。
・参加者全員が納得する形なのでとてもよい。
・方向性の議論を深めたい。運営委員会、事務局の役割は大切だと思う。
・細かな言葉使いを気にするよりも、大人のルールであればよいと思う。
・いろいろな意見も必要だが、進行係が「それはない」と整理することも必要。
・市民は十人十色で意見も違うが、これからは自治体職員にコーディネーター役を期待したい。
・改善点があればその都度変えていけばよい。
・行政と市民とが立場を超えて理解し合うためには、会議の運営に綿密な仕掛けが必要。
・具体的な事例を挙げて話し合うことから出発。ある程度運営委員会に任せることも必要。
●基本ルール①について
・平等で自由な場なのに、テーマは主催者(市民協働課)が提示して「限定」されることに疑問。
・「知りあい塾」全体のテーマ、目的は主催者が決めて変えるべきではない。
・テーマは「市民からの提案について議論する」も必要。
●基本ルール③について
・塾の報告書の取り扱いについては、行政側の責任逃れのための一文にみえる。削除を要求。
・「今後の事業に何らかの形で反映される」のであればうれしく思います。
・「長久手市全体でも参考にされることを期待します」と表現するのがいい。
・ルールに「政策を決定する権限がない」ことをあえて記載することに信頼感の欠如を感じる。
●市民と市職員が平等に話し合うこと自体が協働であり、有意義なこと。
・参加の中に市職員が 1/3 いるこの形こそ「協働」だと気づかされた。
・行政と平等な立場で話し合う機会としては素晴らしいと思います。
・市民と市職員が同じ目標に向かって協議する場ができたことはうれしい。
・話し合いの運営にも NPO と行政の対等なパートナーシップが大切。
・協働の実践には、お互いに意見をぶつけ合って、知恵を出し合う場にすることが重要。
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ながくて「市民・市役所 知り合い塾」レポート vol.1
・市職員も気兼ねなく本音が言えるよう、ポジティブな意見が出る運営にしたい。
●参加の思いなど、お互いの意見や課題をもっと知りあいたい。
・もう少しお互いを知り合う機会がほしかった。少人数で話し合うといい。
・一人ひとり抱えている課題や、よくしたい長久手のイメージもっと詳しく聞いてみたい。
・参加者それぞれの協働に関する意見を簡潔に出してもらうといい。
・次回は「お互いの意見」を知りたい。そこから協働の課題が見えてくる。
●次回のテーマや資料を事前に提示した方が有意義。
・事前にテーマを知らせておいて、考えてから議論する仕掛けにした方が良い。
・タイムスケジュールを最初に伝えておくとよい。
・話し合った結果を「報告書」としてまとめるという目標があるのは良い。
③
本日お配りした資料について
・言いたいことが多すぎて、焦点が絞り込めなかった感がある。
・コンパクトで内容がわかりやすい。
・「ながくてルールブック2010」をベースに議論するといい。
・具体的事例の中で考えないと無理。協働の先進事例があるとよい。
・事前に配布があるとよいと思う。
④ 本日の話し合いに基づいて、長久手市の市民協働について
・市内の数千人といわれるボランティア資源を活かす協働の仕組みづくりは急務になっている。
・市民と市役所が「対等な立場」で話し合うことが協働の原点。当事者として建設的な対話をしたい。
・学びは活動や事業への大事なステップ。市民の学びをサポートすることが協働につながる。
・泥臭いところの話もしないと答えは出ない、これからこれから。
・参加者がそれぞれ自分の打ち上げ花火だけあげて終わりにならないようにしたい。
・課題を出し合いながら、よりよくお互いの理解が深まることを期待します。
・協働にとって市民と市役所がお互いに連携し、役割分担することも大切。
・話し合いは手探りで進めればいい。結論を急ぎ過ぎると取りこぼすものもある。
・少しずつ、共通の土台の上で議論していくのが、成果を出すための条件だと思う。
⑤本日の塾の進め方、その他気づいたこと
・ファシリテーターの運営、進行が良かった。
・限れた時間の中で、特定の参加者からの資料が配布、上映されたことに違和感。
・参加者からの講演は非常に違和感を覚えた。ただ、途中で話を遮ったことはお詫びする。
・話を途中で遮らないで、最後まで聞くことも大切。
・行政に関心がない方も参加しては。意外な意見が出るかも。
・全国の「住みよいまちランク」の根拠を知りたい。長久手が恵まれているのを知ることも大切。
■次回以降のスケジュール
●第1回運営委員会
9月13日木曜 18:30~ 市役所西庁舎
●第2回「知り合い塾」
9月26日水曜 18:30~ 市役所西庁舎
●第3回「知り合い塾」 10月24日水曜 18:30~ 市役所西庁舎
■事務局、進行係より
・運営委員には一般市民から5人、市職員から3人の立候補があり、9/13 に第1回を開催しました。
・第1回でのご意見を反映して、第2回のテーマと資料を事前に配布しました。
・第1回知り合い塾の運営では進行に疑義がでるなど配慮が足りなかったと反省しています。一方で、
参加者と共に運営していく第一歩になったかもしれません。アンケートでも真摯なご意見をたくさん
いただきました。参加者の期待に寄り添えるよう努力します、ご協力よろしくお願いします。
ながくて「市民・市役所 知り合い塾」レポート vol.1
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編集・発行/長久手市 市民協働課
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