リスクアセスメント担当者
養成研修
厚生労働省委託
平成25年度リスクアセスメント研修事業
一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会
JAPAN ASSOCIATION of SAFETY and HEALTH CONSULTANTS
は じ め に
1 研修の目的
① 従業員50人未満事業場では労働災害発生率が高い
② リスクアセスメントを適切実施のノウハウ・人材不十分
③ リスクアセスメントに関する実践的な研修の実施
④ リスクアセスメントの事業場への円滑な導入と実施
⑤ 中小規模事業場の労働安全衛生水準の向上
1 研修の目的
① リスクアセスメントの基本的な考え方を学ぶ
② リスクアセスメントの手法を学ぶ
③ 実践演習で実際に事業場で取り組むことができる
1 座学研修(1日目)
① 講義によるリスクアセスメントの説明
② グループ討議方式でのリスクアセスメント演習
2 実践研修(2日目)
① 各参加事業場でのリスクアセスメントの発表
② リスク低減措置についての演習と討議
2 研修のカリキュラム
(1) 第1回目 基礎研修
リスクアセスメントの基本に関する講義と演習(3時間30分)
科
目
範
囲
時
間
労働安全衛生法におけ
るリスクアセスメント
の目的と意義(講義)
① 労働安全衛生法上の位置づけと指針
② リスクアセスメントの目的
③ リスクアセスメントの考え方
1時間
リスクアセスメントの
進め方(講義)
① リスクアセスメントの手順
1時間
リスクアセスメントの
進め方(演習)
① 危険源の特定、リスクの見積り、評価
② リスク低減措置の検討と実施
② リスクアセスメントの方法
③ リスクの低減対策
1時間
30分
2 研修のカリキュラム
(2)
①
第2回目(実践研修)までの準備
(課題)
事業場内にリスクアセスメントの実施体制を整える。
②
事業場内の安全委員会等でリスクアセスメントの実
施について審議する。
③
作業現場を特定の上、リスクの見積りからリスクア
セスメント実施までを施行する。
2 研修のカリキュラム
(3) 第2回目 実践研修
リスクアセスメントの実践に関する演習(4時間)
科
目
範
囲
時
間
自社で実施したリ
1事業場10分程度で、実施方法と
スクアセスメントの 問題点、解決方法について発表、評価
発表、評価 (演
習)
2時間
効果的なリスク低
リクアセスメントを実施の上、効果
減措置の実施の演習 的なリスク低減措置を行う演習課題を
と討議 (演習)
行った後、グループ討議を行う。
2時間
第1 リスクアセスメントの
目的と意義
【1】 労働安全衛生法上の位置づけと指針
1 労働災害の発生状況
労働災害による死傷者数の推移
1 労働災害の発生状況
重大災害発生状況の推移
1 労働災害の発生状況
新規受給者数の推移
2 法令遵守と自主的安全衛生管理
① 生産工程の多様化、新たな機械設備等の導入
⇒ 労働災害の原因も多様化
② 事業場の安全衛生水準の向上
・ 関係法令の遵守(最低基準としての危害防止基準)
・ 自主的安全衛生活動の「リスクアセスメント」が重要
リスクアセスメントが安衛法で事業者の努力義務に
・労働安全衛生法第28条の2
・危険性又は有害性等の調査等に関する指針(H18年)
3 リスクアセスメントの指針
(危険性又は有害性等の調査等に関する指針)
「リスクアセスメント指針」
安衛法第28条の2第2項の規定に基づいて厚生労
働大臣が、リスクアセスメントの適切かつ有効
な実施を図るために公表するガイドライン
4 労働安全衛生マネジメントシステムとの関係
(指針) 労働安全衛生マネジメントシステム
次の事項を体系的、継続的に実施する自主的活動の仕組み
① 「安全衛生方針」の表明
② リスクアセスメントとその結果に基づき講ずる
措置
③ 「安全衛生目標」の設定
④ 「安全衛生計画」の作成、実施、評価及び改善
【2】 リスクアセスメントの目的
1 リスクアセスメントの目的
① 全員参加
② 職場の危険の芽(リスク)と対策の実情を知る
③ 災害のリスクを事前にできるだけ取り除く
労働災害のない、快適職場の実現
【2】 リスクアセスメントの目的
2 リスクアセスメントの効果
① 職場のリスクが明確になる
② 職場のリスクに関する認識を職場全体で共有できる
③ 安全対策の優先順位を決められる
④ 安全対策後の「守るべきこと」の理由が明確に
⑤ 全員参加で「安全」の感受性が高まる
【3】 リスクアセスメントの考え方
1 労働災害の発生する仕組み
【3】 リスクアセスメントの考え方
2
リスクアセスメントの考え方
① 「危険性又は有害性を特定」
② 発生おそれのある災害の「重篤度」と災害発生の
「可能性」の度合を組み合わせて「リスクを見積る」。
③ リスクの大きさに基づき対策の「優先度」を決め、
「リスクの除去又は低減の措置」を検討する。
④ 結果を記録する
(リスクアセスメントの考え方)
1 職場の危険をみつける
危険性の特定
2 危険の程度(リスク)を判断する
リスクの見積り
リスクレベルの評価
3 リスクレベル高いものから対策実施
リスク低減対策
(安全衛生計画として実施)
災害が発生しにくく、発生しても軽度で済む
(安全度の高い職場が実現)
【3】 リスクアセスメントの考え方
3 リスクアセスメントの手順の考え方
(1) 危険性又は有害性を特定
人がいないため災害が起こらない
人がいるので災害が起こる可能性がある
3
リスクアセスメントの手順の
考え方
(2)リスクの見積り
● トラに襲われる可能性 → 区分 高い(×)
● 襲われたときの重篤性 → 区分 重大(×)
⇒ リスクの見積り:リスクレベルⅢ
(重大なリスクがある)
重篤度
可能性
高い
×
可能性ある
△
ほとんどない
○
重大
×
中程度
△
軽度
○
Ⅲ
Ⅲ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅰ
(3)リスク低減措置の検討 1
トラがネコに替われば危険性はなくなる。
トラを檻で囲えば多少近づいても危険性はほとんどない。
(3)リスク低減措置の検討 2
トラを鎖でつなげば危険性は一応ないが近づくと危険。
危険なので保護具をつける。
第2
リスクアセスメントの進め方
【1】 リスクアセスメントの導入と実施の手順
<管理体制の整備等>
<リスクアセスメントの実施>
(リスクアセスメントの準備)
実施体制
実施時期
対象の選定
情報の入手
危険性又は有害性の特定
リスクの見積り
リスク低減措置の検討
優先度に対応した低減措置の実施
結果の記録
【2】 管理体制の整備等
1 実施体制例
社長
部長
課長
・ 経営トップ(経営トップ)のRAの決意表明
(安全衛生の統括管理)
・ 安全管理者、衛生管理者、安全衛生
推進者等
安全衛生管理の実施
職長等
・ 職長、作業指揮者等
安全衛生の実施
作業者
・ 安全衛生の実施
教育の実施
【1】 リスクアセスメントの手順
2 実施時期
設備の新規採用・変更時
作業方法の新規採用・変更時
労働災害発生時
年間安全衛生計画作成時
作業・作業場所を限定し、
まずは実施してみましょう
【1】 リスクアセスメントの手順
3 対象の選定
労働災害発生事象
ヒヤリ・ハット事象
労働者が不安を感じる作業
事故のあった設備での作業
災害が合理的に予見可能なもの
リスクアセスメントを実施しましょう
4 情報の入手(入手すべき情報)
ヒヤリ・ハット (労働災害を伴わない危険な事象)
KYK(危険予知活動)事例
安全パトロール結果
類似災害情報
作業者等からの報告
【3】 リスクアセスメントの実施
1 危険性又は有害性の特定(危険源の特定)
① 別表1 「危険性又は有害性の特定の着眼
点」(P46)
② 別表2 「主な危険性又は有害性と発生のお
それのある災害の例」(P52)
危険源の特定
2 リスクの見積り
① 負傷又は疾病の重篤度の区分
② 負傷又は疾病の発生の度合の区分
③ リスクの見積り
④ リスクの程度に応じた対応措置
(優先度の決定)
2 リスクの見積り(マトリクス法)
(1) 負傷又は疾病の重篤度の区分
重篤度
被災の程度・内容の目安
(災害の程度)
致命的・重大 ・ 死亡災害や身体の一部に永久的損傷を
×
伴う
・ 休業災害(1か月以上)、一度に多数の
被災者を伴う
中程度
・ 休業災害(1か月未満)、一度に多数の
△
被災者
軽 度
・ 不休災害やかすり傷程度
○
2 リスクの見積り(マトリクス法)
(2) 負傷又は疾病の発生の度合いの区分
発生可能性
の度合い
内容の目安
高いか、 ・ 毎日頻繁に危険性または有害性に接近する
比較的高い ・ かなりの注意力でも災害につながり回避困難
×
可能性が
ある
△
・ 故障、修理、調整等の非定常的な作業で危
険性又は有害性に時々接近
・ うっかりしていると回避できなくて災害になる
ほとんど
ない
○
・ 危険性又は有害性の付近に立ち入ったり、
接近することは滅多にない
・通常の状態では災害にならない
2 リスクの見積り(マトリクス法)
(3) リスクの見積り(マトリクス法)
重篤度
致命的・重大
×
中程度
△
軽 度
○
高いか、
比較的高い ×
Ⅲ
Ⅲ
Ⅱ
可能性がある
△
Ⅲ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅰ
Ⅰ
可能性の度合
負傷又は
疾病の可
能性の度
合
内容の目安
ほとんどない
○
2 リスクの見積り(マトリクス法)
(4) リスクの程度に応じた措置(優先度の決定)
リスクレベル
(優先度)
リスクの程度
対応措置
Ⅲ
・措置を講ずるまで作業停止
直ちに解決すべき、
する必要あり
又は重大なリスクあり ・十分な経営資源を投入する
必要あり
Ⅱ
速やかにリスク低減
措置を講ずる必要の
あるリスクあり
Ⅰ
必要に応じてリスク低
・必要に応じてリスク低減措置
減措置を実施すべき
実施
リスクあり
・措置を講ずるまで作業を行
わないことが望ましい
・優先的に経営資源を投入す
る必要
3 リスク低減措置の検討
① 本質的対策
② 工学的対策
③ 管理的対策
④ 個人用保護具使用
【3】 リスクの低減対策
4 リスク低減措置の検討
○ リスク低減措置の実施と残留リスク
「リスク低減措置実施後の検証」
現状の技術上の制約等により、対応困難で
リスクが残る=「残留リスク」
作業者に「どんなリスクから身を守るか」等
どのような残留リスクがあるかを周知
「暫定措置」を実施
保護具着用など
【3】 リスクの低減対策
5 リスクアセスメント実施状況の記録と見直し
リスク低減対策設定後のリスク再見積り
リスク低減対策の決定と実施
リスク低減対策実施後の検討
実施記録の保存
【4】 リスクアセスメントの実施例
実 施 例 1
【作業内容】
食品の加工をした後、使用した
包丁を洗っています。
【作業状況の説明】
・パート従業員がスーパーのバックヤードで仕事
・包丁を使って魚や肉などの食品の加工作業
・水道で使用した包丁を洗っている
実 施 例 1
【手順1 危険性又は有害性の特定】
○「1作業名」
食品加工作業(包丁の洗浄作業)
○「2危険性又は有害性と発生のおそれのある災害」
・包丁の洗浄中に指が刃に触れ指を切る。
・後ろを通った従業員が接触し、手が包丁の刃に触れ手を切る。
【手順2 リスクの見積り】
○「3既存の災害防止対策」
食品加工作業マニュアルで包丁の洗浄方法明示
○「4リスクの見積り」
① 重篤度・・・「軽度 ○」とする。
② 負傷等の発生の可能性の度合・・・「可能性高い ×」
③ リスクレベル(優先度)の決定・・・「リクスレベルⅡ」
実 施 例 1
【手順3 リスク低減措置の検討】
○「5リスク低減措置案」
① 本質的な対策・・・食品加工を機械で
② 工学的対策・・・包丁の洗浄を自動洗浄機で
③ 管理的対策・・・包丁の洗浄方法のマニュアルと教育
④ 個人用保護具の使用・・・防護用手袋使用
【手順4 リスクの見積り(再度)】
○「6措置実施後のリスクの見積り」
① 重篤度・・・「軽度 ○」
② 負傷等の発生の可能性の度合・・・「可能性がある △」
③ リスクレベル(優先度)の決定・・・「リクスレベルⅠ」
【手順5 対応措置等】
○残留リスク対策・・・慣れにより指を切るリスクがあり、安全な作業方法につ
いての教育を繰り返し行うものとする。
実 施 例 2
【作業内容】
フォークリフトで商品を運び、商
品を棚に並べています。
【作業状況の説明】
・商品を、パレットに乗って棚に並べている。
・エンジンはかかったまま。
・段ボール箱の重量は1個10kg
・フォークリフト近くの作業者は、棚への積み込みの
指示をしている。
実 施 例 2
【手順1 危険性又は有害性の特定】
○「1作業名」
商品の棚への積み込み作業
○「2危険性又は有害性と発生のおそれのある災害」
・パレットが傾きパレット上の作業者が墜落する。
・パレット上作業者の商品が落下し、床上作業者の頭部に当たる。
【手順2 リスクの見積り】
○「3既存の災害防止対策」
フォークリフト荷役作業マニュアルでパレットに乗っての作業を禁止。
○「4リスクの見積り」
① 重篤度・・・「重大 ×」
② 負傷等の発生の可能性の度合・・・「可能性高い ×」
③ リスクレベル(優先度)の決定・・・「リクスレベルⅢ」
実 施 例 2
【手順3 リスク低減措置の検討】
○「5リスク低減措置案」
① 本質的な対策・・・商品は常にパレット荷とする。
② 工学的対策・・・オーダーピッキングトラックを使用
③ 管理的対策・・・マニュアル再度教育でパレット上作業禁止を徹底
④ 個人用保護具の使用・・・保護帽の完全着用とあご紐教育を徹底
【手順4 リスクの見積り(再度)】
○「6措置実施後のリスクの見積り」
① 重篤度・・・「軽度 ○」
② 負傷等の発生の可能性の度合・・・「可能性はほとんどない ○」
③ リスクレベル(優先度)の決定・・・「リクスレベルⅠ」
【手順5 対応措置等】
○残留リスク対策・・・パレット荷での取り扱いを徹底する。
第3 リスクアセスメントの進め方
<リスクアセスメントの演習>
【1】 演習の進め方
1 演習のすすめ方
以下の6作業事例について
・ グループ(4~6人)で検討
・ リスクアセスメント実施一覧表を作成
・ 「リーダー(司会)」、「書記」、「発
表者」を決める
<作 業 例>
1 溶接作業
4 印刷製本作
2
5 食品加工作
業
業
塗装作業
1 演習のすすめ方
(2)演習の基本
① リスクアセスメント実施一覧表への記載(参加者)
→ 欄2及び4~6に記入(演習用紙)
② グループ討議(12分)
③ リスクアセスメント実施結果の発表(各グループ8分)
→ 講師の講評
④ 別作業で同様のことを実施
⑤ 再度リスクアセスメント実施結果の発表
→ 講師の講評
1 演習のすすめ方
<リスクアセスメント実施一覧表>
①作業名
(機械・
設備)
⑤リスクの低減
措置
②
③
④
⑤
⑥
②危険性又は有 ③既存の災
害性と発生のお 害防止対策
それのある災害
④リスクの見積もり
重篤度
⑥措置実施後のリスクの見積り
重篤度
発 生
可能性
優先度
(リスク)
発 生
可能性
優先度
(リスク)
⑦対応措置
⑧備考
次年度
検討事項
危険性又は有害性と発生のおそれのある災害
既存の災害防止対策
リスクの見積り(重篤度、発生可能性、優先度(リスク))
リスクの低減措置
措置実施後のリスクの再見積り(重篤度、発生可能性、優先度(リスク))
1 演習のすすめ方
(3)リスクアセスメントの実際(演習)
① 危険源の特定(危険性又は有害性の特定)
別表1「危険性又は有害性の特定の着眼点」
別表2「主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例」
<留意点>
(1) 対象作業取扱いマニュアル、作業手順書を用意
(2) 対象作業をわかりやすい単位で区分
(3) 危険がないかという目で現場を観察
(4) 機械や設備は故障する、人はミスをするを前提で作業現場を観察
(5) 危険性、有害性の特定では、「~なので、~して、~になる」の形で
② リスクの見積り・評価
【2】 作業別のリスクアセスメント演習
演習作業例(1)
<① アーク溶接作業>
<② 塗装作業>
<③ 製品組立作業>
【2】 作業別のリスクアセスメント演習
演習作業例(2)
<④ 印刷製本作業>
<⑤ 食品加工作業)>
< ⑥ 荷役作業>
1 溶接作業
演習課題(1)
<アーク溶接作業>
アーク溶接作業
を行っている作
業者の近くに他
の作業者がいま
す。
1 溶接作業
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<アーク溶接作業>
① ヒュームの吸込によりじん肺発症の危険
性はないか
② シールドガス及びフラックス
の分解ガスの吸込みによる
有害性はないか
③ 光や熱による眼及び
皮膚への有害性はないか
1 溶接作業
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<アーク溶接作業>
① ヒュームの吸入により気管支炎、肺炎、じ
ん肺を発症する
② アーク発生近傍に口元を近づけて作業をす
ると、一酸化炭素中毒になる
③ アーク光を裸眼で直視
すると電気性眼炎になる
1 溶接作業
(3) リスク低減対策の例
1
①
アーク溶接作業
ヒュームの吸入による健康障害を防ぐため、
溶接作業箇所に局所排気装置を設置する
② 一酸化炭素中毒を防ぐため狭あい場所では
換気を徹底する
③ 作業場では、他の作業者の
アーク光から発生する有害
光線のばく露を防ぐため、
常時、遮光カーテン、衝立
を使用する
1 溶接作業
演習課題(2)
<アーク溶接>
建設現場の高所で
アーク溶接作業を
行っています。
2 塗装作業
演習課題(1)
<調色及び希釈作業>
有機溶剤を使って
塗料の調色及び希
釈作業を行ってい
ます。
2 塗装作業
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<塗装準備作業>
① 調色時、希釈時に塗料などが飛散して眼
や皮膚をおかす危険性はないか
② 石油缶の蓋を開封する時に缶の縁で指を
切る危険性はないか
③ シンナーの小分け時に
静電気による着火の危険
性はないか
2 塗装作業
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<塗装準備作業>
① 塗料缶から塗料を移す時や、溶剤で希釈
する時に、塗料や溶剤が飛び跳ねて目に入る
② 缶を開けるとき、缶のふちで手を切る
③ 希釈や撹拌をしているときに、
塗料や溶剤静電気が帯電し
放電スパークにより着火し、
火傷をしたり火災を起こす。
2 塗装作業
(3) リスク低減対策の例
<塗装準備作業>
① 塗料缶から塗料を移す時や、溶剤で希
釈する時には、保護メガネ、保護手袋を必ず
着用する
② 缶を開けるときは手袋を着用する。
③ 作業場所の換気、排気を行い、
有機溶剤の蒸気等を排出する
2 塗装作業
演習課題(2)
<吹付け塗装作業>
有機溶剤の入っ
た塗料を使って
吹付塗装作業を
しています。
3 製品組立作業
演習課題(1)
<クレーン使用作業>
クレーンを使って製品組
立ての準備作業を行っ
ています。
3 製品組立作業
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<組立作業>
① 部品の一時保管時に落下又は転倒により負
傷する危険性はないか
② 部品をワイヤロープで吊り
ながら行う組み付け作業では、
部品の振れで指が挟まれる
危険性はないか
③ ハンマーで自分の手をたたく
危険性はないか
3 製品組立作業
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<組立作業>
① 部品が一時保管時に倒れて手足を骨折する
② 部品をワイヤロープで吊り
ながら行う組み込み作業中、
部品が振れて指を骨折する
③ ハンマーで自分又は共同
作業者の手をたたき、裂傷
や骨折をする
3 製品組立作業
(3) リスク低減対策の例
<組立作業>
① 部品を一時保管する時は、平らな場所に置き、
安定した状態にする
② 吊り具・ワイヤロープを定期的
に点検し、点検済みは色で表示
する
③ ハンマー作業は、事前に
基本姿勢と作業位置を確認する
3 製品組立作業
演習課題(2)
<準備調整作業>
製品組立て作業
において、調整
作業を行ってい
ます。
4 印刷製本作業
演習課題(1)
<断裁(刃交換)作業>
裁断用の刃を交換
しています。
4 印刷製本作業
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<断裁(刃交換)作業>
① 印刷機の回転部分に挟まれ、巻き込まれる危
険性はないか
② 断裁機の刃に触れる危険性
はないか
③ 無線綴じ作業中に高熱物に
触れて火傷を起こす危険性は
ないか
4 印刷製本作業
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<断裁(刃交換)作業>
① 版交換作業で、版胴を低速で回転して貼り付け
中、押さえていた手がすべり版胴のすき間に巻き
込まれる
② 断裁作業で刃物が上がりきる前
に手を入れて、刃物と機械の間
に手・指を挟まれ、手・指を切る
③ 無線綴じ作業でホットメルト
に触れて火傷する
4 印刷製本作業
(3) リスク低減対策の例
<断裁(刃交換)作業>
① 機械を停止しなければ回転部分に触れられな
い機構を持った印刷機械を導入する(インター
ロック保護カバーの設置)
② 作業手順書を作成し、作業員
に教育する
③ ホットメルト供給作業を自動
化する
4 印刷製本作業
演習課題(2)
<印刷作業>
台の上で印刷
作業を行ってい
ます。
5 食品加工作業
演習課題(1)
<惣菜加工(フライヤー)作業>
フライヤーを使用して揚げ
物を行っています。
5 食品加工作業
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<惣菜加工(フライヤー)作業>
① 惣菜加工作業のフライヤーから高温の油が跳
ねるおそれのある箇所はないか
② 惣菜加工作業のスチーマー
から高温の蒸気が噴き出すお
それのある箇所はないか
③ 惣菜加工作業の野菜カッター
の刃に手指が触れるおそれの
ある箇所はないか
5 食品加工作業
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<惣菜加工(フライヤー)作業>
① 惣菜加工作業のフライヤーで、高い位置から
油槽に商品を入れたり、乱暴に商品を入れ、油
が跳ね火傷をする
② 惣菜加工作業のスチーマー
で、急いでいるあまり、あわ
てて商品を取り出し、高温の
湯気をあび火傷をする
③ スライサーの丸刃を清掃する
とき、刃の部分に触れ指を切る
5 食品加工作業
(3) リスク低減対策の例
<惣菜加工(フライヤー)作業>
① 自動油槽投入機の導入を検討する
② 火傷防止エプロン・手袋・靴等を着用する
③ 作業方法を定期的に指導する
④ 刃を清掃するときは、切創
防止手袋を使用する
⑤ 丸刃の清掃は、刃の中心から
外に向かって拭くことを徹底
する
5 食品加工作業
演習課題(2)
<おにぎり成形作業>
おにぎり成型加
工機を使用して
おにぎりを製造
しています。
6 荷役作業(フォークリフトによる荷の積卸し)
演習課題(1)
<シート掛け作業>
あおりの上で、貨物自動車
(中型)に荷積みされた荷
(1つ110kg)にシート掛けを
しています。
6 荷役作業(フォークリフトによる荷の積卸し)
(1) 危険性又は有害性の特定の着眼点
<シート掛け作業>
① 昇降設備、脚立又は梯子が無く、荷台やアオ
リから転落の危険性はないか。
② 安全帯の取り付け設備がなく、転落の危険性
はないか。
③ 荷崩れによる落下物に当たる
危険性はないか。
6 荷役作業(フォークリフトによる荷の積卸し)
(2) 主な危険性又は有害性と発生のおそれのある災害の例
<シート掛け作業>
① 昇降設備、脚立又は梯子が無く、荷台やアオ
リから転落する。
② 安全帯の取り付け設備がなく、転落する。
③ 荷崩れにより落下物に当たる。
④ アオリの上でシート掛け作業中、
身体のバランスを崩して転落する。
6 荷役作業(フォークリフトによる荷の積卸し)
(3) リスク低減対策の例
<シート掛け作業>
① 作業台を容易し、その上で作業をする。
② 玉掛け作業で荷台へ昇降する場合や荷にロープ
掛けであおり等へ昇降する場合は、昇降設備を使用
する。運送先で昇降設備が無い場合は持参する。
③ 安全帯取り付け設備を設置し、
安全帯を使用して作業をする。
6 荷役作業(フォークリフトによる荷の積卸し)
演習課題(1)
<フォークリフト荷役作業>
エンジン式フォークリ
フト(最大荷重1.5トン、
カウンターバランス)
で荷を倉庫に運搬する
作業を行っています。
【3】 第2回実践研修までの準備
第2回目の実践研修で行うこと。
① 自社で実施したリスクアセスメントの発表
② 効果的なリスク低減措置の実施の演習と討議
第2回目の研修まで実施すること。
① 事業場内にリスクアセスメントの実施体制を整える。
② 事業場内の安全委員会等でリスクアセスメントの実
施について審議する。
③ 作業現場を特定の上、リスクの見積りからリスクア
セスメント実施までを行う。
第5 リスクアセスメントの実施
支援システム
職場の安全サイト(厚生労働省HP)
職場の安全サイト(厚生労働省HP)
職場の安全サイト(厚生労働省HP)
職場の安全サイト(厚生労働省HP)
職場の安全サイト(厚生労働省HP)
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