日広株式会社
カラーPOD機の導入で
日々の業務の大幅な効率化に成功
新規開拓とサービスの向上に注力する
導入の狙い
オンデマンド印刷で頻出するトラブ
ルの解消
印刷スピードの向上による作業時間
の短縮と、社員の負担軽減
導入システム
カラーPOD機
『RICOH Pro C651EX』
名刺・ハガキカッター
『PROSCUT PCM-05』
iPad
導入効果
機器の安定性が高まり、ストレスのな
い業務が可能に
印刷品質の高いプレゼンテーション
ツールや校正紙を、低コストで実現
最新機器の活用で業務を効率化、新
規案件に向かう余裕が生まれる
チラシやPOP、名刺、年賀状など顧客のニーズに合わせた印刷物を制作している
大阪に本社を構え、各種印刷物の制作から広告の企画立案まで幅広く手がけている、
日広株式会社。優れたスタッフワークにより、顧客ニーズに即した仕上がりを短納期
— U S E R P R O F I L E ———————————————————
日広株式会社
●業種:印刷・広告代理業
●事業内容:印刷全般、広告物・デジタル
コンテンツ制作、販売促進ツール販売、
イベントスペースのトータルプロデュー
ス
●従業員数:42名
(2012年11月現在)
で実現しているが、その足かせとなっていたのが、トラブル続きの既存カラーPOD
機だった。熟慮の結果、新機種へのリプレースと共に、各種周辺機器を導入。安定動
作のもと、高品質の印刷を迅速に行えるようになり、業務負担が大幅に改善した。こ
れまでロスしていた時間やコストを、新規顧客の開拓やより良いサービスの追求にあ
てられるようになったことで、今後の一層の発展が期待される。
優れたマンパワーと体制で
企画立案から印刷まで迅速に対応
日 広 株 式 会 社( 以 下 、日 広 )は 、
カラーPOD機を導入し、日々の業務を効率化した
日広株式会社
2012年11月取材
レット、チラシ、ポスター、カタログ、店
頭POPなどに加え、関連するWebサ
イトや映像といったデジタルコンテン
ツや、企業展示会のパネルやブース制
2012年9月に創業50周年を迎えた
作なども手がけている。
老舗の印刷会社だ。大阪本社と福岡
取引先も、流通業、小売店舗、官公
支店を中心に、東京営業所や関連会
庁などさまざまな業種がそろってお
社を含む体制で、各種広告の企画立
り、豊富なノウハウの蓄積も特長の一
案から、デザイン、印刷まで一貫して
つだ。ISO 9001の認証や、プライバ
対応している。パンフレットやリーフ
シーマークも取得しており、同社の仕
1
日広株式会社
事は信頼性も高い。
様のサンプルを制作して、取り引き先
「当社の強みは、短納期への対応力
との間に認識のズレが生じないよう、
です。例えばレギュラーの案件として、
打ち合わせを行っている。
スーパーのチラシを週に2回作成して
「サンプル制作にもコストはかかりま
おり、進行は非常にタイトなのですが、
すが、これはできるだけサービスとし
フットワークの軽い営業の行動力と、
て無料で行っています。分かりやすい
経験豊かな制作スタッフの頑張りで、
イメージをお客様に提示し、ご理解を
スピーディな納品を実現しています。
頂くことでお客様にとっても我々にとっ
また並行してパンフレットなど単発の
てもメリットになるからです」という石
仕事もありますので、常に納期に追わ
川氏の言葉からも、同社の誠実な姿勢
れている状況ですが、それらにもタイ
が感じられる。
ムリーかつスムーズに対応できる体制
を整えています」と、代表取締役の石
同社は新規顧客の開拓にも熱心に
トラブル続出で不満の大きかった
カラーPOD機のリプレースを断行
取り組んでいる。現在、大阪本社では
日広の主力はオフセット印刷だが、
5名の営業スタッフが活躍中だが、最
こうしたプレゼンテーション資料など
川 泰雄氏は語る。
近、彼らに次ぐ「6人目の営業」として
の制作にはオンデマンド印刷機も使
ホームページをリニューアルした。こ
用している。週2回のチラシ納品と連
こからの問い合わせによる新規取引
動した商品のPOP制作など、時代の
も定期的に増えているという。さらに、
流れでスピーディかつ小ロットの印刷
ニーズの高まりつつある介護施設の
ニーズも高まってきている。今後はオ
パンフレット作成も新たに手がけるな
ンデマンドにも力を入れていこうと考
ど、営業努力に余念がない。
えていたのだが、既存のカラーPOD
C Sマネージャーの戸田 裕一氏は、
機にはかなりのストレスを感じていた
「今の時代はやはり、既存のお客様との
お付き合いだけでは大きな発展は見込
と、戸田氏は不満を口にする。
「バックアップの意味合いも含めて
めません。より分かりやすく、よりニーズ
2台のカラーPOD機を入れていたの
に即した商品でアピールしていこうと考
ですが、とにかく故障やトラブルが多
えました」と説明する。数々の努力によ
かったのです。ひどい場合は週に2度
り、これまで手がけたことのない業種か
も3度もメーカーからメンテナンスを
らの問い合わせも増えているという。
呼ばなければならないくらいだったの
また、同社ではプレゼンテーション
ですが、何度修理してもらっても改善
にもかなり力を入れている。一般の顧
が見られませんでした。時間がない時
客にとって、トンボやカラーバーなど
に限ってトラブルが起こることも多く、
がついたままの校正紙は馴染みが薄
本当に辟易していたのです」
いため、その校正紙だけで確認を取っ
印刷スピードも遅く、500〜900
ていると、仕上がり後のイメージが違
ページの事務用品系カタログの校正
うといったトラブルにも繋がりかねな
紙の出力が、ともすれば一日がかりの
い。そのため日広では、事前に実物同
作業になってしまい、大きなタイムロ
2
代表取締役
石川 泰雄氏
「大塚商会は印刷業に強いというイメージ
はなかったのですが、どんなことを相談して
も、何らかの回答やアドバイスを頂けるの
で、本当に頼りになります。今後は印刷関
連だけでなく、情報システムの最新情報な
ども含めて提供してほしいですね」
CSマネージャー
戸田 裕一氏
「今回導入した機種は、斤量が大きい紙か
ら小さい紙まで対応しており、それぞれに設
定を保存できます。プリントミスをしそうなとき
にすぐエラー表示で教えてくれるのも長所
ですが、活用を進めていくうちにだんだんと
設定が複雑化していきそうなので、大塚商
会にチェックしてもらえると助かります」
印刷枚数が多い同社にとって、
『 RICOH Pro C651EX』
の安定性は必要不可欠だ
スになっていたという。
モノクロ、フルカラーともに毎分65
また、表裏の見当が常に
ページという高速印刷で、POPの制作
3mmほどズレているため
もより効率的になった。オフセット印刷
両面印刷ができず、片面ず
の場合はチラシの内容をクライアント
つ印 刷 せざるを得ないと
に確認してO Kが出てからのスタート
いう欠点もあった。
になる。限られた時間の中でのスピー
こうした 数 々 の 不 満 が
ディな印刷は、社員の負荷を大幅に軽
募っていたところに、以前
減している。
から付き合 い の あった大
表裏見当も正確になり、潰れ気味
塚商会から、リコー製のカ
だった文字印刷も鮮明になった。印刷
ラーPOD機『RICOH Pro
品質についても、
“カラーコピー”
という
C651EX』の紹介があった。安定性と
印象が強かった従来機と比べて、一見
スピードは上がり、ランニングコストは
するとオフセット印刷と違いが分からな
下がるという提案は魅力的だったが、
いくらいの高品質な仕上がりになった。
予算的にも決して安いものではない
同社では食品の写真を多く利用するた
ため、費用が回収できるかどうか不安
め、発色は非常に重要なポイントだが、
だったと石川氏は言う。
オンデマンド校正紙でも、完成イメージ
「自分たちでも他社製品を含めて比
を正確に伝えられるようになっている。
較検討したり、出力サンプルや使い勝
加えて、中綴じ製本の機能もあるため、
手を確認したりしました。けれど、マル
以前は手作業で作っていたサンプルも
チベンダーであり、多数のメーカーの
簡単に用意できるようになった。
製品を公正に評価されている大塚商
「黒ベタもきれいに出ていますね。
会の提案でしたので、信頼性が高く、
オンデマンドとオフセットを比較すれ
また、アフターフォローも含めた担当
ば、やはり品質の差は見られるのです
者の熱心な対応も評価して、入れ替え
が、事前にお客様にきちんと説明差し
を決断したのです」
上げたうえで確認していただいている
ので、問題はありません。今後はオン
毎日の業務がストレスフリーに
プレゼン力も大きく向上
デマンド印刷で納品する案件も増えて
いくと思います」
と石川氏。
名刺やハガキ印刷においても、大き
こうしてリプレー スされたカラー
な進歩があった。以前は出力紙がカー
P O D機により、同社の業務には劇的
ルしてしまい、重しを付けて直すのに
な改善が見られた。
時間がかかっていたのだが、その手間
まず、いちばんの懸案であった安定
が無くなった。丸一日かかっていた制
性については、トラブルが無くなった
作期間が、わずか数十分に短縮できた
ため、定期メンテナンス以外でサポー
のだ。あわせて、名刺・ハガキカッター
トを呼んだことがないという。
『PROSCUT PCM-05』も導入した
「安定して稼働する、これだけでかな
ため、フロアを移動して大型の断裁機
りのストレスフリーになり、社員の負担
まで運ぶことなく、卓上での仕上げが
も軽減されました」
と戸田氏は語る。
可能になっている。
3
日広株式会社
「名刺は利幅が少ないので、手間を
めのサポート的使用が主流であるが、
かけることなく効率的に制作すること
今 後は短 納 期や小ロットといった強
が大切ですし、スピーディな仕上げに
みを生かして、単体での活用もより高
よりお客様の満足度も向上します。今
まっていくものと考えられる。
回のカラーP O D機入れ替えで、これ
また今回、同社ではカラーPOD機の
までいかに細かな作業で時間をロスし
リプレースと同時に、名刺・ハガキカッ
ていたか、気づかない部分でいかにス
ター『PROSCUT PCM-05』
と営業
トレスを溜め込んでいたか、というこ
ツールとしてiPadを導入した。営業担
とに改めて気づかされました」
と、石川
当者が客先で、商品の写真や過去の成
氏は導入効果を語る。
果物のデータを見せたり、最新の資料
名刺・ハガキカッター
『PROSCUT PCM-05』
も導入。顧
客からの注文にすぐに応えることができる
をやり取りしたりしながらプレゼンテー
ションを行うことで、より密度の高いコ
最新デジタル機器の機能活用で
より良い顧客サービスを追求
ミュニケーションを行っている。
『RICOH Pro C651EX』
は、ハガ
を、うまく使えればかなり便利だという
キからA3フルトンボまでの幅広い用
ことを実感してきています。空いた時
紙サイズに対応し、紙の種類や厚さご
間で担当者が新しい案件に取りかかれ
とに適した設定も行えるなど、操作性
るようにもなるので、これからITシステ
にも優れる。カラーPOD機の導入で時
ムやワークフローもより研究して、さま
間を効率的に使えるようになったため、
ざまな面で活用度を高めていくつもり
新規案件に割ける余裕も増えてきた。
です」
と戸田氏は今後の展望を語る。
日広では最近、プレゼンテーション
デジタル業界の変化のスピードは著
の 際にオンデマンドで作 成した箱や
しく、一企業だけでキャッチアップする
シールなどの販促ツールを持参する
には負担が大きい。一方で、Appleや
ことで、提案力をより向上させている。
Adobeの製品・ソフトとの連携が欠か
「以前は、こうしたツールの作成を
せないという、印刷業界ならではの事
外注に頼っていました。大量に作るも
情も存在する。
「こうしたデジタルデバイスやデータ
のではないので、プレゼン段階で気軽
石川氏は「その意味でも、これから
に用意するのは難しかったのですが、
ますます大塚商会にお世話になる機
社内で低コストに作れるようになり、ア
会が増えると思います。業界事情に即
ピール力が高まりました。今後はお客
した最新の情報を、分かりやすく、実
様の要望が高いレザック紙などの印刷
践的なかたちで教えていただけると
にも取り組んでいきたいですね」と、
助かりますね」
と期待を込めて語る。
戸田氏は語る。
今回、日広では各種機器の導入・リ
顧客の要望に対する社内での対応
プレースにより、業務の大幅な効率化
力をできるだけ高めることは、顧客満
に成功した。自分たちでも気づかな
足度の向上と業務の効率化に直結す
かったロスを大塚商会の協力のもと解
る。同社の現在の業務内容において
消することで、新しい活力も生まれて
は、オンデマンド印刷はオフセット印刷
いる。両者の良好なパートナーシップ
による案件をよりスムーズに進めるた
は、これからも続いていくことだろう。
全営業社員がiPadを携帯し、過去の成果物などを、すぐ
に顧客に提示できる体制を整えている
日広株式会社のホームページ
http://www.nikko-print.jp/
・会社名、製品名などは、各社または各団体の商標もしくは登録商標です。
・事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、配付される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
・この記事は2013年5月に作成されました。
Copyright©2013 OTSUKA CORPORATION All Rights Reserved.
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カラーPOD機の導入で 日々の業務の大幅な効率化に成功