第25回IUF(国際食品労連)世界総会 概要レポート
日程:2007.3.16-3.23 場所:ジュネーブ国際会議センター
総会テーマ
Power Through Organizing
- 組織化による力 -
Contents
1.総会概要
2.関連会議・サイドミーティング
◆女性会議
◆サイドミーティング(砂糖)
◆サイドミーティング(乳業)
◆サイドミーティング(たばこ)
◆サイドミーティング(アルコール)
3.IUF-JCC欧州視察
※サイドミーティングは総会参加者で行う
インフォーマルミーティングです。
総会概要
3月16~22日(金~木) 参加者:86カ国193組織から377名
【日程】
日程
本会議
3月16日(金)
女性会議1日目
3月17日(土)
女性会議2日目
3月18日(日)
三役会・決議委員会
3月19日(月)
午前:執行委員会
午後:世界総会1日目
オーストラリアの取り組み
に見入る
3月20日(火)
世界総会2日目
サイドミーティング:砂糖
【日本からの参加者(17名)】
非典型労働者が増加する日本
の状況を語る渡邉会長
3月21日(水)
世界総会3日目
サイドミーティング:乳業、たばこ
◇フード連合
3月22日(木)
世界総会4日目
サイドミーティング:アルコール
渡邉会長、畑木副会長(全たばこ)、小倉副会長(キリンビー
ル)、西脇副会長(味の素)、北田(サッポロビール)、吉越
(フード連合)、植田(フード連合)、内川(全たばこ)
◇UIゼンセン同盟
徳田副会長、吉田副会長(すかいらーく労組)、山崎(UIゼン
セン)、中野(UIゼンセン)
◇サービス連合
秋山副会長(帝国ホテル)、斉藤(帝国ホテル)
◇IUF-JCC
西脇副会長プロRの取り
組みを語る
フランク・リバウド(ダノン
グループCEO)も登場
見里事務局長、高田、村上
総会概要
3月16~22日(金~木) 参加者:86カ国193組織から377名
【会議の主要なポイント】
●総会テーマは「組織化による力」。食品関連産業に従事する労働
者の厳しい現状を打破するために更なる結束が必要であること
が強調された。
●5つのテーマに沿って、パネルディスカッションまたは、プレゼン
テーションが行われてから、各国の代議員が発言を行い、関連す
る決議を採択するという方式で議事は進められた。緊急決議も含
め全部で32の決議案(内日本提案3件)が採択。
日本からの提案は、
テーマ1 権利の保護と拡大
1.食品の安全性に関する決議案
テーマ2 雇用を保護する
2.アジア太平洋地域における民主化に
テーマ3 金融化と変化する組織環境
関する決議案
3.流通産業の集約化、競争及び自社
テーマ4 安い食品の本当の価格
ブランドに関する合同決議案(イギリ
テーマ5 共に組織化を行う
スT&G・Amucus、スウェーデンLivs
との合同提案)
小倉委員長、食の安全への
労働組合の役割を訴える!
●主な決議内容は、「労働組合権保護の必要性」「食
品等の安全性の確保」「多国籍企業や投資ファンド
等への対応の必要性」「女性労働者の参加推進」
である。
●ポール・アンデラ会長が退任し、ハンス・ニールソン
氏(スウェーデン)が新会長に就任した。ロン・オズ
ワルド書記長は留任。
ガイ・ライダー(ITUC書記
長)も駆けつける!
日本選手団。決議賛成の
意思表示は緑のカードで
左から書記長、前会長、
新会長
IUF女性会議
3月16~17日(金~土) 参加者:49組織81名
【本会議背景】
○フードチェーン、ホテル・レストラン・セクターで働く女
性は、正規雇用から非正規雇用に急速に置き換えられ
ている。
○仕事において未だに性差別は続いており、男女間の
賃金差は殆どの国で平均20%。女性は家庭責任も果
たす中、働く女性はオーバーワークと なっている!
女性:Work+Life=Over Work
○組合の意思決定レベルにおいても、女性の参画が
極めて限られている。
【女性会議内容】
○IUF女性会議は、IUF世界総会と並行して、5年に一
度開催される。
○ “女性の雇用”“賃金の平等”“家庭と仕事の両
立”“組織化・代表性”の4つをテーマとし、そのテーマ
に沿って、各地域の働く女性の経験を共有し、グルー
プで協議。
○また、“男女平等のためのIUFの行動計画”“女性と
雇用に関する決議案”“セクハラに関する IUF政策”
を協議・支持した。
←“連帯”を高める
ために、開始前と休
憩後には南アフリカ
の方が音頭をとり
みんなで歌いまし
た♪
“家庭と仕事の両立”は
全世界共通のテーマ
民族衣装でこられている方が多いな
か、北田さん(一番左)も、“きもの”を
着て出席!↓
Solidarity♪
女
シ性
ル委
ビ員
ア会
委
員
長
↓
【会場からの声】
○女性問題は男女両者が取り組まなければならないわ!
○男性と同じ立場に立って一緒に活動しなければ!
○育児は、両親がともに責任をもつべきよ!
○法律はあるけれど、現実は中身が伴ってないわ!
○育児休業は男性にもっと付与されるべきだわ!
○男性の働き方にもっと柔軟性を!
○両立をめざすには、企業だけではなく、政府の負担が必要よ!
○ILO条約(母性保護等)の批准と履行のためのアクションが必要!
【参加者】
フード連合:
吉越中央執行委員
北田サッポロビール労組中央執行委員
UIゼンセン同盟:2名
Side Meeting(砂糖)
3月20日(火)17:00~19:00
【ミーティングの主要なポイント】
●(参加者)カリブ海地域諸国、中央アジア、欧州、日本、
ブラジルから20名が集まった。
●(内容)砂糖労働者の置かれた最新状況を共有する目的
で、ホルヘ・チューレンIUF砂糖セクター担当からカリブ
海英語圏地域の砂糖問題に焦点を当てたプレゼンテー
ションが行われた。
●(取り巻く状況)はEUの砂糖生産体制縮小の改革プロセ
スがEU内の雇用問題と同時に、生産量の急増に伴うカ
リブ海地域の砂糖労働者へも大きな影響を与えている。
また、サトウキビの燃料利用の急増にも注目する必要。
●(今後の取り組み)IUFは次のことを提起する。
①各国の砂糖行動計画(EUがEPAに基づきカリブ海諸
国に求めている生産拡大計画)の批判的見直し
②安全衛生に関する組合の能力構築
③企業別の労働慣行の調査
④燃料・エネルギー分野への目配り
モザンビークでは、仕事中
の水の確保も課題
カリブ海地域が話題に
ミーティングの様子
Side Meeting(乳業)
3月21日(水)13:45~14:40
【ミーティングの主要なポイント】
●(会議概要)ニュージーランドNZDWUがイニシアチブを取り、
オランダ、アメリカ、アルゼンチン、ベルギー、スウェーデン、
日本から15名が参加。乳業関連会議は2001年3月(於NZ)
以来6年ぶり。
●(情報共有)世界規模での主要乳業メーカーは、ネスレ、ダノ
ン、フォンテラ、クラフト、ザスト(カナダ、アルゼンチン)、アウ
ラ(デンマーク、スウェーデン)、カンピーナ(オランダ)、明治、
雪印、森永(日本)といったところ。
●(労働者の状況)この6年間における最大の動向は、フォンテ
ラ社が大きな労働争議を契機にIUFとの間で国際枠組協約
に調印したことである。また、世界各地で乳業会社の再編や
労働争議が起こっている。
●(今後の取り組み)IUF乳業セクターでは、グローバルな再編
が予測される状況下で今後の国際枠組協約の進展を見据え、
各国の主要乳業メーカー労組間での情報共有を強化してい
きたい。現在もIUFホームページ内に企業別のサイトを立ち
上げているが、手始めにIUFのwebサイトにブログ形式の乳
業サイトを立ち上げることとする。(現在もIUFサイトで乳業多
国籍企業情報が見れる)http://www.iuf.org.uk/ja/(ID:IUF、
Password:UITA)
ミーティングの様子
Side Meeting(たばこ)
3月21日(水)16:00~16:30
【ミーティングの主要なポイント】
●(参加者)インフォーマル・ミーティング。ロシア、ウクライナ、
キルギスタン、イギリス、ドイツ、スペイン、日本が参加。
(TWTG議長、第2副議長は欠席)
●(課題)3年前に提案され、そのまま放置されている産業社会
憲章を再度見直して進めるべきであるとの書記局から提起。
●(業界の状況)コーディネーターのダン・プラウム氏(IUFタバ
ココンサルタント)はJTIのガラハー買収により、BAT、PM、
JTI、インペリアルの4社しか生き残らないのではないかとの
観測。
●(次回の会合)部会委員会の今後の予定を検討。畑木委員
長からはイギリスでの開催提案も。今年度下半期中に、ジュ
ネーブまたはイギリスで開催することとし、ジャクリーン氏
(IUFタバコ担当)が調整することに。
出席した畑木委員長・内川中執
ミーティングの様子
Side Meeting(アルコール)
3月22日(木)10:40~11:20
【目的】
WHO総会で議論されている「アルコールの有害な摂
取」が、アルコールを摂取すること自体の問題に摩り
替えつつある背景から、この影響が、産業の進展と労
働者の雇用に及ぶ懸念を共有し、各国の状況に関す
る情報交換を行う。
※本会議はフード連合からの呼びかけにより開催
イギリスでは、若者のパブで
の飲みすぎ等が問題になって
いるよ。責任あるアルコール
消費が必要だね。Byブライア
ン(T&G)
<各国の参加メンバー>
NGG(ドイツの食品産別):4名
(内1名はフランツ・ヨーゼフIUF副会長)
T&G(イギリスの産別):1名
(ブライアン・レベルIUF副会長)
IUFモスクワ事務所:1名
IUF本部書記局:1名
【総括】
参加者からは、フード連合のイニシアティブに謝意が表
明され、参加者も同じ懸念を抱いていたことがわかった。
IUF本部書記局からは、今後、IUFで情報を収集し、こ
の問題に関心のある加盟組織を特定し、そのネット
ワークの構築に取り組むとの発言をもらった。
ロシアでは旧ソ連時代、アルコール消費
を抑圧する動きを取ったところ、逆にド
ラッグの常用につながったこともあるよ。
それから、密造酒の摂取で男性の平均
寿命が50歳代にまでなったこともあった。
アルコールに関しては、様々な文化があ
るけれど、アルコール自体が問題ではな
く、使用に関する社会問題と捉えているよ。
Byキリール(IUFモスクワ事務所)
ドイツでは、ビールは食
品の一部と受け入れら
れているが、スピリッツ
は、既に広告規制がは
いっている。それから
WHOだけではなく、EUか
らもアルコールに関する
規制の圧力もある。これ
についてはIUFヨーロッ
パ地域組織でも議論し
ている。(Byフランツ・
ヨーゼフ(NGG))
IUFでも、各国のアルコールポ
リシーの研究と、ネットワーク
の構築に取り組むわ。今後も
フォローアップするわね。Byダ
リア(IUF本部書記局)
<フード連合参加メンバー>
小倉副会長
西脇副会長
植田中央執行委員
吉越中央執行委員
北田サッポロビール労組中央執行委員
見里IUF-JCC事務局長
村上(通訳)
IUF-JCC視察(ベルギー)
3月26~27日(月~火)
参加者:フード連合4名、サービス連合2名、IUF-JCC事務局2名
【ITUC(国際労働組合総連合会)事務所訪問】
中央:ガイ・ライダー氏
<連合欧州事務所の役割>
○ITUC,ILO,等の活動のフォ
ローアップ
○ヨーロッパを中心とした各国
ナショナルセンターとの連帯活
動のフォローアップ
○EUの動向や、労働関連情報
の収集と報告
ガイ・ライダー氏と視察団
○国際労働組合総連合(ITUC:The International Trade Union
Confederation)は、2006年11月、それまでの国際自由労連
(ICFTU)、国際労連(WCL)、そして、いずれの国際労働組合
組織にも加盟していなかった8つの組織と共に結成された。
○書記局本部をベルギー ブリュッセルに設置
○今回、ガイ・ライダーITUC書記長等から、新しい国際労働運
動の必要性について講義をうけ、情報交換を行った。
【EFFAT(IUF欧州地域事務所)訪問】
ハロルド書記長
【連合欧州事務所訪問】
○連合総合国際局の欧州事務所で、ITUC事務所と
同じビルの中に設置。
○1988年に設置し、現在で4代目。
○2名体制をひいており、連合国際局の大久保氏(写
真右)と自治労の小田氏(写真左)が派遣されている。
○EFFATには260万人の組
合員がいます。
○EUは国境が無くなり労働
者の移動が自由になったの
です。
○そのため、移民労働者も
増えています。
○移民労働者は労働条件
が低いのが現状です。
○私たちは、移民労働者が
搾取されないようにしなけれ
ばなりません。
2人で事務所維持をしなければならないので大
変!
連合欧州事務所をもっと有効活用して欲しいわ!
【CCAC-CSC(IUF加盟の労組)事務所訪問
&GODIVA工場見学】
CCAC-CSCに加盟しているGODIVAで工場
見学(事業説明含)
↑ベルギーの食品産業の概要や
CCAC-CSCの活動についての説明
日本は、アメリカに次いで、売り上げ第2位
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第25回IUF世界総会