21世紀のイデア論
2014年10月5日 神戸
意識物理学研究所 佐藤博紀
意識(精神)と物質
• 17世紀頃、西洋において生まれた近代科学は以後飛
躍的発展を遂げ、それを用いた科学技術の成果は日常
生活に浸透し、われわれの文明はそれなしでは成り立
たないほどになった。また、科学の及ぶ領域はミクロ
は素粒子の世界からマクロは宇宙の大規模構造にまで
およぶようになった。一方、科学の急激な発達は物質
と精神との分離を促進し、物質至上主義(唯物主義)
の蔓延、精神やこころの病、原子核反応を利用した兵
器など、多くの負の側面を生み出した。科学の成果が
三次元世界の極限にまで達した今こそ、科学と意識と
の関連についての考察を開始する時期である。そして、
物質という暗闇に落ち込んだ現代人の意識を救済する
のがミッションである。(「意識物理学研究所」ミッ
ションより)
科学とは
影響しない
被観察者
(客体)
観察(観測)
観察者
(主体)
• 科学(近代科学)=「客観性」「再現性」→ 観察者の観察
(観測行為)によって観察対象(被観察者)が影響を受けな
い(または影響が無視できるほど小さい)
• 科学の発展 → 「主体」(観察者)と「客体」(被観察
者)の分離をもたらす。→ 「精神」(意識)と物質との分
離 → 物質至上主義(唯物主義)
• 科学の客観性の限界 → 量子力学において表出
イデアと意識、物質世界
精神(意識)世界
“2x2”
イデア
物理学、数学
“3+1”
物質世界
・意識世界と物質世界をイデアによって結びつける
→観察者と被観察者が一体
・正四面体が意識の構造を与える
→ 円と直線によって実装(現実世界)
観察
「凝縮化」
d
c
a
c
b
被観察者
(客体)
観察者
(主体)
点aをbが観察
→ aとbは対化
a
b
点cが線分abを観察
→ abは等化
(または中和)
cとabは対化
a
b
点dが三角形abcを観察
→ abcは等化
(または中和)
dとabcは対化
じゃんけん(等化)
三脚(中和) など
物質の階層構造
b
a
i
f
d
g
c
e
h
三角形が観察によって点に「凝縮」(3→1)
物質の階層構造(たまねぎ構造)を形成
正四面体の2つの見方
→ 対化(2x2)を等化するプロセスを与える
b
a
対化
等化
d
a
c
“2x2”
2本の線分の対として見る
→3組の対(abとcd, acとbd,
adとbc)
d
c
b
“3+1”
三角形abcと頂点dの対
または線分ab,bc,caと
ad,bd,cdの対として見る
“2x2”
• 意識、観念、言葉、数学、物理法則
• 抽象的な言葉は必ず対になっている。(「大き
い」と「小さい」、「暑い」と「寒い」、「善」
と「悪」など) → 2元性の世界にわれわれは
閉じ込められている。
• 隠れた軸を見つけ出すことで、2元性の世界から
抜け出し、4元性の世界(“2x2”)へ
– 「自己」と「他者」
– 数学的には、実軸に対する虚軸
– 素粒子物理学においては、荷電粒子(陽子・電子)
に対する中性の粒子(中性子、ニュートリノ)
マクスウェルの方程式

 ∙  = ⋯ (1)
0
 ∙  = 0 ⋯ (2)

×=−
⋯ (3)

1 
 ×  = 0  + 2
⋯ (4)
 
: 電場
: 磁束密度(磁場)
 ∙ : の発散
 × : の回転
: 電荷密度
: 電流密度
0 : 真空の比誘電率
0 : 真空の比透磁率
1
: 光速度 =
0 0
“3+1”
“2x2”
電磁場と“2x2”
B
c
意識の流れ
(微分の方向)
B
c
-i
t
E
t
E
c
c
i
x

×= −

x
1 
 ×  = 0  + 2
 
SU(2)と“2x2”
ReΨ1
ReΨ1
ReΨ1
ImΨ1
ImΨ1
ImΨ1
ImΨ2
ReΨ2
U1(θ) = exp(iθσ1/2)
→ ImΨ1-ReΨ2平面
およびReΨ1-ImΨ2平面
における回転
ImΨ2
ReΨ2
U2(θ) = exp(iθσ2/2)
→ ReΨ1-ReΨ2平面
およびImΨ1-ImΨ2平面
における回転
ImΨ2
ReΨ2
U3(θ) = exp(iθσ3/2)
→ Ψ1平面および
Ψ2平面における回転
素粒子の“2→2”過程
b
空間
粒子・
反粒子対
粒子
粒子
d
a
粒子
粒子
時間
粒子・
反粒子対
c
t-channel
時間
u-channel
時間
s-channel
時間
力学と“2x2”
意識の流れ
(微分の方向)
p
p
v
E=T+U
-i
ℏ
t
v
ℏ
E=T+U
i
x
 
=
=
 
•
x
−
 
=
 
2x2を等化する意識が波動関数exp{i(px-Et)/ℏ}として表れている
t
古典力学と量子力学
p
p
E
ℏ
x
量子力学
→pとxは可換でない
2  2
=
+ 
2 2
調和振動子
E
x
古典力学
→pとxは可換である
“3+1”
b
b
d
a
d
c
c
a
• 物質世界=2x2が等化された結果の世界
• 水素原子の構造(クォーク3つからなる陽子+電子1つ)
• 時空(空間3次元+時間1次元)
時空
x
z
x
t
t
y
z
y
• x, y, z の三軸は中和
• xとt, yとt, zとtはそれぞれ対化
四次元不変距離
s2 = (ct)2-x2-y2-z2
素粒子
円と直線
S
a
a
=
b
接線
円の1カ所を切る
切った場所に自分(観
察者)を入れる
点(観察者)
+直線(被観察者)
→対化の発生
点+直線による2x2の構成
b
a
c
a
b
c
d
d
点(観察者)
+直線(被観察者)
「知恵の輪」(直交トーラス)
b
a
c
b
a
c
d
点(観察者)
+直線(被観察者)
• 二つの対化を組み合わせる
d
3次元直交座標
モノと空間
ℏ
球体
2つの円の中心を
重ねる
x
c
t
2つの円の接線を
重ねる
3次元直交座標
数学(オイラーの公式)
複素数平面
虚数単位 i(点)
実軸に対する観察者
の位置をiとする
観察
実軸(直線)
-1
O
1
円
  = cos + sin
-i
点と直線を等化し円へ戻る精神
→ オイラーの公式
2x2と電磁場
B
B
t
t
E
E
x
x
 E
B

t
互いに直交し、
円心関係が逆の2つの円
 1 E
0 j  2
c t
90°回転=光
 B
電磁誘導の法則
 E
B

t
 E
B

t
B
c
t
E
c
-i
x
アンペール・マクスウェルの法則
 B
 B
 1 E
0 j  2
c t

1 E
0 j  2
c t
B
c
t
E
c
x
電磁波
E
直線偏光
実軸
回転
E
2つの円環→1本の直線
B
c(虚軸)
回転

B
c
電場と磁場の方向がそれぞれの複素数平面内で回転
(電場と磁場の共通の虚軸が光の進行方向)
回転
E
回転
E
円偏光
2本の直線→1つの円環
B

B
c
光の進行方向から見た図
電場と磁場が形成する平面内(光の進行方向
に垂直)において、それぞれが回転
• 二つの円環の中心間の距離の等化→直進性
• 二つの円環の直交性の等化→回転性
らせん運動
時空
x
2 + 2
z
t
y
 2 − 2
x
•
t
•
z
•
y
「3」(xyz)の観察者(t)が「3」の中の
「1」(例えばz)として「次元降下」。
中和した「2」(xy平面)を観察。
意識は被観察者なので後ろ向き(時間
の経過として「感じる」)
xy平面においては回転。zt 平面(三次元
においては一直線上に重畳)において
は擬回転。
「四次元球」モデル
+
単位球面
自己
(観察者)
0
∞
モノ
または
空間
座標変換
 → log 
• 三次元の四次元的イメージ
• 無限遠点と原点が対称
自己
他者
-∞
0
+∞
「四次元球」を用いた物理方程式
×
0

0
∙
∞
静電場
(ガウスの法則)
0
質量
m
エネルギー
E
運動量p
∞
相対論的
分散関係
 2 = 2 + 2
0
-∞
0 
+∞
静磁場
(アンペールの法則)
まとめ
• 意識・観念の世界(数学や物理法則)は
“2x2”の対称性に基づいている。
• 物質世界には対称性の破れがみられる
(“3+1”)。
• “2x2”と“3+1”の組み合わせにより、
多層世界が形成されている。
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