EU統一金融監督機関設
立の是非
肯定派
神野 光祐
工藤 祐之介
長谷川 雄紀
山下 真弘
欧州金融監督機関の設立案
今回のディベートでは、
システミックリスク等のマクロ健全性の監督を行う
欧州システミックリスク委員会(ESRB)
個別金融機関等のミクロ健全性の監督を行う
欧州金融監督者制度(ESFS)
の設立の是非について議論を行う。
主張
1.ESRB,ESFSの連携により、ミクロ・マクロ双方の監督が
効率的に行える
2.クロスボーダーに業務展開する金融機関の情報共有が
スムーズになる
3.分権的な金融監督構造には欠陥があるが統一機関は集権
的であり、各国の利害から独立している。
以上の3点から、EU統一の金融監督機関を設立す
べきであると主張する
1.ESRB,ESFSの連携により、ミクロ・マク
ロ双方の監督が効率的に行える
ノーザンロック銀行の例
MBSの売却によって主な資金調達を
行っていた
↓
証券化市場におけるシステミックリス
クが発生
↓
流動性危機に陥る
ESRBがシステミックリスク
を検知し、それをESFSと
共有し、ノーザンロック銀
行へ勧告。
↓
被害の拡大を最小限にと
どめることが可能に
ESRB,ESFSの2
機関が
協調すると・・・?
2機関が連携してミクロ・マクロ双方からの監視を行うことで、金
融危機の際の被害を抑えることができる。
2.クロスボーダーに業務展開する金融機関の
情報共有がスムーズになる
フォルティス銀行の例
オランダのABNアムロ銀行を買収
各国で情報を共有する
↓
万が一破綻の危機に瀕した
流動性危機に陥る
ABNアムロが大量の証券化商品
よりも素早い伝達を行う
際も、当該各国の協議よりも
を抱えていたため
↓
ことができ、被害を抑え
素早い事後処理が可能。
ベルギー・オランダ・ルクセンブルクが
ることが可能。
分割国有化
オランダとベルギー間で買収資産に関す
る情報共有が十分に行われなかったことが
問題の一因に
ESRB,ESFSの2機関が
設立されると・・・?
ミクロ・プルーデンスの側面から見ても、2機関を設立するメリットは大きい。
3.分権的な金融監督構造には欠陥があるが、統一機
関は集権的であり、各国の利害から独立している。
アイスランドの例
1990年代から世界を相手に資金を運用するように
↓
サブプライム問題による外貨の流出
↓
アイスランド・クローナが暴落し金融危機に
政府の対応
アイスランド国籍者のみに預金全額保護、外国人の預金は封鎖
↓
英国が反発し、英国内のアイスランド銀行の資産凍結
↓
アイスランドとイギリスの関係は険悪に・・・
2機関の設立
 問題点
①自国の利益優先の身勝手な政策をとったこと
ESFSは調和のとれた対応を促すため自国の利益優先の政策はとれ
なくなる
 ②市場動向に伴うリスクや危機管理についての監
督が不十分であったこと
ESFSは個別金融機関に対して直接対応を実施する権限を持つ
→金融機関は各国の監督機関の警告を無視することはできなくなる。
 ③アイスランドと欧州諸国との連携や協調が不十分
であったこと
ESFSは、各国金融機関の情報を一元的に管理するため、情報の伝
達や連携の面で不備が表れることはない。
1.ESRB,ESFSの連携により、ミクロ・マクロ双方の監督が
効率的に行える
2.クロスボーダーに業務展開する金融機関の情報共有が
スムーズになる
3.分権的な金融監督構造には欠陥があるが、統一機関は集
権的であり、各国の利害から独立している。
以上の3点から、EU統一の金融監督機
関を設立すべきであると主張する!!
ご静聴ありがとうございました。
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