平成26年度
釜・大街道地区
在宅被災者の為の
復興事業計画書
一般社団法人 BIG UP 石巻
在宅被災者の背景
釜・大街道地区(約6000世帯)
復興事業により堤防や避難路(2本の大きな道路)が計画されている地域です。
→現在、道路計画予定地に居住されている住民は立ち退き、もしくは住居を
リフォームして工事施工まで住み続けるかで悩んでいます。
津波の被害を直接受けたため、街の風景に彩りが少なくなっています。
先の見えない復興事業の道路計画で、町内会や地区が分断されています。
行政や支援の情報が行き届いていません。
町が完全に復旧していないため街灯が少なく、防犯上問題があります。
近所に瓦礫置き場があるため、臭いや景観の問題があります。
仮設住宅に比べ、人とのふれあいや、支援の格差が存在しています。
BIG UP石巻
活動の4本柱
釜・大街道地区(約6000世帯)を
中心とした在宅支援
コミュニティスペースの運営と広報誌の発
行
街に彩りを
増やす活動
街づくり
ワークショップ
子供支援活動
コミュニティスペースの運営は我々の行う事業のみならず、他団体の在宅
支援活動にも多大な拡がりと可能性を持たせる大黒柱の事業です!!!
活動拠点
蛇田字新東前沼379
宿舎用プレハブ
石巻市築山1-9-15
街の駅「たんぽぽの家」
石巻市大街道東2-10-16
街の駅「コスモスの家」
街に彩りを増やす活動
『花だらけの街にしたい!』 (ある地域住民のつぶやき)
このつぶやきをきっかけに・・・
泥だらけの状態から畑(130坪)を耕し、土を入れて子どもたちと一緒に花を植えてきました。
(放射線量は0.06msv)
現在は地域住民の交流の場となっています。
この畑をモデルに
道路や公園に
花や草木を増やす
地域に根付く
憩いの場
景観の美化
防犯
プランターと苗を
近所の高齢者へ
配布
訪問活動の
きっかけを作り
見守り活動
子供支援活動
石巻市周辺では市民プールやクジラ博物館など子供や家族で楽しむ施設が多数
ありましたが津波被害により利用できない環境にあります。
子供達に最も身近な遊び場である児童公園も例外ではありません。
そこで以前からBIG UP石巻では児童公園を整備して子供達が安心して遊べる環境
創りを継続して行っています。
また、子供達に自然と触れ合う喜びや遊びを体験できる遠足のような野外活動を
企画、運営して遊びの提案なども行っていきます。24年度はカルビー株式会社様
よりの助成金を基に活動を展開しました。
今後はコミュニティスペースを活用して子供達に学習や遊びなど放課後の余暇の
時間の使い方を地域住民と共に模索していきたいと考えています。
街づくりワークショップ
当団体が石巻市で活動を開始して3年がたちました。石巻市釜・大街道地区は隣接市
町村の東松島市や女川町に比べ、家屋が残った分だけ都市計画の進捗が思うように
進んでいません。
また、町内会ごとによりその進捗も様々で出遅れている町内会も多数あり今後格差が
生じる可能性があります。また、進捗状況を公表する場もない為特定の地域住民のみ
で今後の街の機能や景観が話し合われている現状です。
新しい街づくり、住みよい街づくり、大人のみならず子どもや孫が安心して暮らせる街づ
くりを誰もが求めているのですが、町内会が崩壊しる、不満しか言わない、興味がない
、会議の手法により声の大きい人たちの意見が採択されたりすることも見受けられます
。
そこで、当団体や施設の認知が広まったこともあり一定の信頼と人脈を気付くことが出
来たことから、復興予算の使途が決まっていない今。
地域住民一人一人がこの先自分たちの街をどの
ようにしていきたいのかを議論し意見を取りまとめ
地域として行政に陳情できるような協議会を作り上
げることが必要になっています。
当団体はそのきっかけと側面支援を行うことが急
務であり待ったなしの今年度の最重要取組課題と
して考えています。
コミュニティスペースの運営
○
○
○
〇
○
〇
〇
○
在宅支援活動の拠点とする。
地域住民の情報交換や交流の場にする。
子供達の遊び場や放課後活動の場とする。
被災した公民館に代わり、活動や寄り合いの場としての提供
地域の防犯の向上。
他事業の発展と相乗効果が期待できる
新たなニーズの発掘
社会福祉協議会等と協力して高齢者、独居老人の見守り活動の拠点とする。
お父さん達のバンド練習
築山たんぽぽの家開所式の風景
(24年11月23日)
築山 街の駅
たんぽぽの家
近隣の公民館が津波被害により解体や休業している状況であり
平成24年11月23日にOPENして以来、地域住民の集いや憩いの場
としてや他NPOの支援提供場所として多岐にわたり機能しております。
また、当団体の事務局として運営し事務員を地域住民で雇用し、日頃
より寄り添い活動を展開しニーズの吸い上げ等も行っております。
家主様とは平成29年7月までの無償貸与契約を交わしております。
大街道東 街の駅 コスモスの家
日本製紙石巻工場があった為に近隣の住宅は津波被害にあったもの
の早期復旧を遂げて8割の家屋に住民が戻ってきています。
平成25年4月6日にOPEN予定、地域住民の集いや憩いの場として
や他NPOの支援提供場所としての役割以外にも飲食店を開業して中
高年女性の地域雇用を創り出すと共に当団体の運営資金を得たいと
考えています。 平成29年8月までの土地無償貸与をお約束してお
ります。
地域情報や施設利用を促す
広報誌の創刊
これまで行政や支援者からの有益な情報を被災者へ我々のようなボランティアがお伝
えすることが沢山ありました。
高齢者の多い大街道地区で最高の情報ツールは
インターネットのホームページやブログではありません。
人です!!!!!
在宅支援の場合、様々な情報を周知させる為、24年度から様々な情報と人とが出会う
『街の駅』を作ることが住民にとって有益な情報やサービスの受益人数を増やすことに
繋がると考えており支援者として今一番求められていることだと感じ当団体では2箇所
のコミュニティスペースを開所してきました。
コミュニティスペースを設置してある程度の集客力はできてきましたが、改めて認知して
もらう事や、利用状況を活性化するために紙媒体を創刊して市報などにはない釜・大街
道地区ならではの地域情報を盛り込んで情報の周知を図りたいと思います。
コミュニティスペースのスケジュールなどを掲載することによりサロン活動を行う企業や
NPOの方々なども活用しやすい環境が成立します。町内会と連携して配布を行い情報
を集めることにより、地域住民との距離を縮めることにも一役買いそうです!
コミュニティスペースが情報発信基地になり街づくりの中心として住みたいと思えるよう
な魅力的な場所をつくり、大街道地区に再び人が戻ってくるような光景を望んでいます
。
ビジョン
助成金
企業寄付
有償事業
子供
BIG UP石巻
活動原資
②子供支援
企
画
・
実
施
連携
事
業
実
相談
施
①コミュニティスペース運営
誘
致
・
マ
ッ
チ
ン
グ
ワークショップ
サロン活動実施
NPOセンター
石巻ボラセン
包括・民生委員
行政
サ
ロ
広
参
ン
報
加
活
動
地域住民
町内会・子供会 ・
活
用
③彩りと活力
見
守
り
・
美
化
要
見
守
り
者
の
引
継
ぎ
環境・高齢者
障害者
企業
他NPO
ボランティア
上記図解による支援の輪を築くことにより①多くの人と情報を集める機会を作り街づくりに反映させる
②子どもの楽しみや意欲を創造し子育て世代への支援へと繋げる③環境の美化防犯向上と見守りと引継ぎ
協力体制
連携団体
寄付・協力企業
・社会福祉法人 石巻市社会福祉協議会
・石巻市ボランティアセンター
・公益財団法人 日本財団
・公益財団法人 修養団
・NPO法人 せんだいみやぎNPOセンター
・NPO法人 JEN
・NPO法人 石巻復興支援ネットワーク
・NPO法人 幡ヶ谷再生大学
・一般社団法人 みらいサポート
・U-PEACE
・こども∞カンパニー
・TEDIC
・東北☆家族
・庭JAPAN
・世界基督教統一神霊教会
・立正佼成会 葛飾支部
・石巻市役所 市民共働課 子育て支援課 福祉総務課
・内閣府 復興支援型雇用創造事業
・中央共同募金会
・財団法人 日本財団
・マルハン株式会社
・サントリーフラワーズ株式会社
・カルビー株式会社
・花王株式会社
・ハイアールジャパンセールス株式会社
・株式会社 河北新報社
・株式会社 泉緑化
・株式会社 ジェイウッズ
・株式会社 石巻精機製作所
・有限会社 峯造園
・石巻タクシー有限会社
・民主党東京都議連青年委員会
・自治連職員労働連合組合東京支部
・板橋区塗装組合
・石巻市堆肥センター
・チーム小平
・東京バプテスト教会
・築地本願寺
順不同
BIG UP石巻の使命
『一般社団法人BIG UP 石巻』は東日本大震災において津波被害を受けた
石巻市釜・大街道地区の女性達が街づくりのための市民活動や在宅支援活動を
継続出来るようにサポートを行う非営利の法人です。
県外から訪れる支援者のほとんどが仮設住宅へ支援の輪を広げている一方で
瓦礫撤去の後に在宅被災者を対象にした支援は少ないのが現状です。
家も家財道具も津波に流され仮設住宅に入居せざるを得なくなった方々を思うと
かろうじて家が 残り在宅を選べる在宅被災者としては支援を求める声を
あげることもはばかられる立場にあります。しかし家が残ったとはいえ
在宅被災者も支援が必要な状況や場合が確かにあります。
在宅被災者は仮設住宅の住民に比べて様々な支援者のサービスや有益な情報の
共有が少ないなど、明らかな支援の格差が存在しています。
在宅被災者の方々は震災直後から協力しあいながら苦しい時期を生き抜き
破壊された街を自分達の手で再生してきた経緯があります。地域住民同士が
助け合うことにより震災以前よりもたくさんの触れ合いや繋がりが自然に生まれました。
それが『絆』という尊い宝物だと思います。
しかし昨今、平時に戻りつつあるせいか宝物である得られた筈の『絆』が陰りを見せ始めています。
その絆を繋ぎとめるのが『 BIG UP 石巻』 の使命だと考えています
人の心の復興
復興を断念せざるを得ない地区もあるなかで、世間一般で云う復興とは何か?
道路が出来ること?
建物が出来ること?
雇用が確保されること?
経済や景気が良くなること?
確かにそういった復興も大切なことなのかもしれませんが・・・
我々は人の心の復興がしたいのです。
人の心の復興に『絆』は絶対不可欠です。
人の心の復興無くして街の復興は語れない。
人の心の復興について我々は助力を厭いません。
今後の展開とご支援の要望
街本来の景観を取り戻し、子供たちが安心して遊ぶ姿が戻ってくることを地域住民
も我々も同じ待ち望んでいます。今後の支援活動の在り方は、長い眼で見ると県外
からのボランティアのみならず
『地域住民による地域の為の、地域住民だからこそ出来る在宅被災者支援』
の在り方を模索し始めて活動の舵を取っています。
『住民同士の交流を深める』『情報の共有を図る』『在宅支援活動に支援者を誘致』
上記の目的を達成させる為に24年度は2つの街の駅 を創り上げ、25年度はその
運営を軌道に乗せて参りました。
そして26年度! 舞台は整いました! ここからが正念場! ここからが復興!
都市計画や街づくりに対して地域住民と真剣に議論交わす、交わしていただきます。
地域の方々に言いたくない事や、厳しいことも投げかけなければならないかもしれま
せん。 本当の復興は地域住民が動き出してはじめて進むのですから、私が地域住
民に嫌われてもいいんです。そこは大事ではない!
考えるきっかけを作り出していきたいと思っております。
津波により多くの財産を失くした地域住民や長期間の支援活動を行ってきた我々が
今後継続して街の駅を運営するお金もが必要になってきます。多方面からのご支援
の受け皿になる為に釜・大街道地区の地域住民と共に一般社団法人を設立しました
我々は住民の上に立つのではなく住民に代わり前に出てご支援を募る役割を担いま
す。私はこの石巻の為に、この身を焦がす思いで臨み、ひとまず平成29年までの
歳月を被災地とこの事業に還元することをここにお約束します。
一般社団法人 BIG UP石巻 代表理事 原田 豊
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BIG UP石巻 26年度 事業計画書