第2回岐阜県幼稚園教育研究協議会研修会
幼稚園教育要領の改訂について
-改訂の趣旨・内容とその実践にむけて-
文部科学省初等中等教育局幼児教育課
幼児教育調査官 湯川 秀樹
1
内
容
はじめに
改訂の基本的な考え方
ー改訂の経緯と基本方針 他
幼稚園教育要領改訂の概要
幼稚園教育の基本
幼稚園教育要領の改訂内容と実践
まとめにかえて
2
幼稚園教育要領改訂までの経緯
平成17年1月
子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の
在り方について(中教審答申)
平成17年2月
学習指導要領の見直しに着手(大臣からの要請)
平成18年12月
平成19年 6月
平成19年11月7日
教育基本法改正
学校教育法改正
中央教育審議会教育課程部会「審議のまとめ」
広く国民から意見募集(11/8~12/7)
関係団体からヒアリング
平成20年1月17日
中央教育審議会「答申」
平成20年2月15日 幼稚園教育要領(文部科学省告示)改訂案公表
広く国民から意見募集(2/16~3/16)
平成20年3月28日 幼稚園教育要領(文部科学省告示)改訂
3
子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた
今後の幼児教育の在り方について
~子どもの最善の利益のために幼児教育を考える~
(答申)
平成17年1月28日
中央教育審議会
4
第1章 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の方向性
<幼児教育の
意義・役割>
○ 幼児教育→ ・ 生涯にわたる人間形成の基礎を育む役割
・ 学校教育のはじまりとして「生きる力」の基礎を育成する役割
○ 幼児教育とは→ 小学校就学前の幼児に対する家庭・地域社会・幼稚園等施設において行われる教育の総称
これまでの取組: 量的拡大,教育要領改訂等質的向上,
「幼児教育振興プログラム」の推進等
幼児教育は重要
<幼児教育の今日的課題>
( しかしながら ) 近年の子どもの育ちが何かおかしい。 【 今日的課題 】
子どもの育ちの変化
●基本的な生活習慣の欠如
●運動能力の低下
<その背景>
●コミュニケーション能力の不足
●小学校生活への不適応
●自制心や規範意識の不足
●学びに対する意欲・関心の低下
等
我が国の社会の急激な変化等に伴う教育力の低下
幼稚園教員等の今日的課題
● 少子化,核家族化,都市化,情報化等の経済社会の急激な変化
● 人間関係の希薄化,地域における地縁的なつながりの希薄化,大人優先の社会風潮など
地域社会の教育力の低下
家庭の教育力の低下
●子どもどうしで遊び,葛藤しなが
ら成長する体験の機会の減少
●身近な自然や遊び場の減少
●近隣の大人の無関心
(
影
響
)
●子育ての孤立化による
(親の)育児不安や情緒不安定
●子育てに夢を抱きづらい状況・意識
●過重な労働等の子育てへの影響
家庭・地域社会・幼稚園等施設の三者の対応が不十分
(
影
響
)
●家庭や地域社会の教育力の低下等の
課題に対応するため,
資質・専門性を高める必要
●一方で,教員等自身の成長過程に
おける多様な体験の不足
保育を構想し実践する能力,
保護者等との良好な関係を
構築する能力が不足する傾向
将来にわたる子どもの健やかな成長への危機感
<今後の幼児教育の方向性>
対応の必要
1 家庭・地域社会・幼稚園等施設の三者による総合的な幼児教育の推進
2 幼児の生活の連続性及び発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育の充実
5
第2章 幼児教育の充実のための具体的方策
<具体的施策>
<二つの方向性>
<七つの重点施策>
①すべての幼児に対する
幼児教育の機会の提供
(1) 希望するすべての幼児に対する幼児教育
の機会の拡大
(2) 幼児教育振興プログラムの着実な推進と
検証等
②発達や学びの連続性を
踏まえた幼児教育の充実
(1)
・
・
・
<三つの課題>
Ⅰ
Ⅱ
家
庭
・
地
域
社
会
・
幼
稚
園
等
施
設
の
三
者
に
よ
る
総
合
的
な
幼
児
教
育
の
推
進
幼
児
の
生
活
の
連
続
性
及
び
発
達
や
学
び
の
連
続
性
を
踏
ま
え
た
幼
児
教
育
の
充
実
1 幼稚園等施設の
教育機能
の強化・拡大
③幼稚園教員の
資質及び専門性の向上
④幼稚園等施設による
家庭や地域社会の
教育力の再生・向上
2 家庭・地域社会の
教育力の
再生・向上
⑤生涯学習振興施策や
働き方の見直し等による
家庭や地域社会の
教育力の再生・向上
⑥地域の人材等の
積極的活用
3 幼児教育を支える
基盤等の強化
⑦幼児教育を地域で支える
基盤等の充実・強化
小学校教育との連携・接続の強化・改善
教育内容における接続の改善
人事交流等の推進,奨励
「幼小連携推進校」の奨励,
幼小一貫教育の検討
(2) 3歳未満の幼児の幼稚園への接続の扱い
(1) 幼稚園教員の養成・採用・研修等の改善
(2) 上級免許状の取得促進,所有者の配置拡大
(1)
・
・
(2)
子育て支援の在り方
幼稚園等施設における子育て支援の推進等
地域社会との双方向ネットワークの構築
幼稚園における預かり保育の明確化
(1) 生涯学習振興施策等の推進
(2) 企業における働き方の見直し等
(1) 幼稚園等施設における地域の人材等の活用
(2) 幼児教育にかかわる地域の人材等の育成
(1) 自己評価・外部評価と情報提供等の推進
(2) 幼児教育を支援する拠点機能
(センター機能)の整備
(3) 幼児の状況等に関する国及び地方を通じた
実証的な調査研究の推進
(4) 幼児教育を推進しやすい行政体制づくり
6
子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について
(幼稚園からみた)幼児の生活の連続性及び発達や学びの連続性の関係 (イメージ図)
生活の連続性
午
~
6
歳
範
囲
幼
児
教
育
の
発
達
や
学
び
の
連
続
性
5
歳
~
3
歳
2
歳
~
0
歳
前
午
後
小学校以降の教育との連携・接続
預
か
り
保
育
幼稚園
の教育機能
幼稚園教育要領に基づく
4時間を標準とする教育
3歳未満児
への対応
(親子登園など)
家庭の
教育機能
低年齢児(3歳未満児)及び
その親への支援
(子育て相談など:「親育ち」の支援)
地域社会
の教育機能
地
(
子 域
育 の
て 教
サ 育
ー 資
ク 源
ル連と
等携の
)
(地域社会による
子育て支援)
【今後の幼児教育の方向性】
○ 家庭・地域社会・幼稚園等施設の三者による総合的な幼児教育の推進
○ 幼児の生活の連続性及び発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育の充実
7
学習指導要領等の改善について
-「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の
学習指導要領等の改善について」(平成20年1月17日、
中央教育審議会答申)を中心にして-
8
幼稚園教育要領の改訂の要点
•
幼小の円滑な接続を図るため、規範意識や思考力の芽生えな
どに関する指導を充実するとともに、幼小の連携を推進
•
幼稚園と家庭の連続性を確保するため、幼児の家庭での生活
経験に配慮した指導や保護者の幼児期の教育の理解を深める
ための活動を充実
•
預かり保育(幼稚園における教育課程終了後などに引き続き
園児を預かること)の具体的な留意事項を示すとともに、子育て
の支援の具体的な活動を例示
9
教育基本法・学校教育法の改正
10
教育基本法
~幼児教育関係部分抜粋~
(幼児期の教育)
第11条 幼児期の教育は,生涯にわたる人
格形成の基礎を培う重要なものであること
にかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児
の健やかな成長に資する良好な環境の整備
その他適当な方法によって、その振興に努
めなければならない。
11
学校教育法の改正について
1.学校種の目的及び目標の見直し等
【幼稚園に関する事項】
教育基本法に教育の目標及び幼児期の教育に関する規定が置かれたこと等
を踏まえ、以下のとおり学校教育法の幼稚園の目的及び目標に関する規定等
を改めること。
【目的】
① 義務教育以後の教育の基礎が培われ、生涯にわたる人格形成の基礎
が培われるよう、幼児期の特性に配慮しつつ、幼児を保育し、適当な環
境を与えて、その心身の発達を助長するといった趣旨を規定すること。
② 小学校以降の教育との発達や学びの連続性が明確となるよう、学校種
の規定順について幼稚園を最初に規定すること。
旧)小学校、中学校、高等学校、中等教育学校・・・、特別支援学校及び幼稚園
新) 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校・・・・
12
学校教育法の改正について
1.学校種の目的及び目標の見直し等
【目標】
教育基本法に示された教育の目標や学校教育法の義務教育の目標の内容
幼児を取り巻く環境の変化を踏まえ、現行規定を、次のような態度等を養うといっ
た趣旨に改めること。
・健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣、身体諸機能の調和
的発達
・集団生活の経験、すべての社会生活の基盤となる人への信頼感、自主、自
律及び協同の精神や規範意識の芽生え
・身近な社会生活や自然に対する理解と態度の芽生え
・自ら進んで言葉を使うよう正しく導くこと、相手の話を理解しようとする
態度
・多様な創作的表現に親しむこと、豊かな感性と表現力の芽生え
【その他】
・幼稚園が、家庭・地域における幼児期の教育を支援するよう規定すること。
・幼稚園が実施するいわゆる預かり保育を適正に位置付けること。
13
学校教育法
~幼稚園の目的・目標~
第22条 幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保
育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長する
ことを目的とする。
第23条 幼稚園における教育は、前条の目的を実現するため、次に掲げる目標達成す
るよう行われるものとする。
1 健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体諸機能 の
調和的発達を図ること。
2 集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに家族や身近な
人への信頼感を深め、自主、自律及び協同の精神並びに規範意識の芽生えを養
うこと。
3 身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい
理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。
4 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導
くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。
5 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力
の芽生えを養うこと。
14
学校教育法 ~子育ての支援・預かり保育~
第24条 幼稚園においては、第22条に規定する目
的を実現するための教育を行うほか、幼児期の教育
に関する各般の問題につき、保護者及び地域住民そ
の他の関係者からの相談に応じ、必要な情報の提供
及び助言を行うなど、家庭及び地域における幼児期
の教育の支援に努めるものとする。
第25条 幼稚園の教育課程その他の保育内容に関す
る事項は、第22条及び第23条の規定に従い、文
部科学大臣が定める。
15
教育基本法-学校教育法-幼稚園教育要領
教育基本法
学校教育法 等
幼稚園教育要領
16
幼稚園教育における課題等
●近年子どもの育ちが変化している
・基本的な生活習慣の欠如
・食生活の乱れ
・自制心や規範意識の希薄化
・運動能力の低下
・コミュニケーション能力の不足
・小学校生活にうまく適応できない
●幼稚園の機能を生かした子どものよりよい育ちを
実現する子育ての支援や預かり保育の教育活動と
しての適切な実施が求められている。
17
教育基本法の改正
学校教育法の改正
子どもや社会の変化
幼稚園教育要領の改訂
幼稚園教育の基本は引き継ぎ、その上で
内容の充実を図る。
18
幼稚園教育要領改訂の概要
19
幼稚園教育要領改訂の基本的な考え方
旧要領から
引き継がれた内容
+
改訂内容
幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う上で重要なもので
あり、幼稚園教育は、計画的に環境を構成し、遊びを中心とした生活を
通して体験を重ね、一人一人に応じた総合的な指導を行うという基本的
な考え方を充実発展させていく。
20
幼稚園教育要領改訂の概要
【発達や学びの連続性を踏まえた幼稚園教育の充実】
①
教育課程は
どこが変わるの?
-幼小の円滑な接続-
○幼稚園教育の基本に基づく幼稚園生活により、義務教育及びその後の教育の基礎が培われる
ことの明確化
○幼稚園と小学校の教師が幼児と児童の実態や指導の在り方について相互理解を深めること、
幼児と児童の交流を図ること
○協同する経験を重ねること(幼児同士が共通の目的を生み出し、協力し、工夫して実現し
ていく)
○規範意識の芽生えを培うこと (体験を重ねながらきまりの必要性に気づく)
-子どもや社会の変化への対応-
○多様な体験を重ねる中で、それら一つ一つの体験の関連性を図ること
○言葉による伝え合いができるようにすること
○友達とともに遊ぶ中で、好奇心や探究心を育て、思考力の芽生えを培うこと
○体を動かすこと、食に関する活動を充実すること
○表現に関する指導を充実すること
○自信をもって行動できるようにすること
【幼稚園生活と家庭生活の連続性を踏まえた幼稚園教育の充実】
○心のよりどころとしての家族を大切にしようとする気持ちが育つようにすること
○家庭と連携しながら、基本的な生活習慣が身につけられるようにすること
○家庭との連携に当たっては、保護者の幼児期の教育に関する理解がより深まるようにすること
21
幼稚園教育要領改訂の概要
【子育ての支援と預かり保育の充実】
②
教育課程以外にも何
か変わるの?
○子育ての支援については、相談、情報提供、保護者との登園の受
け入れ、保護者同士の交流の機会の提供など、地域の幼児教育の
センターとしての役割を果たすよう努めること
○預かり保育については、幼児の心身の負担に配慮すること。その
上で次の点に留意すること
・教育課程の活動を考慮し、幼児にふさわしい無理のないものと
すること。教育課程の担当者との緊密な連携を図ること
・家庭や地域での生活を考慮し、預かり保育の計画を作成すること
・家庭との緊密な連携を図り、保護者の意識を高めること
・地域や保護者の事情とともに幼児の生活のリズムを踏まえること
・適切な指導体制を整備し、教師の責任と指導の下に行うこと
22
幼稚園教育の基本
23
幼稚園教育の特質
「環境を通して行う教育」を基本とする
● 幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活を
展開
(幼児は安定した情緒の下で自己発揮をすることにより発達
に必要な体験を得ていく)
● 遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが
総合的に達成されるようにすること
(「遊び」は、幼児にとって重要な「学習」)
● 一人一人の発達の特性に応じること
※環境とは物的な環境だけでなく、教師や他の幼児も含めた幼児の周りの環境すべて
24
5領域
領域「健康」
• 健康な心と体を育て,自ら健康で安全な生活をつくり出す力を
養う。
領域「人間関係」
• 他の人々と親しみ,支え合って生活するために,自立心を育
て,人とかかわる力を養う。
領域「環境」
• 周囲の様々な環境に好奇心や探究心をもってかかわり,それ
らを生活に取り入れていこうとする力を養う。
領域「言葉」
• 経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し,相
手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て,言葉に対す
る感覚や言葉で表現する力を養う。
領域「表現」
• 感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して,豊
かな感性や表現する力を養い,創造性を豊かにする。
25
子どもの育ちと5領域(イメージ図Y)
領域「表現」
領域「言葉」
領域「健康」
領域「人間関係」
一人一人の
子どもの育ち
領域「環境」
生
き
る
力
の
基
礎
を
育
成
※発達の側面から5つの領域を示している。これらは、幼児が環境にかかわって展開する
具体的な活動を通して総合的に指導されるものである。
26
幼稚園教育要領の改訂内容と実践
ここが変わりました
27
幼稚園教育要領の改訂
幼稚園教育要領の構成
改訂前
第1章 総則
1 幼稚園教育の基本
2 幼稚園教育の目標
3 教育課程の編成
第2章 ねらい及び内容
健康
人間関係
環境
言葉
表現
第3章 指導計画作成上の留意事項
1 一般的な留意事項
2 特に留意する事項
※ 幼稚園教育の目標の削除
学校教育法23条に、改正
された目標が規定されている。
改訂後
第1章 総則
第1 幼稚園教育の基本
第2 教育課程の編成
第3 教育課程に係る教育時間の終了後等に
行う教育活動など
第2章 ねらい及び内容
健康
人間関係
環境
言葉
表現
第3章 指導計画及び教育課程に係る教育時間
の終了後等に行う教育活動などの留意
事項
第1 指導計画の作成に当たっての留意事項
1 一般的な留意事項
2 特に留意する事項
第2 教育課程に係る教育時間の終了後等
に行う教育活動などの留意事項
28
第1章 総則
第1 幼稚園教育の基本
教育基本法第11条の改正を踏まえ、幼稚園
教育の基本に「生涯にわたる人格形成の基
礎を培う重要なものであること」を規定
要領
幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培
う重要なものであり,幼稚園教育は,学校教育法第22条に規
定する目的を達成するため,幼児期の特性を踏まえ,環境を
通して行うものであることを基本とする。
29
第1章 総則
幼稚園教育の目標
2 幼稚園教育の目標の削除
※ 学校教育法23条に、改正
された目標が規定されている。
30
第1章 総則
第2 教育課程の編成
遊びを通した教育は引き継がれる
幼稚園教育の基本に基づく幼稚園生活により、
義務教育及びその後の教育の基礎が培われ
ることを明確化
要領
幼稚園は,家庭との連携を図りながら,この章の第1に示す幼稚園教育
の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して,生きる力の基礎を育成
するよう学校教育法第23条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めな
ければならない。幼稚園は,このことにより,義務教育及びその後の教育の
基礎を培うものとする。
31
幼稚園教育要領の改訂
幼稚園教育要領の構成
改訂前
第1章 総則
1 幼稚園教育の基本
2 幼稚園教育の目標
3 教育課程の編成
第2章 ねらい及び内容
健康
人間関係
環境
言葉
表現
第3章 指導計画作成上の留意事項
1 一般的な留意事項
2 特に留意する事項
※ 幼稚園教育の目標の削除
学校教育法23条に、改正
された目標が規定されている。
改訂後
第1章 総則
第1 幼稚園教育の基本
第2 教育課程の編成
第3 教育課程に係る教育時間の終了後等に
行う教育活動など
第2章 ねらい及び内容
健康
人間関係
環境
言葉
表現
第3章 指導計画及び教育課程に係る教育時間
の終了後等に行う教育活動などの留意
事項
第1 指導計画の作成に当たっての留意事項
1 一般的な留意事項
2 特に留意する事項
第2 教育課程に係る教育時間の終了後等
に行う教育活動などの留意事項
32
第1章 総則
第1 幼稚園教育の基本
教育基本法第11条の改正を踏まえ、幼稚園
教育の基本に「生涯にわたる人格形成の基
礎を培う重要なものであること」を規定
要領
幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培
う重要なものであり,幼稚園教育は,学校教育法第22条に規
定する目的を達成するため,幼児期の特性を踏まえ,環境を
通して行うものであることを基本とする。
33
第1章 総則
幼稚園教育の目標
2 幼稚園教育の目標の削除
※ 学校教育法23条に、改正
された目標が規定されている。
34
第1章 総則
第2 教育課程の編成
遊びを通した教育は引き継がれる
幼稚園教育の基本に基づく幼稚園生活により、
義務教育及びその後の教育の基礎が培われ
ることを明確化
要領
幼稚園は,家庭との連携を図りながら,この章の第1に示す幼稚園教育
の基本に基づいて展開される幼稚園生活を通して,生きる力の基礎を育成
するよう学校教育法第23条に規定する幼稚園教育の目標の達成に努めな
ければならない。幼稚園は,このことにより,義務教育及びその後の教育の
基礎を培うものとする。
35
第1章 総則
第3 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動など
【預かり保育】
地域の実態や保護者の要請を踏まえ、幼稚園の裁量
により実施
対象者は幼稚園児
教育活動の一貫
学校教育法第22条及び第23条、幼稚園教育の基本
を踏まえ実施
要領
幼稚園は,地域の実態や保護者の要請により教育課程に係る教育時間
の終了後等に希望する者を対象に行う教育活動について,学校教育法第
22条及び第23条並びにこの章の第1に示す幼稚園教育の基本を踏まえ実
施すること。
36
第1章 総則
第3 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動など
【子育ての支援】
家庭や地域における幼児期の教育の支援に努める
幼稚園の目的の達成に資する
学校教育法第22条
幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとし
て、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境
を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする
要領
また,幼稚園の目的の達成に資するため,幼児の
生活全体が豊かなものとなるよう家庭や地域におけ
る幼児期の教育の支援に努めること。
37
第2章
領域「健康」
【食に関する活動の充実】
内容
先生や友達と食べることを楽しむ
内取
次のことなどを通じて、進んで食べようとす
る気持ちが育つようにする
・和やかな雰囲気の中で教師や他の幼児と食べる喜びや楽
しさを味わう
食べ物を身近に感じ、興味や関心をもち、食
べてみたいと思うようになる
・様々な食べ物への興味や関心をもったりする
食に関する活動の際には、幼児の食生活の実
情への配慮が必要
例:家庭での食生活、アレルギーなど
38
第2章
領域「健康」
要領
内容(5) 先生や友達と食べることを楽しむ。
内取(4) 健康な心と体を育てるためには食育を通じ
た望ましい食習慣の形成が大切であることを
踏まえ,幼児の食生活の実情に配慮し,和や
かな雰囲気の中で教師や他の幼児と食べる
喜びや楽しさを味わったり,様々な食べ物へ
の興味や関心をもったりするなどし,進んで食
べようとする気持ちが育つようにすること。
39
第2章
領域「健康」
十分に体を動かす気持ちよさを体験
自ら体を動かそうとする意欲が育つようにする
要領
内取(1)
心と体の健康は,相互に密接な関連があるものであ
ることを踏まえ,幼児が教師や他の幼児との温かい触
れ合いの中で自己の存在感や充実感を味わうことなど
を基盤として,しなやかな心と体の発達を促すこと。特
に,十分に体を動かす気持ちよさを体験し,自ら体を動
かそうとする意欲が育つようにすること。
40
第2章
領域「健康」
基本的な生活習慣の形成に当たっては、幼児の家
庭での生活経験に配慮すること
配慮事項の追加
要領
内取(5)
基本的な生活習慣の形成に当たっては,家庭
での生活経験に配慮し,幼児の自立心を育て,
幼児が他の幼児とかかわりながら主体的な活
動を展開する中で,生活に必要な習慣を身に付
けるようにすること。
41
第2章
領域「人間関係」
(旧要領)
(新要領)
進んで身近な人と
かかわり
身近な人と親しみ、
かかわりを深め
要領
ねらい(2)
身近な人と親しみ,かかわりを深
め,愛情や信頼感をもつ。
(H10) 進んで身近な人とかかわり,愛情や信頼感を
もつ。
42
第2章
領域「人間関係」
【協同する経験を重ねること】
内容
友達と遊ぶ中で、自分
達で目的を見いだす
など
友達と楽しく活動する中で、
共通の目的を見いだす
友達と工夫したり、協力したりなどする
内取
自ら行動する力を育てる
友達と試行錯誤しながら
協力する
いざこざや折り合い
役割分担
等
活動を展開する楽しさを味わう
共通の目的が実現する喜びを幼児が味わう
43
第2章
領域「人間関係」
要領
内容(8) 友達と楽しく活動する中で,共通の目的を見い
だし,工夫したり,協力したりなどする。
内取(3) 幼児が互いにかかわりを深め,協同して遊ぶ
ようになるため,自ら行動する力を育てるように
するとともに,他の幼児と試行錯誤しながら活動
を展開する楽しさや共通の目的が実現する喜び
を味わうことができるようにすること。
44
第2章
領域「人間関係」
物事をやり遂げようとする気持ち
をもつ
いろいろな遊びを楽しみながら
・教師の適切な援助
等
要領
内容(4) いろいろな遊びを楽しみながら物事を
やり遂げようとする気持ちをもつ。
(H10) 友達と一緒に物事をやり遂げようとする気持
ちをもつ。
45
第2章
領域「人間関係」
教師や他の幼児に認められる体験
自信をもって行動できるようにする
要領
内取(2)
幼児の主体的な活動は,他の幼児とのかかわりの中で深
まり,豊かになるものであり,幼児はその中で互いに必要な
存在であることを認識するようになることを踏まえ,一人一人
を生かした集団を形成しながら人とかかわる力を育てていく
ようにすること。特に,集団の生活の中で,幼児が自己を発
揮し,教師や他の幼児に認められる体験をし,自信をもって
行動できるようにすること。
46
第2章
領域「人間関係」
体験を重ねながらきまりの必要性に気づく
互いに思いを主張し、自分の思いが受け入れられず、折り合いをつける
体験
ルールを決めて遊ぶとより楽しく遊べる体験
等
要領
内取(5)
集団の生活を通して,幼児が人とのかかわりを深め,規範意識
の芽生えが培われることを考慮し,幼児が教師との信頼関係に
支えられて自己を発揮する中で,互いに思いを主張し,折り合い
を付ける体験をし,きまりの必要性などに気付き,自分の気持ち
を調整する力が育つようにすること。
47
第2章
領域「人間関係」
家族の愛情に気付き、家族を大切にしようと
する気持ちが育つようにする
(旧)親 → (新)親や祖父母などの家族
要領
内取(6) 高齢者をはじめ地域の人々などの自分の生活に関係の深いいろ
いろな人と触れ合い,自分の感情や意志を表現しながら共に楽し
み,共感し合う体験を通して,これらの人々などに親しみをもち,人
とかかわることの楽しさや人の役に立つ喜びを味わうことができる
ようにすること。また,生活を通して親や祖父母などの家族の愛情
に気付き,家族を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。
※ 色のついてない箇所の改訂は文言の整理
48
第2章
領域「環境」
他の幼児の考えに触れ、新しい考えを生み出す
喜びや楽しさを味わう
他の幼児のしていることを見たり、
考えを聞いたりして、刺激を受け、
自分の中に新しい考えが浮かぶ
等
自ら考えようとする気持ちが育つようにする
※「自分なりに考えることができるようになる過程を大切にすること」などは
旧要領にもあり
要領
内取(1)
幼児が,遊びの中で周囲の環境とかかわり,次第に周囲の世界に好奇心を
抱き,その意味や操作の仕方に関心をもち,物事の法則性に気付き,自分なり
に考えることができるようになる過程を大切にすること。特に,他の幼児の考え
などに触れ,新しい考えを生み出す喜びや楽しさを味わい,自ら考えようとする
気持ちが育つようにすること。
49
第2章
領域「言葉」
【言葉による伝え合い】
伝え合いには2つの要素が必要
自分の思いを言葉で伝えること
相手の話を興味をもって注意して聞き、次第
に理解するようになること
※「言葉を交わす喜びを味わえるようにすること」などは旧要領にもあり
要領
内取(2) 幼児が自分の思いを言葉で伝えるとともに,教師や他
の幼児などの話を興味をもって注意して聞くことを通して
次第に話を理解するようになっていき,言葉による伝え合
いができるようにすること。
50
第2章
領域「表現」
【表現する過程を大切して自己表現が
楽しめるように工夫】
遊具や用具を整える
旧要領にもあり
他の幼児の表現に触れられるよう配慮
新要領で新たに規定
他の幼児と一緒に表現活動をしたり、他の幼児の表現を見たり聞いたりし
て、刺激を受けて、自分の表現がより豊かになる
要領
内取(3) 生活経験や発達に応じ,自ら様々な表現を楽しみ,表現する意欲を十
分に発揮させることができるように,遊具や用具などを整えたり,他の幼
児の表現に触れられるよう配慮したりし,表現する過程を大切にして自
己表現を楽しめるように工夫すること。
51
第3章第1
1 一般的な留意事項
入園から修了までの生活に配慮事項を追加
入園当初への配慮
(旧要領)
(新要領)
3歳児の入園
入園当初、特に3歳児の入園
認定こども園である幼稚園は、入園前の当該認
定こども園における生活経験に配慮すること
これまでは家庭と幼稚園との接続への配慮を規定。
52
第3章第1
1 一般的な留意事項
要領
(3) 幼児の生活は,入園当初の一人一人の遊びや教師との触れ合い
を通して幼稚園生活に親しみ,安定していく時期から,やがて友達
同士で目的をもって幼稚園生活を展開し,深めていく時期などに至
るまでの過程を様々に経ながら広げられていくものであることを考慮
し,活動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにすること。
その際,入園当初,特に,3歳児の入園については,家庭との連携
を緊密にし,生活のリズムや安全面に十分配慮すること。また,認
定こども園(就学前の子どもに関する教育,保育等の総合的な提供
の推進に関する法律(平成18年法律第77号)第6条第2項に規定す
る認定こども園をいう。)である幼稚園については,幼稚園入園前の
当該認定こども園における生活経験に配慮すること。
53
第3章第1
1 一般的な留意事項
【体験の多様性と関連性】
多様な体験をすること
数多くの体験ではなく、質
的に多様な体験
一つ一つの体験が相互に結びつくこと
心を動かされる体験は幼児自身の中に定着し、一つの体験がその
後の体験につながりをもつ。例えば、
・次の活動への動機付け
・一定期間経た後に新たな活動の中に生きてくる 等
要領
(4) 幼児が様々な人やものとのかかわりを通して,多様な体験をし,
心身の調和のとれた発達を促すようにしていくこと。その際,心が動
かされる体験が次の活動を生み出すことを考慮し,一つ一つの体
験が相互に結びつき,幼稚園生活が充実するようにすること。
54
第3章第1
1 一般的な留意事項
家庭との連携に当たって、次のことなどを通じて、保護
者の幼児期の教育に関する理解がより深まるようにする
こと
・保護者との情報交換の機会
・保育参加
幼稚園教育
幼児の発達の道筋
幼児とのかかわり方
等
等
要領
(8)
幼児の生活は,家庭を基盤として地域社会を通じて次第に広がりをもつもので
あることに留意し,家庭との連携を十分に図るなど,幼稚園における生活が家庭
や地域社会と連続性を保ちつつ展開されるようにすること。その際,地域の自然,
人材,行事や公共施設などの地域の資源を積極的に活用し,幼児が豊かな生
活体験を得られるように工夫すること。また,家庭との連携に当たっては,保護
者との情報交換の機会を設けたり,保護者と幼児との活動の機会を設けたりな
どすることを通じて,保護者の幼児期の教育に関する理解が深まるよう配慮す
ること。
55
第3章第1
2 特に留意する事項
【特別支援教育の充実】
特別支援学校などの助言又は援助を活用しつつ、個々の
幼児の障害の状態などに応じた指導内容や指導方法の工夫
を計画的、組織的に行う。例えば、
・指導についての計画を個別に作成
個別の指導計画
・家庭や医療、福祉などの業務を行う関係機関と連携し
た支援のための計画を個別に作成
(2)
個別の教育支援計画
要領
障害のある幼児の指導に当たっては,集団の中で生活することを通して全体的な
発達を促していくことに配慮し,特別支援学校などの助言又は援助を活用しつつ,
例えば指導についての計画又は家庭や医療,福祉などの業務を行う関係機関と連
携した支援のための計画を個別に作成することなどにより,個々の幼児の障害の状
態などに応じた指導内容や指導方法の工夫を計画的,組織的に行うこと。
56
第3章第1
2 特に留意する事項
【幼稚園教育と小学校教育の円滑な接続】
(旧要領)
幼稚園教育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながるこ
とに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通して、創造的な思考や主体
的な生活態度などの基礎を培うようにすること
(新要領)
上記に加え、幼稚園と小学校の連携を規定
活動の例 ・幼児と児童の交流
幼児と児童の実
態、指導内容、
指導方法等につ
いて相互理解を
深める
等
・教師同士の意見交換や合同の研究会
要領
(5) 幼稚園教育と小学校教育との円滑な接続のため,幼児と児童の交流の
機会を設けたり,小学校の教師との意見交換や合同の研究の機会を設け
たりするなど,連携を図るようにすること。
57
第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育①】
教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動
夏休みや教育時間開始前など
に行っている幼稚園があること
を踏まえて改訂
幼児の心身の負担への配慮
要領
1
地域の実態や保護者の要請により,教育課程に係る教育
時間の終了後等に希望する者を対象に行う教育活動につ
いては,幼児の心身の負担に配慮すること。また,以下の点
にも留意すること。
58
第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育② ~留意事項~】
教育課程に基づく活動を考慮し、幼児期にふさわしい無
理のないものとなるようにすること
幼児の状態に応じた活動
を展開するためには
教育課程に基づく活動と同じ活
動の場合もあれば違う場合もあ
る。
預かり保育の担当者と教育課程の担当者の緊密な連携が大切
要領
(1)
教育課程に基づく活動を考慮し,幼児期にふさわしい無
理のないものとなるようにすること。その際,教育課程に
基づく活動を担当する教師と緊密な連携を図るようにする
こと。
59
第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育③ ~留意事項~】
預かり保育の計画を作成するようにすること
作成の際
・家庭や地域での幼児の生活も考慮
・地域の様々な資源を活用しつつ、
家庭や地域の生活の
中で幼児が体験して
いることが体験できる
よう配慮
多様な体験ができるようにすること
要領
(2)
家庭や地域での幼児の生活も考慮し,教育課程に係る
教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するよ
うにすること。その際,地域の様々な資源を活用しつつ,
多様な体験ができるようにすること。
60
第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育④ ~留意事項~】
家庭との緊密な連携を図るようにすること
その際、保護者が、幼稚園と共に幼児を育てるという
意識が高まるようにすること
要領
(3) 家庭との緊密な連携を図るようにすること。その
際,情報交換の機会を設けたりするなど,保護者
が,幼稚園と共に幼児を育てるという意識が高ま
るようにすること。
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第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育⑤ ~留意事項~】
次のことを踏まえ、弾力的な運用に配慮すること
・地域の実態や保護者の事情
・幼児の生活リズム
要領
(4) 地域の実態や保護者の事情とともに幼児の生
活のリズムを踏まえつつ,例えば実施日数や時間
などについて,弾力的な運用に配慮すること。
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第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【預かり保育⑥ ~留意事項~】
適切な指導体制を整備
幼稚園の教師の責任と指導の下に行うよ
うにすること
要領
(5)
適切な指導体制を整備した上で,幼稚園
の教師の責任と指導の下に行うようにする
こと。
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第3章
第2 教育課程に係る教育時間の
終了後等に行う教育活動などの留意事項
【子育ての支援】
相談に応じることに加え、情報提供、親子登園、
保護者同士の交流の機会を例示として追加
園内体制の整備や関係機関との連携及び協力に
配慮
要領
2
幼稚園の運営に当たっては,子育ての支援のために保護者や地域の人々に機
能や施設を開放して,園内体制の整備や関係機関との連携及び協力に配慮しつ
つ,幼児期の教育に関する相談に応じたり,情報を提供したり,幼児と保護者と
の登園を受け入れたり,保護者同士の交流の機会を提供したりするなど,地域に
おける幼児期の教育のセンターとしての役割を果たすよう努めること。
64
まとめにかえて
65
ダウンロード

第2章 - 岐阜県私立幼稚園連合会