2013年度 サービス管理責任者指導者研修 就労分野
都道府県研修の企画運営について
2013年9月27日
NPO法人 滋賀県社会就労事業振興センター
城 貴志
はじめに 最近の受講者の傾向
2006年の障害者自立支援法の施行に伴い実施してきた
サービス管理責任者研修は今年度で8回目を迎えます。
・経験年数が浅い人の受講
→ 既に各事業所にはサビ管が配置されている。事業所にとってサビ管を受講するのは
2人目、3人目の職員。(将来に備えた受講)
・法人内の異動によって初めて就労支援事業所の職員になる人の受講も増加。
・今まで障害福祉サービス事業を展開していない新規参入者の受講
→ 基礎知識や現場経験がない受講生の増加。
各都道府県でサービス管理責任者研修を実施するにあたり、
企画、実施において各県のサービス利用者の状況や地域特性、受講者の状況等を
踏まえた地域独自のカリキュラムが必要。
→ サービス管理責任者研修の中身によって、障害のある人が「働くこと」が
向上するかどうか、皆さんには重要な役割があります。
そのことを念頭においたカリキュラム編成や課題等の設定も考慮する
必要がある。
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就労分野の研修で大切にしたいこと
☆ 就労分野のサービス管理責任者として、常に「働く」ことの本質を考える。
→ 研修を通じて、修了後も常に考え、実践するサビ管を養成。
(テクニック論だけではなく、「働く」「働き続ける」ということの意義を伝える)
・ 「支援」とは?支援の成果とは?
・ 事業所の役割とは?
・ どのような社会、地域にしたいのか?
・ 誰と一緒に地域をつくるのか?
・ 今の支援が利用者の方の何に繋がるのか?
・ 今の作業所の事業が将来何に繋がるのか?
・ 今何をするべきか?
サービス管理責任者の役割は?サービス管理責任者の成果とは?
午後のグループ討論で皆様にも論議をしていただきます。
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就労分野の特徴 ~福祉の領域だけではない~
☆ 本人を知る+仕事を知る
・労働雇用施策について(障害者雇用施策だけではない)
→ 障害者雇用に関する制度、有効求人倍率、労働者派遣法や
労働契約法、女性や生活困窮者自立支援等
・経済情勢について(グローバルとローカル)
→ 現在の政策の方向性やグローバル経済との繋がり
・産業動向について
→ 製造業、農業や地場の産業、建設業・・・
・教育について
→ 養護学校だけではなく大学や地域の高校との連携
・街の人口推移、財政状況、課題、歴史や地場産業
→ これからの産業や「働く場づくり」
・商品開発、デザイン、トレンド、マーケティング、起業等の経営知識
→ 障害のある人の「働く場」の創出。工賃倍増の目指すところ。
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滋賀県での取り組みについて
目標:毎年目標を議論するところから始めます。
→ どのようなサービス管理責任者を養成したいのか、講師団で議論します。
そのうえで、昨年度のアンケートや滋賀県独自の特性についても加味し、
カリキュラムを検討します。
講 師:講師団は過去の国研修を受講した人全員。リーダーはその年に受講した人。
→ 地域や事業種別が偏らないように国研修受講者を選定。
外部講師:国研修受講者だけではなくオリジナルな内容に関しては外部講師を依頼。
内容:ベースは国研修の通り。そこにオリジナルの講義や演習を加味する。
滋賀県経済の動向、景気の先読み、当事者の声
方法:事前課題、講義、演習、グループワーク、ミニシンポジウム、グループ討論、
アイスブレーク・・・。
修了後、受講生・講師で懇親会も企画→ ネットワークづくり
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具体的な内容について
滋賀県サ-ビス管理責任者研修<就労分野> カリキュラム
10月20日(水)
時間
内容
10:00~10:20 就労分野 オリエンテ-ション
10:20~10:50 講義 「『働くこと』の現状」
10:50~12:00 グループ討議 「地域との関わりについて」
12:00~13:00
昼休憩
13:00~14:00 「地域との関わりについて」 発表・総括
14:00~15:20 講義 「滋賀県経済の状況」
15:20~15:30
休憩
15:30~16:50 グループ討議・発表 「『働く』をどう捉えるか!」
16:50~17:00
休憩
17:00~18:00 講義 「分野別のアセスメント及びモニタリングの実際」
18:30~
担当
小野 幸弘 (働き・暮らしコトー支援センター)
(滋賀県社会就労事業振興センタ
城
貴志
-)
大槻 敏明 (さわらび作業所)
大槻 敏明 (さわらび作業所)
宮川 卓也 (滋賀県中小企業家同友会)
荷宮 将義 (しあわせ作業所)
河副 健一 (にっこり作業所)
情報交換会 (希望者のみ)
10月21日(木)
時間
内容
担当
<前半>利用から導入へ
○演習ガイダンス ○事例概要説明 ○アセスメントの情報提供
(湖南地域障害者就業・生活支援セ
9:10~12:00
河尻 朋和
○各自個別支援計画の検討・作成 ○各班発表シ-トの作成 ○各
ンターりらく)
班個別支援計画発表
12:00~13:00
昼休憩
<後半>利用から就労へ
○演習ガイダンス ○事例概要説明 ○アセスメントの情報提供
(湖南地域障害者就業・生活支援セ
13:00~15:00
河尻 朋和
○各自個別支援計画の検討・作成 ○各班発表シ-トの作成 ○各
ンターりらく)
班個別支援計画発表
15:00~15:10
15:10~15:50 サ-ビス管理責任者の実際
15:50~16:00 総括
休憩
小島 滋之 (八身福祉会)
小野 幸弘 (働き・暮らしコトー支援センター)
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各都道府県で研修を企画するにあたって
Why(目的) → 研修を組み立てる講師団で「どのようなサビ管を養成したいのか」を
しっかり議論してぶれがないように。
Who(誰が) → 過去の国研修受講者のみならず外部講師も!!
What(何を) → 国研修にプラスした各県の創意工夫が欠かせない。
就労分野だからこそ、この地域だからこそのオリジナル講義。
しかしぶれないこと。
When(いつ) → 他の研修と等重ならないように。
Whhere(どこで) → 集まりやすい場所
How(どのように) → 当事者の声、ミニシンポ、グループ討論、経済に関する講義
上記を検討したうえで、PDCAによる見直し、改善→ 次回に活かす。
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ライフキャリアレインボーの視点から
人生のステージの当たり前を!!
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<就労分野におけるサービス管理責任者の視点>
・就労分野における良いサービス、質の高いサービスとは何か?
・就労分野はサービスの成果が数値化されやすい?
就労移行支援事業・・・就労移行率
就労継続支援事業・・・工賃○○○○○○円
→ 手段・過程の成果ではあるけれど・・・
・人は一定の年齢になれば「働く」ことが当たり前になっているか
「子どもは学び、大人は働く」とう価値観
・働くことの意味を考える
社会の中の役割を担うということの実践
地域のなかで、雇用を創る視点
・障害のある人の「働く」ことだけがよくなる地域、社会はあり得ない。
障害のある人だけが住みよい地域はあり得ないし、あるべきではない。
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働くことは、生活の糧を得るだけではなく、社会参加の重要な要素。
就労による収入は、自分で、自分の生活の幅や質を高め、自分らしく生きる礎。
それは障害のある人、一人親家庭・・・誰でも一緒。
きっと、今のままでいいはずはありません。
私たちは、日々、サービス管理責任者として
何が出来るか。今日から、明日から何をするか。
制度やシステム、組織はあっても、そこにいるのは人。
想いを持った人が集まり、話し、実践し、変えていく。
それが本当のネットワーク。
私たちは何のために、誰と、どのような手段で
どのような地域を、社会を実現したいのか・・・。
楽しく、遊び心も持って、まじめに、地域の仲間と一緒に実践していきましょう!!
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PowerPoint - 国立障害者リハビリテーションセンター