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北米
2015年11月19日
やはり、なるほど、10月のFOMC議事要旨
10月のFOMC議事要旨では利上げ開始の準備が進んでいることが明らかとなり、今後のデータ次第ながら、2006年
6月以来となる利上げが年内開始される可能性が高まっています。
10月FOMC議事要旨:「12月利上げ開始」の
可能性が高いことを確認する内容
米連邦準備制度理事会(FRB)は2015年10月27、28両日に
開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を
11月18日に公表しました。10月のFOMCの声明では、 次回
12月会合で利上げを検討するのが適切と、FRBにしては直
接的な表現で利上げの可能性を示唆したため議事要旨に
注目が集まりましたが、大半の参加者が利上げの条件が
12月会合までに整う可能性があると考えていたことが判明
しました。
どこに注目すべきか
レバレッジド・ローン、実質均衡金利
するなど関心の高さをうかがわせます。FOMCが利上げに前
向きになった最大の要因は海外を含めた景気回復と思われ
ますが、一部市場のバブル懸念も要因の一つと思われます。
最後に、利上げ開始後の利上げペースについては議事要旨
で目立った議論は見られません。しかしながら、短期的な見
通しとは別ながら、議事要旨に実質均衡金利など取り上げら
れています。現在の金利が「正常」水準からどれだけかい離
しているかを判断する目安である実質均衡金利はFOMCのス
タッフによる試算では、2008年頃の金融危機時にゼロを下
回った可能性が大きく、その後はやや持ち直したものの現在
はゼロに近い水準と述べられています。金融危機前と後で水
準に違いがあることを示唆したとも考えられます。議事要旨
冒頭に唐突に記載された実質均衡金利は中長期的なテーマ
かもしれませんが、市場の今後の関心である利上げ後の
ペースに間接的に影響する可能性があるケースも想定され、
今後の議論の展開を見守る必要があると考えます。
10月のFOMC議事要旨では利上げ開始の準備が進んでいる
ことが明らかとなり、今後のデータ次第ながら、2006年6月以
図表1:米国フェデラルファンド(FF)金利の推移
来となる利上げが年内開始される可能性が高まっています
(日次、期間:1990年11月19日~2015年11月18日)
(図表1参照)。
議事要旨で明らかになった主な内容は次の通りです。
8
現在から見て最後の利
%
1つ目は、想定されたことですが、米国景気が概ね堅調であ
上げは2006年6月
6
ること、中国など海外経済に底打ちの兆しが見られることか
4
ら、利上げの条件が12月会合までに整う可能性があることを
大半の参加者が支持していたことです。FOMCスタッフは利
2
FF金利
上げ時期の(当時の)市場予想が2016年まで後ずれしている
0
ことを懸念し、金融政策のメッセージと市場とのズレを懸念し
90年11月
96年11月
02年11月
08年11月
14年11月
ています。一方、数人の参加者は利上げ期待感が必要以上
図表2:レバレッジド・ローン指数の推移
に高まる点を懸念しています。
(日次、時点:2012年1月3日~2015年11月18日)
2つ目は、遅すぎる引き締めのリスクとして、資産価格の一部
が不安定となり、ハイイールド債、レバレッジド・ローン、商業 100
指数
用不動産市場などの動向が懸念される点です。例えばレバ
95
レッジド・ローン(信用格付けが低く投資適格に満たない企業
レバレッジドローン指数
向け融資)について議事要旨では、2015年8月の人民元の事 90
※レバレッジドローン指数:S&P/LSTA米国レバレッジドローン指数
実上の切り下げをピークに市場の変動性が高まるのに伴い
85
下落傾向となっている点が指摘されています(図表2参照)。
12年1月
13年1月
14年1月
15年1月
先日もボストン連銀総裁がインタビューで同様の問題に言及
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
ピクテ投信投資顧問株式会社
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やはり、なるほど、10月の FOMC議事要旨