伝染性膿痂疹の患者さんの皮膚状態
水疱、びらんを特徴とする水疱性膿痂
疹と、厚い痂皮を特徴とする痂皮性膿
痂疹に大別される。
皮膚表層に黄色ブドウ球菌(黄色ブ菌)、
またはA群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)
が感染して発症する。
主として夏に幼・小児がかかる皮膚の
細菌感染で、伝染性が強く、プールや
乳幼児保育施設で接触する者の間で
伝染する。他人にうつったり、身体各所
に拡がったりすることから”とびひ”とよ
ばれる。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は1987年に米国で最初に報告され、その後、ヨーロッパ
やアジアからも報告されている。日本における最初の典型的な症例は1992年に報告され
ており、現在(2002年)までに200人を超える患者が確認されている。そして、このうち約
30%が死亡しており、きわめて致死率の高い感染症である。推定感染経路は396例中313
例(79%)は不明であった。記載のあった83例では、外傷部位などの皮膚からの感染とす
るものが55例、経口感染が8例、飛沫感染7例、接触感染が5例、その他が8例であった
毒素ショック症候群
定義:
黄色ブドウ球菌またはA群溶血連鎖球菌の感染にともなって,局所で産生された外毒素の
toxic shock syndrome toxin(TSST-1)によって多臓器障害を呈する疾患を中毒性ショック症
候群という。
臨床症状:
急激発症の高熱,低血圧,全身性の発疹,激しい筋痛,嘔吐と下痢,頭痛および非限局
性の神経症状等である。ショックやDICなどへ進展し,多臓器不全で死亡することがある。
歴史:
1978年に小児で最初に報告され,その後1980年台に米国で生理中の若い女性が腟に挿
入したタンポンが原因で黄色ブドウ球菌が腟内に増殖し,その菌が産生する外毒素によっ
てショック状態となる患者が多発した。
治療法:
大量輸液とカテコールアミンによる循環管理が主体で,臓器障害が進行すれば人工呼吸
管理や血液浄化法等が必要となる。原因菌に対する抗生物質はペニシリン,第一世代の
セファロスポリン,クリンダマイシン等が第1選択である。また,局所の感染部位同定とその
外科的治療(デブリドメントやドレナージ等)が重要である。
麻疹に特徴的なコプリック斑
頬の粘膜部に小さな灰白色の斑点
これは麻疹特有の所見
で、これがあると麻疹
の可能性が非常に高く
なる。
小児科の医者が発熱
のこどもの口の中を一
生懸命にのぞいている
のは、扁桃やのどの所
見以外に、このコプリッ
ク斑があるかどうかも
診ているからです。
麻疹の発疹と経過
麻しんウイルスは極めて感染力の強いウイルスで、空気感染、飛沫感染、接触感染する。
免疫がなければ90%が発症する。
手足口病
1~5mm 以下の扁平な円形~楕円形の小水疱疹が手掌、足底に好
発し、紅暈(まわりが赤い)を伴う。水疱内容は白色で、数日内に飴
色となり吸収され、やがて消失する。一方、皮疹は 米粒大の紅色丘
疹で、手背、足背に分布するが乳児では臀部にも出現する。水疱、
皮疹は痛みは伴わない。
口内疹は口蓋弓、硬口蓋、軟口蓋、頬
粘膜、舌、歯肉に1-5mmの水疱,潰瘍
形成がみられ,痛みを伴う。数日で治
癒する。
水痘・帯状疱疹(Varicella-zoster virus)
水痘の初期発疹
帯状疱疹:小児期に感染したvaricellazosterは神経節に潜伏感染しており、
宿主の免疫能が低下した状態下で神
経にそって水疱を再発させる。
日本脳炎
日本脳炎の流行の可能性が今年、近年になく高
まっている。流行条件の一つとされる気温の高い
日が続き、ウイルスの感染源となるブタでの流行
が拡大していることに加え、平成17年から予防接
種の義務化が中止され、免疫を持たない幼児が急
増しているためだ。専門家は、早い段階でのワクチ
ン接種を呼びかけている。
国立感染症研究所の調査では、7月25日までに
ブタから日本脳炎の感染を示す抗体検出が報告さ
れたのは富山、三重、高知、長崎、鹿児島、沖縄
の6県。報告県数は昨年と比べ1県の増加だが、
検査対象の平均抗体保有率が約20%から約5
日本における日本脳炎の発症は関東以南でのみ
報告されてきたが、今後は温暖化に伴って東北以
北での小型アカイエカの増加も懸念され、将来的
には北海道でも発症する危険性がある。
0%に増え、例年を大きく上回る広がりを見せてい
る。
(日本経済新聞7月27日)
髄液検査
腰椎穿刺を考慮する条件
・発熱している
・首が硬い
・血液生化で炎症反応
・上気道炎症状が先行
髄膜炎/脳炎を考慮し腰椎穿
刺。通常の培養以外に、抗
酸菌PCRとHSV-PCRも提出。
狂牛病とクロイツフェルド・ヤコブ病
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