Table 2. Response analysis of the 24 patients
尿路上皮癌における超高速オプティカル・
コヒーレンス・トモグラフィー(OCT)を用いた
リアルタイム3次元立体断層画像の経験
1)
北里大学医学部泌尿器科学
2)
一般教育部自然科学教育センター
3)
大学院医療研究科
4)
眼科学
池田勝臣1) 松本和将1) 崔 東学2) 田畑健一1) 藤田哲夫1)
佐藤威文1) 岩村正嗣1) 大林康二3) 清水公也4) 馬場志郎1)
Introduction and Objective
Materials and Methods
 様々ながんの診断で使われている超音波,CT,MRI,PET検査
は,組織を切り取らずに診断できる非侵襲的画像診断法である.
 一方OCTは,非侵襲的でありかつ他の検査法に比べ分解能が
高く,組織に照射することでがん部および非がん部を診断する
光バイオプシーが可能となり,早期がんの診断ツールとして期待
されている.
 超高速OCTを用いて,尿路上皮癌症例におけるリアルタイム3D
画像および病理組織学的検討を行った.
 2011年3月に施行された膀胱癌2例,左尿管癌1例の手術検体
3例を用いた.
 検体摘出直後に超高速OCTを用いて,腫瘍部・腫瘍辺縁部・
正常組織部を撮像した.また同部位の病理組織標本を作成し
超高速OCTにて撮像された3D画像と比較検討を行った.
Case 1
 69歳:男性 筋層浸潤膀胱癌に対して膀胱全摘除術を施行した.  病理組織所見:pT0,膀胱全摘前に行ったTURBT瘢痕組織のみであった.
膀胱全摘標本の一部
(右側壁)
②
①
①TURBT瘢痕部位
HE ×40
層構造が消失し,均一な断層面
②正常膀胱粘膜部位
HE ×40
尿路上皮,粘膜固有層を保った層構造
Case 2
 53歳:男性 左尿管癌に対して腹腔鏡下腎尿管全摘膀胱部分切除術を施行した.  病理組織所見:urothelial carcinoma,pT2,G2>3
③
②
①正常尿管粘膜 (層構造あり) ②腫瘍境界部 (均一な断層面) ③腫瘍部 (均一な断層面)
①
HE ×40
HE ×40
HE ×40
Case 3
 77歳:女性 再発進行性膀胱癌に対して膀胱全摘除術を施行した.  病理組織所見:small cell carcinoma,pT3b
①
①腫瘍部 (均一な断層面)
HE ×40
Conclusion
 進行性尿路上皮癌の手術検体を用いて超高速OCTによる
リアルタイム3D画像を撮像した.
 今後さらなる検討を加え,膀胱鏡あるいは尿管鏡と併用することで
CISを含む診断能の向上を図っていきたい.
ダウンロード

進行性腎癌に対するSorafenibによる手足症候群の病理組織