マイコプラスマ・ニューモニエの特徴
大きさ:150-200nm.
細胞壁:持たないのでペニシリン,セフェムなどは無効.
咽頭からの菌分離:発症1週間前から分離される.
発症後の1週間が最も菌分離率が高い.
病原性:P1蛋白で気道粘膜へ付着.活性酸素で気道粘膜障害を来す
AIDS症例では重症化するが,浸潤影を生じない.
発症に宿主免疫反応が関与,5歳以下では軽い
マイコプラスマ・ニューモニエの診断(臨床検査)
寒冷凝集反応:
白血球数:
血清抗体価:
約半数で上昇.
正常範囲内の例が多い.
CF(補体結合反応)法
:64倍以上
HI(間接赤血球凝集反応)法:320倍以上
あるいはペア血清で4倍以上(要2週間程度).
イムノカードC:
抗マイコプラズマIgM抗体検出試薬.
感度,特異度が十分では無く,受診時点の採血
検体では陽性となりにくい.
IgMが上昇しにくい成人では特に診断しにくい.
マイコプラスマ・ニューモニエの治療
治
療:細胞壁を持たない(細胞膜は持つ).
細胞壁合成阻害剤(ペニシリン,セフェム系薬)は無効.
アミノ配糖体は蛋白合成阻害剤であるが,
in vitroでは有効だがin vivoでは無効.
(細胞外で生存可能だが,細胞内に入り込むことが理由と考えられる.)
●マクロライド
●テトラサイクリン
●ニューキノロン
を選択( ●は小児適応無し).
マイコプラズマ・ニューモニエ症例
症例 :HK (24yo M)
左上葉中枢側の硬化像と左上葉の散布影
症例 3:SY (18yo M)
病歴:XX年6月19日より頭痛,37.5℃の
発熱.オーグメンチン(AMPC/CVA)
を近医より処方されるが39℃に体温が
上昇し,6月24日○○病院を受診した.
ミノサイクリン100mg div 2回/d
開始し,一日で解熱.
6/24
WBC 6,350
CRP 8.6
抗マ抗体(PA) <40
6/26 7/8
8,320 7,200
0.1
1.5
640
症例 3:SY (18yo M) 胸部CT像
両側へのSkip lesionを認める,一部硬化像も認める
HRCT像
マイコプラズマ・ニューモニエ肺炎症例(17yo M)
03/8/20
03/8/26
経過表 17yo M
Clarithromycin 400mg/day×14days
39℃
38
37
36
03/8/20
8/23
8/26
9/12
10/4
WBC
8000
6700
7200
5900
5600
CRP
8.0
0.6
0.1
0.1
0.0
Mycoplasma
<40
640
1280
Cold agg.
64
512
512
Chlamydia IgA
0.67
0.6
0.67
Chlamydia IgG
1.13
1.28
0.93
<4
<4
<4
C.psittaci
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