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利用者からの感想文
出張語り部の感想
今回お話を聞くまで新潟水俣病についての理解として、教科書で習った過去の公害だという思い
が強かった。出身も新潟ではないのであまりなじみもなく、被害に対する訴訟に関しても新潟に来るま
ではあまりニュースでも聞かず、深く考えることもなかった。しかしながら、今回の講義は自分の認識の
甘さを痛感し変える貴重な機会となった。
まず、一番衝撃を受けたのは、今も多くの人が後遺症に苦しんでおり、被害について訴えられずに
いるということである。昭和40年に阿賀野川流域で被害が確認されてから、47年の月日が経っている
が未だに多くの人達が苦しんでいる。このことには非常に驚かされた。後遺症に関しては治ることがな
いとしても、この水俣病の被害者がまだまだ救済を得ることができていないという現実には問題があ
る。正直なところ、ニュースで国が救済申請の期限を付けたことに対して被害者が反発していたのを
見て、申告していない被害者が申請すれば済む話であって区切りを付けるべきだと感じ、被害者側
はなんて横暴なことを言うのだろうと思っていた。
しかしながら、被害者たちに対する差別の実情を聞いてこの考え方も変わった。症状は外見から判
断できるものではないことで、心ない差別(嘘をついて救済金をもらっているなど)が被害者や被害者
家族に対し浴びせられてきており、このような差別が救済未申請の被害者を作りだす原因になってい
る。被害者団体が反発するのも当然だと思う。現在では少しずつ環境教育や新潟水俣病への理解が
進んできてはいるが、差別はなくなっていないのが現状であり、これが改善されるまでは期限に関して
は設けるべきではないと考える。
現在では阿賀野川流域における生活スタイルも変わり、昭和40年ごろのように川で漁を行い生計
を立てることや、川の水を直接生活に利用することはまずなく、過去の生活における阿賀野川の役割
は想像しづらく若者にはなかなか身近なことのようには感じない。公害についても教科書で扱いはす
るが内容は薄く、過去の出来事と割り切ってしまうことが多い。
だからこそ、今回の様な被害者である語り部のお話を聞けることは非常に重要なことだと感じた。公
害被害は過去のことではなく、現在にまで続いているという認識を持つことができた。原発事故による
放射能汚染という新たな公害が起こっている。新潟水俣病や他の公害で得られた教訓と経験はこれ
からの社会で重要なものになってくるはずであり、今回得た知識と考えは一生持ち続けたいと思う。
新潟大学(H24.5.17出張語り部)
新潟水俣病の講義についての感想
今日、小武さんのお話しをお聞きし、今まで歴史の一つとして聞いていた水俣病の実態を知ること
ができました。汚染源を隠し続けたこと、否定し続けたことが、これほどまでに人を苦しめ、傷つけてい
ることが分かり、被害者の方々によって語っていただいたことを後世へと伝えていくことの大切さを実
感しました。何の罪もない方々を理由もなく差別し、偏見を持っていた時代がもう二度とないよう私た
ちが未来を支えていかなければならないのだと思いました。
経済成長の被害者だとおっしゃっていましたが、本当に私たちの裕福で発展した暮らしの裏側にこ
のような事実があったのだと知り、今の現状への問題意識を持つことができました。
新潟県立大学(H24.12.7出張講義)
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語り部さんのお話しを聞いての感想
わたしは、小武さんのお話を聞いて、新潟水俣病は、やっぱり、とても苦しい病気なのに「水俣病、知っ
てるよ。四大公害病でしょ。」という言葉ですまされようとしていると、聞いて「え?」「なぜ」と思いました。「死
者が出たのに、まだたくさんのひ害者のかたがいるのに」と、そう思いました。
だから、わたしは、水俣病をなにも知らないで言っているいる人がいたら、「水俣病は、そんな軽い病気
じゃないよ」と「差別も受けているんだよ」と言いたいです。
わたしの説明じゃ物足りないかもしれないけど伝えられるだけ、知っているだけでもいいから知って広め
たい。そしたら、水俣病の差別が少しでもへれば、苦しみもその分へるから、伝えようと思いました。
上越市立東本町小学校5年生(H24.10.17来館)
語り部さんのお話しを聞いての感想
私が今回の学習で学んだことは、この水俣病を私たちはけい験していないけど、私たちにも関係がある
ということです。人ごとではなく、自分のことのように真けんに考えなくてはならない問題だと思っています。
なぜなら、私たちが生まれていなかっただけで、自分が水俣病になっていたかもしれないからです。私
たちの勉強はまだ終わっていません。これからもっと水俣病のことを知り、どれだけの人が今までこの病気
で苦しんできたのかをこれからの勉強で知っていきたいと思っています。
そして、水俣病のことを語ってくださった語り部さん、資料の説明をしてくださった方、どうもありがとうござ
いました。
新発田市立住吉小学校5年生(H24.11.14来館)
語り部さんのお話しを聞いての感想
水俣病について授業で少し勉強したり、テレビなどで見たりもしましたが、約50年経った今でも「解
決した」と言えないことは知りませんでした。まだ差別や偏見が続いていること。しかも症状が分かりに
くかったりするなど、大変な病気だということがわかりました。
その中で一番びっくりしたことは、多くの人が見る情報そのものが間違っていることです。しかも間
違っていると気づいた後も取り消されないということを聞いてびっくりしました。今日の話を聞いてこん
なにも近くに困っている人がたくさんいるということが分かり、少しでもその人達の力になれたらいいと
思いました。本当にありがとうございました。
阿賀野市立笹神中学校(H25.1.16来館)
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