空間情報処理特論
~第八回~
空間の加工・編集技術
ウェアラブルコンピュータ
~コンピュータの小型化が空間にもたらすもの~
コンピュータの小型化がもたらすもの
 コンピュータの能力


10年間で数百倍~一千倍
同じ機能を遙かに小型のコンピュータで実現
 「小型化」=「
変化」
 「携帯化」→「
変化」をもたらす
 コンピュータの空間への広がり

情報は様々な場所で発生

の実現
無視されてきた「あたりまえ」の処理の実現

コンピュータの小型化がもたらすもの
 コンピュータの空間への広がり
 時間と空間の
 時空間のゾーニング





決まった時刻に工場に行って作業
コンピュータのある場所にコンテンツを持って行って処理
電話のある場所に行って電話をかける
遠隔講義
 ただの箱である教室同士を結ぶ事の無意味さ
 一方は研究室,実験室,フィールドなど「その場所でな
ければ得られない情報を有する空間」でなければなら
ない
 キーワード:
コンピュータの小型化がもたらすもの
 小型化の本質=「

ピュータ
「
「
「


と の一体化」
デバイスとしてのコン
」→「
」→
」
A.Kay
化するコンピュータ」
と関わりを持つコンピュータ
他人のものを使っても所定の機能を発揮出来ない,
個人とほとんど一体化した状態のコンピュータ
コンピュータの小型化がもたらすもの
 インティメート化とヒューマンインタフェース


「人間-機械系」のインタフェース
第一界面


第二界面




インティメート化により境界面が
へシフトする
第一界面は
に取り込まれる
コンピュータの小型化がもたらすもの
ネット
ワーク
第一界面
システムとユーザとの
物理的境界面
OS・デバイス
ドライバ
第二界面
より概念的機能的レベルの境界面
インティメート化により境界面が機械側へシフト
する
第一界面は身体の中に取り込まれる
アプリケーション
コンピュータの小型化がもたらすもの
これまでのヒューマンインタフェース
作業管理
時間研究
(効率化)
人間の
を基に体系化
・ 人間の動作を基本要素に分割
・ 作業標準時間の割り当て
・ 作業に対する時間シミュレーションを可能化
議論対象の
の混入
が困難
コンピュータの小型化がもたらすもの
これからのヒューマンインタフェース
(インティメートな機器に関して)
・
・困難な
・
への対応
は行わない
において標準化を行う
・インティメートな機器は新しいユニフォーム
・ユニフォームを「着る」ことにより機器操作可能
・ユニフォーム外部にプロトコルがあり情報交換が可能
コンピュータの小型化がもたらすもの
Institutional
Personal
Intimate
・ 衣服をメタファとしたコンピュータ
・ コンピュータを身につけることで
初めてネットワーク社会へ参入
できる
(衣服を身につけて初めて公共の
場に出れる)
この道で有名な神戸大の塚本昌彦教授
ウェアラブルコンピュータによる質的変化
の概念


使用時間の細分化のため,起動・終了のオーバーヘッドが大きく
効いてくる
 作業ユニットが



コンピュータを利用しようと思ってその場所に来る(その場合,か
なりまとまった作業ユニットが存在)のではない
「ながら」利用が出来るインタフェースの必要性
の概念


音声インタフェース
片手で操作出来るキーボード(例えば携帯電話)
入力インタフェース




GPS,RFIDなどによる無意識の入力
(PUI : Perceptive User Interface)
(UUI : Unconscious User Interface)
ウェアラブルコンピュータによる質的変化
 位置情報インタフェースのもつ意味
質問(知りたい結果)がある場合,ある文脈の中でなされる
例: 「ここから東海大学前まで何分で行けるか?」
GPSによる無意識下
による位置情報入力
もし,「ここから」という文脈がないと。。
広い検索範囲
意識的文脈指定が無くても狭い検索範囲
北海道から4時間半
ここからなら30分
バンコクから9時間くらい?
ウェアラブルコンピュータによる質的変化
 位置情報インタフェースのもつ意味

ための入力インタフェースであり,
実空間の中を動き回ることは,この
を行
うことに相当する

が実現されている
 例:携帯のメールと通常のメール
 携帯メールは,文脈が現場で与えられるので
場合が多い
 例:TVが登場した当時の番組と現在の番組
 かつては劇場の中継などが殆どだが現在はTVならで
はの番組が登場
 新しいメディアは,時間とともにメディア独自の形式
が生み出されていく
ウェアラブルコンピュータとAR
,
等との併用

コンピューティング,
型コンピュータとの併用








目前の物体の情報を現実世界へ投影
建物や花や風景など図鑑的情報
作業手順の重ね合わせ
見えない壁の中の配管構造の透視
体験の記録
RFIDを用いた屋外・屋内シームレスな位置情報提示
情報化する実空間(愛知万博の例など)
ISMAR03*
ウェアラブル型注釈提示システム
 現実環境にCGで描かれた注
釈情報を重畳表示し,ユーザ
に直感的に情報を提示するシ
ステム
 環境中にまばらに設置された
簡単なセンサと歩数計測を用
いてユーザ位置の計測を,
ユーザが装着するジャイロセ
ンサを用いて姿勢の計測を行
う
 屋内外の両環境においてシー
ムレスにユーザの位置計測を
行える,屋内外で利用可能な
ウェアラブル注釈提示システ
ム
奈良先端大
*IEEE and ACM International Symposium on Mixed and Augmented Reality
2003年が2回目の開催
ISMAR03
ウェアラブル型注釈提示システム
ISMAR03
Weavy:パーソナルポジショニング
 歩行者の腰部に装着されたセンサモジュー
ル(加速度・角速度・磁気)から得られるデー
タ時系列を解析し,歩行による相対位置移動
を計測
 頭部に装着されたカメラから得られる画像と
データベース中の画像群との照合を行い,腰
部センサモジュールの位置情報のずれを補
正
 インフラを整備することなくパーソナルポジ
ショニングを実現
GPS Forest
Field Science Education
 ユーザは,無線LANを組み込
んだPDA(GPS付き)をもつ。
 ユーザは,現在の自身の場所
を知ることが出来る
(navigation).

道の無い森の中を自由に歩く
ことが出来る
 ユーザは,その場所に関連し
た情報を受け取ることが出来
る (contents).

例えば,ユーザは,その木が
何の木であるかを学ぶことが
出来る
PDA
GPS
GPS Forest : System
Field Science Education
user
GPS
Wireless LAN
forest
server
体験の記録と記憶
 カメラ,マイク等,
付きのウェアラブルコン
ピュータを取り付けた人間であれば,自身の体験全て
を
記録することが可能
 一日8時間,ビデオ会議相当の解像度の映像記録な
らば
ほど
 何に使う?


運動会のお父さん
マーケティングのための消費者の行動の解析
が可能




体験を要素分割して,情報として大量記録
主観体験を定量的に分析
主観軸を基にした体験の共有
体験の記録と記憶
これ以外に,体温,心拍,気温,湿度,歩調などのセンサも配置
不快指数やストレス指標(心拍より)などを算出,相関を調べる
情報化する実空間
東大先端研バリアフリー実験空間
 約1700平方メートルの空間に1300個のRFID
タグ(300MHz)が1.2mピッチで埋没
 各タグは固有IDを持つアクティブ型で0.2秒ごと
に発信
 アンテナ+ウェアラブルコンピュータ装着者の位
置を1m以下の精度でリアルタイム計測可能
 5mおきにホットスポット設置
 いくつかのホットスポットにネットワークカメラ
(現在30台)を設置,空間情報を記録,リアルタ
イム解析
情報化する実空間
東大先端研バリアフリー実験空間
情報化する実空間
東大先端研バリアフリー実験空間
 盲聾者ナビゲーション




環境の変化に対応する動的
点字ブロックの提案
の取得
取得
プロセス
ウェアラブルコンピュータ

を

決定可能
指点字インタフェース
愛知万博における領域型展示計画
 建築によらない展示システムの提案
 建築物の量を削減し,自然の環境負荷を最
小限に抑えるため,屋外をそのままの状態
で展示体験空間として活用
 ウェアラブルコンピュータ+HMDを用いて,
自然環境の中で情報環境にアクセスする
 装置が高価であること,装着しているという
違和感,情報の質の問題などから却下
ダウンロード

Virtual Reality and its Application