血液製剤の取扱い
平成23年5月18日
安全管理対策室
GRM
長谷 奈生己
看護業務は・・・保健師助産師看護師法
第5条に定義されている
注射、
看護師自らが患者に
危険な医療行為を行う
看
護
師
の
業
務
診
療
上
の
補
助
(患者に何かを投与・注入)
上記以外(採血)
医師が行う危険な医療
行為の準備や介助を
する
継続中の危険な医療
行為を観察・管理する
療
養
上
の
世
話
輸血、内服与薬、経管栄養
看護師介入下で発生
看護師非介入下で
発生
手術、透析、検査介助
など
上記以外
ドレーン、カテーテルな
どのチューブ管理
上記以外
介助下の転倒、誤嚥、
熱傷など
自力行動中の転倒、
自力摂取中の誤嚥な
ど
患者への投与業務のリスクレベル
1)血管内への注入行為・・・・・・・注射、輸血
最も危険のレベルが高い(ハイリスク)業務である
2)血管以外への投与・注入行為
消化管への投与・注入・・・・・内服与薬、経管栄養(注入)
皮膚、粘膜への投与・・・・・・外用薬
気道からの投与・・・・・・・・・・吸入薬
酸素吸入
輸血事故の事例
1.指示のまちがい
2.患者・血液製剤の間違い
3.輸血量・輸血速度のまちがい
4.血液製剤保管方法の間違い
5.血液型・輸血検査結果の記録・転記まちがい
徳島大学病院 輸血療法マニュアル(第3版)より
輸血実施時の原則
1.担当医師が準備から実施まで責任を持って行う。
2.一回に一患者毎の血液製剤を準備する。
3.血液製剤供給伝票と血液バッグの照合は必ず
二人で声を出して確認(ダブルチェック)する。
4.ベッドサイドでの輸血実施時には携帯端末 (PDA)
を用い、患者リストバンドのバーコードと血液バッグの
製造種番号とロット番号を照合する。
徳島大学病院 輸血療法マニュアル(第3版)より
輸血業務プロセス
(赤血球製剤依頼時)
医師の輸血指示
輸血部で
輸血指示受け
血液の注文
〈検査用採血〉
交差適合試験(クロスマッチ)用
輸血前検体(輸血後感染症用)
検査技師による
交差適合試験
輸血受領
輸血準備
輸血実施
輸血指示情報
血液製剤
患者の血液
輸血中の観察
輸血保管
検査用採血
血液製剤依頼票および交差試験用採取指示票
交差適合試験用
(クロスマッチ用)
ラベル
紫粉7
検査用採血
輸血前検体採取指示表
感染症の検査に
使用するため、
キャップは開けない!
輸血前検体ラベル
(感染症救済
証明用)
氏名やID番号は手書き
交差適合試験済み
の血液製剤
表側から見ると・・・
ビニール袋に
貼られているもの
ビニール袋の中に
入っているもの
輸血票
添付文書
血液製剤
裏側から見ると・・・
輸血伝票
輸血票
病棟名
ID番号
患者氏名(フリガナ)
血液型(Rh)
照射赤血球濃厚液白除-2
性別・年齢
血液製剤供給伝票 (3枚綴り)
輸血部控
病棟・外来控
病棟・外来→
輸血部
輸血受領 と 保管
①血液製剤受領者は、以下のことを輸血部員と照合確認(ダブルチェック)して、
受領時間と受領者名のサインをする。
・患者氏名・ID
・ABO・Rh血液型
・血液製剤の種類と単位数
・製剤番号
・有効期限
・交差適合試験結果
・放射線照射
メッセンジャーにより病棟へ搬送された場合は、
メッセンジャー要員と照合確認する。
②輸血を実施するまで、製剤に適した保管をする。
徳島大学病院 輸血療法マニュアル(第3版)より
輸血保管
赤血球製剤用冷蔵庫
・患者ごとに段を変える
・患者ごとに容器を分ける
血小板振とう器(血小板製剤)
冷凍庫(血漿製剤)
使用準備時の手順
①輸血実施前に血液製剤と血液製剤供給伝票を用いて、以下のことを
二人で照合確認(ダブルチェック)する。
確認者は、血液製剤供給伝票の製剤番号の横にサインを行い、製剤番号
シールを血液製剤供給伝票に張り保存する。
・患者氏名・ID
・ABO・Rh血液型
・血液製剤の種類と単位数
・製剤番号
・有効期限
・交差適合試験結果
・放射線照射
徳島大学病院 輸血療法マニュアル(第3版)より
必要物品の準備
針廃棄用容器
サニサーラ
トレイ
携帯端末
(PDA)
(対象患者専用)
固定用テープ
ディスポ手袋
肘枕
駆血帯
アルコール綿
サイン用マジック
血管確保用
輸液
血液製剤供給
伝票
留置針18G
輸液セット
など
血液製剤
輸血セット
輸血実施時の手順
①患者に氏名と血液型を言ってもらうか、リストバンドで患者
を確認する。
②患者に血液製剤バッグの氏名と血液型を見せて確認して
もらう。
③携帯端末(PDA)を用い、患者リストバンドのバーコードと血
液バッグの製造種番号とロット番号を照合し、当該患者に払い
出された血液であることを最終確認し、同時に血液実施入力
を行う。
④輸血実施直前に血液製剤バッグの破損、色調の変化、輸血
セット接続部分の異常の有無を確認し、輸血を開始する。
携帯端末(PDA)での照合
患者さんと最新の輸血オーダーを照合します。
患者間違いを防止します。
携帯端末
(PDA)
リストバンドのバーコードを
読み取ります。
注射シールのバーコードを
読み取ります。
⑤輸血開始より5分間はベッドサイドで患者の一般状態
を観察する。
⑥輸血開始後15分経過した時点で再度患者の状態を
観察する。
⑦副作用が出現した場合は、速やかに適切な処置を行う。
また、輸血部に連絡した上で、輸血オーダリング画面より
副作用の種類について入力する。副作用報告書を用いて
もよい。血液製剤は輸血部に返却する。
⑦輸血の終了時には輸血実施についての内容をカルテに
入力する(看護記事に輸血の日時・製剤種類・単位数・副
作用出現の有無等、実施内容)。
徳島大学病院 輸血療法マニュアル(第3版)より
その他の血液製剤を
見てみよう
血液製剤
血液製剤伝票が必要
「アルブミン製剤処方せん」
は水色の伝票
記録の保存期間
20年間
(薬事法第68条の9第3項
薬事法施行規則第21条の2)
血液製剤
その他の血液製剤は
黄色の伝票
注意:
冷所保存のも
のもあります。
記録の保存期間
20年間
(薬事法第68条の9第3項
薬事法施行規則第21条の2)
ダウンロード

血液製剤供給伝票