第1回新たな大都市制度検討協議会資料
座長 浅田 均
提出資料
協議事項2
大阪府域における広域自治のあり方
1広域機能に関する問題意識~現状と課題~・・・・・P.1
2広域機能の現状イメージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.2
3広域機能の分野毎の整理(総括表)・・・・・・・・・・・・P.4
4広域機能の分野毎の整理(個表)・・・・・・・・・・・・・・P.7
5大阪府・市の関係~問題の所在~・・・・・・・・・・・・・P.32
(「大阪府自治制度研究会最終とりまとめ」抜粋)
1 広域機能に関する問題意識~現状と課題~
【現状】
■都市を支え、発展させていくためには、その集積に即した広域サービスの展開
が不可欠。
■大阪の場合、この役割を大阪府と大阪市で担っている。
特に、狭隘な大阪府の中心に大阪市が位置する地理的特性などから、大阪
市が大きな役割を担ってきた。
【課題】
■大阪府は、市域のことは基本的に大阪市との認識。
■大阪市は、大阪全体のあり方よりも、各地域の市民ニーズを重視して事業展
開。
■大阪経済の現状を踏まえ、今後、都市としての競争力を高める観点からは、
⇒大阪全体としての統一戦略に基づき、企業集積を図るなど、産業政策を
推進すべきではないか。
⇒市域外も含めた大阪トータルの視点で、大阪・関西の成長・発展をめざして、
交通インフラの整備をすすめていくべきではないか。
等々
2 広域機能の現状イメージ①~成長戦略・産業施策~
【戦略非共有パターン】
●これまで、各自治体が産業施策などのビジョンを描き、各々が連携、競争しながら展開してきた
●それぞれの目標のもとに実施されるため、まちづくりや目指すべき大阪のすがたに整合が十分取れていなかったり、お互いが持つ
資源が十分に活用されていないのではないか
●大阪全体の成長、発展を担うものがだれなのか不明確になっている
あるべき政策展開のイメージ
これまでの政策展開のイメージ
A市
広域
B市
ビジョン
ビジョン
ビジョン
各施策
各施策
各施策
実
施
高速 バ
道路 イ
オ
関
空 新エネ
実
施
バ
イ
オ
ロボット
発拠
点
開
地下鉄
港湾
実
施
高速
企業道路
誘致
再開発
ものづくり
共
サ通
ービ
ビジ
スョ
のン
最の
適下
化、
が各
図自
れ治
る体
のが
で事
は業
なす
いれ
かば
、
広域
広域ビジョン作成
広域で取組むべき施策
有機的一体化
A市
戦略の
共有
B市
強みを活か
した施策
連携・競争
強みを活か
した施策
実施
効率性、整合性
が確保され、
サービスの最適
化が実現
ものづくり
バイオ
新エネルギー ロボット
医療・環境
高速道路
拠点
関空・
・鉄道
再開発
港湾
2 広域機能の現状イメージ②~インフラ~
【区域分断パターン】
●府は市域外、市は市域を前提に府市それぞれの戦略・計画で集積を促進
●府市それぞれの戦略・計画で経営資源の集積を進めていては、投資が分散され、非効率ではないか
【あるべき政策展開のイメージ】
【これまでの政策展開イメージ】
府は“市域外”の
成長・発展
ヒト
モノ
カネ
指揮官
2人!
ヒト
市域を含め府域トータル
で選択と集中により集
中投資を図るべきでは
ないか
モノ
カネ
市は“市域”の
成長・発展
ヒト
カネ
モノ
※府市それぞれの戦略・計画
で集積を促進
ヒト
モノ カネ
3 広域機能の分野毎の整理(総括表)①
1 府市それぞれで取組みを実施しており、府域全体で統一された戦略性に乏しい
項 目
成長戦略
現 状
課題・問題点など
●府市それぞれで成長戦略を策定
・府:大阪の成長戦略(H22.12)
・市:大阪・関西の発展に向けて
~大阪市経済成長戦略~
(H23.2)
◎戦略の基本的な方向性は整合しているが、具
体的な取組みでは一部相違あり(市戦略には
市域外に関してほぼ記載なし)。目標では成長
率は一致しているが、前提条件の設定の相違な
どから、雇用創出効果や訪日外国人数等が一
致せず
産業政策
●新エネルギーやバイオの分野では、
実質的に、府が事業を推進している
(大阪市は、一部事業を行っている
が、重複レベルの域に達していない)
●企業誘致やものづくりの分野では、
府市が棲み分けも含め連携している
◎新エネルギーやバイオなど個別分野では、府が
全域で広域的な立場で施策を担っているが、逆
に大阪市域の資源やポテンシャルを十分に活用し
て、事業展開が図れていないのではないか。
◎企業誘致やものづくりの分野では、府域で一元
化する方が効率的ではないか。
特に、企業誘致については、現状の棲み分けが
効率的・効果的か検証すべきではないか
3 広域機能の分野毎の整理(総括表)②
2 区域分断的な役割分担が存在し、府域全体で統一された戦略性に乏しい
項 目
現 状
課題・問題点など
≪都市計画≫
●大阪府域を4つのエリア(北部、大阪市、
東部、南部)に分割して府が都市計画区
域マスタープランを策定
◎大阪市域を1つのエリアとして都市計画区
域を設定しているため、結果として、府は市
域外、市は市域という区域分断的な役割
分担のもと、都市づくりがすすめられているの
ではないか(名古屋都市計画区域には名
古屋市周辺市町村が含まれている)
インフラ
◎府市の方針の違いから、高速道路や一
≪道路≫
般道路において、結果として、都市計画決
●府は広域的視点から幹線道路について、 定や道路管理手法に考え方のズレが生じて
市は幹線道路と生活道路のバランスを図りな いるのではないか
がら、住民利益を追求
◎特に高速道路は、現状においてもミッシン
グリンクが存在
3 広域機能の分野毎の整理(総括表)③
2 区域分断的な役割分担が存在し、府域全体で統一された戦略性に乏しい
項 目
現 状
課題・問題点など
インフラ
(つづき) ≪港湾≫
◎世界、とりわけアジアの港湾が目覚ましい
発展を続ける中、日本の港湾の地位は相
●大阪湾奥部には、神戸港、尼崎西宮芦 対的に低下。大阪湾の主要港湾は複数主
屋港、大阪港及び堺泉北港が相接。それ 体で管理されており、世界と伍して競争でき
らを神戸市、兵庫県、大阪市及び大阪府 る体制になってないのではないか。都市戦略
がそれぞれで管理運営。大阪港と神戸港は の観点から広域的に港湾機能の強化を図
国際コンテナ戦略港湾に選定
るべきではないか。その上で、選択と集中に
より、投資を重点化すべきではないか
≪鉄道(地下鉄)≫
●市は、市域外延伸は府が主体性を発揮
すべきとの考え。基本的には、市域内の視
点で地下鉄を整備
*市地下鉄新線整備計画
・5号線(南巽~弥刀)
・7号線(大正~鶴町)
・8号線(今里~杭全~湯里6丁目)
・敷津長吉線(住之江公園~喜連瓜破)
◎府市が広域的な視点で鉄道整備を考え
る仕組みもない状況。結果として、市域外
延伸や相互乗入れなどが進みにくくなってい
るのではないか。結果として、大阪都市圏の
成長を支える基盤整備がすすんでいないの
ではないか
4 広域機能の分野毎の整理
(個表)
◆個別分野:成長戦略
区分
大阪府
◆大阪の成長戦略(H22.12)
概要
連携・調整の状況
◎大阪大都市圏の成長を阻害してきた要
因を明らかにしたうえで、今後10年間の成
長目標と短期・中期(3~5年)の具体的
取組方向を明らかにするために策定。大阪・
関西が目指すべき方向性(ハイエンド都市、
中継都市)の実現を通じて、日本全体の
成長に貢献する
<大阪市>
・成長戦略素案策定(H22.8)後、素案
全般にわたって意見交換を数回実施
⇒市:基本的な方向性については問題な
し。目指している方向は同じ
・特に、「総合特区制度」については、H21
年度から十分に協議を重ね、夢洲・咲洲地
区、うめきた地区などの大阪市内の拠点を
含めた国際戦略総合特区の内容のとりまと
めと提案を共同して実施
<堺市>
・成長戦略素案策定(H22.8)後、素案
全般にわたって意見交換を数回実施
大阪市
堺市
◆大阪・関西の発展に向けて
~大阪市経済成長戦略~
(H23.2)
◆堺市マスタープラン基本計画案
~堺未来夢コンパス~(H23.3)
◎大阪経済圏の成長を図り、関西全体の
持続的な成長・発展に貢献するため、将来
を展望した産業経済政策の基本戦略。大
阪経済圏の成長のみならず、京都・神戸と
いう特色ある経済圏との連携による関西全
体の経済成長への貢献をめざす
◎市民・子ども・産業・まちが元気で、堺が
将来にわたり発展を続けるためには、時代の
変化を的確に捉えて、市政のあり方を変革
していくことが必要。 そのため本市では、本
プランを今後の変革に向けた都市経営の基
本戦略と位置付け
・戦略策定にあたって、大阪市(政策企画
室企画部)から説明を受ける
⇒府の戦略と大きな齟齬はないが、目標
(2020年)について一部異なる部分あり
(下表参照)
区分
大阪府
大阪市
経済成長率
年2%以上
年2%以上
雇用
1万人以上
30万人以上
訪日外国人
大阪650万人
市内690万人
以上(延べ宿
泊者数)
貨物取扱量
関空123万トン
阪神港
590万TEU
関空 87万トン
阪神港
590万TEU
・府成長戦略にかかる府からの説明のタイミン
グ等において堺市を訪問。説明を受ける
◆個別分野:新エネルギー
取組状況
区分
 大阪府では、蓄電池をはじめとする新エネルギー産業の高いポテンシャルを活かし、新エネルギー産業のイノベー
ション拠点をめざす施策を展開。
 多様で層の厚いものづくり中小企業の新エネルギー産業分野への参入促進を図り、新エネルギー分野のオンリー
1・ナンバー1企業を育成するとともに、リチウムイオン電池の有力用途であるEVに加え、今後の成長分野であるス
マートエネルギー技術に関して、産学官連携による社会プロジェクト等を通した新市場の創出を図る。
大阪府
大阪市
堺市
◆EV(電気自動車)を核とした産業振興
大阪EVアクションプログラムの展開
◎初期需要創出のための環境整備
・世界初となる充電インフラネットワークの
構築(急速23基,200V3基で運用)
・EVタクシー導入補助[50台]
・EVカーシェアリング[乗り捨て利用など]
◎大阪産EV開発プロジェクト助成
概要
・カーシェアリング事業
・電気バスの検討
・EV車の導入
・充電事業(200Vの充電設備)
◆ものづくり中小企業の新エネ産業参入促進
◎新エネ産業参入促進のための連続講座
◎新エネ産業参入促進のための研究開発助成
◆大阪スマートエネルギープロジェクトの推進
◎大阪スマートエネルギーパートナーズ事業ほか
◆「新エネルギー産業都市・大阪」ブランド発信
◎国際会議「大阪新エネルギーフォーラム」
◎国際会議「新エネルギーフォーラム」
◎国際会議「新エネルギーフォーラム」
<府と大阪市、堺市の関係>
連携・調整の状況
・産学官で設立した「大阪EVアクション協議会」には、大阪市、堺市も参画。「大阪EVアクションプログラム」に基づき施策展開。
・「大阪 新エネルギーフォーラム」の主催者として、行政・経済界で実行委員会を組織。大阪府とともに、大阪市、堺市も参画。
・カーシェアリング事業については、その目的・手法、充電設備事業については、配置場所のバランスなどを考慮して設置を進めている。
※大阪市、堺市についてはホームページ等を参考に作成。
◆個別分野:バイオ
取組状況
 大阪府は、北大阪における大学、研究機関やバイオ関連企業の集積を活かし、産学官連携のもと先端医薬品や革
新的医療機器、先進医療技術などの開発促進に取り組んでいる。
 大阪市は、「うめきた」において、特にロボットテクノロジーの開発や健康科学関連のビジネスモデル創出に向けて
取り組んでいく方向。
区分
大阪府
◆臨床研究・治験環境を整備し、創薬・医療機器
等の研究開発から実用化までを促進
⇒PMDA(医薬品医療機器総合機構)の
機能強化など
施策概要
大阪市
堺市
◆「うめきた」におけるオープンイノベーショ
ン拠点の創設
⇒革新的な製品開発・ビジネスモデル
創出支援
◎「医療介護ロボット」の実用化促進(ロボットテクノロジーを活用した新しい医療・介護市場の創造)
⇒「阪大」における研究開発
⇒「うめきた」におけるロボットの実証実験
◎エビデンスに基づく健康科学、予防医学分野における新製品・サービスの創出
⇒「阪大等」における疾病データの収集
⇒「うめきた」における未病データの収集
<府と大阪市の関係>
・相互に連携。特に、「医療介護ロボット」分野、「健康科学・予防医学」分野では、それぞれの強みを活かして適切な役割分担を図る。
連携・調整
の状況
<府と堺市の関係>
・堺市は基本的にバイオ振興施策を行っていない。
※大阪市、堺市についてはホームページ等を参考に作成。
◆個別分野:企業誘致
前提
取組状況
区分
概要
現在の連携・
調整の状況
 企業誘致は、そのものが政策目的でなく、まちづくりや産業振興のビジョンを具体化する手段(ツール)の一つ。
 りんくうタウン等の府内産業拠点の契約率が9割を超える中、大型の投資に対応できる大規模な工場用地は、大阪市港湾局
が開発中の夢洲産業・物流用地(2012年度募集開始)、ハイテクベイプラン(H17年)対象の住之江区平林北地区の民間用地、
彩都中部地区(開発準備中)となっている。
 現在、将来の大阪産業を牽引する成長産業分野(バイオ・ライフサイエンス、新エネルギー・環境)の先端的な工場・研究所や外資系企
業の誘致とともに、市町村のまちづくりや産業振興施策と連携して、大阪でがんばる中小ものづくり企業の投資促進に取組ん
でいるところ。今後、誘致対象について高付加価値型のサービス業等にもウィングを広げつつ、大阪の成長に資するターゲッ
トに重点化し、戦略的なアプローチ方策について検討中。
大阪府
大阪市
堺市
◆府域における企業立地の促進
◆市域における企業立地の促進
◆市域における企業立地の促進
◎上記のもと、企業立地インセンティブとして、企
業立地促進補助金(先端産業補助金、外資
系企業等進出促進補助金、府内投資促進補
助金)、産業集積促進税制(不動産取得税の
軽減)、産業立地促進融資を活用して企業立
地を促進
◎府内外・国内外企業に対する誘致活動や関
係機関とのネットワークにより、企業の投資情報を
収集するとともに、府内での投資環境・立地魅力
をPR
◎「大阪駅周辺地区」と「夢洲・咲洲地区」を
成長戦略拠点として、次世代産業のさらなる
集積と新産業の創出を促進
◎市の重点産業分野(グリーンイノベーション
分野、ライフイノベーション分野等)の投資促
進(企業・大学等立地促進助成制度等)
◎その他、IBPC大阪企業誘致センターにおけ
るビジネス・サポート・オフィスの提供など、産業
支援制度あり
◎臨海部の工業専用地域・工業地域におい
て工場等投資を誘導(堺市企業立地促進
制度による固定資産税、都市計画税、事業
所税の不均一課税)
◎市都心地域を中心に企業等の新たな事業
所等の開設を促進(都心地域業務系機能
集積促進事業補助金)
◎その他、工場立地法の緑地面積率の緩和
など、市全域における企業立地に関するサポート
あり
<府と大阪市の関係>
・臨海部における先端産業の大規模工場の誘致、市域での先端研究所投資の促進、本社機能流出防止等で、幅広く連携して取組み
・外資系企業誘致においては、府・大阪市・大商で共同でO-BIC(大阪外国企業誘致センター)を設立し、ワンストップサービスを実施
・夢洲・咲洲について、府・市・経済団体で「夢洲・咲洲地区企業等誘致協働チーム」を発足し、企業誘致活動を展開
<府と堺市の関係>
・堺・泉北ベイエリアにおいて、エネルギーや高性能素材等産業の設備投資促進で連携した取組み
・堺・泉北臨海コンビナート企業と府・堺市・高石市により、都市型スーパーコンビナートの形成に向け、「堺・泉北ベイエリア新産業創生協議会」を設立し、企
業間連携・産学連携の推進、人材育成、地域魅力・活力の情報発信の取組み
※大阪市、堺市についてはホームページ等を参考に作成。
◆個別分野:ものづくり
取組状況
区分
概要
連携・調整の
状況
 ものづくり振興施策は大阪府及び大阪市をはじめ産業集積が高い市町村がそれぞれ実施している。
 府は基盤技術を中心に技術からマッチングまで一環した支援を実施。大阪市、堺市においても地域の実情に応じても
のづくり企業への支援を実施。
 企業への技術支援では一定棲み分けはあるが、大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市工業研究所が連携
して実施している。
大阪府
大阪市
堺市
◆中小ものづくり企業の高度化支援
◆ものづくり企業の競争力強化
◆ものづくりの振興・支援
◎東部大阪をはじめ府内に広く集積するも
のづくり産業全般を振興。
◎(財)大阪市都市型産業振興セン
ターと連携して実施。
◎(財)堺市産業振興センターと連携
して実施。
◎MOBIOにおいて、産産・産学とのマッ
チング、技術革新支援、総合相談、知財
支援、交流事業を実施。
◎技術系OBによる企業マッチング、大学・
研究機関とのマッチング、知的財産相談
窓口、賃貸工場、ロボット・ラボラトリーの
運営等を実施。
◎企業間のマッチング、技術コンクール、
産学連携支援、専門家派遣事業等を
実施。
<府と大阪市、堺市との関係>
・施策の企画・実施等にあたり、個別に情報交換を行っている。
※大阪市、堺市についてはホームページ等を参考に作成。
◆個別分野:都市計画1-1
区分
大阪府
◆都市計画区域マスタープラン(北部、東
部、南部)(H23.3)
◆都市計画区域マスタープラン(大阪)
(H23年度内予定)
概要
◎都市計画区域毎(北部、大阪、東部、
南部)に、「大阪府国土利用計画(第四
次)」に適合させた上で、今後10年間の都
市計画の基本的な方針等を定めたもの
大阪市
堺市
◆大阪市都市計画マスタープラン(未策
定)
◆堺市都市計画マスタープラン(H23年
度内改定予定)
*都市計画区域が大阪市のみであるため、
府都市計画区域マスタープランに置き換える方
向で検討中
◎総合計画や南部大阪都市計画区域マス
タープランなどをふまえ、堺市におけるこれからの
都市計画の方針を明らかにすることで、基本
理念と3つの目標のもとに都市づくり・まちづく
り・地域づくりをすすめるための指針
<大阪市>
・大阪市は単体で大阪都市計画区域を構成
・他の3ブロックと改訂時期がズレてるのは、都市再生環状道路(淀川左岸線延伸部)や関空アクセス、うめきた、夢・咲洲地区等の
協議・調整に時間を要するため、当初から分割して対応
・現在、改定作業中
<堺市>
大阪府の都市計画区域
・堺市は南部都市計画区域内
・南部ブロックではプランの内容を協議・調整のため複数回の会議を開催
連携・調整の状況
【4つのブロックに分割した(大阪市を単体にした)背景】
・土地利用の見通し、地形等の自然条件、通勤通学等の日常生活圏、主要な交通
施設の配置状況、社会的・経済的な区域の一体性等から区域割を検討。大阪市域
は都市機能や規模等について実態として一つの都市計画区域を形成していることから、
単体で区割りした
【改訂プロセスの相違】
・大阪市ブロックのプロセス
→大阪市がたたき台を作成し、それをベースに協議・調整を重ねているが、最
終的には市の意向も尊重してとりまとめ
・残3ブロックのプロセス
→大阪府が原案を作成し、それを元にブロック会議で各市町村と議論しつつ取りまとめ
◆個別分野:都市計画1-2~人口集中地区の推移~
人口集中地区面積と人口密度の推移
府内人口の
83.8%が存住
●昭和30年代から急激に宅地化が進み、大阪市域を大
きく越えて都市が拡大
市街化区域
面積の94.5%
府内人口の
95.2%が存住
)
㎢
面
積
㎢
( )
( /
人
口
密
度
人
市街化区域
面積の68.9%
【人口集中地区の広がりの推移】
土地利用の推移(S55を1とした場合)
S35年
H2年
H17年
◆個別分野:都市計画1-3~郊外ニュータウンの開発状況(面積50ha以上)~
●人口集中地区の広がりと同様に、大阪市外延部にまで宅地開発が進展
№
建設着手年
地区名
面積(h a )
1
昭和3 1 年
五月ヶ丘
2
昭和3 2 年
香里
53
3
昭和3 3 年
向ヶ丘
4
昭和3 5 年
千里ニュータウン
5
昭和3 7 年
第2 ・3 羽曳野ネオポリス
82
6
昭和3 7 年
東豊中
69
7
昭和3 7 年
安岡寺
53
8
昭和3 7 年
金岡東
138
155
75
1 ,1 6 0
9
昭和3 8 年
日吉台
10
昭和4 0 年
金剛
11
昭和4 0 年
泉北ニュータウン
12
昭和4 2 年
ときわ台
13
昭和4 2 年
楠葉
14
昭和4 2 年
狭山ニュータウン
70
15
昭和4 3 年
鶴山台団地
78
16
昭和4 3 年
船場繊維団地
85
17
昭和4 5 年
イトーピア長野
62
18
昭和4 5 年
第2 阪南ネオポリス
19
昭和4 5 年
光明池
128
20
昭和4 5 年
昭和台
121
21
昭和4 5 年
南花台
92
22
昭和4 6 年
東能勢吉川
68
23
昭和4 7 年
狭山N T
92
24
昭和4 8 年
南海熊取ニュータウン
25
昭和4 8 年
金剛東
26
昭和4 9 年
東ときわ台
59
27
昭和5 2 年
阪急(池田)伏尾台
76
28
昭和5 3 年
二色の浜パークタウン
51
29
昭和5 5 年
東急美原N T
76
30
昭和5 5 年
清美台
31
昭和5 5 年
美加の台
32
昭和5 7 年
北大阪ネオポリス
33
昭和5 8 年
田原
34
昭和5 9 年
新光風台
82
35
昭和6 0 年
さくら坂
65
36
昭和6 2 年
高槻・阿武山
54
【郊外ニュータウンの状況
(面積50ha以上)】
55
216
1 ,5 5 7
51
100
56
73
231
73
149
59
127
*住宅まちづくりマスタープラン
に選定されている箇所
◆個別分野:都市計画1-4~駅勢圏の人口集積状況~
●人口集中地区の広がりや郊外ニュータウンの開発状況に符合するように鉄道ネットワークの整備が進展
●鉄道駅勢圏は、ほぼ府域全体に広がっており、駅勢圏(半径1㎞)以内に人口の約80%が集中
【駅勢圏(半径1km)の人口集積状況】
100%
90%
面積1k㎡当たり
路線延長(キロ)
鉄 道 路 線 の 密 度
※新幹線を除く
0.50
0.45
0.40
0.35
0.30
0.25
0.20
0.15
0.10
0.05
0.00
1.5%
26.0%
5.2%
11.5%
4.8%
4.0%
14.7%
16.8%
83.3%
80.5%
79.2%
80%
70%
60%
50%
40%
72.5%
30%
東
京
都
大
阪
府
神
奈
川
県
千
葉
県
愛
知
県
埼
玉
県
福
岡
県
香
川
県
三
重
県
京
都
府
20%
10%
0%
可住地面積
1k㎡当たり駅数
北部大阪 東部大阪 南部大阪
127万人 170万人 193万人
鉄 道 駅 の 密 度
0.60
駅勢圏内
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
東
京
都
大
阪
府
神
奈
川
県
京
都
府
愛
知
県
奈
良
県
兵
庫
県
福
岡
県
三
重
県
広
島
県
バス停圏
計
バス外
◆個別分野:都市計画1-5~他都市の都市計画区域の状況~
愛知県の都市計画区域
【概要】
・愛知県は6つの都市計画区域を設定
・区域割は市町村合併や広域化する生
活圏などを考慮
・名古屋都市計画区域には政令市であ
る名古屋市と周辺市町村が含まれている
神奈川県の都市計画区域
【概要】
・神奈川県は地形をはじめ、人、モノ、情報の集
積と流動状況などを考慮して、5つの都市圏域
を設定
・「川崎・横浜都市圏域」は川崎市、横浜市の
2つの政令市で形成
・「県央都市圏域」は政令市である相模原市を
含む8市町村で形成
・なお、神奈川県の都市計画区域は単独(個
別)都市計画区域であり、区域ごとに都市計
画区域マスタープランを策定
◆個別分野:道路2-1
区分
大阪府
◆都市整備中期計画案(H23.11メ
ドに策定作業中)
◆重点整備路線(H14.2、
H16.12)
◎“成長と活力の実現”“安全と安心の確
保”“都市魅力の向上を目標に掲げ、取組
むべき内容をとりまとめ
◎都市計画道路で、事業着手後10年を
経過し、用地買収及び道路整備が完了し
ていない道路で、用地買収率が90%以上
の路線などについて、早期供用を目指す路
線を「完了期間宣言路線」として公表
≪重点化の視点≫
・物流の効率化や府民の安全安心の暮らし
を支える、早期事業効果発現など観点から
道路整備を重点化
≪重点化の視点≫
・「完了期間宣言路線」の事業を重点的に
実施し、一定期間内に整備を完了
概要
連携・調整の状況
大阪市
<大阪府>
・中期計画案の検討に当たり、大阪市及び
堺市と接する道路について進捗状況や今後
の見通しなど情報交換を実施(H22.6)
(大阪府は広域的視点から幹線道路を整
備)
・重点整備路線を独自で公表
(大阪市は幹線道路と生活道路の両方を
整備)
堺市
◆堺市の交通ビジョン(H20.6)
◎市民・子ども・産業・まちが元気で、堺が
将来にわたり発展を続けるためには、時代の
変化を的確に捉えて、市政のあり方を変革
していくことが必要。 そのため本市では、本
プランを今後の変革に向けた都市経営の基
本戦略と位置付け
≪重点化の視点≫
・高速道路網強化による交通アクセスの強化
・放射・環状のネットワークの形成に資する道路
整備
・交通ビジョン策定に当たって、「みちづくり懇
話会」を立上げ。府もそのメンバーに参画し、
調整を図った
*阪神都市圏高速道路等の一体的運営によるミッシングリンクの解消や高速道路料金の統一化にあ
たっては、国への制度提案などにおいて、関係自治体(大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、堺
市)が連携
◆個別分野:道路2-2~道路管理の現状~
種別
運営主体・道路管理者
道路の区分
高有
速料
道道
路路
ネクスコ
高速自動車国道
阪神高速
府道、市道
公社
国道、府道、市道
延長
〔km〕
路線数
5
120
10
140
7
24
高速道路・有料道路 計 〔①〕
国
管理体制
284
1%
10
222
1%
国道事務所+4出張所
198
1,535
8%
7土木事務所
一般国道(指定区間外)
15
328
主要府道
46
663
一般府道
137
544
11,865
3,849
20%
6
63
2%
主要府道
14
115
一般府道
14
68
主要市道
14
95
一般市道
11,817
3,508
18%
2,038
11%
2
14
1%
35
192
9,817
1,832
10%
11,409
59%
19,033
99%
19,317
100%
一般国道(指定区間)
府
一
般
道
路
シェア
大阪市
一般国道(指定区間外)
堺市
一般国道(指定区間外)
府道(主・一の内訳不明)
市道(主要市道なし)
市町村(政令市を除く)
一般道路 計 〔②〕
合計 〔①+②〕
7工営所
3地域整備事務所
41市町村
速 道 路 網 図
◆個別分野:道路2-3~京阪神の高速道路のミッシングリンクの状況~
●京阪神都市圏の高速道路は渋滞が多発。効率的、円滑な社会経済活動に支障が生じている
【京阪神の高速道路のミッシングリンクの状況】
新名神高速道路
路
道
阪
京
二
第
名神湾岸連絡線
淀川左岸線
淀川左岸線延伸部
大阪都市再生環状道路
大阪湾岸道路西伸部
大和川線
ミッシングリンク
凡 例
供
事
用
業
区
中
区
間
間
ミ ッ シ ン グ リ ン ク
◆個別分野:道路2-4~大阪都市再生環状道路の概要~
●府市で高速道路ネットワーク整備にかかる戦略や方針が異なり、淀川左岸線と大和川線は同時期に事業着
手しているが進捗に差。また、ミッシングリンクである淀川左岸線延伸部の事業化に向けた手続きが進まず、ネット
ワーク化のメドが立たない
●大阪都市圏の高速道路は、NEXCO、阪神高速、道路公社により、それぞれ管理運営が進められており、
利用者目線のサービス提供が十分でない
淀川左岸線延伸部 L=約9km
淀川左岸線(1期2期) L10.0km
阪高施行区間
L=5.7km
平成24年度末完成
阪高・大阪市施行区間
L=4.3km
平成32年度末完成
ミッシングリンク
開通済区間
L=1.3km
【大阪都市再生環状
道路の概要】
阪高施行区間
L=5.4km
阪高・府・堺市施行区間
L=4.3km
大和川線 L=9.7km
H26年度末完成
うちH24年度部分完成(L=0.6km)
◆個別分野:道路2-5~都市圏高速道路の料金体系~
●料金体系が整備主体毎に決まっており、利用者にとっては複雑でバラバラ
箕面有料道路
西宮山口東
中国自動車道
距離料金
名神高速道路
距離料金
・東京外郭環状道路道と同等のエリア内に
3事業者3料金体系(8種)が混在
(首都圏は東京外環道の内側は、
ほぼ同一事業者同一料金体系)
池田木部
池田
第二京阪道路
区間料金
【都市圏高速道路の料金体系】
西線
500円
・同じ距離を利用しても、区間により異なる料金
(例)
府庁(法円坂IC)~豊中(豊中北IC)
距離:15.2km/料金:700円
府庁(森ノ宮IC)~寝屋川(寝屋川南IC)
距離:14.6km/料金:1,550円
国道1号
(守口)
芦屋
武庫川
摩耶
尼崎東
加島
森小路
西宮浜
六甲アイランド北
・同じ起終点でも、ルートにより異なる料金
(例)
府庁~京都 (距離:約45km)
名神ルート ・・・・・・・ 2,000円
第二京阪ルート ・・・ 2,850円
近畿自動車道
均一料金
高井田
鳴尾浜
第二阪奈道路
東線
700円
第二阪奈
(水走)
北港西
天保山
南港北
玉出
駒川
凡
松原
西名阪道路
均一料金
大浜
阪神高速道路
国道26号
(堺) 阪和自動車道
均一料金
高
速
道
路
堺泉北有料道路
助松
泉大津
南阪奈有料道路
南阪奈道路
区間料金
地方有料 道路
未
南線
500円
着
手
例
東
線
南
線
西
線
距 離 料 金
均 一 料 金
区 間 料 金
◆個別分野:道路2-6~都市計画決定の不整合~
適
用
淀川左岸線 延伸部(約9㎞)
新御堂筋~近畿道
○府は広域的に効果の高い都市施設として早期都市計画決定を目指しているが、市は事業費負担の問
題から都市計画決定に慎重
※平成23年度までは本路線の都市計画決定は府。H24年4月以降は分権により大阪市域は大阪市決
定。門真市域は府決定となる
大和川線 第一JCT部の都市計画
○阪高大和川線と阪高堺線を結節する大和川第一JCT部において、堺市側は、平成7年に都市計画
決定されているが、大阪市側は未決定
【淀川左岸線延伸部と大和川線第一JCTの都市計画決定】
淀川左岸線延伸部
未都計
大和川第一JCT
大阪市境界で都市計
画が不整合
【大阪市側】
・都市計画が未決定
【堺市側】
・大和川線本線と同時
に都市計画決定済
◆個別分野:道路2-7~広域緊急交通路の耐震対策の状況~
●大阪府は、平成19年度までに広域緊急交通路(重点14路線)の橋梁耐震対策を完了
●大阪市は一部未完了(例:大阪高槻京都線の長柄橋など)
長柄橋
豊里大橋
新十三大橋
新淀川大橋
■広域緊急交通路(重点14路線)の耐震対策状況
橋梁数
国(直轄国道)
24
管理延長
(m)
7,432.8
進捗状況
H23年度 完了予定
大阪府
168
26,903.2
H19年度 完了済
大阪市
86
13,578.9
一部未完了
堺市
7
486.6
完了済(府が整備後、引き継ぎ)
◆個別分野:道路2-8~特殊車両通行規制の状況~
●大阪臨海部から北部大阪への主要ルートで物流活動円滑化のための「重さ指定道路」のミッシングリンクが存在
【「重さ指定」道路のミッシングリンク(例)】
適
国道423号(市境
~梅新東交差点)
(主)大阪池田線
(市境~国道2号)
用
・市は大阪都心部における大型車の市内流入排除
(都市環境保全)のため「重さ指定」をせず
(淀川左岸線Ⅱ期の早期完成は都市環境保全
に効果的)
◆個別分野:港湾3-1
区分
概要
連携・調整の状況
大阪府
大阪市
◆今後の府営港湾戦略(H23年度末策定予定)
◆大阪港港湾計画(H18.12)
◎港湾法の改正を受け、府営港湾においても経営民営化に
係る課題整理や、大阪湾における府営港湾の役割分担、将
来の湾内港湾の経営一元化の課題整理などを行い、中長期
的な戦略を策定
◎大阪都市圏の経済活動や安定した市民生活を支える都市
型港湾として、物流・交流・環境・安全の4つの機能が調和した
魅力あるみなとづくりを推進するため、平成20年度後半を目標
年次として、港湾計画を改定
≪検討のねらい≫
・経営の民営化~行政主導から民間主導へ~
→利用料金の低廉化
・経営・運営の一元化~スケールメリットを活かす~
→利用料金の更なる低廉化、利用者サービスの向上
≪港湾計画の方針≫
・物流:国際競争力の強化と港湾機能の再編・集約
・交流:観光交流の場としての魅力向上と臨海地域の活性化
・環境:港湾環境及び都市環境の保全
・安全:防災機能の充実
・現時点では、大阪市をはじめ兵庫県及び神戸市と連携・調
整して戦略を策定する予定はない
⇒府は府営港湾の成長・発展の視点から、阪神港における大
阪・神戸両埠頭会社の経営統合を見据え、府営港湾の経営
民営化の検討をすすめる
・大阪港の管理者である大阪市長が港湾法に基づき、港湾計
画を改定
*大阪湾諸港の一開港化や阪神港の国際コンテナ戦略港湾の選定にあたっては、4港湾管理者
(大阪府、大阪市、兵庫県、神戸市)が連携
◆個別分野:港湾3-2~大阪湾の管理の現状~
●湾奥部には国際戦略港湾の神戸港及び大阪港、国際拠点港湾の堺泉北港、重要港湾の尼崎西宮芦
屋港が相接している
●これらを大阪府、大阪市、兵庫県及び神戸市の4者が港湾管理者となって、それぞれ港湾の管理運営を
行っている
【大阪湾の管理の現状】
港湾
管理者名
国際戦略
港湾
国際拠点
港湾
重要港湾
大阪府
ー
1
(堺泉北
港)
1
(阪南
港)
(淡輪、深
日、尾崎、
二色、泉佐
野、泉州)
大阪市
1
(大阪
港)
ー
ー
ー
1
(尼崎西
宮芦屋
港)
地方港湾
6
7
(岩屋、淡
路交流の翼、
浦、津名、
洲本、古茂
江、由良)
兵庫県
ー
ー
神戸市
1
(神戸
港)
ー
ー
ー
ー
ー
ー
1
(大川)
和歌山県
大阪湾
◆個別分野:港湾3-3~港湾別コンテナ貨物取扱量ランキング~
●急増するアジア諸港のコンテナ貨物取扱量。一方で日本の港湾の地位は相対的に低下
出典:平成22年3月9日 交通政策審議会第37回港湾分科会資料
◆個別分野:港湾3-4~コンテナ貨物取扱量の推移~
●コンテナ貨物取扱量について、世界・アジアの港湾と日本の港湾では、大きな隔たりがある
千TEU
【コンテナ貨物取扱量の推移】
世
界
、
ア
ジ
ア
の
港
湾
日
本
の
港
湾
◆個別分野:鉄道(地下鉄)4-1
【分野:鉄道(地下鉄)】
≪H16近畿地方交通審議会≫
路 線 名
新規路線
提案状況
地下鉄整
備の考え
方
※太ゴシックは市域内路線
区 間
提案者
採択状況
備
考
地下鉄2号線延伸
大日~鳥飼付近~高槻付近 大阪府
不採択
地下鉄2号線延伸
八尾南~藤井寺付近~富田
大阪府
林方面
不採択
地下鉄3号線延伸
西梅田~大阪空港方面
大阪府
不採択
地下鉄3号線延伸
西梅田~十三
大阪市・阪急
地下鉄3号線延伸
住之江公園~三宝~堺
大阪府
不採択
地下鉄5号線延伸
南巽~弥刀方面
大阪府・大阪市
不採択
地下鉄7号線延伸
門真南~交野方面
大阪府
不採択
地下鉄7号線延伸
大正~鶴町
大阪市
採択
大正区の鉄道利用不便地域に提供
市地下鉄新線整備計画に位置づけ
地下鉄8号線延伸
今里~杭全~湯里6丁目
大阪市
採択
市地下鉄新線整備計画に位置づけ
次期整備路線、市東南部の鉄道利用不便
地域に提供
地下鉄8号線延伸
湯里6丁目~美原方面
大阪府
不採択
敷津長吉線
住之江公園~喜連瓜破
大阪市
不採択
採択
市地下鉄新線整備計画に位置づけ
市地下鉄新線整備計画に位置づけ
〈大阪府〉
・府域全体を考慮した広域交通ネットワークの整備、利便性の向上
〈大阪市〉
・市域の交通不便地で生活する住民の利便性向上及び市域内のネットワーク強化のために地下鉄サービスを提供
◆個別分野:鉄道(地下鉄)4-2~地下鉄の他路線接続状況~
●地下鉄の各路線の両端における接続状況を見ると、広域的な観点で国が関与した東京メトロを含む東京と比べると、大阪
市営は相互乗入の導入率が低く、全く接続の無い路線が多いなど、乗換利便性が低い
【地下鉄の他路線接続状況】
路線両端の接続数と接続率
100%
乗り入れ区間
2(8%)
2
5
75%
(31%)
7
(29%)
接続なし
乗換え
相互乗入
5
50%
8
(50%)
北大阪急行電鉄
大阪市交(1号御堂筋線)
江坂~千里中央
江坂~なかもず
近畿日本鉄道
大阪市交(4号中央線)
長田~学研奈良登美ヶ丘
長田~コスモスクエア
阪急電鉄
大阪市交(6号堺筋線)
天神橋筋6丁目~高槻市(北千里)
天神橋筋6丁目~天下茶屋
南海電気鉄道
泉北高速鉄道
中百舌鳥~難波
中百舌鳥~和泉中央
阪神電気鉄道
近畿日本鉄道
大阪難波~三宮
大阪難波~近鉄奈良
15
25%
(63%)
3
3
(19%)
0%
東京
名古屋
12路線24端
大阪
5路線10端
8路線16端
・ 環状路線である「都営大江戸線」及び「名古屋市営名城線」は路線数にカウントしていない
・ 路線に「支線」がある場合、その端はカウントしていない
・ 東京メトロの「小竹向原駅」及び都営の「泉岳寺駅」でも相互乗入しているが、両端ではないのでカウントしていない。
地下鉄
運営市
札幌市
仙台市
東京
メトロ
東京都
横浜市
名古屋市
京都市
大阪市
神戸市
福岡市
路線数
3
1
9
3
3
5
2
8
3
3
相互乗入箇所
0
0
12
3
0
3
2
3
1
1
◆個別分野:鉄道(地下鉄)4-3~地下鉄の市域外延伸の状況~
【地下鉄の市域外延伸】
10km圏
5km圏
東京都
大阪市大阪市
●各都市とも地下鉄は
運営市の市域内での設
置が大半
●市域が狭い大阪市で
は都心から10㎞圏外へ
の地下鉄延伸が少ない
横浜市
名古屋市
:地下鉄市域外駅
:都心より10km圏外の地下鉄
5 大阪府・市の関係①~問題の所在~
【大阪府自治制度研究会「最終とりまとめ」から】
経済と大都市制度の因果関係を明確に論証するのは困難であり、大阪における運用面での特殊性に起因するところが大きいとも考えるが、
◆府市が常に大阪全体を視野に入れて
政策協調するという関係になっては
いなかったこと
◆面開発の歴史
➤高度経済成長期
大阪市 市域への基盤整備
大阪府 市域外への基盤整備
⇒都市集中の分散に寄与
➤高度経済成長の終焉後
引き続き、区域分断的な
機能分担のもと、基盤整備
⇒負の遺産
◆広域インフラの整備など
阪神高速道路淀川左岸線
なにわ筋線
大阪市営地下鉄
産業政策
◆大阪の発展に少なからず、負の
作用を働かせているのではないか
5 大阪府・市の関係②~問題の所在~
【大阪府自治制度研究会「最終とりまとめ」から】
◆広域インフラの整備
●阪神高速道路淀川左岸線
京阪神さらには中部圏との交流・連携機能の強化に欠かせない淀川左岸線の延伸に
ついて、道路管理者である大阪市の財政負担が多額となることから、府市などで新た
な事業手法を検討する段階に事業がとどまっており、都市づくりに影響を及ぼしてい
るのではないか。
●なにわ筋線
関西各地から関西国際空港へのアクセス機能を強化し、地下鉄御堂筋線の混雑緩和
にも役立つ、なにわ筋線についても、財政負担の割合等、府市間で事業推進のイニシ
アティブが不明確ななか、調査段階に事業がとどまっており、都市づくりに影響を及
ぼしているのではないか。
●大阪市営地下鉄
東京の地下鉄網に比べると、大阪市域の鉄道輸送の主役と言うべき地下鉄と他の鉄
道事業者との相互乗入などの連携が少なく、市域外への路線展開が進んでいない。こ
れまでの「市は市域、府は市域外」という区域分断的な機能分担を超えて大阪都市圏
全体の視点で考えていくべきではないか。
◆産業政策
産業政策の面でも、バイオ、ロボットなどの大阪の強みを活かし、厳しさを増す国
際的な競争に打ち勝っていくためには、大阪都市圏、さらには関西ワイドの視点に
たって取り組んでいくことが必要となっているのではないか。
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