2014年12月号(No.167)
発行:鶴ヶ島市立図書館 https:// www.lib.tsurugashima.saitama.jp
〒350-2223 鶴ヶ島市大字高倉1247番地1
t_roncyan
TEL049-271-3001 FAX049-271-0121(中央図書館)
今年も残すところあとわずか!素敵な本に出会えた一年でしたか?
今年の締めくくりに、図書館職員からおすすめの本をご紹介します!
「地方消滅
東京一極集中が招く人口急減」
増田寛也/編著
中央公論新社
社会科学
334.3 マ
若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結
果、日本は人口減少社会に突入し、地方ではすでに高
齢者も減り始め、大都市では高齢者の割合が増えてい
ます。子どもを生み育てられる社会へ変わるための戦
略を考える一冊。巻末の「将来推計人口」も必見です。
「天狗ノオト」
田中彩子/作
理論社
ティーンズ
タナ
「天狗ニアフ」と祖父が遺した日記から、小学
6年の保たちが天狗の世界に引き込まれていきま
す。人間の現実の世界と天狗が住む山の異界の境
目を行き来する不思議な物語です。主人公が小学
生ですが、児童書というより大人が充分楽しめる
作品です。
「日本中世合戦史の研究」
新井孝重/著
東京堂出版
地域資料
L200.6 ア 21
地域資料の選定は、書店で現物を見たり、書誌情
報の内容からキーワードを決めて購入伺いして受
け入れます。本書も、「内乱期高麗氏の厭戦意識」
と「戦国期北武蔵の戦乱」の2件が目的でしたが、
図らずも「戦国土豪内田氏の系譜」というきわめて
デリケートな内容を明快に述べている著者の資料
採訪の細かさに感服しました。
「親の家を片づける実践ハンドブック」
主婦の友社/編
主婦の友社
高齢者と暮らし
367.7 オ
高齢の親を持つ人々の共通の悩みのひとつが、家
の中を片づけられないこと。物を捨てることに罪悪
感を持つ世代ゆえ、説得するのも一苦労です。親子
の良い関係を保ちつつ、プライドを傷つけずに納得
して物を減らしてもらうためのヒントが詰まってい
ます。
「アイスクリームの皇帝」
柴田元幸/選・訳
河出書房新社
きたむらさとし/絵
読み物
931 ア
名翻訳家の柴田元幸が選び抜いた英米詩を、英
語・日本語の対訳でたっぷり味わうことの出来る、
大人の絵本。
難解な詩も多いけれど、センスがいいチョイスな
ので、雰囲気で流せる。きたむらさとしの絵が詩と
ぴったりで、とってもお洒落!
英語がわからなくても十分楽しめるけど、わかる
人なら倍楽しめるかも。
「見てしまう人びと」
オリヴァー・サックス/著
早川書房
自然科学
大田直子/訳
493.7 サ
幻覚は、薬物中毒や精神疾患でなくとも、多種多様な原
因でおこる「正の」現象で、昔から伝わる不思議な伝承や
芸術、神事なども、幻覚体験に起因するのではないかと思
わせるものがたくさんあります。自分は霊感が強いと思っ
ているあなた、それは幻覚ではありませんか?
「トラウマティック・ブレイン」
橘とも子/著
SCICUS
読み物
916 タチ
16歳の時に暴走自動車に激突されるという大事故に遭っ
た著者は、かろうじて一命をとりとめるも、極めて深刻な‟高
次脳障害”とともに生きていくことを余儀なくされます。絶
望的な心身の苦痛に打ち勝ちながら強く生きていく彼女の姿
勢に大きく心打たれるものがありました。高次脳障害によっ
て心身が大きく変化していくさまを、並ならぬ努力の末に医
師となった自身がつづった作品です。
「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」
渡邉格/著
講談社
ビジネス
673.7 ワ
岡山県の山の中にある一軒のパン屋「タルマーリ」。だ
が、この辺境の地へと赴くパン好きが後を絶たない。私
も一度だけ食べたことがあるが、涙をこぼすほど感激し
た。著者は会社を辞めてパン屋になろうと、資本の論理
が支配する世界の外に出たつもりが、まちのパン屋で働
くことで「腐らない」お金が生み出す資本主義の矛盾を
痛いほどあじわう。そして今まで一度も本を手に取った
ことのなかったマルクスとの出会い。お金中心の「腐ら
ない」経済から発酵を繰り返す「腐る」経済へ。経営理
念は利潤を出さないこと。田舎の片隅でこの「不思議な
パン屋」が起こした静かな革命が、いつか日本を変えて
くれるかもしれない。
「石井桃子のことば」
中川李枝子・松井直・松岡享子・若菜晃子ほか/著
新潮社
読み物
「大人になってから
支えてくれるのは
910.2 イシ
老人になってから
あなたを
子ども時代の『あなた』です」とい
うことばに、今の自分を支えているのが子ども時代のさ
さやかな思い出の数々なのだと気が付くとともに、子ど
もたちと接する仕事の重みと喜びを感じました。
「八月の六日間」
北村薫/著
角川書店
読み物
キタ
仕事の疲れと私生活のどんよりとした不調、それで
も肩ひじはっていたわたし。そんなとき同僚が言った。
「山へ行きませんか?」
以来、まとめて休みがとれると山へ行く。リュック
に持って行く物をひとつひとつつめる。一歩一歩登っ
ていく。出会うのは…。
「アイスプラネット」
椎名誠/著
講談社
ティーンズ
シイ
「僕」の家には写真家の叔父「ぐうちゃん」が居候していて、
世界を旅した体験談を聞かせてくれる。でもその話はデタラメ
にしか思えない。「僕」は次第に叔父を避けるようになり・・・。
児童向けに書かれた物語ですが、掲載された「ぐうちゃんの
撮った写真」は著者自身が各地で撮影したものであり、冒険
エッセイの趣もあります。
「ヤナの森の生活」
ヤナ/著
ケイコ・フォレスト/訳
WAVE 出版
読み物
93 ヤナ
フランス人の女性ヤナが旅の末辿り着いたのは、ハワイ島だった。
自ら森を作り、森と一体化した壁も屋根も電気もない暮らしを紹介
するこの本は、ヤナの生活のようにとてもカラフルで、豊かな世界
を見せてくれます。
「大おばさんの不思議なレシピ」
柏葉幸子/作
偕成社
児島なおみ/絵
よみもの
カシ
「まるでなにかに呪われている」くらいに
不器用な美奈は、大おばさんが残したレシピ
ノートに挑戦します。
実はこのノートのレシピを作りはじめると、
不思議の世界へワープしてしまうのです。
おせっかいで負けず嫌いな美奈がおくる、4
つのレシピをめぐる4つの冒険。
「エコー・メイカー」
リチャード・パワーズ/著
新潮社
読み物
黒原敏行/訳
93 パワ
現代アメリカ文学の最高峰、天才パワーズの代表作
です。私たちの日常から遠く離れた地での出来事なが
ら、そこで起こる姉と弟の物語は、国や人種を越えて
魂の奥深い場所に直接響いてくるのです。静かに心揺
るがす物語です。
「インコがやっぱり、いちばんかわいい!」
只野ことり/編著
日本文芸社
住宅・園芸・ペット
646.8 タ
インコと飼い主の数だけ出会いのストーリーがあり
ます。出会いはいつも突然だったり、オス・メスで性
格が違ったり、なぜ机の上に置いてある物を落とすの
か?など。インコの飼い主の気持ちがもっとわかっち
ゃいます!かわいいイラストとほっこり4コマ漫画で
楽しく読める一冊です。
「本へのとびら―岩波少年文庫を語る」
宮崎駿/著
岩波書店
しらべる
909 ミ
大切な本が一冊あればいい。児童書は「生まれ
てきてよかった」と子供に送るエールだと熱く語
る著者。珠玉の作品たちへの愛情あふれる紹介文
には大人の心をも揺さぶるものがあります。良質
な物語と出会うなら、この中からもオススメ!
中央図書館
月
12・1月行事予定
日
行 事 名
12月5日(金)、19日(金)
主
講座「東海道中膝栗毛」を読む
催
青葉の会/
1月9日(金)、16日(金)
鶴ヶ島市立図書館
12月23日(火)
クリスマスおはなし会
1 月10日(土)
人権問題講演会
共催
鶴ヶ島市立図書館
鶴ヶ島市(共催:教育委員会)
1 月24日(土)~25日(日)
市内小中学校 図工・美術展覧会
1 月31日(土)
図書館情報活用講座
鶴ヶ島市教育研究会
鶴ヶ島市立図書館
*展示は、中央図書館の休館日にはご覧いただけません
中央図書館の開館日とおはなし会の予定
12 月
日
開館時間:午前9時30分~午後6時
は休館日
1月
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
4
5
6
14
15
16
17
18
19
20
11
12
21
22
23
24
25
26
27
18
28
29
30
31
25
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
7
8
9
10
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
26
27
28
29
30
31
おはなし会
毎週日曜日11時から
かみしばいの会
第2・4土曜日11時から
あかちゃんとおかあさんのためのおはなし会(0~1歳向け)
第1金曜日11時から
※1月は9日(金)に実施します
ぴよぴよタイム(1~3歳向け)
第3木曜日11時から
おはなしの小箱(主に素話)
第3土曜日11時から
わらべうた
第4火曜日11時30分から
分室の開館日とおはなし会の予定
東分室(水・金・土・日曜日)
西分室(水・木・土・日曜日)
南分室(水・金・土・日曜日)
おはなし会
開館時間:午前10時~午後5時
毎週金曜日11時から
にこにこあかちゃん(あかちゃん向け)第2水曜日10時30分から
おはなしランド
(幼児向け)
第2・4木曜日11時から
おはなし会(あかちゃん向け)
毎週金曜日11時から
おはなし会(小さな子~小学生向け) 毎週日曜日10時30分から
北分室(火・金・土・日曜日)
おはなし会(小さな子向け) 第1・3・5金曜日11時15分から
富士見分室(火・木・土・日曜日)
おはなし会
毎週木曜日11時から
大橋分室(火・木・土・日曜日)
おはなし会
毎週木曜日11時15分から
ダウンロード

今年も残すところあとわずか!素敵な本に出会えた一年でした