小児未承認薬問題解決のための目標
1.小児のための治験環境整備
治験内容に小児への適応が含まれている場合、当該薬品に関す
るメーカーの専売権(成人を含めて)を強化・期間延長等の優
遇措置を講じる.税を軽減する.
小児科学会、小児臨床薬理学会など医療担当側は、「小児臨床
治験ネットワーク(仮称)」を設立して、小児治験が円滑・迅
速に進むよう取り組む.
小児未承認薬問題解決のための目標
2.治験申請時
申請メーカーには、小児にも必要な薬品であるかどうか明示さ
せる.
「不必要」とする場合、その理由を明示させる.
厚生省は、申請案件の小児治験要否を関係専門家組織(日本小
児科学会など)に諮問し、その結果によって小児治験の要否を
決定し、そのようにメーカーを指導する.
小児未承認薬問題解決のための目標
3.治験方法
治験・適応拡大のための実施要綱において、小児治験の特性を
認める.
成人と小児で適応が同一の場合、成人データを小児に外挿
することを可とする.
既存文献を審査して、適格な薬品は添付文書に小児適応を
加える.
これからの小児担当学会の課題
「小児臨床試験ネットワーク」を学会から発案して、医薬安全
局・製薬メーカーと相談し、いずれは「財団」に作り上げてゆ
くことは、小児治験の将来に向けた基礎を作るうえで必要な事
業のひとつではないか.
これからの臨床試験の課題
これからの臨床試験はICH-GCPに準拠する.
米英の水準に追いつくためには抜本的努力を必要とする
.
臨床試験の科学性は徹底的に追及する必要がある.
プロトコールの設計(計画)、症例数、生物統計専門家の参加、優秀な臨床
機関のリクルート、他施設共同臨床研究グループの組織化など.
臨床試験のインフラストラクチャーを確立することが急務である.
治験事務局(製薬メーカー、施設)の整備
⇒臨床試験支援業務
施設治験事務局への治験資金の確保
CRC(clinical research coordinator)の確保
⇒医師の治験業務を分担
生物統計専門家の育成
小児臨床試験に内在する困難な課題
•
インフォームド
コンセント
•
placebo controls
•
ボランティア
•
採血回数と採血量
リクルートの是非
子どもの医薬品ーこれからの課題
• プロトコールの設計(計画)
• 症例数
• 生物統計専門家の育成
• 優秀な臨床機関のリクルート
• 他施設共同臨床研究グループの組織化
• 施設治験事務局への治験資金の確保
• CRC(clinical research coordinator)の確保
⇒医師の治験業務を分担
新生児未承認薬の効能別分類
n
慎重投与 安全性 記載なし 投与しな
未確認
いこと
11
14
44
2
蘇生用緊急薬剤
呼吸器系
強心剤
血管拡張剤
利尿剤
PDA治療剤
抗痙攣剤
脳浮腫治療剤
鎮静筋弛緩剤
抗生剤、化学療法剤
抗ウイルス剤、抗真菌剤
輸液栄養剤
消化器系薬剤
血液作用薬剤
ステロイド剤
3
2
0
2
1
0
0
0
0
1
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
4
3
1
0
3
1
0
1
4
5
2
1
6
1
1
9
1
1
4
5
3
1
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
禁忌
計
2
73
0
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
4
4
4
7
3
3
6
1
3
14
4
4
4
8
4
なぜ新生児の医薬品は放置されてきたか
•薬の市場として新生児は規模が小さく、製造業者にとっては
臨床試験を実施しようという経済的動機が乏しい。
•国の審査当局に小児専門学会、専門医の意見が反映されにくい。
•関係する学会もこの問題に有効な働きかけができていない。
•新生児の臨床試験は実施しにくい。
•臨床試験を実施する効果的な仕組みもない。
日本のこれからの課題
添付文書記載の必要性を明示
→新生児に処方される医薬品の実態調査
科学性の確立
→新生児臨床薬理学研究施設の拡充
→小児臨床試験ネットワーク設立
製薬メーカーの責任とインセンティブ
→社会・学会・行政からの要請と指導
→企業として取り組める環境作り
小児医薬品承認ガイドラインの作成
→GCPに準拠しつつ、小児用医薬品の認可条件
を確立する
米国議会
NIH
NICHD
厚生省
FDA
研究費
研究費
製薬企業
小児科学会
AAP
小児臨床薬理研究ネットワーク
Pediatric Pharmacology
Research Network(PPRN)
1994TTTTTTTTTTTTTTTTTTTT
Pediatric Pharmacology
Research Units
臨床側の課題 ー小児医薬品に科学性を求めてー
臨床側の小児臨床試験受け入れ体制の構想
小児医薬品臨床試験ネットワーク
国
運
営
費
コーディネーティング センター
中央測定ラボ
臨床試験施設
IRB
治験責任医師
臨床試験ナース
製薬企業
¥/人
運営委員会
コーディネータ
生物統計センター
Pediatric Pharmacology Research Network(PPRN)
事業の最終ゴール
1. To provide the clinical data on new drugs and drugs
already on the market that are necessary for U.S. Food
and Drug Administration approval for use in children.
2. To investigate the pharmacology of new molecular entities
and biopharmaceuticals for use in children.
Pediatric Pharmacology Research Network(PPRN)
• The mission of the PPRU Network is to facilitate and promote
pediatric labeling of new drugs or drugs already on the market.
• In this process the Network strives to foster cooperative and
complementary research efforts among academia, industry, and
health professionals.
• The overall goal of the PPRU Network is the safe and effective
use of drugs in children.
Pediatric Pharmacology Research Network(PPRN)
• Conducts studies on the pharmacokinetics and
pharmacodynamics of drugs in children.
• Provides a locus for pre- and post-marketing clinical trials in
children conducted by pediatric clinical pharmacologists in
collaboration with the pharmaceutical industry and contract
research organizations.
• Serves as an advisory body to the pharmaceutical industry,
regulatory agencies, health professionals and the public on the
appropriate use of drugs in children.
Pediatric Pharmacology Research Network(PPRN)
1. Network Steering Committee
Principal Investigators, NICHD プログラム・コーディネータ, FDA委員
プロトコール作成・実施、 論文発表、ネットワーク運営
2. Advisory Board
CDER-FDA, AAP薬事委員会、臨床薬理学会小児科委員、製薬協
3. Data Safety and Monitoring Committee
非治験臨床試験で機能
4. Utilization Review Committee
PPRNへの参加要件 (1)
1. 小児病院又は同格施設、十分な小児年齢患者数があること
2. 施設内の各科の協力があること
3. 施設の主任研究者は実績のある小児臨床薬理専門家であること
4. GCP実施施設であること
5. 小児臨床薬理研究施設(GLP準拠)を有すること
6. 臨床試験実施に際してのdata management systemを提示すること
PPRNへの参加要件 (2)
7. 基礎・臨床のPK/PD研究、小児臨床薬理研究を実施できる能力の
提示
8. 小児医薬品評価研究テーマをPPRNへ提示できること
9. PPRN network 臨床試験に参加すること
10. 小児臨床薬理、小児臨床試験実施の研修プログラムの提示
(看護婦、薬剤師 etc の研修内容の詳細)
Pediatric Pharmacology Research Unit (PPRU)
1. 主任研究者 Principal Investigator (PI)
小児科に対するPPRU患者の最終責任者
2. 臨床サイト PPRU自身が入院ベッドと外来を持つことが望ましい
3. 研究室
実験・測定設備、データ解析. Technician.
4. Nurse Coordinator, Research Nurse PPRUに最重要
研究計画の実行中枢.データ収集 etc
5. Patient Recruiter
6. 共同研究者= 臨床薬理学専門家 (or in training)
小児科医、Pharm. D.(臨床薬理学Ph.D.)
7. Data Coordinator
データ管理とPPRNへの報告(重要)
8. 薬局
PPRUとの協力関係
PPRUに供与されるNIH研究費
研究費
NIH研究費は5年契約で人件費、経費、その他
Max: 30万ドル(3500万円)/年
管理費
時間
給与
主任研究者 (PI)
25%
25%
秘書
25%
25%
消耗品、コピー、電話、旅費(PI, 共同研究者、Nurse Coordinator)
研究室
Director
Technician
25%
30%
25%
30%
実験・測定設備費は本来施設の負担. +5万ドル/5年まで
Research Nurse
臨床薬理学専門家
Data Coordinator
100%
50%
25%
100%
50%
25%
日本未熟児新生児学会
新生児臨床薬理ネットワーク
国
厚
生
科
学
研
究
費
コーディネーティング センター
測定ラボ
臨床試験施設
IRB
治験責任医師
(臨床試験ナース)
製薬企業
¥/人
運営委員会
コーディネータ
生物統計委員
新生児臨床薬理ネットワーク
日本未熟児新生児学会理事会
国
測定ラボ
臨床試験施設
IRB
共同研究者
(治験責任医師)
(臨床試験ナース)
コーディネーティング センター
運営委員会
コーディネータ
製薬企業
生物統計委員
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スライド タイトルなし - NRN (Neonatal Research Network)