カルチュラル・スタディーズ
K-times 3年 郷大助
2004/11/16
K-times 勉強会
CSの歴史的経緯
■1960年代
バッキンガム大学の現代文化研究センター
(CCCS)による研究がSCのオリジン
⇒労働者階級の文化研究
Ex…読み書き能力の効用(リチャード・ボガード )
■1980年代
アメリカでCSが広まる
⇒フェミニズムやエスニックマイノリティの運動を通じた文化研究
Ex…ハマータウンの野郎ども(ポール・ウィリス)
2004/11/16
K-times 勉強会
CSの学問としての特徴
■カルチュラル・スタディーズの定義はない
⇒学問・資格・教養すら問題化するのがCS
■「文化」を問い直す
■サブカル(大衆文化)への注目
⇒根底にある<他者>を見る目
⇒ハイ・カルチャーに対してのアンチテーゼ
■方法論・フレームワークの輸入
⇒記号論・ポスト構造主義・エスノグラフィ
2004/11/16
K-times 勉強会
CSの「メディア」研究
■1960年代アメリカ
「マスコミュニケーション研究」
⇒「皮下注射モデル」、「限定効果モデル」
⇒ 送り手側に注目した学問
■CSの批判と提案
⇒逸脱・無視を考慮していない
⇒情報の受けて側にも注目するべきである
⇒「読みの多様性」
⇒オーディエンスへの注目
2004/11/16
K-times 勉強会
ホールの Encode/Decode
イギリスの批評家スチュアート・ホールは、コミュニケーションを
エンコーディング・デコーディングという図式で捉えている。
我々の発話=エンコードされた情報は相手によってデコード=解読
される、即ち、デコーディングの局面は様々な政治性と絡み合う受
信者側にとっての新たな意味生成の場である、ということだ。これ
は、ロラン・バルトの「読み」行為に関する見解を反映しているよ
うに思える。バルトも読解行為を読者の新たな物語生成行為として
捉えたのである。この図式で考える限り、コミュニケーションとは
常に送信者と受信者の間の情報のズレから生じる意味生成作用とし
て再定義しなくてはならない。そうすると、情報があたかも相
互に正しく伝達されるという意味での双方向性は、幻想にすぎない
ということになる。
2004/11/16
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ホールの Encode/De-code
彼はまた、コミュニケーションのプロセスには、メッ
セージの構成の瞬間(コード化)から、それが読まれ理
解される瞬間(脱コード化)まで、独自の決定因子とそ
の「存在の諸条件」があると主張した。メッセージの生
産と消費は広範囲の影響によって縦走鉄器に決定される
ことをホールはしたのである。その影響には、使われた
メディアの言説(たとえばテレビにおける映像の使い
方)、構成の際のコンテクスト(ニュース報道の紋きり
型の演習など、視覚的慣習)、メッセージを伝えるテク
ノロジー(たとえばニュース番組が生放送かテレビ録画
かでは意味作用は変わる)などが含まれる。
2004/11/16
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コード
米主要メディアはパウエル国務長官がブッシュ
大統領に辞表を提出したと報じた。後任が承認
されるまで職にとどまるとしており、後任には
ダンフォース国連大使、ライス大統領補佐官ら
の名前が挙がっている。
私たちは、動詞や代名詞、冠詞の使用を最低限
にした世の中に関するメッセージを受信するこ
と、これを即座に報道のコードと認識する。
2004/11/16
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「自然」に感じるコード
ある種のコードは、ある特定の言語のコミュニティや文
化においてあまりにも広く流通し、あまりにも幼いころ
から学習されているために、それが構築されたものー記
号と指示物の分節化の効果ーではなく、「自然に」与え
られているかのように感じ取られるのである。視覚的に
単純な記号ほどこのこのように「限りなく普遍的」な地
位を獲得してきたようである。しかし、一見「自然な」
視覚的コードさえ、じつはある文化的な特殊性を内包し
ていることが立証されている。ただし、これはいかなる
コードも介入していないということではなく、むしろ
コード深く自然化されていることを示しているのだ。
2004/11/16
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コードから分かるもの
■「読みの多様性」の闘争
⇒天安門事件
■メッセージを形成するイデオロギー
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オーディエンス研究
イギリスBBC “Nationwide” のテクスト分析
⇒デコーディングがいかにされるか・デコーディング同士の
交渉から統一への過程を見る
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空間論的なオーディエンス研究
・モーリーの「ファミリーテレヴィジョン」
⇒テクストから社会的プロセス(空間論)へ
家庭内におけるジェンダー・権力構造
2004/11/16
K-times 勉強会
まとめとしてのCSの問題意識
新しいテクノロジーが人々によって生きられ、ある種
の「社会的意味」を産出する抗争の場として編成される
とき、いかなる性質の文化的権力がそこには作動してい
るのだろう。
こうした送り手と受け手との二元論を向こうかするよう
な「メディアすること」が日常的に実践されている現在、
いかなる状況のもとに「社会的意味」をめぐるせめぎあ
いが繰り広げられ、どのような権力を誰が誰に対しても
ち、そしていかなる「社会的げ現実」が立ち上っている
のだろうか。
2004/11/16
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ケータイとCS
~K-timesのmissionとは?~
■個人が「送り手」でもあり、「受け手」でもある
パーソナルメディアであるケータイ
⇒新しい概念・フレームワークの必要性
■ケータイの「文化」とは?
⇒ケータイコミュニティにおける<他者>とは?
■空間論から捉えるケータイメディア
⇒先学期の研究で実践
2004/11/16
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