MBA交流会 講演資料
そめや内科クリニック院長 染谷貴志
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目次
1.卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を踏まえての勤務医の実態
2.勤務医からクリニック開業医への転換の動機
3.クリニックを作るにあたってのコンセプト作り
4.コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成までの現場の道のり
5.(おまけ)いち臨床医からみたMRの姿とは!?
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
前期研修医(卒業後1~2年)
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
全員が病院の中に住み込み
僕が研修医の頃は1年目は二人部屋
24時間体制でポケベルで病棟から呼ばれる
当直はほとんど眠れない
もちろん当直の代休などはなし
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
さあ,問題です.
前期研修2年間で一歩も病棟に足を踏み入れなかった
完全なる休日は何日あったでしょうか?
答え:1年目10日,2年目10日の20日間
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
勤務開始:6:30~7:00
勤務開始:7:30~8:00
土・日
平日
勤務終了:12:00~17:00
勤務終了:21:00~25:00
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
仕事内容
・だいたい15~20人くらいの入院患者の受け持ち
退院後の入院総括の作成
・点滴注射などの処置を行なう(科によっては受け持ち以外も)
・侵襲的な検査の介助・アシスタント
などなどの病棟業務全般を担当
・科によっては研究会などの発表
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
後期研修医(卒業後3~5年)
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
前期研修医の業務に加えて
内科では一般外来を担当
エコーや内視鏡といった,より高度な技術が
必要な検査も担当
研究会,学会発表に加えて論文作成もあり
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
医員になって(卒業後6年以降)
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
後期研修医の業務に加えて
内科では専門外来を担当
エコーや内視鏡といった,より高度な技術が
必要な検査の指導も担当
論文作成は英文のみになる
学会発表に加えて,研修医の教育も
臨床治験分担医師となる
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を
踏まえての勤務医の実態
と,いうことで,
だんだんと皆疲弊していく結果となる.
一生懸命頑張ろうと思うが,歳とともに身体がつ
いていかないという側面も...
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勤務医からクリニック開業医への転換の動機
とは,言っても,まだ疲れてしまうような
年齢ではないですよ,僕は.
念のため.
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勤務医からクリニック開業医への転換の動機
専門医として診療に当たると,今度は逆に一般内科のスキルが
落ちる
もともとgeneral Physicianとして,やっていきたいと思って,大学
を出て虎の門病院に入った
虎の門病院で内科全般を研修して,さらに専門分野である肝臓
領域に関しては,セカンドオピニオンに耐えうるだけの知識を得
ることが出来たと判断
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クリニックを作るにあたってのコンセプト作り
4つのコンセプト
そめや内科クリニックでは、以下の4つの柱をコンセプトにしていま
す
① 患者思考であること
患者さん最重視の医療を提供していきます
・ Noと言わない創造性を持つ
・ マニュアルではなく、理念を共有化
② 常にチャレンジングであること
常に世の中に対し、新しいサービスコンセプ
トを作り出し発信していきます
・ インターネットの活用(HP、ブログ、SNS)
・ クリニックの固定概念への挑戦
(トイレの工夫、白衣の非採用等)
③ ES重視であること
優秀な人材が夢を持って働くことができる
人事・教育・接遇に関するシステムを作ります
④ オープン・かつフラットであること
オープンなかつフラットなコミュニケーション
の場を作ります
・ スタッフとの理念、コンセプトの共有化
・ 目標評価制度の導入(ストレッチゴール)
・ 夢とキャリアを実現できる仕組み作り
・ オープンなクリニックカルチャーの醸成
・ HP・ブログ・SNS等を通じた情報発信
・ 組織体制、ミーティング手法の工夫
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの立地条件
・1階であること
・出来る限り(予算の許す限り)広いスペースであること
・駅もしくはバス停の近く
・出来れば田園都市線がいい
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装
・患者さんがゆったり出来るように待合室を広く
・患者さんの緊張を少しでも減らすように,診察室は
なるべく診察室らしくなく
・トイレはひとつのポイントとして,他のクリニックと差別化を
・患者さんの動線がスムーズに,そしてスタッフの動線が
分かれるように
クリニック内装設計を依頼するのに,4社に頼み,コンペを行なった
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(2)
4社ともに魅力的なプランだったが,結局これまでにクリニック
の設計をしたことがない設計者の案を採用
ポイント
・インドアグリーンを多く置けるリラックスした環境を構築
出来るプランだったから
・フローリング,作りつけの机など,自然らしさを出して,
使っていくうちに味の出るクリニックを目指していたから
・実は,もともと知っている設計士だから,多少わがままを
言えると踏んで
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(3)
ポイント
・待合室のフローリング
・診察室の壁
・受付のカウンター
・トイレの洗面台,便器の選定
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(4)
ポイント
・待合室に置く椅子をはじめとした家具類
・診察室の壁にあう絵,そして統一感のある絵
・クリニックらしくない処置室を目指して
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(4)
ポイント
・待合室に置く椅子をはじめとした家具類
・診察室の壁にあう絵,そして統一感のある絵
・クリニックらしくない処置室を目指して
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▼インテリアコンセプト
内装のデザインに合わせ北欧の温かみがあり、シンプルでフォ
ルムの美しい家具を中心として、皆様に安心して使っていただけ
るようクオリティーの高い商品をセレクトしています。
1、受付-セブンチェア(フリッツ・ハンセン社/デンマーク製)
デンマークのフリッツ・ハンセン社には4つの原則があり
『時代の超越・シンプルさ・機能性・革新』とまさにクリニックに
ふさわしいメーカーです。
その中でセレクトしたのはアルネ・ヤコブセンがデザインした
最も代表的なセブンチェア、製造開始から50年たっても
幅広く愛用されている椅子です。
(ニューヨーク近代美術館永久展示品)
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2、待合室-セッションチェア(マグナス・オルセン社/デンマーク製)
最近の家具は合板の上に薄くスライスした木を張付けている物が主流ですが
デンマークの伝統あるマグナス・オルセン社は無垢材を多用した製品が特徴です。
その中でモダンで開放的な待合室の空間に合うデザインの“セッションチェア”は、
座って頂くとわかりますが見た目とは違う「やさしい座り心地」「温もり」を感じられる
イスです。病院で使用されるイスの中では最上級です。(特別に日本人に合うサイズ
に変更しました)
3、待合室-ソファー(特注品/フレーム・国内製造・生地 ・デンマーク製)
そめや内科クリニックに合わせ、アクタスが特別に製作したソファーです。
特にポイントのクッションには2つ理由があります。
1つはリビングにいるかのような、くつろいだ空間を演出する為です。
もう1つは座っている時や立ち上がる時など「体の支え」として使って頂く為に製作いた
しました。アクタステイスト溢れるソファに仕上がっています。
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4、診察室-モダス ジート(ウィルクハーン/ドイツ製)
ウィルクハーンは専門知識や複雑な操作を必要とせず、誰にでもアジャストし、
人間工学的に正しい姿勢サポートを得られるような椅子を製造しているドイツのメーカーです。
モダスは様々なデザインの賞を受賞していて、今日の人間工学で知り得るノウハウと
エコロジーの理念が集約された革新的な椅子です。今最も注目を集めているオフィスチェアです。
(有名企業の重役やデザイン事務所・外資系オフィスなどで多様。国産メーカーでは味わえない座り
心地。)
5、イスの共通張地-プロシリーズ(クヴァドラ/デンマーク製)
全てのイスに使用されている生地は北欧で最も愛されているテキスタイルブランド“クヴァドラ”
モダンさとシンプルなデザインがほどよくブレンドされているのが特徴です。
診察室・待合室・受付に使用されている“ブルー”は各エリアによってコントラストを変えております。
またソファ、クッションはインドアグリーンとの調和を考え、明るく温かみのある配色にしております。
通常クリニックで使用される生地は“ビニールレザー”が一般的です。これは「汚れに対するメンテナ
ンス」、
「低価格重視」など経営者サイドの理由で選ばれております。しかしそめや内科クリニックは「患者
様重視」がコンセプトであり、あえて上質は生地を選定しました。
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(4)
ポイント
・待合室に置く椅子をはじめとした家具類
・診察室の壁にあう絵,そして統一感のある絵
・クリニックらしくない処置室を目指して
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
版画:笠井正博氏
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックの内装(4)
ポイント
・待合室に置く椅子をはじめとした家具類
・診察室の壁にあう絵,そして統一感のある絵
・クリニックらしくない処置室を目指して
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
クリニックらしくない処置室を目指して
・診察室に置くベッドも,あえてソファベッドにして
ベッドらしくなく
・処置室のベッドも,普通のマットレスのベッドにしました
・残念ながら,注射台とかはそのまま.
脱衣かごはちょっとシンプルなものに.
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コンセプトに基づいて0から作成したクリニック完成
までの現場の道のり
で,結局,完全には完成しない状態で,
2006年4月3日開院.
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(おまけ)いち臨床医からみたMRの姿とは!?
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卒業後11年間働いてきた虎の門病院での勤務を