スリーマイル原発事故の原因と被害
スリーマイル島原発事故の原因
スリーマイル島原発とは??
アメリカ合衆国ペンシルバニア州のサスケ
ハナ川内部の島に作られた加圧水型原子炉
による原子力発電所
ペンシルバニア州サスケハナ川の中にあ
る
事故の引き金となっ
た
二次冷却水給水ポン
プ
加圧水型原子炉
核分裂反応によって生じた熱エネルギーで、一次冷却材である加圧水(圧力の高い
軽水)を300℃以上に熱し、蒸気発生器によって二次冷却材の軽水を沸騰させ、最
終的に高温高圧の蒸気としてタービン発電機を回し、電力を生み出す原子炉
事故の原因(1979年)
①二次冷却水の給水ポンプが故障で停まる
↓
②蒸気発生器への二次冷却水の供給が滞ったため
除熱
ができなくなる
↓
③一次冷却系を含む炉心の圧力が上昇
大量の蒸気が逃げる
④圧力を下げるために加圧器逃し安全弁
が開いた
↓
⑤弁が固着してしまい弁が開いたままに
なってしまったので、大量の原子炉冷却
材が蒸気として逃げていった
↓
⑥加圧器の水位計に蒸気が大量に入り、
加圧器が壊れてしまう
⑦緊急時に制御棒を炉心に全部入れ、核
反応を停止させる)し非常用炉心冷却装
置(ECCS)が自動的に動作した
↓
⑧壊れた水位計をみた運転員が冷却水過
剰だと判断してECCSと一次系給水ポン
プを停止させてしまう
↓
⑨安全弁が2時間20分も開きっぱなし
になってしまい500トンの冷却水が流出
↓
⑩炉心上部3分の2が蒸気中にむき出しと
なり、崩壊熱によって燃料棒が破損した
事故は1979年3月28日午前4時すぎから起こった。
初め二次冷却水の給水ポンプが故障で止まり蒸気発生器への二次冷却水の供給が滞ったため除熱が
出来ないことになり、一次冷却系を含む炉心の圧力が上昇し加圧器逃し安全弁が開いた。このとき
弁が開いたまま固着し圧力が下がってもなお弁が開いたままとなり、蒸気の形で大量の原子炉冷却
材が失われていった。加圧器逃し安全弁が熱により、開いたまま固着してしまったのである。原子
炉は自動的にスクラム(緊急時に制御棒を炉心に全部入れ、核反応を停止させる)し非常用炉心冷
却装置(ECCS)が動作したが、すでに原子炉内の圧力が低下していて冷却水が沸騰しておりボイ
ド(蒸気泡)が水位計に流入して水位を押し上げたため加圧器水位計が正しい水位を示さなかった。
このため運転員が冷却水過剰と勘違いし、ECCSは手動で停止されてしまう。このあと一次系の給
水ポンプも停止されてしまったため、結局2時間20分も開きっぱなしになっていた安全弁から500
トンの冷却水が流出し、炉心上部3分の2が蒸気中にむき出しとなり、崩壊熱によって燃料棒が破
損した。このため周辺住民の大規模避難が行われた。運転員による給水回復措置が取られ、事故は
終息した。
結局、炉心溶融(メルトダウン)で、燃料の45%、62トンが原子炉圧力容器の底に溜まった(当時、
炉心溶融はないとされた)。給水回復の急激な冷却によって、炉心溶解が予想より大きかったとさ
れている。
また、1989年の調査で圧力容器に亀裂が入っている事が判明し、異常事態が更に長引いていたら、
チェルノブイリ原子力発電所事故と同様の規模になっていたと言われている。
炉心溶融(メルトダウン)で、
燃料の45%、62トンが原子炉圧力容器の底にたまった
1989年の調査で圧力容器に亀裂が入って
いる事が判明し、異常事態が更に長引いて
いたら、チェルノブイリ原子力発電所事故
と同様の規模になっていたと言われている
スリーマイル島
原子力発電所事故
被害とその後
事故への対応と被害状況
• 一般緊急事態宣言が出され、10万人を越す周辺
住民が避難
→外部へ放射性物質が大量に放出?
• 放出された放射性物質は0.01~1ミリシーベルト
程度
→住民や環境への影響は軽微
事故の分類と大きさ
分類
• 炉心溶融事故
→想定されている事故の中で最も深刻
大きさ
• 国際原子力事象評価尺度(INES)
→0~7の8段階でレベル5
国際原子力事象評価尺度(INES)
事故からの教訓
• 人的ミスの防止
→安全教育や装置、操作方法などに工夫
その後のアメリカ政府の原子力政策
• 新規原発建設中止
• 原子力発電運転協会(INPO)の設立
→中立的・技術的な立場からプラントの運転
管理状況について評価
今後のアメリカ政府の原子力政策
• 30年ぶりに新規の原子力発電所建設へ
→CO2削減、既存原子炉の老朽化
• 技術革新、規制緩和による原子力発電所の発電
コストの低下
規制緩和の例
今後のアメリカ政府の原子力政策
• 30年ぶりに新規の原子力発電所建設へ
→CO2削減、既存原子炉の老朽化
• 技術革新、規制緩和による原子力発電所の発電
コストの低下
住民の反対活動の懸念
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6. スリーマイルアイランド原発事故