理念
信頼、安心 すべては、患者さんのために
基本方針
1.常に医療資源を効率的に利用し、
医療の質と経済性の調和をめざす
2.チーム医療に取り組み、安全な医療と
快適な療養環境を提供する
3.地域医師と共助し、住民の健康を支え
る病院となる
日本医療機能評価機構認定病院
しゅうしん
http://www.tatebayashikoseibyoin.jp/
2013年4月から、副院長職を拝命いたしました耳鼻科の室井 昌彦です。
大学から当病院に赴任して15年目になります。その前は17年間ほとん
ど群大で医師生活を送っていました。医師になって、32年目ということにな
りますか、ずいぶんたったなという思いです。自分は、耳鼻科一般を生業と
していますが、このたび副院長就任という話を聞いて、びっくりしました。とい
うのも県内で今まで公立総合病院の副院長に耳鼻科医がなったというのは、
室井 昌彦 副院長
聞いたことがないからです。普通、内科、外科、泌尿器科、脳外科などで耳鼻科はなかったと思い
ます。それだけに責任の重さにいまだに戸惑いがあります。
さて、当病院は、皆さん方もご存知のように医師不足が深刻で、何よりこれの改善が喫緊の課題
と思います。院長先生を先頭に医師確保に奔走されておりますが、なかなか良い解決策はなさそう
です。でも自分が館林に来て思うのは、非常に医師間での横のつながりが良く、すぐに相談に乗っ
てくれ、誰もが一生懸命働いているということです。また感じたのは、これだけの少数医師しかいな
いにも関わらず、これだけの患者さんを診療しているのだから、それは大変なことで、疲れないはず
はないということです。
こういう情報が群馬大学の方に入ると「館林は、大変そうだから、行きたくないな」ということにな
り、また医師削減と悪循環になってしまいます。こういった悪循環を断ち切る何かいい方法はないも
のでしょうか。館林も悪くないと思われる病院にしていく必要があるかと思います。館林は、医師だ
けでなく、看護師・技師・他のコ・メディカル・事務職など非常に優秀で勉強熱心で、入院してみれば、
その良さがわかります。
病院も新しくなりますが、問題はその中身です。こういった課題を解決していくのに微力ながらお
手伝いさせていただきたいと思います。「館林っていいよ」と言われる病院、そんな病院になってい
けるといいと思います。今後医療は益々複雑化していき、仕事量は増えるばかりで、これでは疲弊
してしまいます。そこをチームで助け合い乗り切っていけばいいのでは。
では、よろしくお願いいたします。
6月、7月と猛暑が続いています。7月下旬は涼しい時期もありましたが、8月に入ってまた猛暑にな
りました。日本で最も暑い街の館林では、館林厚生病院の耐震化工事が進められています。強い日差
しの下、手で触っていられないほど熱くなった鉄筋や手すり、コンクリートに囲まれながら、全く風の入ら
ないサウナのような地下で、免震装置の取り付けが進められています。作業員の方たちは熱中症に十
分に気をつけながら工事を行っています。
免震装置とは、アイソレータとダンパーという装置で構成されており、これらの働きによって地震によ
る建物の強く激しい揺れを大きくゆったりとした揺れに変え、建物の損傷を防ぐとともに建物内の物が
倒れたり、転がったりするのを防ぎます。
そのため、新しい病院が建設されると地震が起きても患者さんが安全に過ごすことができるだけでな
く、スタッフや医療器機、薬品等の安全も確保できるので、診療を続けることができるようになります。
今後も安全面に注意しながら工事を行ってまいりますので、ご理解・
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
アイソレータ : 建物を支え、激しく強い揺れを大きくゆったりとした揺れ
に変える働きをします。
ダ ン パ ー : アイソレータでは揺れを止めることはできないため、ダン
アイソレータ(鉛入り積層ゴム)
パーが揺れを抑える役割をします。
アイソレータ(積層ゴム)
【免震装置(アイソレータ)が取り付けられた様子】
アイソレータ(すべり支承)
※病院のホームページに新しい病院の良いところをたくさん載せていますので、ぜひご覧ください。
(「館林厚生病院ホームページ」→「新病院のご案内」→「工事の概要について」)
当院では、平成25年4月1日より「アレルギー呼吸器科」新設いたしました。
そこで、アレルギー呼吸器科の担当医、黒沢 元博医師にアレルギー呼吸
器科について紹介してもらいましょう。
わが国において、アレルギー疾患で悩む患者さん数は、ここ 20 年来増加の一途をたどり、今や
何らかのアレルギー疾患を持つ国民の割合は 30%を超えました。また、欧米の先進諸国はもちろ
んのこと、開発途上国でもアレルギー疾患患者数の増加が見られます。生活環境の変化や食生活
の変化によるアレルゲン(アレルギーを起こす原因物質)の増加・環境汚染・食品添加物・ストレス
の過重、さらには新たな化学物質など、様々な原因があげられます。
わが国においても、診療標榜科として、アレルギー科が認められましたが、大学病院をはじめと
する地域基幹病院をみても、その数は欧米諸国と比較して、極めて少ないものです。事実、群馬県
の地域基幹病院において、アレルギー科を標榜する病院は多くありません。
アレルギー疾患は文明病とも言われています。現代社会はストレス社会で、
アレルギー症状の発生する部位は、眼・鼻・気管支・皮膚、時には消化管など、
多岐の臓器に渡ります。アレルギー性結膜炎・花粉症などの鼻アレルギー・
気管支喘息・アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などの皮膚アレルギー・食物アレル
ギー・薬物アレルギー、さらにはアレルギー性胃腸炎など多彩な症状が出現
します。アレルギー症状が出現する仕組みは、臓器に存在する肥満細胞(マ
スト細胞ともいわれる炎症細胞の1つ)がアレルゲンにより刺激されるアレルギー反応とストレス・
天候・日差、女性においては生理等の非アレルギー的刺激による反応に大別されます。
館林厚生病院は、群馬県東毛地区における地域基幹病院ですが、平成 25 年 4 月 1 日、アレル
ギー呼吸器科を新設し、日本アレルギー学会認定教育施設として認められました。診療担当医師
は、長年、医学分野のみならず薬学分野でも臨床とアレルギー研究に携わってきました。アレルギ
ー疾患治療には、多彩なアレルギー症状を抑える症状改善薬とステロイドを中心とする抗炎症薬
が使われるのが一般的ですが、これらの薬剤を使用する時は副作用出現にも注意する必要があり
ます。
アレルギー疾患に共通する特徴は、ほとんど日常生活に差し支えなく生活出来ても、鼻粘膜過
敏症・気道過敏症・乾燥肌(アトピー肌)などと呼ばれる基本的病態が存在し、それが徐々に悪化し
て、突然とアレルギー症状が出現したと誤解しやすいことです。アレルギー疾患の治癒を目指すに
は、この基本的病態を改善するため、根気強く基本的治療薬を使用することが大切です。近年、メ
タボ、メタボと騒がれて悪玉コレステロールを下げる薬を服用されるヒトが増加していますが、その
理由は、脳梗塞や心筋梗塞等の発症予防で、自覚症状が出現してからの内服では遅すぎるからで
す。アレルギー疾患治療においても同様で、アレルギー症状が改善した後も再発予防のため、基
本的治療薬を使用することが極めて重要です。
たばこが呼吸器に悪影響を起こすことはよく知られています。近年、たばこ
の煙が気管支喘息の発症に影響することがわかりました。すなわち、喫煙は
気管支喘息の増悪因子にも発症因子にもなります。他人のたばこの煙を吸う
こと(受動喫煙)でも同様のことがいえます。一方、喫煙が原因の慢性呼吸器疾患として COPD(慢
性閉塞性肺疾患)と呼ばれる病気があります。症状が気管支喘息と似るため、誤った治療を受ける
こともあります。さらには、真菌(カビ)によるアレルギー性呼吸器疾患、好酸球(アレルギー反応に
関与する炎症細胞の1つ)と呼ばれる細胞による肺炎、薬剤による間質性肺炎など、アレルギーと
の関連が考えられる呼吸器疾患もあります。解熱剤(熱さまし)や鎮痛剤(痛み止め)による喘息は
アスピリン喘息と呼ばれ、極めて大きな発作を起こす気管支喘息です。こうした背景を考え、アレル
ギー疾患のみならず、アレルギーと関連する呼吸器疾患の患者さんの診療も担当させて頂くことを
考え、当院ではアレルギー呼吸器科と標榜させて頂くことにしました。
アレルギー呼吸器科では、呼吸器をはじめ、鼻・眼・皮膚・消化管に発生する多彩なアレルギー
疾患の診断・治療と再発防止、さらには治癒に向けて、患者さん一人ひとりにあった診療を行い、
アレルギー疾患治療薬の適切な使用法を分かり易く指導させていただきます。また、内科・耳鼻咽
喉科・眼科・皮膚科、時には呼吸器外科などと密接な連携をとり、他院ではみられないアレルギー
疾患診療を行いたいと思います。幸いにして、館林厚生病院には、各科にそれぞれエキスパートの
医師が勤務し、患者さんのご期待にお応えできると思います。
アレルギーかな? と思われたらアレルギー呼吸器科を受診して下さい。看護師・薬剤師・受付
やドクターズクラークなどの事務職員・技師、そして診療担当医師が一丸となって診療させて頂き、
少しでも皆様のお役に立つことができれば幸いに存じます。
平成 25 年 4 月 1 日新設のアレルギー呼吸器科を何卒よろしくお願い申し上げます。
診
療
科 : アレルギー呼吸器科
診
察
日 : 毎週月、火、木、金曜日(受付時間 8:30 ∼ 11:00、13:30 ∼ 16:00)
※午後は予約のある方のみの診察となります。
担
当
医 : 黒沢 元博医師
発行 : 館 林 厚 生 病 院
今年も暑い館林の夏がやってきまし
たが、夏バテなどしていませんか?
(広報・年報委員会)
〒374-8533
食欲も減退しがちですが、しっかり
群馬県館林市成島町262番地の1
栄養を取って夏を乗り切りましょう。水
TEL 0276-72-3140㈹
分補給も忘れずに!
FAX 0276-72-5445
担当 S
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りれいとvol.47