Figure 18-8 典型的な動物細胞の細胞分裂過程
イモリの肺の培養細胞の顕微鏡写真。微小管
(緑色)は蛍光抗体法で、クロマチンは青色蛍光
色素で染色した。間期には,中心体 は間期微小
細胞周期には、
管配列の焦点をなしている。前期のはじめ頃ま
いくつかの
でに、1つの中心小体から2対の中心小体ができ
チェックポイン
あがる(写真では見えない)。前期の後半になると
中心体は二分され,2つの星状体となって分離し
トがある
ていく。前中期には核膜が分散消滅し,紡錘体
微小管は完全に凝縮した染色体と結合できるよ
うになる。中期には,2つの極をもつ紡錘体構造
が顕著になり、全染色体が紡錘体の中央(赤道
紡錘糸体
面)に整列する。後期の初めには,紡錘体微小
管の働きで,染色分体とよばれる対をなした娘染
色体はそろって分離し、両極に向かい移動し始
める。後期の後半にはさらに,紡錘体極がたが
いに遠ざかり,2組の染色体は少しずつ離れてい
く。終期には、娘核膜が再び現れる。終期の後半
には,細胞質分裂はほとんど完了しているが,娘
細胞の間に中央体(Midbody長く伸びた部分)が
残っている。(写真提供:C.L. Waters, R.W.
Cole)
図はMolecular Biology of the Cell, 翻訳第4版・原著第5版より適当に組み合わせた
前期:2個の密着した娘染
色分体からなる染色体が
凝縮する。核の外側では
すでに複製された2個の
中心体の間で紡錘体が集
合し,中心体は離れ離れ
になる。左のモデル図で
は単純化して染色体3個
だけを示す。二倍体細胞
では,各染色体はそれぞ
れ2個ずつある。(ヒトでは
全部で46個)
前中期:核膜の小胞へ
の分散で始まる。染色体
の動原体に紡錘体微小
管(紡錘糸)が接着し,染
色体を活発に動かし始
める。
中期:染色体が紡錘体
極の中間にある[紡錘
体]赤道面に整列する。
動原体微小管が2個の
娘染色分体をそれぞれ
反対側にある紡錘体極
と結びつける。
第10回
細胞周期
細胞は増殖する
後期:娘染色分体は同
時に分離して2組の娘染
色体を形成し,それぞれ
が面する紡錘体極に
ゆっくりと引っ張られてい
く。動原体微小管は短く
なり,紡錘体極同士も離
れていく。この双方の過
程が染色体を分離させ
る。
終期:2組の娘染色体
は紡錘体極に到達し,
脱凝縮する。新たな核
膜がそれぞれの周囲に
再集合して,2個の細
胞核の形成が完了する。
有糸分裂の終了である。
細胞質の分裂は収縮
環の集合で始まる。
細胞質分裂では,アク
チンの繊維とミオシン
でできた収縮環によっ
て細胞質が二分割さ
れる。収縮環は細胞
を締めつけて分裂溝
を形成する。最終的に
それぞれ核をもつ2個
の娘細胞が形成され
る。
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