独立戦争と六日戦争
イスラエル・アラブ紛争史①
目的
• 現在ニュースで見聞きする中東情勢に対
する理解を、イスラエル・アラブ紛争史を
辿って得る。
• その歴史から、私たちが信じている聖書預
言の正しさを確認する。
独立戦争(1948‐1949)
背景① ユダヤ人の帰還(アリ
ヤー)
•19世紀後半以降、イスラエル
の地にアリヤーの波。
•農業
•土地購入
•キブツ、ユダヤ人のみ受容。
•働けないアラブ人が反発
背景② ユダヤ人国家
• シオニズム:ユダヤ民族が主権を持つ
国家
• アラブ人:ユダヤ人が二流市民である
かぎり生存権を認める。
シオニズムの提唱者
「テオドール・ヘルツェル」
アラブ人暴動
• ユダヤ人、民兵による自衛
を開始。
ヘブロン虐殺の後で嘆く人
国連総会分割決議案
(1947年11月29日)
・ユダヤ人国家とアラブ人国家
•ユダヤ側受け入れる
アラブ側は拒否
ユダヤ人とアラブ人の差異
• ユダヤ側:土地が少なくても国が欲しい。
• アラブ側:土地が少なくても独立は許さな
い。
内乱(1947-1948年)
• アラブ → ユダヤ
• ユダヤ → アラブ
• ユダヤ → 英国
• ユダヤ人にとって課題
• テルアビブからエルサレムへの補
給道路
• 飛び地の入植地
アラブ側の動き
• アラブ側
• ゲリラグループ
• アラブ連盟
• アブド・アルカディール・フサ
イニ
• エルサレムを包囲する戦術。
Abd al-Qadir al-Husayni
ユダヤ人側の武器不足
• 武器保持自体が不法
• 武器商人:主権国のみへの武器売却
ナフション作戦
• エルサレムへの補給線を遮るアラブ人の
要塞を叩く
• レヒとイルグンにも協力要請
• レヒとイルグンがデイル・ヤシーンを攻撃
→ デイル・ヤシーン事件
デイル・ヤシーン事件
• アラブ人村民を無差別虐
殺。
• アラブ側、ひどく誇張して宣
伝。
• アラブ人たちは、敵愾心で
はなく恐怖心を抱く。
→ パレスチナ難民の始まり
アラブ側の敗因
• アラブ連盟は、各国の利益のみ追求
まとまった戦略を持たず
• アラブ人一般民衆に、戦争の意義わからず。
「彼らは剣で同士討ちをするようになる。(エゼ
38:21)」
独立宣言(5月14日)
• 英国がパレスチナ統治委任領から出ていく同日
に宣言。
• その後、24時間も経たないうちに、アラブ諸国の
正規軍が侵入。
前日に・・・
• 「クファ・エツィオン」
• エルサレムとヘブロンの
間にある入植地
• アラブ正規軍が侵入。
アラブ連合の司令官?
• ヨルダンの国王アブドラ一世
• 後の首相ゴルダ・メイヤー女史が極秘訪問
• 戦争をしない見返りに併合
• 司令官の地位を保持したいため、戦争開始。
戦力差
• アラブ連合軍: 15万人
• ユダヤ人の民兵: 3万人
• 武器や戦闘機なども、ユダヤ側はあまりにも
貧弱であった。
第一段階(5月14日-6月11日)
• ヨルダン軍が、東エルサレムを占拠。
• イスラエル軍が、テルアビブとエルサレムをつ
なぐ「ラトルン」を奪還しようとしたが失敗。
• ホロコーストの生き残り兵、死亡。
休戦合意(6月11日-7月8日)
• 国連の停戦合意に、イスラエルとアラブ両者
が合意。
• イスラエル側に有利に
→ 既に購入していた武器がどんどん到着!
戦闘再開(7月8日‐18日)
軍事作戦
• ダニ作戦:テルアビブ郊外のアラブ人の町
• デケル作戦:下ガリラヤ地方
• カデム作戦:東エルサレム奪回失敗
第二休戦(7月18日-10月15日)
• パレスチナ国連調停
官フォルケ・ベルナ
ドッテをレヒの一員が
暗殺。
第三段階
(10月15日-49年6月20日)
• ヨアブ作戦:ネゲブ全体をエジプト軍から奪取。
• ヒラム作戦:ガリラヤ全域を攻略。
• ホレブ作戦:残留エジプト軍を放逐。
第三段階
(10月15日-49年6月20日)
• ウヴダ作戦: 戦闘を
交えず成功。
ネゲブ最南端まで下っ
ていき、エイラットに手
製のイスラエル国旗
を掲げる。(6月10日)
停戦合意
いわゆる「パレスチナ難民問題」
• この独立戦争によって生じた。
• イスラエルは難民を吸収。
• イスラエル側の問題
• イスラエルがユダヤ人国家ではなくなってしまう。
「イスラエルの家は主の土地でこの異邦人を奴隷、
女奴隷として所有し、自分たちをとりこにした者を
とりこにし、自分たちをしいたげた者を支配するよ
うになる。(イザヤ14:2)」
参考になる文献
• Oh Jerusalem!(おお、エルサレム!)
六日戦争(1967年)
聖書的意味
• 独立戦争は、もちろん「イスラエルの建国」
という意味がある。
• 六日戦争は、「エルサレム」の奪還である。
「人々は、剣の刃に倒れ、捕虜となってあら
ゆる国に連れて行かれ、異邦人の時の終
わるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒ら
されます。(ルカ21:24)」
エジプト革命(1952年)
• 独立戦争後
• パレスチナ・ゲリラの形成
• 王政エジプトで、ナセルを主導と
するエジプト革命
• アラブ世界でナセルが中心に
• 汎アラブ主義(アラブは一つ)
スエズ作戦(1956‐57年)
• ナセルが、スエズ運河の国有化
• 利権を失ったイギリス・フランスが報復
• イスラエルに相談。
• ガザ地区からのパレスチナゲリラによる越境攻撃
• チラン海峡(アカバ湾と紅海との出入口)をエジプ
トによって封鎖
スエズ作戦(第二次中東戦争)
• イスラエルがシナイ半
島に侵攻。
• スエズ運河に英仏軍
が侵攻。
• 米ソ介入でイスラエル
軍も撤退。
• イ・エ国境とチラン海
峡を、国連緊急軍が
監視。
好戦的になるエジプト
• 休戦ラインを国境とは認めない。
• ナセルによってアラブ人が一つに。
水を奪い取るシリア
• ゴラン高原から、ガリラヤ湖畔のキブツに
攻撃。
• ファタハを受け入れ。
• バニアス(聖書の「ピリポ・カイザリヤ」)で、
ヨルダン川迂回の計画を立てる。
→ これで、イスラエルの立場は決まった。
ヨルダンの「サム事件」
• ファタハが、ヨルダンを拠点へ
• ヨルダン川西岸からイスラエル領に攻撃。
• イスラエル軍が、西岸の町「サム」に侵攻。
→ なんとヨルダン正規軍がそこにいた!
エジプトが行動開始
• 国連緊急軍を、エジプ
トが撤退させる。
• シナイ半島に軍を配
置。
• チラン海峡を封鎖
→イスラエルはこれを
宣戦布告と理解。
エジプトに向かうヨルダン
• ヨルダン国王フセインが、突然、エジプトに赴
き、ナセル軍事協定
アラブ指導者の問題
• 面子
• まとまりのなさ
イスラエルの問題
• 三方面からの攻撃で、国滅亡の危機
• 米国に頼れない
怪しいソ連の陰
• ソ連は、シリアに偽情報
• 微妙な影響力行使
戦力比較
• イスラエル: 兵員5万人(予備兵21万4千人)、
戦闘機200機、戦車1100両。
• アラブ: 兵員27万人、戦闘機957機、戦車
2504両。
• ソ連からの最新兵器
イスラエルの先制攻撃(6月5日)
• 六日戦争は、この攻撃をもって勝敗が決定。
「照準作戦(Operation Focus)」
• 基地に駐機している戦闘機
• 8時45分(操縦士らが朝食を取っている時)
• 第一波で、一網打尽
撃破されたエジプト空軍機
大混乱のエジプト
• アメル元帥は、何の行動も起さず。
• 大勝利の宣伝
• ヨルダン西岸地域から侵攻開始。
• シリアも後に侵攻。
侵攻を急ぐイスラエル
• 外交上の圧力
• シナイ半島に戦車で一気に侵攻。
混雑に巻き込まれるエジプト軍戦車
• アメル元帥は、急遽、撤退さす。
• スエズ運河への道が混雑
• シナイ砂漠の中を徒歩で逃走するエジプト兵
「あなたを呪う者をわたしは呪う」
• 「ユダヤ人を追い詰めて、地中海に投げ込
んでやる。」と息巻いたナセルだが・・・
• 自分の兵士たちが、スエズ運河に投げ込
まれてしまった。
• 主がアブラハムに語られた言葉通り(創世
記12:2)。
エルサレムでの戦闘
西岸への攻撃
• エジプトで制空権を既に獲得していた空軍
が、打ち叩く。
• エルサレムへの兵投入も容易に。
「弾薬の丘(Ammunition Hill)」の戦い
神殿の丘へ
• ためらったが、攻略開始
嘆きの壁の前に立つイスラエル兵
ゴラン高原攻略
• 「時間」との戦い
戦争は「六日」で終結
• 領土は、
「シナイ半島」
「ガザ地区」
「ヨルダン川西岸」
「ゴラン高原」
と増え、当初の約四倍に。
主な文献
• “Six Days of War” by
Michael Oren
六日戦争の影響
• イスラエル「強国」
• ユダヤ人の間に宗教復興
• 「管理(or占領)地域」に、入植地
→これが、今の「入植地」問題の始まり。
キリスト教会の二極化の始まり
• 「異邦人の時」
• 従来は「神の支配はイスラエルから教会に移った。」
• しかし、神の働きかけには「時」が。
キリスト教シオニズム
• 英国
• 「バルフォア宣言」
聖書信仰とイスラエル支持の比例
• かつて霊的復興の起こった英国
• 聖書信仰が数々のリバイバルで覚醒した
米国
汎アラブ主義の崩壊
• ナセル再度、大統領に。
• アメル元帥は追放
• アラブ諸国「三つのNo!」
• イスラエルとの和平にNo.
• イスラエルとの交渉にNo.
• イスラエル国の認知にNo.
アラブ界の二つの動き①
• ゲリラの活躍
• ヨルダン王国内に、PLOが国を造ろうとし
た。
→ 黒い九月
→ レバノンへ拠点移動
→ レバノン内乱 (→ ガリラヤ平和作戦)
→ ミュンヘンオリンピックの黒い九月
アラブ界の二つの動き②
• 社会主義革命的なパレスチナ解放から、イ
スラム主義へ
• 世界的な現象となっていた革命主義
• ハマスやイスラム聖戦などが出現。
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