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西洋建築史第2
ビザンチン建築
担当 伊藤重剛
ビザンチン建築
イスタンブールの町
ビザンチン建築の中心であ
るコンスタンチノポリスは、ビ
ザンチン帝国(東ローマ帝
国)の首都として1000年続
き、繁栄した。
上:正面の突き出た半島がイスタンブール。北側
のガラタ地区から金角湾を経た眺め。
右:下のマルマラ海から右上に続くボスポラス海
峡。そこに突き出たイスタンブールの町と、港で
もある北側に入り込む金角湾。
イスタンブール
上:半島の上に見えるのハ、アヤ・ソフィア教会(左)
とスルタンアハメッドのモスク(右)
右:半島は三方を囲まれ、海峡を見渡す要衝の場
所。ギリシア時代はビザンチオン、ローマ時代はコ
ンスタンチノポリス、トルコ時代になりイスタンブール
と呼ばれる。
イスタンブール
市域は各時代に拡張され、
その度に城壁が作られた。ビ
ザンチン時代に作られた三
重の堅固な城壁が今でも
残っている。
アヤ・ソフィア教会
ユスティニアヌス帝によって、6世紀に建
てられたビザンチン建築として最大の傑
作。建築家はイシドロスとアンテミオス。
上:外観、周囲の塔はモス
クに改修された後のミナ
レット。
左:内観
2階レベルから内陣方向を望む。ローマのパンテオン以来、最大の
内部空間となった。
右:側面の2階を見上げる。2階はギャ
ラリー。円柱の柱頭は、籠型のビザンチ
ン式。
下:内部入口周辺の様子。壁面は色大
理石による仕上げ。
アヤ・ソフィア教会堂のドーム
ペンデンティヴ・ドームによる空前絶後の内部空間。中
央ドームの高さは55m、これを前後から半ドームが支
える構造になっている。ドームはこれまで数回落ち、そ
の度に修復された。
ベネチアとサンマルコ教会
ベネチアは、干潟の上に
建設された人工都市で
ある。
右:グランドカナルから見
たベネチア総督宮。
下左:サンマルコ広場か
らグランドカナルを見る。
下右:サンマルコ広場。
正面がサンマルコ教会。
右は鐘楼のカンパネッラ。
サンマルコ広場
サンマルコ広場は、サンマルコ教会前の広場の意味である。ヨーロッパでは、教
会や主要な建築は広場と直接接することが多く、広場は市民生活にとってな
くてはならぬものである。
サンマルコ教会堂
右:サンマルコ教会正面。5つの
ドームで構成されている。
下左:正面アーケード下の色大
理石のモザイク。
下右:正面2階のモザイク。屋根
の曲線の破風の形はゴシックの
影響を受けている。
ドーム
ドームはビザンチン建築の主要構造である。
球面の内部は、黄金のモザイクや壁画によ
る神や聖人たちの絵で満たされ、神の栄光
を賛えるための絢爛豪華たる空間であった。
床モザイク
ビザンチンの建築は、床面に限らず、壁面など
の表面は、何らかのモザイクで覆われる。サンマ
ルコでは、床面は色大理石を小さく切り、それを
組み合わせて幾何学模様となっており、イスラム
のモザイクほどはないものの、それでも見る人
の目を飽きさせない。
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西洋建築史第2 ビザンチン時代の建築 担当 伊藤重剛