別冊
府立高校の再編整備について
(中間まとめ)
平成24年8月
大阪府教育委員会
1 基本的な考え方
○ 府立高校については、教育の普及及び機会均等を図りつつ、将来の生徒の数、
入学を志願する者の数の動向、当該府立高校の特色、その学校が所在する地域
の特性その他の事情を総合的に勘案し、効果的かつ効率的に配置できるよう、
再編整備をすすめる。
○ その際には、府立高校において「卓越性を活かす教育」「公平性を備える教
育」「多様性を尊重する教育」を実現するため、教育内容の充実と学校数の精
査を並行して行うこととする。
教育の普及と生徒一人ひとりの就学機会を確保
府域全体
生徒数の減少と志願動向の変化への対応を踏まえた
学校数の検討
個別校
学校の特色や役割と
その評価
学校が所在する地域の特性
(配置のバランス)
教育内容の充実
(教育課程の改編)
学校数の精査
1
教育内容
卓越性を
活かす教育
公平性を
備える教育
多様性を
尊重する教育
グローバル社会で活躍
できるリーダーの育成
大阪の多様な社会経済
基盤を支える人づくり
置かれている環境にか
かわらず、社会的経済
的に自立して生きていく
人づくり
これらを実現するため
 生徒一人ひとりの多様な学習ニーズに応える
教育課程や教育活動の提供
配置
教育の普及と生徒一人ひとりの
就学機会を 確保する観点から、
府域全体のバランスを考えた
高校の配置
検討にあたっての視点
 生徒数減少と志願動向の変化への対応
(適正な学校規模を踏まえた学校数のあり方)
 学校の特色を踏まえた配置のあり方
 地域の特性を踏まえた配置のあり方
【参考】 「大阪府立学校条例」(平成24年4月)
(府立学校の配置及び通学区域)
第2条 府立学校は、教育の普及及び機会均等を図りつつ、将来の幼児、児童及び生徒の数、入学を志願する者の数の動向、当該府立学校の特色、その学校が
所在する地域の特性その他の事情を総合的に勘案し、効果的かつ効率的に配置されるよう努めるものとする。
2 入学を志願する者の数が三年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善する見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする。
2
2 再編整備の進め方
(1) 府域全体の精査
○ 府域全体及び地域ごとの生徒数減少と公私間の志願動向の変化を踏まえ、府
域全体における公立高校数を精査する。
⇒資料1~2
○ 高等学校の授業料への支援施策など、選抜環境に影響を与える要素に変化が
あれば、弾力的に対応する。
○ 学校規模については(普通科において1学年6~8学級を基本としながら)学校の
実情に応じて弾力的に設定する。
⇒資料3
(2) 個別校についての精査
○ 各学校が果たしている役割や、教育課程・教育活動といった教育内容の特色、志
願動向に見られる特徴等の学校の特色を踏まえて精査する。
⇒資料4
○ 公共交通機関の整備状況や、高校の設置状況、地域振興における高校の位置
づけ等の地域の特性を踏まえて精査する。
⇒資料5
○ 3年連続して定員に満たない高等学校については、改善の見込みを踏まえて精
査する。
⇒資料4-③
3
3 今後のスケジュール
○ 教育振興基本計画の計画期間(平成34年度まで)を見通しながら、平成24年
度中に再編整備方針を策定する。
○ 平成26年度から平成30年度までの5年間の再編整備の年次計画を平成25年度
中を目途に策定する。
○ 再編整備対象校は、受検生に与える影響を考慮し、実施予定の前々年度に公表
する。
H24
H25
再
編
整
備
方
針
H26
年
次
計
画
策
定
●H27
実施校
公表
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
再編整備の実施
●H28
実施校
公表
●H29
実施校
公表
●H30
実施校
公表
毎年度志願動向の変化を確認
⇒ 大きな変化があれば方針を改定
4
資
料
5
資料1-①
○ 生徒数の推移
公立中学校卒業者数の推移と将来推計
(人)
147,907
▲77,094
実
績
値
小・中学校
在籍者数
からの
推計値
出生数
からの
推計値
77,220
70,813
70,850
▲3,563
67,250
S62
H21
24
26
30
32
37
(中学卒業年)
(注) 平成24~32年は学校基本調査(平成23年5月1日現在)による府内公立小・中学校在籍者数から推計し、
平成33~37年は出生数から推計。
※大阪府教育委員会調べ
6
資料1-②
(人)
公立中学校卒業者数の推計 《府内全体》
公立高校全日制普通科(単位制を除く)の通学区域
1区
2区
(中学卒業年)
(人)
公立中学校卒業者数の推計 《通学区域別》
3区
4区
(中学卒業年)
(注) 統計処理上、各区の合計は、府内全体の推計と一致しない。
※大阪府教育委員会調べ
7
資料2
○ 志願動向の変化
昼間の高等学校における
公立中学校卒業者の公私の受入実績比率の推移
公立高校(昼間の高等学校)の志願倍率と
府内私立高校の専願率の推移
(倍)
公立
前期
公立
後期
私立
専願率
(年度)
計画進学率の見直し
92.3% → 93.9%
リーマン
ショック
私立無償化
の拡充
(年度)
(注1) 「公立後期」は、全日制普通科(単位制除く)とクリエイティブスクールの合計
府内公立中学校卒業者のうち府内私立高校専願の志願者数
(注2) 専願率 =
公立中学校卒業者数
※大阪府教育委員会調べ
※大阪府教育委員会調べ
私立専願率については、大阪私立中学校高等学校連合会調べ
8
○ 昼間の府立高校数・学校規模・学級定員の推移
昭 和
62年度
公立中学校
卒業者数
府立
高校数
(分校)
募集
学級数
1校あたりの
募集学級
(平均)
普通科
学級定員
147,907
152
(5)
1,779
8~16
(11.9)
48
資料3-①
※ 分校数は外数
平 成
21年度
70,813
138
1,125
6~9
(7.3)
40
S62
との差
▲77,094
▲14
▲654
―
(▲4.6)
▲8
138
1,133
平 成
24年度
74,832
(速報値)
5~10
(7.3)
40
(注) ・「府立高校数」は当該年度に募集を行った校数
・「1校あたりの募集学級数」は全日制普通科のデータ(分校・併置校を除く)
9
資料3-②
○ 府立高校の募集学級数
主な学校のタイプ別の募集学級数
学校のタイプ
(校)
昼間の高等学校の募集学級数の推移
学級数
普通科(併置校除く)
5~10
普通科総合選択制
5~7
総合学科(能勢及びクリエイティ
ブスクールを除く)
6~7
全日制単位制高校
(教育センター附属を含む)
6~9
クリエイティブスクール
4~6
夜間定時制
2~3
工科高校
7~8
国際・科学高校
7~8
(年度)
(注) 平成24年度選抜における募集学級数。
なお、総合学科の能勢は2学級。
(注) 昭和62年度及び平成4年度については、分校を含む。
※大阪府教育委員会調べ
10
資料3-③
○主要都府県の募集学級別学校数の比率
(注) 都府県立、全日制の課程(本校のみ)
出典:「富山県教育委員会 平成24年度 全国公立高等学校 第1学年 募集状況」
11
資料4-①
○ 教育課程における特色づくり
【平成11年度】
普通科のみ
専門学科併置
総合学科高校
専門高校
夜間定時制高校
通信制高校
普通科高校
【平成24年度】
117校
19校
3校
16校
29校
1校
普通科高校 普通科のみ
専門コース設置
(108校)
※大和川(募集 専門学科 文理学科
停止)を含む 併置
国際教養科
20校
体育科
芸能文化科
音楽科
総合選択制
単位制
教育センター附属高校
総合学科高校
専門高校
農業
(15校)
工科
国際・科学
総合造形
クリエイティブスクール
夜間定時制高校
通信制高校
連携型中高一貫校
36校
28校
10校
6校
2校
1校
1校
19校
4校
1校
10校
2校
9校
3校
1校
6校
15校
1校
2校
(注) 網掛け部分は「大阪の教育力」向上プラン(前期計画期間:H21~25)
に基づき設置したもの(うち、専門コース設置は22校、体育科及び中高一
貫校は1校のみ該当)。また、中高一貫校は再掲扱い。
12
○ 教育活動における特色づくり
【参考】 「がんばった学校支援事業」(平成23年度~)における成果の評価基準例

資料4-②
「卓越性を活かす教育」の視点
①全国唯一の取組み ・・・ 全国で例をみない取組み(伝統的な芸能や技術の継承への取組みなど)
・(取組例) ・「たたら製鉄、打ち刃物、線香製作」の取組み
②特に顕著な成績をあげた教育活動 ・・・ 学校単位での教育活動の結果、一定の活動成果が認められ、その継続
性と努力度が顕著で他校のモデルとなっている。
・(取組例) ・エコキャップ回収運動による社会への還元
・「日本版デュアルシステム」の取組み
・飼育動物の食肉ブランド化と商標登録の取組み
③資格取得率等の伸び ・・・ 国家資格や全国校長協会等が主催する資格試験等の取得人数や取得率及び伸びが
全国平均等と比較してきわだっている。
・(取組例) ・「ジュニアマイスター顕彰」取得率の伸び
④社会貢献・ボランティア活動 ・・・ 学校単位で、数年にわたって社会貢献・ボランティア活動を実施した結果、活動
成果が認められる。
・(取組例) ・「チャリティマラソン」の取組
⑤部活動 ・・・ 学校での部活動指導により、全国レベルでの大会等において、その成果の伸びが著しい場合や、極め
て高い成果を継続的にあげており、そのがんばりが他校のモデルとなるなど幅広く評価される活動である。

「公平性を備える教育」の視点
⑥進路未決定率の減少 ・・・ 府立高校全体のデータを基に、各校の「減少幅」及び「減少率」を評価するとともに、未
決定率(数値)そのものも大阪府及び全国平均値と比較した結果、きわだった成果をあげている。
⑦中途退学率の減少 ・・・ 府立高校全体のデータを基に、各校の「減少幅」及び「減少率」を評価するとともに、中途
退学率(数値)そのものも大阪府及び全国平均値と比較した結果、きわだった成果をあげている。
13
○ 学校ごとの志願動向
資料4-③
平成24年度 府立高校全日制の課程普通科(単位制を除く)の後期選抜における志願倍率の分布(全102校)
(校)
志願倍率分布:0.50~1.82倍
平均志願倍率:1.15倍
(倍)
14
資料5-①
○ 地域事情の考慮
【観点】
・ 電車等の公共交通機関の整備状況
・ 私立高校も含めた高校の設置状況
・ 地域振興における高校の位置づけ など
(府立能勢高校の例)
・ 公共交通機関は「阪急バス」のみ。
・ 能勢町と隣接する豊能町も含め、豊能郡域内には他の高校は設置されていない。
・ 能勢町から府立池田北高校(能勢高校に次いで近い立地)への通学時間は、町中心部から
約1時間20分(バス→電車→バス)
(参考)
『公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律』(高校標準法)
第4条(公立の高等学校の適正な配置及び規模)
都道府県は、高等学校の教育の普及及び機会均等を図るため、その区域内の公立
の高等学校の配置及び規模の適正化に努めなければならない。この場合において、
都道府県は、その区域内の私立の高等学校並びに公立及び私立の中等教育学校の
配置状況を充分に考慮しなければならない。
15
資料5-②
○ 府立高校の配置状況(その1)
全日制普通科(総合選択制を含み、単位制を除く)の配置状況
通学区域
学校数
1
28
2
22
3
31
4
22
(注) 平成24年度設置校 (府立大和川(平成23年度から募集停止)を含む。)
特色ある学科等の配置の考え方と現状
学校のタイプ
総合学科
(クリエイティブスクールを除く)
配置の考え方
学校数
各通学区域に1校程度
10
府内にバランス良く配置
5
クリエイティブスクール
府内の各地域から通学できるよう地域バランスを考慮し配置
6
夜間定時制
府内の各地域から概ね1時間で通学できるよう配置
全日制普通科単位制高校
(教育センター附属を含む)
15
農業高校
―
2
工科高校
地域バランスや通学利便性、産業の集積状況などを踏まえ配置
9
国際・科学高校
府内の地域バランス、通学の利便性を考慮して配置
3
体育・芸術系
―
5
(注) 「配置の考え方」は、「府立高等学校特色づくり・再編整備計画(全体計画)」による。また、通学区域は平成18年度
以前の旧9区をさす。
16
資料5-③
○ 府立高校の配置状況(その2)
全日制総合学科(クリエイティブスクールを除く)、全日制普通
科総合選択制、全日制普通科単位制(大阪府教育セン
ター附属を含む)の設置状況
★
●
▲
■
総合学科(CS除く)
普通科総合選択制
全日制普通科単位制
教育センター附属
クリエイティブスクール(全日制総合学科、多部制単
位制)の設置状況
● 総合学科
★ 多部制単位制
※大阪府教育委員会調べ
17
資料5-④
○ 府立高校の配置状況(その3)
夜間定時制(クリエイティブスクール、多部制単位制Ⅲ部を
含む)の設置状況
● 普通科
▲ 総合学科
実業高校、国際・科学高校、体育・芸術系の学科
等の設置状況
■
●
★
▲
農業高校
工科高校
国際・科学高校
体育・芸術系の
学科等設置校
※大阪府教育委員会調べ
18
ダウンロード

府立高等学校の現状