教科書調査研究の観点
発行者番号・略号
9
開隆堂
教 科 書 名
新版 情報B
情報の科学的な理解
記号・番号
情報070
1 内 容
◎ 導入の第1章1節では,生徒の身の回りにある情報を取り上げながら教科「情報」との関連を考え,
「情報」学
習の動機づけを図ることができるようになっている。
★ 「問題解決」 学習内容は,最初の段階(第1章2節)でやさしく丁寧に扱っており,その後の実習で生徒が問題
解決の手順を常に意識して学んでいけるように工夫されている。
★ 生徒の興味・関心を高め,学習意欲を喚起するような題材(
「旅行コンテストへの応募」を例にした問題解決,
「シンデレラの靴探し」を例にとったアルゴリズムの学習など)が取り上げられていて,生徒が理解しやすいよ
うに工夫されている。
★ アルゴリズム・プログラミングの学習や,モデル化とシミュレーション,データベースの学習では,
「例題」や
「実習例」を随所に掲載し,実際にそれらを例として学びながら無理なく内容の理解ができるように配慮されて
いる。
◎ 口絵・見返しは,広い視野で「情報」を捉え,高等学校の「情報」で学ぶ情報とは何か,また環境や安全・健康・
福祉と情報技術との関わり,情報と社会との関わりなどについて考えられるように工夫されている。
2 分量・構成
★ 原則として見開き(2ページ)1時間の構成になっており,分量も適切で,無理のない授業展開が行える。
◎ 実習の扱いは,総合的なもの(各章末の 演習 )と,各授業で扱う個別なもの(見開きに一つは配置されてい
る 問 または 実習 )に分けられ,効果的で体験的な学習が進めやすくなっている。
★ 学んだことをより深められる「コラム」や「チャレンジ」,さらに巻末資料には「コンピュータの基本操作」や
「用語集」「法令集」があり,より学習の充実が図れるように配慮されている。
◎ 各見開きの右ページには爪見出しを付けて,ひと目でどこの項目を学習しているのかがわかるように,また,
ページを開く際のめあてになるように配慮されている。
3 表現・表記・使用上の便宜
◎ インターネットによる情報のやり取り(p.116・117)など,言葉では分かりにくい内容が見開きで効果的に図解
され,イラストをふんだんに使ったビジュアルな紙面づくりがされていて,生徒の学習意欲を誘うように工夫され
ている。
★ 各大項目(節の下位の項目)には「学習の目標」が示され,生徒が目的を常に意識しながら学習できるように工
夫されている。
★ 各小項目(大項目の下位の項目)の冒頭には問題提起(投げかけ)の文章が配置されており,生徒が課題意識を
持って学習できるように,教師にとっては動機づけ・意欲づけが図りやすいように工夫されている。
★ 「Link マーク」と「情報モラル Link マーク」を設け,他のページに関連する学習内容が記述されている場合に
該当ページがどこであるのかが分かるように記載されている。
◎ 本文内容の参考や応用となるミニ知識としての「情報 BOX」や,学習上留意すべき点などを記した「ポイント」
などを随所に配置し,学習が深められるように工夫されている。
4 その他
◎ 実習に取り組むにあたり,必要に応じて随所に「実習例」が設けられており,実習の手立てがわかるように「方
法」が明記されている。
◎ 全体的に専門的な内容に深入りし過ぎず,イラストを使った解説によって分かりやすく記述されている。
◎ 体験的で問題解決的な学習を意識した紙面構成になっているため,新しい教育課程がめざす授業が展開しやすい。
★ 特定の情報機器やソフトウェアの操作技術習得に偏らないように配慮されている。
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平成15年度用 高等学校