教科書調査研究の観点
発行者番号・略号
9
開隆堂
教 科 書 名
新版 情報C
情報社会を生きる
記号・番号
情報076
1 内 容
◎ 導入の第1章では,生徒の身の回りにある情報を取り上げながら教科「情報」との関連を考え,
「情報」学習の
動機づけを図ることができるようになっている。
★ 第3章全体を通して,情報社会を支えている情報通信ネットワークの基礎的な技術について幅広く取り上げて説
明されており,情報社会へ参画する際に必要十分な知識を学べるように配慮されている。
★ 第4章1節では,情報社会を生きるために不可欠なルールやモラルについて 12 ページにわたって体系的に記述
すると共に,具体的な事例を織り込みながら生徒が主体的に考えられるようになっている。
★ 第4章2節の総合実習では調査研究を取り上げ,情報の収集,整理,分析,発表,発信などの一連の学習活動に
コンピュータや情報通信ネットワークを統合的に活用し,生徒が主体的に問題解決する学習活動ができるように
工夫されている。
◎ 第5章2節では,情報社会の在り方やそこに内在する課題を取り上げ,情報通信ネットワークや資料などを活用
して,討議しながら,情報化が社会に及ぼす影響についての認識を深める学習ができる工夫をしている。
◎ 口絵・見返しは,広い視野で「情報」を捉え,高等学校の「情報」で学ぶ情報とは何か,また環境や安全・健康・
福祉と情報技術との関わり,情報と社会との関わりなどについて考えられるように工夫されている。
2 分量・構成
★ 原則として見開き(2ページ)1時間の構成になっており,適切な分量で無理のない授業展開が行える。
◎ 配列は学習指導要領に準じているが,口絵内容や第1章で教科「情報」を学ぶ意義について知らせ,第4章2節
では総合実習の形を取り入れるなど,全体の授業展開を考慮した配列になっている。
◎ 実習の扱いは,総合的なもの(各章末の 演習 ,第4章2節の総合実習)と,各授業で扱う個別なもの(見開
きに一つは配置されている 問 )に分けられ,効果的で体験的な学習が進めやすくなっている。
★ 学んだことをより深められる「コラム」や「発展」,さらに巻末資料には「コンピュータの基本操作」や「用語集」
「法令集」があり,より学習の充実が図れるように配慮されている。
◎ 各見開きの右ページには爪見出しを付けて,ひと目でどこの項目を学習しているのかがわかるように,また,
ページを開く際のめあてになるように配慮されている。
3 表現・表記・使用上の便宜
◎ インターネットでのパケットによる情報のやり取り(p.48・49)など,言葉では分かりにくい内容が見開きで効
果的に図解され,イラストをふんだんに使ったビジュアルな紙面づくりがされていて,生徒の学習意欲を誘うよう
に工夫されている。
★ 各大項目(節の下位の項目)には「学習の目標」が示され,生徒が目的を常に意識しながら学習できるように工
夫されている。
★ 各小項目(大項目の下位の項目)の冒頭には問題提起(投げかけ)の文章が配置されており,生徒が課題意識を
持って学習できるように,教師にとっては動機づけ・意欲づけが図りやすいように工夫されている。
★ 「Link マーク」と「情報モラル Link マーク」を設け,他のページに関連する学習内容が記述されている場合に
該当ページがどこであるのかが分かるように記載されている。
◎ 本文内容の参考や応用となるミニ知識としての「情報 BOX」や,学習上留意すべき点などを記した「ポイント」
などを随所に配置し,学習が深められるように工夫されている。
4 その他
◎ 全体的に専門的な内容に深入りし過ぎず,イラストを使った解説によって分かりやすく記述されている。
◎ 体験的で問題解決的な学習を意識した紙面構成になっているため,新しい教育課程がめざす授業が展開しやすい。
★ 特定の情報機器やソフトウェアの操作技術習得に偏らないように配慮されている。
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平成15年度用 高等学校