Ⅲ 生産管理
1.情報処理としての生産
2.生産管理の課題
3.品質管理
4.原価管理
5.プロセス管理
6.フレキシビリティの追求
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1.情報処理としての生産
• 生産:設計情報を素材に転写し、設計情報
を素材の上に実現するプロセス
3M
素
労働力
材
設
生産(システム)
製品設計情報
備
製 品
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2.生産管理の課題
• 生産システムの競争力は、長期的にみれば顧客に
提供する価値の高さと変化への対応力によって決
定される。
→生産システムの競争力=(Q×C×D)×F
Q(品質)=よいものを(製品のもたらす満足度)
C(コスト)=より安く(製品1単位当たりのコスト)
D(納期)=より早く(発注から納品までの時間)
F(柔軟性)=より柔軟に(変化や多様性の吸収)
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3.品質管理
(1)品質とは
• 総合品質=設計品質×適合品質
設計品質=製品や行程の設計段階で意図
された製品の機能・性能・外観など
適合品質=設計段階での意図された機能
や外観などが、現物の製品に実現されて
いる程度
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(2)品質不良の影響
(a)外部不良(=市場で見つかった不良)
→直接的に総合品質(≒顧客にとっての
価値)に影響
(b)内部不良(=製造工程内で見つかった不良)
→工程内での手直しや再検査、廃棄・作
り直しなどを通じてコストや納期に影響
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(3)品質とコスト
○品質(不良)に関連するコスト
(a)外部不良対応コスト
(b)内部不良対応コスト
(c)検査コスト
(d)予防コスト
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(4)品質保証の考え方
①検査主義:外部不良を発生させないために
合理的な検査体制を構築
②工程管理主義:品質の作り込み(=製造工程
内での不良率低減)に傾注
→TQM(total quality management)
• 最近では、②の発展型として「新製品開発主義」(=
品質の作り込みを行いやすいような製品開発を行う
こと)も提唱されている
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4.原価管理
(1)原価の構成
製造原価
材料費 原材料費、燃料費、
総
原
価
消耗工具費など
労務費 賃金・法定福利費など
設備費など
販売費・一般管理費
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(2)コストダウンの方向性
• 製品一単位当たりコスト
=単位当たりインプット量×インプット単価
• コストダウンの方向性
(a)単位当たりインプット量の減少
→生産性の向上
(b)購入単価の引き下げ
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(3)生産性の向上
①生産性とは
=アウトプット(製品)とインプット(3M)の比率
②生産性の指標
(a)労働生産性:労働時間当たり産出量、工数(=製品1個 当た
りの投入労働時間で、労働時間当たり産出量の 逆数)など
(b)原材料生産性(歩留まり):産出量当たりの原材料投入量
(c)設備生産性:設備一台当たりの生産量など
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(3)生産性の向上(continued)
③労働生産性の向上
• 工数
=正味作業時間÷正味作業時間比率
• 労働生産性向上(=工数低下)への取り組み
(a)正味作業時間の短縮
(b)正味作業時間比率の向上
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(3)生産性の向上(continued)
④具体的な方略
• IE(Industrial Engineering)に基づく正味
作業時間の短縮や段取り替えの短縮
• 工程の見直しによる省人化、歩留まり の
改善
など
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