情報経済システム論:第1回
担当教員 黒田敏史
2015/11/17
情報経済システム論
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教員の紹介
• 黒田 敏史(くろだ としふみ)
– 略歴
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1978年2月10日生まれ
1996年 神奈川県立藤沢西高校卒業
1997年 東京理科大学理学部物理学科中退
1999年 京都大学経済学部入学
2005年 (株)情報通信総合研究所研究員
2007年 京都大学経済学研究科博士課程
2009年 東京経済大学専任講師
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本講義の目的
• 「情報経済のルール」を理解し、戦略に反映さ
せるための手法を身につける
– ルール1・規模の経済
– ルール2・ネットワーク外部性
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本講義の目的
• ルール1・規模の経済性
– 情報は複製・輸送費用が少ない(限界費用)
– 情報を作成する費用・輸送するインフラを構築する
費用は大きい(固定費用)
– 規模の経済による市場の失敗の発生
• 政府の介入による改善の可能性
• 戦略的行動による利潤獲得の可能性
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本講義の目的
• ルール2・ネットワーク外部性
– ネットワーク外部性:ある財の効用は、その財を利
用する利用者の数が増加するにつれて増加する
• 追加的な利用者を獲得することで財の価値が増加する
ため、企業は追加的な価格引き下げによって利用者を
獲得することで利潤を増加させることができる
• 1企業辺りの顧客数が増加するため、市場に残る企業
数は少なくなる(一人勝ちの傾向が強まる)
– これは、需要側の規模の経済とも解釈できる
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本講義の目的
• ルール2・ネットワーク外部性
– ネットワーク外部性の経路は複数存在する
• 1・直接ネットワーク効果:電話、FAX、メール、SNS、等
• 2・間接ネットワーク効果:ハードとソフト、本体と周辺機
器・メンテナンス用品、等
• 3・グループ間ネットワーク効果:クレジットカード(店舗と
カード保有者)、ショッピングモール・マーケット(売り手と
買い手)、メディア(広告主と視聴・講読・閲覧者)、等
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講義概要
• 初日:導入・マクロ的影響・ミクロ経済理論
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イントロ
情報通信技術と経済成長
市場メカニズム
寡占市場の理論
ネットワーク効果の理論
• 二日目:続・ミクロ経済理論・情報通信政策・政
策分析
• 三日目:構造推定アプローチによる戦略・政策
シミュレーション
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講義概要
• 初日:導入・マクロ的影響・ミクロ経済理論
• 二日目:続・ミクロ経済理論・情報通信政策・政
策分析
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ネットワーク効果の理論2(両面市場の理論)
両面市場理論の応用
日本の情報通信政策
政策評価のための計量経済分析
政策効果の推定とその応用
• 三日目:構造推定アプローチによる戦略・政策
シミュレーション
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講義概要
• 初日:導入・マクロ的影響・ミクロ経済理論
• 二日目:続・ミクロ経済理論・情報通信政策・政
策分析
• 三日目:構造推定アプローチによる戦略・政策
シミュレーション
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構造推定アプローチ入門(需給同時決定問題)
離散選択モデル
BLPアプローチ
離散選択モデルのブロードバンド・携帯電話への
応用
– 政策シミュレーション
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評価方法
• リサーチプロポーザルの提出によって評価
– 本講義により学習した分析手法を用いて、このよう
な研究が可能ではないか、との提案をレポートに
まとめて提出
– 分析の実現可能性よりも、問題設定と得られるで
あろう成果の面白さを重視する
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第1講 講義概要